- ■■■三島由紀夫の檄文■■■
229 :名無しさん@3周年[]:2011/03/01(火) 17:32:53.72 ID:1HRQuTBz - われわれは絶対的暴力否定の抵抗思想としてガンジーの思想の如きを知つてゐるが、ガンジーは少なくとも
抵抗の思想である。日本の非暴力主義には、抵抗の思想は稀薄であり、エゴイズムのみが先行してゐる。 絶対平和主義は、自分たちの集団に対する攻撃をも甘んじて容認するといふことにおいて、少なくとも集団に 対する攻撃を容認しない、といふ原理に立つ国家の不可侵性を否定するものだからである。 国家は力なくしては国家たり得ない。国家は一つの国境の中において存立の基礎を持ち、その国境の確保と、 自己が国家であることを証明する方法としては、その国家の領土の不可侵性と、主権の不可侵性のために 力を保持せざるを得ないことは、最近のチェコの例を見ても明らかであらう。 もちろん十九世紀的な主権国家の幻はすでに崩れ、国際的な集団保障の時代が来て、国家概念は、社会主義共同体と、 自由諸国の国々とに別れ、ヨーロッパですら、将来のイメージとしては、共同体的な同盟国家よりも、さらに 強固なつながりを持つた国家形態を求めてはゐる。 三島由紀夫「反革命宣言」より
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- ■■■三島由紀夫の檄文■■■
230 :名無しさん@3周年[]:2011/03/01(火) 17:33:27.48 ID:1HRQuTBz - しかしながら、現実に支配してゐるのは国家の原理であり、イデオロギーの終焉はまだ絵空事であつて、むしろ、
技術社会の進展が、技術の自己目的によるオートマティックな一人歩きをはじめる傾向に対抗して、国家は このやうな自己内部の技術社会のオートマティズムを制御するために、イデオロギーを強化せねばならぬ傾向にある。 社会主義インターナショナルは単に多数民族、強力民族が少数民族をみづからの手中にをさめるための口実として 使はれてゐるにすぎない。 まだ国際政治を支配してゐるのは、姑息な力の法則であつて、その法則の上では力を否定するものは、最終的に みづから国家を否定するほかはないのである。平和勢力と称されるものは、日本の国家観の曖昧模糊たる自信喪失を ねらつて、日本自身の国家否定と、暴力否定とを次第次第につなげようと意図してゐる。そこで最終的に彼らが 意図するものは、国家としての日本の崩壊と、無力化と、そこに浸透して共産政権を樹立することにほかならない。 そして共産政権が樹立されたときにはどのやうな国家がはじまるかは自明のことである。 三島由紀夫「反革命宣言」より
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- ■■■三島由紀夫の檄文■■■
231 :名無しさん@3周年[]:2011/03/01(火) 17:34:00.44 ID:1HRQuTBz - (中略)
一般大衆は、革命政権の樹立が、自分たちの現在守つてゐる生活に、将来どのような時間をかけてどのように 波及してくるかについてほとんど知るところがない。彼らは、現在の目前の問題としては、いつもイデオロギーよりも 秩序を維持することを欲し、ことに経済的繁栄の結果として得られた現状維持の思想は、一人一人の心の中に 浸み込んで、自分の家族、自分の家を守るためならば、どのようなイデオロギーも当面は容認する、といふ方向に 向つてゐる。そして、秩序自体の変質がどういふ変化を自分たちにおよぼすか、といふ未来図を彼らの心から 要求することは、ほとんど不可能である。人々はつねられなければ痛さを感じないものである。 もし革命勢力、ないし容共政権が成立した場合、たとへたつた一人の容共的な閣僚が入つても、もしこれが 警察権力に手をおよぼすことができれば、たちまち警察署長以下の中堅下級幹部の首のすげかへを徐々に始め、 あるひは若い警官の中に細胞をひそませ、警察を内部から崩壊させるであらう。 三島由紀夫「反革命宣言」より
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- ネトウヨってホモ右翼の三島由紀夫を崇拝してるの?
326 :名無しさん@3周年[]:2011/03/01(火) 22:49:57.10 ID:1HRQuTBz - 〈これら自殺者たちは何を信じ、何を得ようと望んだのか? 世界中の良識の徒は、一様にただ、せせら笑いを
浮かべるのみである。 しかし私としては、この問題を考えるとき、あまたの自殺のイメージをとおして古代ローマがわれわれの心に なお生きつづけているという真実を思わずにはいられないのだ。生を厭うがゆえにではなく愛するがゆえに、 古代ローマ人は自ら生命を断った。これは、この方面の研究の第一人者、ガブリエル・マズネフも書いたとおりである。 たしかに、そこからして彼らは解放者ジュピターを自殺の守護神として選びさえもしたのだった。ジュピターとは、 愛する者のため自己犠牲という至高の自由を選ぶ寸前に彼らが熱祷をささげたところの、最高神だったからに ほかならない。 その後、ミシマに負けじと、事もあろうにゼンガクレンの、しかしミシマを崇拝してやまない一学生が、 「われはよりよき世界に生きたし」という言葉を遺して自殺している。いったい、なにがどうなっているのであろうか?〉 竹本忠雄「パリ憂国忌 三島由紀夫VSヨーロッパ」より
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- ネトウヨってホモ右翼の三島由紀夫を崇拝してるの?
327 :名無しさん@3周年[]:2011/03/01(火) 22:51:00.05 ID:1HRQuTBz - 〈(中略)ともあれ、私は、ここに告白する。これらの恐るべき秘密をもってわれわれ諸外国の人間のみならず
自分たち自身をもいまなお驚嘆せしめる能力を持った一民族にたいして、そぞろ自分は羨望の念を禁じえない、と。…〉 (中略)三島をめぐる論争は、パリからローマへと飛び火した。「高度経済成長」の奇蹟として世界中の人々を 驚かせてきた日本――は、じつは「政治的には両手を断ち切られた国」(アンドレ・マルロー)であったと、 白刃によって切裂かれたヴェールごしに人々はその実像を初めて直視したのである。(中略)これはわれわれの 問題であるとともに現代史の問題そのものであることを、「イル・テンポ」紙の記事は喚起している。(中略) 現代の日本人がいかに眉をひそめようと、現実に彼らがユキオ・ミシマにおけるこの《日本的流儀》によって 魂を震撼せしめられたという事実だけは、いかんとも覆いがたいのである。 竹本忠雄「パリ憂国忌 三島由紀夫VSヨーロッパ」より
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- ネトウヨってホモ右翼の三島由紀夫を崇拝してるの?
328 :名無しさん@3周年[]:2011/03/01(火) 22:52:01.58 ID:1HRQuTBz - ピエール・パスカル氏も、その無数の紅毛人のなかの一人であった。だれから頼まれるでもなく、この人物は、
前述のごとく『永遠の道』一巻の最後に自作のフランス語「ハイク」と「タンカ」を添えて日本の英雄の霊を 弔っている。(中略)全ヨーロッパに向かって敗者日本の声なき慟哭を伝え、その魂魄いまだ死せずと叫んだ、 花も実もあるこの人物の義挙――どうして義挙でないことがあろうか?――を深く徳とし、その二、三首を 拙訳をもって、ここに日本人の感謝のあらわれとしたい。士道の華――それは見事にヨーロッパで咲いたのだ。 ユキオ・ミシマの墓 ピエール・パスカル いましわれいのち消ゆとも火箭(ひや)となり神の扉に刺さりてぞあらむ 獣(けだもの)の栄ゆるときは汝(な)が首を斬りてぞ擲げよ友らつづかむ この血もて龍よ目覚めよその魂魄(たま)は吠えやつづけむわが名朽つとも 竹本忠雄「パリ憂国忌 三島由紀夫VSヨーロッパ」より
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- 民兵組織・祖国防衛隊を作ろう
453 :名無しさん@3周年[]:2011/03/01(火) 23:50:42.48 ID:1HRQuTBz - ほんとに民兵が必要になるかも。
【国際】ロシア、北方領土に巡航ミサイル 軍高官が言明 http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1298982768/
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