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881 :名無しさん@3周年[sage]:2011/09/01(木) 13:57:32.93 ID:Qy6uDj8R - >>836
横からマジレスすると、 小沢がSilent majorityを馬鹿にしきっているという話は、寡聞にして知りません。 ただし、小沢の記者会見で、質問してくる記者が、不勉強だったり、的はずれな質問を してきたら、小沢がその記者を冷遇したり侮蔑的態度をとるのは、かなり知られた話。 ただし記者のみに問題があるのでなく、小沢の憲法解釈自体が少々記者泣かせなもの でありまして、憲法は宮澤俊義、国際法は横田喜三郎をベースに解釈している。どちらも 現代の大学法学部の講義の参考文献で指定されなくなってきた旧通説に属する。 自分の知らない学説をもとに、おまえは不勉強だと怒られる若い記者たちは、たまった もんじゃなかろう。むかしむかしの司法試験一次試験のみ合格した69歳のおじいさんの 困ったクセです。 だからあの人はマスコミからペンの報復を受ける。ところが、並みの政治家ならマスコミ からちょいと攻撃されただけで、腰砕けになって落選するか、失脚して世間から消えて いってくれたのだが、小沢一郎ただひとりのみ消滅してくれなかった。それも、20年間。 (あとひとつ、マスコミが好んで小沢を取り上げる理由は、小沢を記事にしたり報道すると 売り上げが伸びるからです。儲かることをしたがるのは商業マスコミの宿命だ。) それと、日本は代議制民主主義政体を採用しております。政治家が国民に「おもねる」 ことは、間違ったことでも、侮蔑していることでもなく、この国の政治家が国民にたいして おうべき「義務」です。 その反対に、義務を果たさない、または筋違いのおもねりかたをする政治家は、国民が 参政権を行使して、落選させるべきだろう。 さらにいえば、権力を掌握しなければ、この腐った世の中は、変わらない。そして権力を 掌握できるか否かは議会の過半数の議席を得たかどうかで決まる。変えることを諦める なら棄権すればよい。変えられることに反対するなら、権力を握る与党議員を落選させる 運動を起こすべきだ。正義とは数である。それが代議制民主主義政体というものだ。
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882 :名無しさん@3周年[sage]:2011/09/01(木) 13:58:56.53 ID:Qy6uDj8R - >>836
小沢の「目的」ですかあ。 安全保障政策に限れば、 「左翼の諸君、日本の安全保障は如何にあるべきか、真剣に真面目に考えたまえ」 それと 「在日米軍の規模縮小または撤退に備えよ」と、2点にまとめることができる。 それと、小沢という人は、タカ派というより、「体育会」気質をもつリアリストだと思うけど。 日本の左翼は、長い間、安全保障について深く考えることを、避けてきた。 むかしの冷戦中の安全保障論争は、じつにシンプルな構造で、日本はアメリカの傘の下に 入るべきか、ソ連の傘の下に入るべきか、突き詰めていえば2つに1つを選ぶ論争だった。 ところが現代はちがう。冷戦中、傘をさしかけてきたアメリカと、敵対することがありうること (日米貿易摩擦等)も日本は知った。それから今後顕在化する問題は、米軍の予算不足に よる東アジア地域におけるプレゼンス低下です。アメリカは巨額な財政赤字に対処するため、 軍事費を削減し、東アジア地域にも影響が及ぶ可能性がある。どれだけ強力な軍備をもって いたとしても、カネがなければ、軍隊は動かせません。これは、一時的なものでなく、永続的 措置になる可能性すらあります。そのくらい米国の財政赤字問題とドル危機は深刻です。 そのさい、アメリカという大きな傘が小さくなった(または失った)日本は、「むき出しの暴力の 信奉者たち」が支配する国々と、アメリカ抜きで対峙しなければならなくなる。 ただし、小沢自身は、和戦両様外交を追求したいようだ。戦わずに済ませられるなら、平和的に 解決したい。しかし和を追求して、和が破られた場合には、国論を統一して国難に対処する 以外にない。そのためには、右翼だけでなく左翼の政党にも、安全保障問題を生真面目に 勉強させねばならない。だから小沢は民主党にやってきた。古参の民主党議員にたいして 「鬼教師」として振る舞うために。脳内お花畑集団・民主党政権にとって、普天間問題とは、 あまりにも高額な授業料を支払わさせられたその「予習」でした。 その冷厳なリアリズムを「タカ派だ」と評されるなら、小沢は気の毒な人だ、としか言いようがない。
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886 :名無しさん@3周年[sage]:2011/09/01(木) 15:11:20.78 ID:Qy6uDj8R - >>883
> 森喜朗も麻生太郎も毎回当選してるし失脚もしてませんが? 森喜朗とか麻生太郎のような「ザコ」と、小沢一郎とでは書かれ言われた量のケタが違います。 ものはためし、八幡山の大宅壮一文庫に行って、小沢がどのくらいすさまじく批判されてきたか 自分で調べてみたら?(おれは読む気もおこらん。量が多すぎて)
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888 :名無しさん@3周年[sage]:2011/09/01(木) 15:15:33.91 ID:Qy6uDj8R - >>885
石破茂は、「自民党以外に政権を担いうるもうひとつの政党をつくる」という 途方もなく遠大な計画から離脱して、自由民主党に帰ってしまいました。 覆水盆に返らずです。 ただ、自民党の同僚議員のうち、無視できないほど多くの者が、「出戻り」の 石破にたいして非常に冷ややかな批判的態度をとっていると聞いています。
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889 :名無しさん@3周年[sage]:2011/09/01(木) 15:18:55.39 ID:Qy6uDj8R - >>887
> 神の国発言とか、ゴルフとか、漢字読めないとか、バー通いとか > 取るに足らないことで叩かれた元首相たちほど小沢が叩かれてきた > とは到底思えませんがね ヘエエエエエエエー、そうなんだ。ものすごく勉強になった。ありがとう。
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891 :名無しさん@3周年[sage]:2011/09/01(木) 15:37:33.66 ID:Qy6uDj8R - >>890
残念ですが、日本は二院制を採用しています。またねじれが起きたらどうするんですか? 自民党が次期総選挙で政権奪還に成功した場合、衆議院では多数を占めても、参議院で どうなるか、わかりません。それに勝つとしても、3分の2に届くとは思えない。 だから、自民党が政権だけを確保し、野党が協力しなければ一本の法律も可決成立できない、 現状の民主党政権と同様な状況に陥る可能性があります。安全保障問題だけは、大枠合意 が与党第一党と野党第一党の間で、成立させたほうが好ましい。大混乱が起きるかもしれない から。 それと、政権奪還に成功した自民党が、あなたが期待する政策を実行するかどうか? どうでしょうねえ
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926 :名無しさん@3周年[sage]:2011/09/01(木) 23:54:26.20 ID:Qy6uDj8R - >>904
胡錦濤が人民解放軍を掌握しきれていないのは、政権発足以来ずっとです。 あそこに強い影響力をもっているのは、依然として江沢民派なので。 それに、胡錦濤はもう時間切れでしょう。それは、習近平次期国家主席の任務。 先方の出方次第では、日本の危機が始まるタイミングが早まる。 ただ、悲観的なことばかり書いていても何だなと思うんで、楽観的材料を並べておくと、 仮に、中国人民解放軍が戦争をやりたいと思っても、戦費の確保には苦労するだろう。 「苦労」というより、無理かもしれない。 中国は、いつ破裂するか分からない不動産バブルという問題を抱えていて、これは、 米国の基軸通貨ドルバブル(いまだドルは過剰評価です)と、日本の国債バブル (新発10年国債利回りが1.05%なんて異常なバブルそのものだ)と、根っこの部分で つながっている。おそらく「ひとつこけたら皆こける」だろう。 金融というものは国境を越えてつながり合ってしまう性質をもっているので。 なんでこの不景気の真っ最中に財政再建などという不人気な政策を検討しなければ いけないかというと、その根本的原因は、中国とアメリカの経済動向が予断を許さない むずかしい局面にいるからです。
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