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人間七七四年
戦国ちょっと悪い話29
戦国時代を舞台にした歴史小説 第参話

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戦国ちょっと悪い話29
227 :人間七七四年[sage]:2011/12/03(土) 12:49:50.07 ID:SpZjErfX
衆道に関しては、藩や幕府も危険視していたらしいね
衆道話でドロドロというとこんな話が

明暦二年(1656年)、金沢城下で浪人の津田八丞は、二百石取の藩士の倅で
15歳の木村市十郎と兄弟の契りを結んでいた
ところがこの年の春、市十郎と同じ道場に通っていた後藤太右衛門という浪人が
ふとしたきっかけで市十郎に恋心を抱いてしまった

とりたてて美男子でもない市十郎に、なぜ太右衛門は恋慕を抱いたか
どうやら稽古中に市十郎の槍を受けて負傷してしまった太右衛門を
市十郎が甲斐甲斐しく介抱する姿に感じ入ってしまったかららしい

太右衛門は、さっそく御小姓組の中嶋九郎兵衛に恋のなかだちを頼み
自分の想いを市十郎に告白したが、すでに八丞という兄貴分がいるのでと断られてしまう
一方、話を聞いた市十郎の父は息子の身を案じていた
なにせ衆道の恋のもつれから、刀傷沙汰になることなど珍しいことではなかったからだ

二百石取の藩士、近藤伝吉らに仲裁を依頼
その結果、市十郎と八丞の兄弟の契りは解消するという条件で、太右衛門にも身を引いてもらうこととなった

これで一件落着かと思いきや、近藤伝吉がその後も八丞と市十郎の密会の手引きをしているという噂が流れ
事はもつれにもつれてしまった
ついに近藤伝吉と中嶋九郎兵衛、第三者どうしの喧嘩に発展し、中嶋は即死、伝吉も負傷

事件を知った藩当局は、近藤太右衛門と津田八丞の二人に切腹を命じ
木村市十郎に対しても、能登へ「追籠」(おいこめ)の処分を下した

しかし藩はこれで万事収まったとは考えていない まだ負傷した伝吉が残っている
金沢の外交宮腰から船で西国へ遣す折、御荷物(藩の荷物)と称する大長持に空気穴となる
すかしを入れて、その中に伝吉を潜りこませて隠密裏に運び出した
相手側の報復をおそれるあまりの措置である 警護も厳重だった

「警固の人々は槍のさやを外し、鉄砲に火縄を挟み、厳重の行粧といふ也」と
この一連の事件の顛末を記した「混見摘写」は物語っている

一人の少年をめぐる衆道の争いが
やがて傍輩や一族の人々を巻き込み、更なる闘争にまで発展してしまった悪い話
戦国時代を舞台にした歴史小説 第参話
800 :人間七七四年[sage]:2011/12/03(土) 14:03:22.33 ID:SpZjErfX
剣豪将軍義輝 興味はあったんだけど
結構な凄い展開とかあるの?
戦国時代を舞台にした歴史小説 第参話
802 :人間七七四年[sage]:2011/12/03(土) 19:54:33.95 ID:SpZjErfX
たび…? 
異聞と思って楽しめばいいか


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