- 戦国ちょっといい話41
754 :人間七七四年[sage]:2015/03/18(水) 20:28:54.88 ID:ILNG2ltH - 大久保の六股
小田原を領した大久保相模守家に、六股と称する名刀がある。 これは大久保忠世が帯びていた備前長義の刀であり、忠世はこれを『老の杖』と名付けていた。 ある時、忠世の屋敷に盗賊3人が忍び入ったことがあった。 これに気がついた忠世は、この長義の刀を抜いて、その3人の高股を斬って落とした。 これにより、六股と呼ばれるようになったのである。 その後この刀は、大久保家において無二の宝として伝えられ、藩士が誓言する際にも、 「長義の御刀もご照覧有れ。偽りは申さず!」 などと言うほどに、神霊ある重器として尊んだという。 (刀剣談)
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