トップページ > 政治 > 2011年01月26日 > REyQ+nAA

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( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR
天皇制廃止143
憲法9条は麻薬

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天皇制廃止143
530 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 09:47:20 ID:REyQ+nAA
>>525
>社会契約説を否定したところで
論点として見失ってはならないのは、共同体主義(コミュニタリアン)は社会契約説を
批判はしているが否定しているワケではないとゆ〜ことだ。要するに現代社会では
社会契約説「だけ」では解決できない問題が数多くあり(例えばテイラーの議論など)、
カント〜ロールズに至る道徳論や正義論では見過ごされた問題を共同体主義は取り上げて、
共通善の在り方を提起しているワケだ。テイラーやサンデルらがロールズ批判から出発し、
80年代にリベラル・コミュニタリアン論争を巻き起こしたことを考えてみればよく分かる。

こういった哲学的な議論の経緯をよく知らない人のために言うならば、コミュニタリアンは
思想的にアリストテレスの共和主義を基底としており、近代啓蒙主義が見過ごしてきた価値に
新たな光を当てる。だから、それは対立概念ではないコトには留意しなくてはいけない。
コミュニタリアンが重視するのは市民の政治参加であり、その為には個人が個人として
単独の存在としてあるのではなく、共同体の善き参加者として有機的な結びつきを求める。

スピルバーグの著名なSF映画のキャッチコピーに「WE ARE NOT ALONE」とゆ〜のがあるが、
この言葉こそ共同体主義(コミュニタリアン)を端的に表現したモノと言えるだろう。

天皇制廃止143
533 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 10:24:21 ID:REyQ+nAA
>>531
国家主義者や全体主義者にとって、共同体主義(コミュニタリアン)はともすれば
与しやすいという批判は以前から為されており、取り分け個人主義を最善の価値と
考えがちな北米でのカウンターとして批判哲学的に出てきたそれは、個人主義的な
土壌のない日本に持ち込むと、誤解或いは意図的な悪用として用いられる危険性が
あることは言うまでもない。サンデルも語っている通り日本は共同体主義的な面を
兼ね備えた国であり、質の低い議論の中から容易に全体主義に転化させられる様な
危険性があることは肝に銘じておくべきだろう。政治風土の土壌の違いや、市民の
意識の違いという前提を考慮に入れないと共通善は共同体主義が想定していない、
少数意見の排除に対して言い訳として利用される可能性がある。

憲法9条は麻薬
121 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 10:28:50 ID:REyQ+nAA
あららら・・・w
やっちまったな。
チキン野郎の自爆クンw

天皇制廃止143
535 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 10:36:05 ID:REyQ+nAA
>>534
そうゆ〜コト。その証拠に共同体主義は欧州ではあまり議論されていない。
80年代のリベラル・コミュニタリアン論争は欧州にも飛び火したが、
イギリスではギデンズの「第三の道」が生まれたし、イタリアでは
左翼側からの提唱としてネグリの「マルチチュード」が生み出された。
北米(取り分けアメリカ)のよ〜な極端な個人主義社会ではなかったからだ。

天皇制廃止143
537 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 10:44:56 ID:REyQ+nAA
日本で現在、サンデルらの共同体主義が大きく取り上げられているのは、
アメリカの強い影響を受けた小泉・竹中らによって共同体の価値破壊が行われ、
個人主義が隆盛したものの結果として失敗しているからだ。ポスト小泉は
全体主義の考えにシフトする危険性を内包する。しかし、我々の経験上から
全体主義に対する警戒感は非常に根強い。そこにサンデルが現れた。リベラルを
否定せず市民の共通善による共同体主義はポスト小泉という流れの中では
魅力的に映ったと言って良いだろう。問題は日本という社会特性を踏まえて、
それをどの様に咀嚼して血肉化しているかだと思う。

天皇制廃止143
546 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 11:38:20 ID:REyQ+nAA
>>539
>それと大企業における労働組合支配
日本の所得格差是正は労働組合運動よりもケインズ経済学の影響を受けた官僚らによって
策定された経済自立計画による「完全雇用」が高度経済成長を牽引し、1940年代から
50年代に隆盛した過激な労働運動は労使協調路線として次第に収束しており、
労働組合が旧社会党から現民主党に対して一定の影響力を持つことは否定はしないが、
あまり過大評価するのもどうかと思う。

天皇制廃止143
549 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 11:44:51 ID:REyQ+nAA
ティーパーティ運動は建国当時に先祖返りして小さな政府によって、
古典的なリベラル・デモクラシーに回帰する運動。要するにリバタリアン運動のこと。

天皇制廃止143
570 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 12:57:13 ID:REyQ+nAA
サンデルの共同体主義は北米の特性に立脚しているという指摘に対して、
では日本の特性を考えた場合、その方法論が適切なのかどうかが指摘されるんだろう。
代案という以上、サンデルが言ってるからでは説得力がないワケだ。

天皇制廃止143
572 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 13:01:07 ID:REyQ+nAA
>>571
>存続しながら廃止するのは無理。
皇室市国案なら可能だよ。
これこそ多元主義w

天皇制廃止143
579 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 13:13:42 ID:REyQ+nAA
>>574
つうより、北米の様な比較的単純な共同体構成の社会だからこそコミュニタリアンが
説得力を持って語られる事実は無視できない。前レスでも指摘したが、共同体主義は
欧州では説得力を持って迂回入れられなかったのは何故かを考えると、多様な人種や
多様な文化がモザイク上にある欧州のコミュニティ社会では、個人主義か共同体主義
かとゆ〜議論が成り立ちにくいんだよ。それとは更に異なった日本の社会において、
ポスト小泉(ネオリベ路線)としての政治的課題の対処療法にはなることはあっても、
個と集団が最初から溶解している日本人には馴染みにくいのは確かだ。その前提自体
が違いすぎる。北米では個人主義と小さな政府が前提としてあった上で、共同体主義
の在り方が模索されるのだが、日本の場合は個人主義とゆ〜前提はこれまで社会基盤
として無かったワケだから。そこをちゃんと考えずにいると共同体主義を見誤る。

天皇制廃止143
582 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 13:25:19 ID:REyQ+nAA
>>574
>コミュニティごとセクト化した場合には
>コミュニティ備わっている監視機構が失われる可能性が出てくる。
北米の場合、それは理念や哲学上の課題というより現実的な課題だったりする。
ティーパーティー運動と同じ時期に起きた保守層のNYモスク建設反対運動が
リアルな問題として大きな議論を巻き起こした。オバマはリベラル・デモクラシーの
立場から、反対運動は信仰の自由にとって深刻な問題として懸念を表明したし、
保守層と左派の間で対立する要因としても政治利用された。

天皇制廃止143
591 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 13:45:58 ID:REyQ+nAA
例えば天皇の存在が日本社会のエートスとなり得るかを考えた場合、ウェヴァー社会学を
用いて様式化された我々日本人の記憶としては新しいエートスと言って良いだろう。
ウェヴァーは「賞罰無しに存続し得ない行為性向はエートスではない」と言っているが、
社会の同調圧力と皇族の犠牲のもとに成り立つ天皇制度を、エートスとして捉えるには
やはり無理があると言えるだろう。少なくとも明治政府によって人工的に作られた
天皇の有り様は到底エートスたり得ない。

天皇制廃止143
604 :( ○´ー` ○)はカワイイ ◆2.r4M.pJ.RBR []:2011/01/26(水) 14:09:51 ID:REyQ+nAA
>>586
>そうじゃなくて言い方としては極端な言い方をしたが
>連携することは悪い連携もあるといいたいだけ。
共同体全体として(例えば国とか地域とか)好ましくないケースがあるという
前提を受け容れたとして、それはより細分化されたひとつの意見が過激化し、
暴走するケースはままあるのは確かだ。大衆の熱狂がそれを後押しするのは、
ナチスや戦前の日本も経験したし、9.11以降の米国世論もそうだったことは
ジョン・ダワーも指摘している。

>俺が言っていることは集団での基本的な問題だから。
集団心理が善からぬ方向に走る可能性は否定できない。ハンナ・アーレントは
自著「全体主義の起源」でドレフュス事件を例示してレイスズムが容易に国家レベルで
容認される経緯を分析している。最大の問題は多くの民衆が、そういった明らかな
偏見によってもたらされる結果を「良くて無関心」にあるとしているが、
それは現在の社会でも陥る可能性があるワケだ。

>つーか日本でも世界中でも共同体の暴走はあるような。
故に、この問題を考えるとき、共同体の成員は無関心を装うのは賢明ではないと言える。



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