- 正直、天皇なんて要らなくね?★9 [無断転載禁止]©2ch.net
189 :名無しさん@3周年[sage]:2017/04/28(金) 13:33:56.95 ID:OaPI6ZxR - >>182
アサドはイスラム教徒であり、アラブ社会主義、凡アラブ主義のバース党の党員であり、共産主義者ではない。 イラクもシリアもリビアも、確かに強権ではあったが、多民族、多部族、多宗教でおまけに石油利権が絡み、さらに民主主義的伝統の少ない地域で、 それなりの国家の統一と安定を保っていた。 (ソ連の影響下に有ったアフガニスタンも、まあ今と比べれば遥かに安定と繁栄を保っていた。) しかし、父子両ブッシュ米大統領を始めとする新自由主義者、西欧帝国主義者にとっては、イスラム的共同性とアラブ社会主義で統一を保っていることは、不愉快で堪らなかった。 石油利権を確保しようという魂胆も有った。 それで、一方でオサマビンラディンらのイスラム過激派を育成、扇動し、他方で、親米市民の反乱や革命を起こさせ、アフガニスタン、イラク、シリア、リビアと次々と崩壊させ、無理矢理、西欧的イデオロギーと政治経済体制を作ろうとした。 パレスティナ人民への民族絶滅的抑圧を続けるイスラエル支援も同じ構図。 その結果は全て失敗。逆にイスラム原理主義の過激派が伸長し、収拾がつかなくなっている。 アメリカは民主主義者のようなポーズをとっては、軍事行動や侵略を常態化させている一方で、親欧米のサウジアラビアやクウェートのような議会もないような王政で女性抑圧の独裁国家は全面的に支援している。 はっきり言って、アラブ地域の安定と繁栄は、宗教にとらわれない共産主義者ぐらいにしか出来ないだろう。 しかし、それほどの共産主義の革命党とか工業の発展で産まれてくるプロレタリアートと言うものが育っていない以上、夢物語だが。 まあ、アメリカの好き勝手な妄動と破綻をみていると、代わりに中国やロシアが介入したくなるのも無理ないか。
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