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名無しさん@3周年
正直、天皇なんて要らなくね?★5 [無断転載禁止]©2ch.net

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正直、天皇なんて要らなくね?★5 [無断転載禁止]©2ch.net
676 :名無しさん@3周年[sage]:2017/02/19(日) 00:21:40.23 ID:OT4KTCUf
プラトン全集12 『ティマイオス』『クリティアス』岩波書店
『ティマイオス』解説 種山恭子

本編には、そうした自然学説を批判しながら、『国家』の理念を支えるような宇宙論を展開している
『国家』では、魂の正常なあり方と、国家の正常なあり方とがパラレルに置かれて、
次のように論じられていた…個々一人一人の人間にも、理性、激情、欲望の三種類の魂が宿っており、
それに応じて、国家の成員にも、理性的人間、激情的人間、欲望的人間が存在する。
その三種のどれが主導権を握るかによって、個人のあり方も、国家のあり方も左右される
他人の生殺与奪の権を握ることや、自分の欲望の無際限な拡張と充足とに、無上の生甲斐を感じる手合い
(『ゴルギアス』中のカリクレスが代弁しているような連中…)が、政界をまかり通る時に生じる破綻は、
アテナイの現実からも十分見て取れるところであったろうが、
プラトンがまた、「権力政治」から「金権政治」へ、そこから「民主政治もしくは衆愚政治」へ、
そしてついに、最悪の形態たる、
個人の恣意にすべてが委ねられる「専制政治」への必然的な雪崩現象を予測していたこともつけ加えておこう。
正直、天皇なんて要らなくね?★5 [無断転載禁止]©2ch.net
677 :名無しさん@3周年[sage]:2017/02/19(日) 00:22:01.07 ID:OT4KTCUf
「激情の種族」も「欲望の種族」もたしかに、個人においても国家においても、主導権を握る資格のない存在である。
国家で政治の枢要の位置を占める資格のあるものは、「名誉心に憑かれた者(ピロティモス)」でもないし、
「金銭に執着する者(ピロクレーマトス)」でもなく、ただ「知を愛する者(ピロソポス=哲学者)」――
つまり、冷静に推理し、全員にとって何が真に“善い”かを追求し、それを最大の関心事とする者――
だけであろうし、個人においても、衝動的・盲目的な「激情」や「欲望」でなく、
「理性」が主導権を握る状態が、もっとも正常なのである。
逆に言うと、人間の「理性」と同質の、しかしもっと純粋で…もっと強大な「宇宙の魂」が万有を動かしているのだ。
われわれは先に、『国家』では、個々の人間の構造と、国家全体の構造がパラレルに置かれて、
どちらにおいても理性の種族が主導権を握る“べき”だと言った。
本編では、人間の構造が、宇宙全体の構造とパラレルに置かれており、
しかも、宇宙においては、“じっさいに”、理性を宿す宇宙の魂…がすべてを動かしているのである。
「天にある理性の循環運動」は、われわれの「思考の回転運動」を矯正するモデルとなるものなのである…
われわれの理性と同質の、もっと純粋で強力な知的存在が宇宙全体を支配しているという点は、
…まさにそうした…この宇宙論全体の、大前提をなしているものなのだ
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678 :名無しさん@3周年[sage]:2017/02/19(日) 00:22:57.06 ID:OT4KTCUf
>国家で政治の枢要の位置を占める資格のあるものは、「名誉心に憑かれた者(ピロティモス)」でもないし、
>「金銭に執着する者(ピロクレーマトス)」でもなく、ただ「知を愛する者(ピロソポス=哲学者)」――
>つまり、冷静に推理し、全員にとって何が真に“善い”かを追求し、それを最大の関心事とする者――
>だけであろうし、個人においても、衝動的・盲目的な「激情」や「欲望」でなく、
>「理性」が主導権を握る状態が、もっとも正常なのである
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679 :名無しさん@3周年[sage]:2017/02/19(日) 00:23:42.11 ID:OT4KTCUf
ttp://echo.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1479624750/710-713
オバマ大統領退任演説
ttp://echo.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1479624750/725-727
オバマ米大統領広島演説 2016年5月28日
ttp://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1396898238/201-208
ポール・ヴァレリー「精神の危機」
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680 :名無しさん@3周年[sage]:2017/02/19(日) 00:24:13.81 ID:OT4KTCUf
(文部省「国体の本義」“が”定義する)
「天皇制」を遥かに凌駕する一神教の、その不倒の理念

オバマ大統領の第一期、第二期就任演説の内容は(漠然とした)“文学的な”内容であった。
そこに述べられていたことは、法による統治と人権を保証する憲章、独立宣言の理念、
多様性の強み、奪われること無き神か授かった生命、自由、幸福の追求の権利と云った、
使い古されたやや具体的掘り下げを欠く抽象的な内容であった。
ところが広島演説からは俄然、人類の発展史を念頭に置いた哲学的内容に変異した。
広島演説の内容は、フロイト「モーセと一神教」、ポール・ヴァレリー「精神の危機」、
そして第一次世界大戦の教訓(ヒトラー台頭への道)を思い起こさせる。
つまり現代西欧社会が獲得した価値観がどのようにして得られたのか、その歴史的経緯を説明するものであった
(それをフロイト「モーセと一神教」が精密に説明していた)。
そして退任演説では更に踏み込んで、
西欧(近代合理主義)社会の根幹である立憲制を成り立たせているところの
(遥か古に確立され現代社会の基礎となっている)最も根元的な哲学上の仕組みにまで言及している。
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681 :名無しさん@3周年[sage]:2017/02/19(日) 00:24:43.51 ID:OT4KTCUf
一般人に向かって理解可能な普通の言葉で語っているものの、
その内容は明らかにユークリッド幾何学原論を念頭に置いてする説明であった。
(西欧近代合理主義の基盤となった)プラトン哲学こそが(後にユークリッドが「原論」として統合、編集した)
幾何学を基礎として打ち出された概念であり、それは一神教とも“パラレルな”構造を持っている。

動物である人間が必然的に抱く猜疑、恐怖、暴利の貪り等の、
(過剰な=非合理な)動物的情動を数学的規範(理性)によって(適正レベルに)統制しようとする、
この超越的価値観を基礎として近代合理主義が打ち出された。
これ(ユークリッド幾何学原論)は暗に《三階層》間の一致を表現しており、つまりそれは
(外部環境を、或は状況を、表現し証明しようとする=何が正しいか『正義』を見極めようとする)『個人』、
(その本来バラバラの欲望、思惑、目的を持つ個人らから成る、国家等の)『組織』、
個人とその組織が適応する(表現されるべき)『外部環境』(宇宙空間)である。
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682 :名無しさん@3周年[sage]:2017/02/19(日) 00:25:12.48 ID:OT4KTCUf
哲学的問答法によって一旦この『公理』が獲得されたならば、
その『公理』からの数学的演繹を以て得られた帰結は必ず一致する。
或る個人と別の個人の同じ命題に対する証明は(それが正しければ)必ず一致する。
故に個人と別の個人は同じ問題に対して同じ結論に達せざるを得ない。
故に『公理』を共有した個人同士は議論可能、説得可能、連帯可能である。
そしてこの『公理』は外部環境を完全に、無矛盾に表現する。
故に『公理』とその演繹によって得られた結論に従うならば、
個人とその組織は外部環境(宇宙空間)内で正しく行動できる。
つまり正しく適応する(個人と組織は《最適化》=幾何学的規律によって最適配置、される)。
この空間内の未知の『崖』から転落したり
(有用なものを)不用意に伐採したりして『がけ崩れ』を起こすことも無い。
そのリスクは理論によって予め導出される。
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683 :名無しさん@3周年[sage]:2017/02/19(日) 00:25:39.20 ID:OT4KTCUf
この(プラトン以後に、ユークリッドが幾何学「原論」としてまとめ、提示した)
幾何学の構造(説明)を一般社会に転用しようとするものがプラトン哲学のアイデアである。
しかしながら、厳密で抽象度の高い数学的議論がそのまま動物的曖昧さを持つ人間社会で通る訳でも無い。
(これは理性による動物性への統制で、かなりの抑圧となるのだから)
必ずや軋轢を生むことは必然である。しかし一つの、究極の、合理的に公正な、指針とはなる。
何も無いところで其々(が自己の動物性に由来する生理的好悪を基準に)
手前勝手な理屈を捏ねるよりも万人に対して遥かに理解可能な《視界》を与えるものとなる。
だからこそ西欧社会は近代合理主義(一神教、プラトン哲学を基礎として打ち出された立憲主義)を採用した。
そしてその西欧文明が今も世界を制覇しているのだ。
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684 :名無しさん@3周年[]:2017/02/19(日) 00:26:13.72 ID:OT4KTCUf
一方、狼等の動物の群れ社会を文化的に昇華して得られた階層構造を持つ日本社会には、
『ユークリッド幾何学原論が暗に含意する《三階層》間の一致を見出す構造』は存在しない。
単に(組織内部に視線を向けた)上下関係の連鎖のみが在る。
この苛烈な上下関係の社会は、個々人の幼児期に《心的外傷》を植え付けてナルシシズムを生み出す。
ナルシシストとなった者は
(言葉で説明し難い、幼児期に植え付けられた恐怖心から強迫的に)
他人と世界とを意のままに、自在にコントロールしたいとする熱望に駆られる。
それが(支配欲を振り回す者らによる)《創作されたイメージ》によって操られる社会を作り出す。
(外部環境に適応するよりも)支配構造を維持するための、
《偽りのイメージ》の中に閉じこめられた(現実乖離した)社会を作り出す。
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685 :名無しさん@3周年[]:2017/02/19(日) 00:27:26.71 ID:OT4KTCUf
コーヒーブレイク お茶時間

Super Awesome Aerobatic Flying & Cockpit View - USAF Thunderbirds
映像(弱音)→ttps://www.youtube.com/watch?v=CGrNm9qTHAk&feature=youtu.be&t=240
Electric Light Orchestra - All Over The World
音声→ttps://www.youtube.com/watch?v=7IlfCsj7gWQ
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686 :名無しさん@3周年[]:2017/02/19(日) 00:41:09.27 ID:OT4KTCUf
カレル・ヴァン・ウォルフレン「日本/権力構造の謎」

…さらに、ジャーナリストや学者たちが、
自国の社会を論じるのに西欧製の社会や政治・経済の概念を日本に誤って転用するので、
…日本…について誤った理解をすることになる。
…というのは、日本の社会でいう“現実”とは、客観的に観察した結果としての実際の事実というより、
心情的なイメージに合わせて構築された、そうあるべき“リアリティ”だからである。
… その結果、…文化人類学者クリスティ・キーファーが言うように、
真実が社会的に構成されるようになったのである。
…西洋の哲学または西洋の常識の基礎は、人間にはつきものの自己欺瞞をおさえるには、
妄想や幻想を入り込ませないようつねづねよく注意することだと教えている。
ギリィシャ文明以来、西洋の知の発達の歴史を貫い…た戒め…は、「矛盾を育むなかれ」ということ…
この戒めは論理、数学、科学の根本法則である。
…だが、はっきりしていることは、他のアジアを詳しく見ても、
日本ほど“リアリティの管理”がおこなわれている国はほかにないということである。
…どのような状況にも普遍的に通用する真理や法則、
基本概念や倫理がありうるという考え方が、日本にはほとんど存在しない。
これには、日本に長く滞在した西欧人もアジア人もたいていびっくりする。
… 超越的な真理を認めない政治的文化の本質を西欧人が理解するには、なみはずれた知的努力がいる。
… 西欧の知的・倫理的な伝統は、
普遍的に通用する何らかの信念があるという前提に深く根ざしているので、
このような前提を欠く文化がありうるとは、とても考えおよばない。
西欧では子供を教育するのに、
人間の欲望や気まぐれな考えとは関係のないところに宇宙を支配する究極的な論理があるという前提を、
それとなく教えこむのが、暗黙のうちに了解されている一般的な慣行である。
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687 :名無しさん@3周年[]:2017/02/19(日) 00:43:10.60 ID:OT4KTCUf
>日本の社会でいう“現実”とは、客観的に観察した結果としての実際の事実というより、
>心情的なイメージに合わせて構築された、そうあるべき“リアリティ”だからである
>だが、はっきりしていることは、他のアジアを詳しく見ても、
>日本ほど“リアリティの管理”がおこなわれている国はほかにないということである

>超越的な真理を認めない政治的文化の本質を西欧人が理解するには、なみはずれた知的努力がいる。
>… 西欧の知的・倫理的な伝統は、
>普遍的に通用する何らかの信念があるという前提に深く根ざしているので、
>このような前提を欠く文化がありうるとは、とても考えおよばない


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