- 現代人と戦国時代の人が喧嘩したらどっちが強い?
645 :人間七七四年[age]:2011/04/11(月) 12:56:52.25 ID:9Xfihxd6 - 戦場における傷の原因は何か? 問題へ
鈴木眞哉氏が、1467年の応仁の乱から1637年の島原の乱までの170年間に起こった戦いについて、調査できる限り、死亡者や傷を負ったものの原因を調べました。その方法は、軍忠状の分析です。 軍忠状とは、武士が戦いのあと、自分や従者の戦場での活躍ぶりや戦死の状況を報告するために自分の大将に提出する書類のことです。 調査することができた1461人のうち、最も多い604例が、弓矢による傷でした。2位は286例の鉄砲傷です。 もっとも、調査期間のうちの前半のおよそ80年間は、武器としては鉄砲はあまり使われていませんでしたので、後半だけに限ると、鉄砲傷の比率は44%になるそうです。 全期間の第3位は、槍による傷です。 刀は、ひとつとんで第5位、全体の僅3.8%です。武士というと刀というイメージがありますが、戦場では、刀による斬り合いという接近戦は最後の手段で、斬り合いによる負傷はほんの僅かです。 刀は、むしろ、敵の首を刎ねるための武器でした。 ところで、第4位の10.3%は何でしょう。 正解は、石・礫(つぶて)によるけがです。 戦場においては、飛び道具がまず有効であるのは、日本の戦国時代の昔も、アフガン侵略の今も、あまり変わらないようです。 ※谷口克広著『目からウロコの戦国時代』(2000年PHP研究所)P190
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