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323 :人間七七四年[sage]:2016/02/15(月) 00:25:17.82 ID:ATq8urbY - 最後にこの大帝国(日本)に属する歳入に関しては、フランシス・カイロンの取りたる日本の王公の
歳入の公記にて明らかである。 歳入は、日本風によればコキーン(古金?)を以って計算する。1コキーンはフランス貨幣1クラウンに 当たる。フランシス・カイロンがこの地に居住していた時は、最大の歳入を有せしエムベロル(将軍)に次ぐ者は、 カンガ(加賀)、ゼッチュー(越中)、およびナツタ(能登)の王にして、カンゴチューナゴン(加賀中納言) と称し、ランガ(金沢?)に居住している。年々の収入は黄金120トンを下ることはない。 (黄金1トンは一万ポンドである) スルガ(駿河)、トト(遠江)、ミカワ(三河)の国の王、スルアンゴダイナゴン(駿河大納言)は、 ファイチュー(府中)の城塞に居住している。オワリ(尾張)およびミノ(美濃)の両国の王オワリノダイナゴン (尾張大納言)はナンガイ(名古屋)の城塞に居住す、各年々7万ポンドを有している。 マサニネ(政宗?)およびオーチオ(奥州)の王センダイノチューナゴン(仙台中納言)は堅固なる センダイ城に居住し、年々黄金64トン以上を有する。 サツマ(薩摩)、オシナ(大隅)、シューゴ(日向)およびルチオ(琉球)の王サツマノチューナゴン (薩摩中納言)はカガシマ(鹿児島)城に居住し、年々60万ポンドを得ている。 キノ(紀伊)およびイセ(伊勢)の王にしてワカヤマ(和歌山)の城を支配するキノクニダイナゴン(紀伊大納言)は 年々55万ポンドを有する。 クマモッテ(熊本)城に在るヒゴ(肥後)のカットー・ヒゴノカミ(加藤肥後守)、およびフカサ(福岡?)城 にあるスンキセン(筑前)のマツェンデイロ・エムノスコ(松平右衛門佐)、およびオエクデの城塞を守る エチュセン(越前)のマツェンデイロ・イノカミ(松平伊予守?)の諸王も大抵同様の収入がある。 ハギ(萩)に在住するソヴァ(周防)のマツェンデイロ・ナガト(松平長門)、およびミト(水戸)の 城塞に在るヒタイツ(常陸)のミトンスチューナゴン(水戸中納言)、ロギオイス城を支配する ヒジェン(肥前)のナビシマ・シナノ(鍋島信濃)、タカハム(高浜)城塞に在るイナバホキ(因幡・伯耆)の マツェンデイロ・シンダイロ(松平新太郎)は、年々31万ポンドを収める。 その他第二位の諸侯、すなわち候にあたるもの、第三位の諸侯、すなわち伯に当たるもの等、以下差異がある。 (モンタヌス日本誌)
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