- 戦国ちょっと悪い話29
386 :人間七七四年[sage]:2011/12/16(金) 18:23:04.34 ID:HtopNvdw - 「戯言養気集」にあった曲直瀬道三の話を二つほど
(まとめサイトでも一つしか確認できなかったから、かぶってないはず) 曲直瀬道三の医学の講義を、毎朝百人ほどが聴講していた。 十代後半の人が多いのを里村紹巴が見て、涙ぐんだ。 ↓その後の道三と紹巴の対話 紹巴「やれやれ、そなたの門弟には二十にもならないものが多い。なんと嘆かわしい」 道三「何を言われる、近頃の若い者が優秀である証拠ではないか」 紹巴「いや、そうではない。あんなに若いものが何人の人間を薬を盛って殺すかと考えてみると おそろしくて泣けてくる」 道三「ふーん、そう言われると連歌師は羨ましい。 そなたのような達人でも、連歌で人は殺した話は聞かんからな」
|
- 戦国ちょっと悪い話29
387 :人間七七四年[sage]:2011/12/16(金) 18:25:46.25 ID:HtopNvdw - 曲直瀬道三のもとに、顔色の悪い人が来た。
「すみません、精力の落ちる薬をたくさんくださいませんか」 と言ってきたので、道三は 「はて、見た目とは逆なことを言いますな」 とおっしゃったところ、男は 「いいえ、女房たちに食わせます」 と答えたそうだ ただしこの話は同時代の「きのふはけふの物語」では竹田法眼の話になっていて、 「醒睡笑」その他にも曲直瀬道三の名こそ出てないが、収録されている話しらしい
|
- 戦国ちょっと悪い話29
389 :人間七七四年[sage]:2011/12/16(金) 18:41:29.32 ID:HtopNvdw - 御伽衆の話していた笑話集なんで、落語の原型の一つかと
(他にも信長関連、秀吉関連あるが、いいとか悪いとか判断できないものが多い) あと、紹巴さんは単に嫌味をいっただけだと
|