- 【なりきり】戦国夢幻
285 :鳥居忠吉[]:2011/03/02(水) 21:01:58.96 ID:DegWCGms - >>281
勿体ないおことば。岡崎のみなが知れば感涙にむせびますじゃろう。 じゃが、舅の関口殿にこの上新たに鎧兜なぞ揃えてもろうては、舅殿に対して今 後でかい顔が出来なくなり申す。今川と袂を分かつ可能性があるからには、出来 るだけ恩を作らないことが武士(もののふ)として肝要ですのじゃ。 何の、鎧兜で恩に着せられるのは五月人形だけで十分に御座る。 ふがふが、じいはもういい歳ですじゃ。はよう岡崎に帰って安心させて下され。 ポックリ逝くことも考えられますでのう・・・ 雪斎さまは流石すぐれた軍師じゃが、それゆえにこれはと思うた者は今川の武将 の試金石にする筈。それは出来るだけ厳しい任務をこなさねばならないじゃろう。 殿のことで御座るよ。 ふがふが、ですゆえいま岡崎に戻るのは、じいには厳しく思われまする。 戻れるとしたなら、織田を倒してからではありますまいか。しかも殿は、最前線 の尾張に行くことになりまする。それゆえこうして銭を・・・ みなも、殿の有り難いおことばを聞けばまた、明日から殿のお帰りを首を長くし て待つことが叶いまする。
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