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名無しさん@3周年
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21

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資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
300 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 07:21:36 ID:Un7kT5E4
ほい

http://sankei.jp.msn.com/world/china/110103/chn1101031801002-n1.htm
【21世紀10年の軌跡/激動の過去と未来は】中国の膨張は続くのか (1/2ページ) 産経 2011.1.3 18:00

 過去10年間、中国の経済規模は約3・5倍に拡大、昨年は世界2位の日本を事実上抜いた。英誌エコノミストは、2019年に中国が米国に代わり世界最大の経済大国になると予測する。
 共産党独裁体制下で経済成長を遂げ、軍事力の増強も著しい巨大国家が、次の10年も膨張を続けるか世界は注視している。

 中国は01年に、08年北京五輪の招致に成功し、世界貿易機関(WTO)にも加入、翌年には上海万博の誘致も決まった。
 21世紀初頭のこれらの出来事は、中国がさらに国際化し、国際社会の価値観やルールに従うとの期待を生んだ。しかし、それは幻想に終わったようだ。

 1970年代末に、改革・開放に転じて以来、中国は市場経済化を進め、低廉な労働力と外資導入を武器に急成長、中国産品は世界の市場を席巻した。
 外貨準備高は10年間で15倍になり、2006年に日本から世界一の座を奪って以来、差は開く一方だ。

 この10年、中国は経済発展をバックに、国際社会で発言力を強め、西側と協調姿勢を取りつつ対立する局面も増えた。
 多くの国際摩擦の背景には、一党独裁下でひたすら成長を追求してきた発展方式の矛盾がある。

 党権力と資本が結託し、巨額の資金と開発権を基幹国有企業に集中する「国家資本主義」は、貧富の格差や腐敗の蔓延(まんえん)などの矛盾を深刻化させたが、
 対外関係でも、人民元の低レート維持、知的財産権の侵害、環境破壊、資源を持つ独裁的政権への協力など、成長第一の国策は、国際社会の批判を受けてきた。
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
301 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 07:24:09 ID:Un7kT5E4
>>300 つづき

http://sankei.jp.msn.com/world/china/110103/chn1101031801002-n2.htm
【21世紀10年の軌跡/激動の過去と未来は】中国の膨張は続くのか (2/2ページ) 産経 2011.1.3 18:00

 それに対し中国は、国情を盾に正当化してきたが、
 近年は国内でも、不動産開発のための強制立ち退き、企業の環境汚染、劣悪な労働条件などへの国民の不満が増大、騒乱や紛争が頻発、チベットや新疆ウイグルの少数民族の反乱と併せ、
 政府は治安維持に莫大(ばくだい)な資金と人力を投じざるを得なくなっている。

 中国は昨年、発展方式を見直す方針を打ち出したが、その前提になる公平、公正な制度の確立には、現行の一党独裁制から民主主義制度への移行が必要と多くの識者は考えている。
 昨年、ノーベル平和賞を受賞した民主活動家の劉暁波氏はその主張の代表格だった。

 劉氏は現代中国の特徴を「官と民の対立」ととらえ、政治制度を改革し一党独裁を克服しない限り、対立は拡大し中国は破滅すると主張した。
 主張を綱領化し、彼が起草した「08憲章」は体制派の知識人も賛同したが、中国は懲役11年の重刑にした上、平和賞への激しい非難と妨害に出た。一党独裁維持への危機感がそこに見える。

 今後の10年も、中国は経済発展を続けるかもしれない。しかし政治改革が進まず、国民の民主的権利や人権を抑圧したままでは、官民対立は激化し、国際社会との摩擦も大きくなるに違いない。
 国民の共産党不信は強まる一方であり、いつ不満が爆発するか分からない。中国の発展も安定もカギは政治改革にある。
(中国総局長 伊藤正)
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
302 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 11:35:15 ID:Un7kT5E4
ほい

http://mainichi.jp/enta/book/news/20110109ddm015070002000c.html
今週の本棚:鹿島茂・評 『パリ 上・下』=エミール・ゾラ著(白水社・各3360円)毎日新聞 2011年1月9日 東京朝刊
 
 ◇飽食と格差の都を描いた“予言”の書
 本書を手にとって巻末解説に目を通された読者は一八九八年刊のゾラの原書がすでに明治四一年(一九〇八)に飯田旗郎(きろう)(旗軒)によって日本語に翻訳されていたことに驚くにちがいない。
 ゾラの受容は早く、ほとんど同時代的だったのだ。

 しかし、本当に驚くのは、巻を閉じ、明治四一年という年を年表によって確認してからのことにしていただきたい。
 なぜなら、資本主義の発達と民主主義の機能不全で貧富の格差が拡大し、いらだったインテリと民衆の一部が爆弾テロに走るという世紀末パリの状況を総合的に描いたゾラのこの小説は、
 翻訳の二年後の一九一〇年に日本で起きる大逆事件をかなりの精度で予言しているからである。

 だが、本書を予言の書として読むつもりになったら、このレベルで止(や)めてはいけないのだ。
 ゾラの描く「飽食と格差の都パリ」をグローバルに拡大して二一世紀の地球を視野に入れるなら、ゾラは資本主義が行き着いた二一世紀初頭に「九・一一」的状況が生まれる必然を百年前に描ききっていることが確認されるからである。

 『パリ』の時代背景は、サクレ・クール寺院の建設が進む世紀末。狂言回しを兼ねる主人公は、三都市双書の前二巻『ルルド』『ローマ』と同じピエール・フロマン。
 真の信仰を求めて聖職者となり、この二都市を遍歴したが、答えを得られぬまま舞い戻ったパリで、格差の現実に直面して信仰を失いかけている。
 陋屋(ろうおく)で死に瀕(ひん)している老人を救おうと奔走するうち慈善事業にかかわる大ブルジョワ一族デュヴュイヤール男爵家と知り合いになり、腐敗堕落する上流階級と、格差に呻吟(しんぎん)する下層階級の同時的観察者の役目を演じることになる。
 折から大掛かりな疑獄事件が暴露される一方、民衆の間では社会秩序を爆弾テロによって破壊しようとするアナーキズムが広がり、社会不安が醸成されている。
(つづく)
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
303 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 11:37:34 ID:Un7kT5E4
>>302 つづき

 そんなとき、ピエールは元機械工サルヴァがデュヴュイヤール男爵家や議会などのいたるところに出没し不審な行動をとっているのを目撃する。だが驚いたのは、化学者の兄ギヨームとサルヴァがなにかを話し合っている現場を見てしまったことだ。
 やがてピエールの不安は現実となり、サルヴァはついに直接行動に出て男爵の馬車を爆弾で破壊しようとするが失敗、代わりに配達に来ていた帽子女工が爆死する。
 偶然爆発現場に居合わせたピエールは、サルヴァの跡を追って導火線の火をもみ消そうとして負傷した兄を救い出し自宅に連れ帰る。
 ギヨームはピエールの介護を受けて回復するが、サルヴァが逮捕されて処刑されると、それをきっかけに、あるとてつもない計画を実行に移そうと決意する……。

 以上がおおよその概略(あらすじ)だが、本当のことをいうと、本書の主人公は、ピエールやギヨームではない。
 むしろ彼らの心情を象徴するがごとく、時に絶望的に、ときに希望に満ちた様相で描かれるパリそのものである。
 パリという大都市こそは集団的無意識によって動かされながら、徐々に姿と構造を変えていく象徴とゾラが見なしているからだ。

 と、このように百年ぶりに蘇(よみがえ)った本書をパリで読みながら、いま、二一世紀の集団的無意識を反映している都はどこなのだろうと考えてみた。
 ニューヨーク? 上海? いや、もしかすると東京かも知れない。少子高齢化という人類未経験の二一世紀的集団的無意識を映す唯一の都市なのだから。(竹中のぞみ訳)
(引用おわり)

>>302 「資本主義の発達と民主主義の機能不全で貧富の格差が拡大し、いらだったインテリと民衆の一部が爆弾テロに走る」か。北京はどうなるかだな
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
305 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 14:06:12 ID:Un7kT5E4
ほい

http://www.asahi.com/international/update/0105/TKY201101050080.html
韓国と北朝鮮の経済格差37倍 国家予算も発電量も大差 朝日 2011年1月5日10時27分

 【ソウル=牧野愛博】韓国と北朝鮮の経済格差がさらに広がり、2009年の名目国民総所得(GNI)で37倍以上の差がついた。
 韓国統計庁が5日までに明らかにした。故金日成(キム・イルソン)国家主席生誕100周年を来年に控えた北朝鮮は今年、「人民生活の向上」を繰り返し強調しているが、目標達成は難しそうだ。

 09年の名目GNIは韓国の8372億ドル(約69兆円)に対し、北朝鮮は224億ドル。
 北朝鮮は第2次大戦後、日本が残した社会資本や社会主義陣営の支援を受けて、韓国に対して経済力で優位に立ったが、1970年代後半に追い抜かれた。

 北朝鮮の名目GNIは95年時点と比べて1億ドルしか増えていない。当時、韓国とは約24倍の差がついていたが、格差がいっそう広がった。

 09年の経済指標をみると、北朝鮮の予算規模は約37億ドルで、韓国の約2.3%。発電量は235億キロワットで、約5.4%だった。
 1万人あたりの大学生数でも、北朝鮮は212人で、約631人の韓国に大きく後れをとっている。
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
306 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 14:12:00 ID:Un7kT5E4
>>304
乙!
国家資本主義ね
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9
 国家資本主義(こっかしほんしゅぎ、英:state capitalism)は、学者や立場によって、異なった色々な意味で使用されている。
 通常は国家が資本主義に介入し管理するもの(修正資本主義)、国家が資本主義を推進するもの(開発独裁など)などを指す。

国家による資本主義への介入
 1929年からの世界恐慌により、自由放任型の自由市場経済には限界があると考えられ、各種の混合経済的な政策や体制が進められた。
 アメリカではニューディール政策など、国家や政府が資本主義に介入して有効需要の創出や需給管理が進められた(ケインズ主義)。
 ドイツやイタリアではファシズムが普及し、集産主義による自由主義の制限やインフラの整備、労働条件の整備が進められた。
 第二次世界大戦後の西ヨーロッパ、特に北欧では社会民主主義が普及した。戦後日本の規制政策なども含めて呼ばれる事もある(比喩的に日本型社会主義とも呼ばれることもある)。

国家による資本主義の推進
 18世紀以降の啓蒙専制君主や日本の明治維新、20世紀以降の開発独裁などは、国家が自由主義や資本主義を含めた近代化を推進した。ただし政治上の自由は厳しく制限した場合が多い。
 多くの国では一定の経済発展を成し遂げると民主化を進めていったが、権力者による私物化や汚職が長期間行われた場合は、近代化プロセスが破綻しクーデターや権力者の国外追放といった結末に結びつくことが多かった。

 現代においても、シンガポールの人民行動党政権、ケ小平時代後の中華人民共和国の改革開放(たちあがれ日本共同代表の一人与謝野馨などが、現在の中国を「国家資本主義」と呼称)、
 ベトナム社会主義共和国のドイモイ路線、プーチン政権のロシア(政権によるオリガルヒ統制)などが国家資本主義と呼ばれることがある。

共産主義の用法
 共産主義(特にレーニン主義)では、資本主義は延命のために自由主義を捨てて独占資本主義、更に国家独占資本主義に変質し、植民地獲得競争のため帝国主義戦争を行うとする。
 逆に反レーニン主義を掲げる無政府主義や左翼共産主義では、既存の社会主義国を批判する用語として「国家資本主義」を使用している。
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
307 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 14:20:53 ID:Un7kT5E4
>>306 補足
>たちあがれ日本共同代表の一人与謝野馨などが、現在の中国を「国家資本主義」と呼称

「国家資本主義」というのが、2011年のキーワードかもな
下記は、おいらの嫌いな竹中平蔵の記事だが、一応目に付いたので引用する

http://www.nikkei.com/biz/editorial/article/g=96958A9C93819499E3E1E2E29C8DE3E1E3E0E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;df=2;p=9694E2E4E3E2E0E2E3E2EBE4E1E6
ニュースこう読む(竹中平蔵)「国家資本主義」中国を後追いする日本  竹中平蔵 慶大教授 (2/2ページ) 日経 2010/12/15 7:00
(抜粋)
■国際協力銀の分離・独立構想、行革に逆行

 同時に業務範囲も拡大し、現在は途上国に限られている輸出金融を先進国にも広げ、短期融資や投資勘定の設置も検討している。明らかに過去の行政改革に逆行している。
 こうした動きは、将来の国民負担を担保に輸出企業を助成するものであり、国民のリスク負担を拡大すると言える。

 中国などは露骨な国家資本主義を前面に出し、国が企業の後押しをしている。このため日本でも「官民一体となって」という雰囲気が蔓延(まんえん)しつつある。

 さらには、政治が政争に明け暮れているため、官僚がここぞとばかりに権益を拡大しているという側面もある。「官民一体」が大義名分となって、日本が安易に国家資本主義への道を歩んではならない。

 こういう時期にこそ、政府がやるべきこと、やってはいけないことを明確にしなければならない。
 同時に、そうした国際ルールを構築する努力を日本が先頭に立って進め、近隣諸国の国家資本主義をけん制する必要がある。
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
308 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 14:34:31 ID:Un7kT5E4
>>306 補足追加
> 1929年からの世界恐慌により、自由放任型の自由市場経済には限界があると考えられ、各種の混合経済的な政策や体制が進められた。
> アメリカではニューディール政策など、国家や政府が資本主義に介入して有効需要の創出や需給管理が進められた(ケインズ主義)。

1.そのケインズ主義が、アメリカ財政赤字やスタグフレーション(下記)が問題になり、マネタリストなどの批判を招いた
http://www.google.com/url?q=http://profile.allabout.co.jp/ask/q-25660&sa=U&ei=m5cqTd6IHpL5cb-xsK8B&ved=0CBAQFjAB&usg=AFQjCNFopNXm9hDJYo1rEzKT_9rMpmiHOg
スタグフレーションとはなんですか? - 悩み解決ナビ(Q&A)

2.確かに、ケインズがジョークで言ったと思うが、「穴を掘って、また埋めても、公共投資として意味がある」みたいな話を真に受けるケインジアンが出没すれば、公共投資が無駄になったり効率が悪くなる
3.そして、ソ連崩壊。資本主義の勝利が喧伝され「なんでも米国に従えば良い、なんでも市場に任せれば良い」という考えを人々は頭に叩き込まれた>>2
4.新自由主義、構造改革が持てはやされるようになった。日本でも、小泉が登場した
http://www.google.com/url?q=http://ja.wikipedia.org/wiki/%25E6%2596%25B0%25E8%2587%25AA%25E7%2594%25B1%25E4%25B8%25BB%25E7%25BE%25A9&sa=U&ei=rpgqTe_IIdTzcZaDhbIB&ved=0CA0QFjAA&usg=AFQjCNGC9k_P4vG5wIhuTX7I4iksAvBErw
新自由主義

 新古典派経済学は、均質で原始的な経済人のおのおのが合理的判断と完全な情報(現実は情報の非対称性)に基づき、貨幣を媒介として市場(現実は市場の失敗)で利己的に競争しあうことにより、「見えざる手」という仮説に基づいた均衡が訪れると説く。
 新自由主義の政府は、新古典派経済学の経済モデルを「無謬」の規範ととらえる市場「原理」主義に基づき、構造改革(structural adjustment)の政策を実行し、それにより整えられた舞台の上で、経済主体を自由に競争させようとする。

5.が、サプブラ問題、リーマンショック
 世界は、世界恐慌の再来の危機にあった
 1929年の世界恐慌の学習効果により、世界の指導者たちは、危機のときは断固として市場介入をためらうべきではないと、世界恐慌の再来を防いだ

6.そして、2011年になった
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
309 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 14:46:12 ID:Un7kT5E4
>>308 つづき

7.2010年資本主義崩壊を煽る者が居た。本を売るために囃す者もいた
  が、幸いなことにハズレだ

8.が、日本はまだリーマンショックの直撃から回復していない
  学生の就職率は、前の氷河期を下回るという

9.本来、きちんとした政策が日本政府に求められるところだが、ねじれ国会の民主党政権が果たしてどのような政策が行えるのか
  ともかく、あるべき日本の姿、あるべき日本の国家戦略、あるべき日本の経済政策、それを真剣に考えるべし

10.2011年のいま、ゆり戻しが来ていると見る
  90年代日本をライバル視していた米国は、超大国中国の勃興とロシアの復権で、再び日本を有力なパートナーとして必要とする時代が来ていると見る>>2
  資本主義崩壊などありはしない。資本主義をベースにどのような国家戦略を取るべきか? いま成功している中国、韓国はかつての高度成長期の日本の政策をモデルとしている
  とくに、北京オリンピックから上海万博を行い経済成長を成し遂げた中国の政策は、高度成長期の日本の政策モデルそのもの
  高度成長期の日本の政策モデルとは、政府がきちんと正しい成長戦略を立案し実行してきたというもの
  それが、90年代の米国の日本敵視で槍玉に挙げられ、封じられ失われた10年あるいは失われた20年になった

11.いま、なにをなすべきか
  それを根本から考え直す時期
  中国、韓国の成功をヒントとして
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
311 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 17:21:26 ID:Un7kT5E4
>>310

また話が戻ってしまうが、しかし同じことを別の角度、あるいは別の切り口で見ているのかも知れないが

>共産革命はすでに起こっている。プロレタリアート独裁はある意味ですでに実現している。>>203

これは明らかに少数説だろ。世間でそんなことを言っている人は殆どいない。ま、独自見解としてなら認めるが、「マルクスの予言どおり」ってのは認めないよ

>あのね、マルクス主義の考えは、資本主義が発展すると共産主義的な下部構造が成り立ち、
>資本主義はいずれは上部構造までもそれを取り込まざるをえなくなるというもの。
>マルクスのゴータ綱領批判の考えでは、資本主義から共産主義への変化は急激に起こるのではなく
>徐々に段階的に起こる。つまり長い革命(永続革命的)となる。
>つまり共産主義の最初の段階ではまさに混合経済の段階になるだろうとそこでマルクスは言っていたの。
>そういうことから総合して考えると、マルクス主義の予言ならぬ史的展望は大枠では当たっていたと言える。>>203

ここは明らかに、聖書の暗号と同じ批判が当てはまると思うよ(下記>>124)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E%E5%8F%97%E8%B3%9E%E8%80%85%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
イグノーベル賞受賞者の一覧
文学賞
ドロン・ウィズタム、エリアフ・リップス、ヨアフ・ローゼンバーグ(イスラエル)
マイケル・ドロズニン(アメリカ)
聖書が秘密の隠された暗号を含んでいることを、統計的に発見したことに対して。
ドロズニンは、日本でも発売された『聖書の暗号』の著者。ウィズダムらは、その元になる「統計学的」研究の著者。
(引用おわり)

つまり、後講釈で「こうも解釈できる」と、起こった事実に合わせて解釈してゆくやり方
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
312 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 17:37:25 ID:Un7kT5E4
>>310 つづき
>しかも、レーニンが言ったとされていること(↓)ともよく似たものだ。
>>  共産主義(特にレーニン主義)では、資本主義は延命のために自由主義を捨てて独占資本主義、更に国家独占資本主義に変質し、植民地獲得競争のため帝国主義戦争を行うとする。

まず、”植民地獲得競争のため帝国主義戦争を行う”あたりが、すでに植民地の時代は終わっているので当たらないよ
それから、資本主義の中で中国は特異で、中国をそのまま世界の資本主義に当てはめるわけにはいかない
実際、米国ではGMに政府が出資したが、それはあくまで一時的なもの

>>311 自己レス
>また話が戻ってしまうが、しかし同じことを別の角度、あるいは別の切り口で見ているのかも知れないが

補足だが、そもそも純粋な自由放任(レッセ-フェール)は、成り立たないと考える
http://www.google.com/url?q=http://www.adpweb.com/eco/eco442.html&sa=U&ei=iMMqTdrbHcbQcdTQ6LcB&ved=0CCwQFjAJ&usg=AFQjCNEGakw4ulKbEEBlflAfl3Bpfi_5_A
経済コラムマガジン 06/6/26(442号)
自由放任(レッセ-フェール)の経済
(抜粋)
 マルクスとは別の方法で、自由放任(レッセ-フェール)の経済には欠陥があること(有効需要の不足が起ること)を理論的に解明したのがケインズである。
 しかしケインズは、需要不足という市場の失敗を政府が是正してさえやれば、市場はうまく機能すると考えた。
 つまり共産主義経済を採らなくとも、政府が金利を低下させ、財政支出を増やし、有効需要を創出すれば、資本主義・自由主義経済は均衡を回復することができると主張した。

 一方、自由放任(レッセ-フェール)の流れをくむ古典派経済学は、全く当時の世界恐慌に対して有効な処方箋を示すことができなかった。
 むしろ恐慌時に、政府支出を削減したり、高金利政策と言ったトンチンカンな経済政策を行った政府さえあった。
 たしかに古典派経済学の理論では、高金利によって貯蓄が増えても、これが自動的に投資に回ることによって、需要の不足は起らないことになっている。
 日本においても世界恐慌時、浜口政権は緊縮財政を行って日本経済を壊滅に追いやった。
(つづく)
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
313 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 17:41:16 ID:Un7kT5E4
>>312 つづき

http://www.google.com/url?q=http://www.adpweb.com/eco/eco442.html&sa=U&ei=iMMqTdrbHcbQcdTQ6LcB&ved=0CCwQFjAJ&usg=AFQjCNEGakw4ulKbEEBlflAfl3Bpfi_5_A
経済コラムマガジン 06/6/26(442号)
自由放任(レッセ-フェール)の経済
(抜粋)
 戦後、自由放任(レッセ-フェール)の経済、つまり古典派経済学は否定され、ケインズ政策の資本主義・自由主義経済の国家と共産主義・社会主義経済の国家の対立という図式になった。
 ところが米国経済が、日独などの追い上げによって窮地に立つと、どういう訳か米国でケインズ政策が否定されるようになった。
 米国の経済力が低下したことと、ケインズ理論とどう関わるのか明確にされないまま、ケインズ政策が否定されたのである。

 これには共産主義・社会主義国家の没落が影響していると思われる。
 共産主義・社会主義経済の失敗が明らかになるにつれ、政府の経済への介入自体を否定する風潮が強くなった。この延長線上で、政府の経済への関与を認めるケインズ政策が否定されるようになったと考える。

 新しい経済政策は規制の撤廃と小さな政府の実現であり、また各国の参入障壁の撤廃による「物」と「金」の世界的な自由な移動の促進である。
 まさに自由放任(レッセ-フェール)経済の再登場である。
 死んだはずの自由放任(レッセ-フェール)の経済思想がゾンビのように蘇った。
 この経済思想が新保守主義、新自由主義である。新保守主義・新自由主義者達は自らを「ニュークラシカル(新古典派)」と称して、サミュエルソン、ソローそしてクラインなどの「ネオクラシカル(新古典派)」と一線を画している。
 筆者の感想では「ネオクラシカル(新古典派)」の方はほとんどケインジアンに舞い戻っている。ところがどちらも新古典派と呼ばれているから混乱を招くのである。

 このように一世を風靡したケインズ経済学は、理論経済学界の中では落ち目になった。
 もちろんケインズ経済学は、市場の価格メカニズムを否定しているわけではない。むしろ市場が間違った動きをした時、政府などが介入した方が、市場の機能がうまく働くと主張しているのである。
 一方、新保守の「ニュークラシカル(新古典派)」は自由放任(レッセ-フェール)の信者であるから、全ての政府の経済介入を否定する。
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
314 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 17:57:50 ID:Un7kT5E4
>>312-313
まとめると

1.いま起こっていることは、マルクスの予言どおりではない
2.マルクスとは別の方法で、自由放任(レッセ-フェール)の経済には欠陥があることをケインズは指摘した(1936年)
3.そして、戦後の資本主義各国はケインズ政策を採用した(1960年代)
4.しかし、アメリカは財政赤字とスタグフレーションに悩まされるようになった(1970年代)>>308
5.米国ではレーガン、英国ではサッチャーが登場し、新自由主義的改革を行う(1980年代)
 (これは後に、影の部分(社会格差増大と社会の荒廃という大きな副作用)があることが判明)
6.しかし、共産主義・社会主義経済の失敗が明らかになるにつれ、政府の経済への介入自体を否定する風潮が強くなった(1990年代)
 この延長線上で、政府の経済への関与を認めるケインズ政策が否定されるようになり、新自由主義の風が吹く
7.日本では、小泉が登場、新自由主義による構造改革を提唱しし(2000年代)、結局失われた十年に小泉改革による十年が加わり、失われた二十年となる
8.バカやってんじゃないよと、日本国民は怒り、政権交代へ(2009年)
9.しかし、民主党の宇宙人総理に仮免許総理とつづき、いま2011年
10.やっぱり、国民がしっかりしないとダメだ! 自民党と民主党の両方を鍛えなおすしかないと気付き始めた日本国民だった(いまここ)

これが、おいらの認識であり、多数意見と思うけどね
資本主義というOSは不具合が多発だ!part21
315 :名無しさん@3周年[]:2011/01/10(月) 18:04:54 ID:Un7kT5E4
>>314 補足

ああ、2008年のサブプラ問題とリーマンショックが抜けたね>>308
これは重要な事件だった

自由放任(レッセ-フェール)の経済、これではダメだという空気が出来た
人の健康においても、病気に罹ったときは、医者の処方により薬を飲み、体を温める
同様に、経済においても、変調を来たしたときは、医者の処方が必要で自由放任(レッセ-フェール)じゃダメってこと
これを、世界の多くの人が認識した

それで、新自由主義はほとんど死んだ
小泉改革も否定された


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