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人間七七四年
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【疑問】スレ立てるまでもない質問 7【戦国時代】
戦国ちょっといい話25

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【疑問】スレ立てるまでもない質問 7【戦国時代】
205 :人間七七四年[sage]:2011/04/06(水) 00:47:18.67 ID:Gxi8CuwB
>>204
城主はその地域の領主でもあるが、城代は役人、軍務官僚だ。
戦国ちょっといい話25
783 :1/2[sage]:2011/04/06(水) 23:02:01.45 ID:Gxi8CuwB
徳川幕府大番組(将軍直属部隊)に、中根伝四郎という人がいた。
時に慶長20年(1615)、大阪夏の陣が始まろうという頃、この中根伝四郎、栗原又三郎と言う旗本に頼み込まれた

「どうか、どうかお主の具足を譲っていただきたい!」

中根は大いに困った。彼もこれ一着しか持ってはいないのだ。
「着替えを持たぬ。無理だ」

が、栗原「侍一人を助けることだ!どうか!!」と達て望む。
これに根負けし、中根はついに自分の具足を栗原に譲ってしまった。

さて、それにて中根は自分の具足が無くなった。「まさかハダカ(具足無し)で戦場に出るわけにもいかんなあ…」
と方々を訪ねて具足を探すが、戦乱が目前に迫ったこの時期である。市場に出ている武具は軒並み出払い、
余り物など有り用もないのだ。

「困った困った」

と、半ば絶望していたところ、なんとその時、清十郎と言う侍が罪を得て処刑され、その具足が遺物として寺に
残されている、という話を聞いた。
「これだ!」
中根は大急ぎでその寺に行きその具足を所望。無事それを手に入れることが出来た。


さて大阪夏の陣も五月七日、この戦役最後の戦い、天王寺・岡山合戦である。

幕府方越前勢が真田勢を追い崩すと、ここに幕府大番組の大久保玄蕃頭が騎馬で真っ先に突進した。
ちなみにこの大久保玄蕃、かつて小田原の役で家康に注意され、鉄砲の音が鳴る度にピョコピョコ飛び跳ねた
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-1974.html
この子の成長した姿である。

そして我らが中根伝四郎も騎馬で、二番手に居た。彼は同僚で未だ歳若い今村伝四郎(後の下田奉行。下田港に
防波堤(武ガ浜波除け)の大工事を行った郷土の偉人)が徒歩で居るのを見て

「やあ、馬から離れてはいかん!そのために討ち死にすることもあるのだ!何とぞ馬に乗りなされ!」

と挨拶し加速、大久保より先に駆け抜けた!…が
戦国ちょっといい話25
784 :2/2[sage]:2011/04/06(水) 23:04:10.18 ID:Gxi8CuwB
中根伝四郎、突進した先で敵兵20人ほどに取り巻かれ、フルボッコにされた。
体中に傷を負い、兜の鉢も3枚に割られるほど打ち付けられ、しまいには冬の陣の時に、井伊勢が仕寄の為に作った
堀に突き落とされた。言ってる側からこれである。騎馬は関係なかった。

そこに同僚の高木忠右衛門がやってきた。彼は堀を覗き込んで
「おーい、生きてるかー?」
「…な、なんとか」

中根がボロ雑巾のようになりながらも生きているのを確認した高木は、彼を堀から引き上げた。が、傷が深く
とても歩けそうもない。そこで馬具の青漆の障泥(あおり:馬の胴体側面に付ける。
http://isomura.info/blog.php?ID=14&cID=6←コレ)に乗せ、
それを槍の柄に通してこれを肩にかけ、えっちらおっちら退き始めた。
まあ、障泥に載せたとは言えズリズリ引きずったわけですな。これでは当然

「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!」

引きずられるたびに、地面との振動が中根の体中の傷に大ダメージを与え続けるのだ。
このままではこっちに殺されてしまう!

そこで高木、中根をしばらく置いて、そのあたりに捨て置かれていた槍の柄などを拾い集め、これらを紐で結び
どうも上手く担架のようなものを作って、それにのせて引き上げさせた。
この時の味方を救った高木の働きは高く評価され、後の出世の基になったという。

さて、戦後中根伝四郎は傷を治せと越前に湯治に行かされた。が、中根は
「夏場に熱い湯に入るのはよくない」と、最後まで温泉には入らなかったらしい。なんなんだそれはw

そしてその後、大阪の陣での論功が行われた。大久保玄蕃頭がその首尾を尋ねられた時、彼はありのまま、
自分が中根に先を取られたことを申し上げた。そのため中根は確認されることもなく、そのおりの一番乗りを
認定されたという。


ものすごく人が良くてものすごく不器用で、周りに愛されている、そんな人格が見えてくる。
中根伝四郎さんの大坂の陣のお話
【疑問】スレ立てるまでもない質問 7【戦国時代】
208 :人間七七四年[sage]:2011/04/06(水) 23:19:28.89 ID:Gxi8CuwB
>>207
当時の「水中」は「水の中」という意味ではない。
水に浸かった状況で、とかその程度の意味だろう。


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