- 武田信玄に天下統一が出来るの?
166 :人間七七四年[sage]:2011/07/30(土) 20:30:00.70 ID:CzD4p4Wk - 甲相駿三国同盟が初めからなかった状態で>>156の段階まで進んだとして。
武田軍が信濃飛騨外征を完了し、内政に総力を入れ始めたら・・・今川義元はおそらく駿府により近い武田家を警戒するであろう。 上杉謙信としては武田家の勢力停滞は歓迎であるはず。 武田家が北信濃へ侵攻しないならば上杉謙信は北条攻めに上野で越年できる。 当然ながら上野は上杉側で染まることになり、歴史がかなり変わってくる。 北条氏康は武田家に構っている暇がなくなり、上杉軍を中心にした関東連合軍に掛かりっきりになる。 武田家に向かってこれるのは今川家ぐらいであるが、(三国同盟するの前の時点で)すでに暗黙の休戦状態であったため、三国同盟が無くてもすぐに攻めては来ない。 なにしろ尾張の織田信秀とも争っているのだ。 そこで今川義元も武田家の自領の民力upぐらいは目を瞑るであろう。
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- 武田信玄に天下統一が出来るの?
167 :人間七七四年[sage]:2011/07/30(土) 20:40:36.48 ID:CzD4p4Wk - 武田信玄は10年近く外征を止め、石高を上げ、金山を開発し、農兵を減らすことなく鍛えて時を待つ。
結果的に徳川家康が何度も我慢したように。 そして遂にその時が来る。今川義元は決して上洛するために出陣したわけではなかった。 日頃勝ち続けている前線での兵士への慰労や鼓舞の意味合いだったであろう出陣。 その今川義元の出陣の情報を掴んだ織田家の商人がいた。 織田信長は乾坤一擲の勝負に出た。 気合いが違った。織田軍は今川義元自ら来ているのを知っていたのだ。どんどん切り立て義元まで討ち取る大勝利となった。 信玄はその情報を聞き、勝負所が来たことを感じとる。
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- 武田信玄に天下統一が出来るの?
168 :人間七七四年[sage]:2011/07/30(土) 21:20:23.81 ID:CzD4p4Wk - 武田信玄は考える。
尾張は織田信長が親戚たちの勢力をまとめあげるのに忙しい。 三河は徳川家康が今川家からの独立して孤立した状態であり、また三河一向一揆を鎮圧するのに忙しい。 遠江は一応今川の武将が抑えている。 駿河は今川氏真が大将だが戦に向かない性格だ。 攻めるべきは遠江と駿河だが武田が二つを取るのは兵力がバラけて良くない。 【衆を以て寡を叩く】 それには北条家に駿河をゆずり、武田家は遠江を得るか。 もしくは徳川家に遠江をゆずり、武田家は駿河を得るか。 どちらかをしたほうがより確実だ。 武田信玄は選択を下す。 徳川家は三河の統一に忙しく、他国へ兵を出せそうもない。 北条家は上杉との戦いに忙しいものの兵力の余力がある。 北条家と武田家で今川領を折半するよう話を進めよう。
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