- 日本保守党178
216 :名無しさん@3周年[]:2025/04/18(金) 08:29:38.37 ID:F58nGY1B - H・ハメル『朝鮮幽囚記』に見られる朝鮮社会の4つの特徴
ヘンドリック・ハメルらが朝鮮に抑留され13年後に 脱出した経過は前稿(小川,2019)に記した通りであ る。本稿では彼の『朝鮮幽囚記』の記述の中に見られ る朝鮮王朝社会の特徴を取り出して考察してみたい。 T 刑罰の特徴 ハメルの記述の順序に従って彼等の直接および間接 に体験した刑罰から見てみよう。まず,1653年7月16 日に済州島南西岸に漂着したデ・スペルウェル号の生 き残ったオランダ人36名が現地人に目撃され現地・大 静県の役人たちに取り囲まれる。役人たちは潮が引い た後の難破船から品物をテントに集めていた。集めら れた品物の山から鹿の皮や鉄やその他の品物をいくら か盗んだ盗人が数人,後ろ手に縛られて連れてこられ た。 「私たちの見て居る前で,もう決して品物を盗むよ うなことをしないという様子を見せるまで罰せられま した。彼等は盗人の足の裏を,長さ1ヒロ,太さは普 通の若者の腕ほどもある杖で叩きました。その中のあ る者は3,40回も叩かれて,足の指がおちてしまいま した」 2回目は翌年5月のはじめのこと。都から朴延とい う26年前に朝鮮に来て帰国できずにいるオランダ人が 来て面会する。彼等36人も同じように一生この国で生 きるしか道がないだろうとの見通しを聞かされた。都 からの通知がなかなか来ない中,6人の仲間が誰も 乗っていない船を使って脱出しようとして捕まる。6 論 文 H・ハメル『朝鮮幽囚記』に見られる朝鮮社会の4つの特徴
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