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しじみ ★
【宇宙開発】先月20日のエンジン試験中に爆発したスペースXのカプセル型宇宙船、「異常」で全損[05/02]
【宇宙】「死の神」の小惑星アポフィス、2029年に地球に接近[05/02]
【医学】アルツハイマー患者、実は別の種類の認知症か=国際研究[05/01]
【話題】ヒマラヤ山脈で「イエティの巨大足跡」インド陸軍が発見![05/01]
【環境】世界遺産の氷河、今世紀中に半数が消失の恐れ 温暖化の影響[05/01]
ノーベル賞は「平成の遺産」になってしまうのか?令和の科学技術が進むべき道[05/01]
【哲学】ソクラテスの「無知の知」が科学研究で証明される[05/01]
【宇宙開発】ペプシは小型人工衛星を用いて夜空に浮かぶ巨大な広告を打ち出すことを計画中[05/01]
【宇宙】NASA長官、「隕石は地球の脅威」地表から28キロの上空で広島型原爆の30倍 講演で明言[05/01]
【脳科学】大脳の領域同士の「つながり」を人工神経組織で再現 東京大学[05/01]

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書き込みレス一覧

【宇宙開発】先月20日のエンジン試験中に爆発したスペースXのカプセル型宇宙船、「異常」で全損[05/02]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 00:00:25.66 ID:CAP_USER
【5月2日 AFP】
先月20日のエンジン試験中に爆発したとみられている米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)のカプセル型宇宙船クルー・ドラゴン(Crew Dragon)について、米航空宇宙局(NASA)の予算を管理する米議会上院歳出委員会のリチャード・シェルビー(Richard Shelby)委員長は1日、「全損した」と明らかにした。

 NASAとスペースXは、エンジン試験中に「異常」が発生したとのみ発表し、重大とみられるトラブルを引き起こした原因に関しては固く口をつぐんでいる。しかし、ツイッター(Twitter)に流出した動画には爆発の様子が映っており、NASAも後に間接的ながら、この動画が本物だと認めた。

 シェルビー氏は、1日に開かれた上院歳出委員会の公聴会で「スペースXの直近の異常により、カプセルは全損した」と述べた。

 NASAのジム・ブライデンスタイン(James Bridenstine)長官はシェルビー氏に対し、この事故についてスペースXと共同調査を行うと説明したという。

 NASAはイーロン・マスク(Elon Musk)氏が創業し最高経営責任者(CEO)を務めるスペースXや米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)と協力し、米国人宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)に送るミッションの再開を目指している。

 クルー・ドラゴンによる初の有人飛行は年内に実施を予定しており、今回爆発したカプセルは今後、緊急時の地球帰還を可能とする飛行中止システムの実船試験でも使われる予定だった。(c)AFP

https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/5/3/-/img_53f53690a0ae84c009fc9b0751369866162958.jpg

https://www.afpbb.com/articles/-/3223382
【宇宙】「死の神」の小惑星アポフィス、2029年に地球に接近[05/02]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 00:05:43.86 ID:CAP_USER
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)によると、「死の神」の名を持つ巨大小惑星が、2029年に地球に接近する。

この小惑星「99942アポフィス」は直径約335メートル。アポフィスの名は、太陽をのみ込もうとするエジプト神話のヘビ神のギリシャ名に由来する。

ただし2029年にアポフィスが地球に衝突する心配はなく、地球から約3万キロの距離を通過する見通し。

NASAの専門家によると、これほど大きな天体が地球の近くを通過することは比較的珍しく、研究者にとっては絶好の観測の機会になる。NASAでは光学望遠鏡とレーダー望遠鏡を使って観測する予定。「レーダーを使えばわずか数メートルの精度で表面を観察できるかもしれない」という。

アポフィスは肉眼でも明るい光点として見える可能性がある。NASAの予測モデルでは、「アポフィスが大西洋上空を通過する際、その軌道が一時的に赤からグレーに変わる。それが最接近の瞬間だ」「最接近の後は昼間の空へ移動して見えなくなる」と説明している。

今回の接近は、もっと危険な小惑星が地球に接近した場合の対応を探る機会にもなる。そうした天体に詳しい専門家はアポフィスを「潜在的に危険な小惑星(PHA)約2000個の代表的な存在」と位置付け、「2029年のアポフィス接近を観測することで、いつか惑星防衛に利用できるかもしれない重要な科学的知識が得られるだろう」と話している。

https://www.cnn.co.jp/storage/2019/05/02/50c256cb6ddcb7f914cdbb6592ef235d/t/768/432/d/asteroid-1-super-169.jpg

https://www.cnn.co.jp/fringe/35136488.html
【医学】アルツハイマー患者、実は別の種類の認知症か=国際研究[05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 00:27:40.84 ID:CAP_USER
これまでにアルツハイマー型認知症と診断されていた人の中には、実は新たに発見された種類の認知症だった人が多く含まれていると、国際研究チームが発表した。

ある専門家は、近年で最も重要な認知症に絡む発見だと話している。研究は医学誌「ブレイン」に発表された。

LATE(Limbic-predominant age-related TDP-43 encephalopathy、大脳辺縁系優位型老年期TDP-43脳症)と呼ばれるこの症状は、アルツハイマー型認知症と似ているが、異なる病気だという。

新たな認知症が特定されたことで、これまで認知症の治療方法が確立してこなかった理由が明らかになるかもしれない。

■認知症とは?

認知症は単一の病気ではなく、記憶や思考が損なわれるなどの症状をまとめた呼び方だ。

さまざまな種類の認知症があるが、中でもアルツハイマー型認知症が最も患者の数が多いとされ、広く研究されている。
しかし今回の研究では、アルツハイマー型と診断された患者の最大で3分の1が、実はLATEである可能性があるとしている。また、アルツハイマー型とLATEは併発することもあるという。

研究は、認知症患者の死後解剖の結果を基にしている。それによると、LATEは80歳以上が罹患するもので、この年齢グループでは5人に1人の割合で症状が確認された。

調査チームはこのことから、公衆衛生におけるLATEの影響は大きいと指摘した。

アルツハイマー型と違い、LATEはより緩やかに記憶が失われていくとみられている。

■治療法は確立されるか

現在、認知症を特定する単一の診断方法は確立されていない。場合によっては、死後に発覚することもある。

LATEはTDP-43と呼ばれるたんぱく質に由来する。一方、アルツハイマー型はアミロイドとタウというたんぱく質と関連がある。

科学者は認知症の治療法を確立しようとしているが、認知症にはさまざまな種類や原因があるため、実現は困難だ。

アルツハイマー型の原因とされるたんぱく質を脳内から減らす薬の実験は、失敗に終わった。

効果的な治療法が見つからない中、認知症治療薬の開発競争から降りる製薬会社も出ている。

こうした中で研究チームは、LATEをより深く研究することで、新たな治療法が見つかるかもしれないと話した。

研究論文では、LATEへの認知向上や、さらなる研究へのガイダンスが示された。

研究を主導した米ケンタッキー大学のピート・ネルソン博士は、「LATEはずっと存在していた。我々が初めて特定しただけだ」と話した。

「アルツハイマー型は誰もが知っている認知症だが、認知症にはさまざまな種類があり、LATEはその中でも最も症例が多い。これからLATEについての研究を初め、治療法を最適化・開発するのはとてもワクワクする」

一方で、「これからやるべきことは多い。今回の発見はゴールではなくスタートに過ぎない」と述べ、「これまでアルツハイマー型と言われていた人の多くが、実はそうではなかったと分かるだろう」と指摘した。

■他の専門家の意見は?

ユニヴァーシティー・コレッジ・ロンドンのロバート・ハワード教授は、「この論文はここ5年で認知症について発表されたもので最も重要かもしれない」と語った。

「アルツハイマー型に有効だといわれていた試験薬はLATEには効果がない。これは今後の試験で、被験者に重要な選択をもたらすだろう」

エディンバラ大学の認知症専門家、タラ・スパイアーズ=ジョーンズ教授は、「認知症の症状はさまざまな病気が原因で起こることがわかっており、どの原因がどんな認知症を引き起こすのかを知ることが、治療法の開発には不可欠だ。そういった意味で、この研究は重要だ」と述べた。

英アルツハイマー・ソサエティーのジェイムズ・ピケット博士は、この研究は「より精度の高い診断と、パーソナライズされた認知症治療への最初の一歩だ」と語った。

一方でアルツハイマー・リサーチのキャロル・ルートレッジ博士は、LATEの症状を病院で医師が診断することはまだできないと指摘している。

(英語記事 New type of dementia identified)
https://www.bbc.com/news/health-48092570

https://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/116F/production/_106636440_gettyimages-919915428.jpg
https://www.bbc.com/japanese/48116477
【話題】ヒマラヤ山脈で「イエティの巨大足跡」インド陸軍が発見![05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 00:37:45.20 ID:CAP_USER
インド軍は先月30日、ネパール東部の標高8000メートルを超える山岳地帯で伝説の雪男である「イエティの足跡」を発見したと発表した。

これはインド陸軍が公式ツイッターで明らかにしたもので、発表によると、先月9日、軍の山岳遠征隊がエベレストの東20キロに位置するマカルー山に近いベースキャンプ付近で、幅38センチ(15インチ)、長さ81.3センチ(32インチ)の巨大な足跡を発見。
https://www.hazardlab.jp/contents/post_info/2/9/0/29077/D5ViRyBUEAAjU1C.jpg
https://www.hazardlab.jp/contents/post_info/2/9/0/29077/D5ViRyCUEAEUa6e.jpg

マカルー山は、ネパールとチベットにまたがるマカルー・バルン国立公園内にそびえる標高8463メートルの山で、過去にも雪男の目撃があったという。

地元メディア『The Times of India』の報道によると、軍は専門家に「証拠」を渡して分析を依頼したとしている。

イエティは、現地のシェルパ族の間で信じられてきたヒマラヤ山脈に住むと言われる未確認生物(UMA)で、1887年に英国軍人ウォーデルが足跡を発見。1950年代に英国の登山家エリック・アール・シプトンがエベレスト登頂ルートを探索中にも異常な足跡を見つけ、世界的に知られる存在となった。

人類で初めてエベレストへの登頂を果たしたニュージーランドの探検家エドモンド・ヒラリーら18人の調査チームは、1960年に調査結果を発表し、「イエティの足跡はキツネのもの」で、これまでに見つかった毛や糞はヒグマやカモシカなどの野生動物のものだったと結論づけている。
https://www.hazardlab.jp/contents/post_info/2/9/0/29077/D5ViRyBUEAUPngU.jpg

https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/9/29077.html
【環境】世界遺産の氷河、今世紀中に半数が消失の恐れ 温暖化の影響[05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 00:45:25.51 ID:CAP_USER
【5月1日 AFP】温室効果ガスの排出に歯止めがかからない状況が続けば、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)に存在する氷河の半数近くが、今世紀末までに消失するとの研究報告書が4月30日、発表された。

 国際自然保護連合(IUCN)は、氷河が存在する世界遺産46か所を調べたが、この中には、スイス・アルプス山脈(Swiss Alps)のアレッチ氷河(Aletsch glacier)やデンマーク領グリーンランド(Greenland)のヤコブスハブン氷河(Jakobshavn Glacier)、ヒマラヤ(Himalaya)山脈のクーンブ氷河(Khumbu Glacier)などが含まれる。

 IUCNによると、報告書の執筆者らは各種データと高度モデリングを用い、「高排出シナリオに基づくと、現在氷河が存在する自然世界遺産46か所のうち21か所で、2100年までに氷河が消滅すると予測した」。

 高排出シナリオとは、2015年に採択された地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」で掲げられた温室効果ガス排出量の削減目標が達成されていない現状を意味する。

 氷河の消滅が最も深刻だと考えられる世界遺産は、アルゼンチンのロス・グラシアレス国立公園(Los Glaciares National Park)、米国とカナダにまたがるウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園(Waterton Glacier International Peace Park)だという。また、ピレネー山脈(Pyrenees)ペルデュ山(Mont Perdu)にある小規模の氷河は2040年までに消滅する可能性がある。

 だが、たとえ各国がパリ協定の目標を達成したとしても、今回分析対象となった世界遺産46か所のうち8か所で2100年までに氷河が消失すると、IUCNは続けている。

 IUCNの世界遺産プログラムを統括するピーター・シェイディー(Peter Shadie)氏は「これらの象徴的な氷河を失うことは悲劇であるとともに、利用可能な水資源、海面上昇、気候パターンなどに重大な影響を及ぼすと考えられる」と指摘している。

 IUCNは「レッドリスト(Red List、絶滅危惧種リスト)」の作成で知られているが今回初めて、世界遺産46か所に存在する1万9000の氷河のリストを作成した。(c)AFP

https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/7/d/-/img_7db258d6220595617ea3edb82da0a2cc226236.jpg
https://www.afpbb.com/articles/-/3223256
ノーベル賞は「平成の遺産」になってしまうのか?令和の科学技術が進むべき道[05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 00:56:04.17 ID:CAP_USER
■11人の賞受賞者からの警鐘

科学技術にとって平成の30年はどんな時代だったのか。少なくとも平成の終盤は悲観的な声が多かった。日本の論文数の停滞と中国の台頭など、地位低下が定量的に示されことがきっかけだ。調査の数字がマインドを冷やし、次の調査の数字を悪化させている。日刊工業新聞は平成の後期に11人のノーベル賞受賞者にインタビューした。彼らの言葉から令和の科学技術を探る。
https://c01.newswitch.jp/cover?url=http%3A%2F%2Fnewswitch.jp%2Fimg%2Fupload%2FphpJ1grEx_5cc3910c4d5c3.jpg

■科学技術立国へ

◎小林氏「反対の道だ」/梶田氏「何か示して」

 「国は科学技術立国を目指すといいつつ、反対の道を歩んでいる」(小林誠高エネルギー加速器研究機構特別栄誉教授)。「少なくとも科学技術立国には向かっていない。日本はどんな国を目指すのか。もし科学技術でないなら、何かを示してほしい」(梶田隆章東京大学教授)。科学技術を代表する受賞者たちが厳しい声を上げた。これは現場の声にも表れている。

 文部科学省の科学技術・学術政策研究所(NISTEP)による研究者の意識調査では、基礎研究への認識が16年から18年にかけて急速に悪化した。日本の基礎研究から国際的に突出した成果が生み出されているか聞いた設問は、36%の研究者が評価を下げ、上げた研究者は8%に留まった。基礎研究の多様性が確保されているか聞いた設問では、29%が下げ、上げたのは7%だった。差し引き研究者の2―3割が認識を悪化させた。

 理由には「役に立つ研究や成果がすぐに見える短期的研究に偏ってきている」「目の前の研究費獲得が最大の目標となっている」といった意見が挙げられた。研究の自由度が減り、知的探究心をもとに進める学術研究が苦しい状況にある。

■基礎か応用か

◎野依氏「二元論は不毛」/山中氏「競合はしない」

 この批判の矛先にあるのが大型プロジェクトだ。政府主導で社会課題の解決に向けた開発が進む。NISTEP調査では「選択と集中が過度になっている」と指摘された。ただ“多様性”と“選択と集中”は矛盾しない。二つを繰り返すことで研究テーマの新陳代謝が進み、長期的に研究の多様性が増す。「大学は基礎、応用は企業が担うべきだ」という意見に、科学技術振興機構研究開発戦略センターの野依良治センター長は「基礎か応用かという二元論は不毛だ」と断じる。京都大学の山中伸弥教授も「基礎と応用は競合するものではない」と強調する。

◎大隅氏「『役に立つ』追及の弊害」

 社会課題などに役に立つ研究も学術研究を圧迫する。東京工業大学の大隅良典栄誉教授は「医学に役に立たない生物学は存在しないことになっている。科学が長年『役に立つ』ことを求められてきた弊害が現れている」と指摘する。成果を役に立つとこじつける論文が増え、学術研究の評価が下がっている。

 お役立ち論文の前には、“新しい”とこじつける論文が量産されていた。わずかな差で新しいと主張する論文があふれ、研究の評価軸が壊れた。その反動で“役に立つ”ことが求められ、その実績として産学連携が推進された。しかし“役に立つ”という評価軸もどれが本物かわからなくなり始めている。

 結局、研究者への評価を論文の数や被引用数などの客観指標に頼る。大隅教授は「視野の狭い研究者ほど客観指標に依存する。研究者は科学全体を見渡す力を培わないと駄目になる」と指摘する。評価軸が形骸化し、評価を客観指標に依存して本質を見失う。学術界全体が大企業病にかかっているかのようだ。


https://newswitch.jp/p/17471
続く)
ノーベル賞は「平成の遺産」になってしまうのか?令和の科学技術が進むべき道[05/01]
2 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 00:56:20.94 ID:CAP_USER
続き)>>1
■予算配分への不満

◎江崎氏「マテリアルに投資を」/天野氏「産学で組織的に対抗」
 
この状況で予算配分への不満がくすぶっている。NISTEP調査で研究資金の配分機関が役割を果たしているか聞いた設問では28%が評価を下げ、上げたのは10%。学術研究にも濃淡がある。例えば宇宙研究では小惑星探査チームが水酸化マグネシウムを“水”とし、小惑星での水酸基含有鉱物の発見を、地球上の水の起源に迫れる成果と宣伝する。だが論文では水酸基含有鉱物を“水”とは書いていない。起源解明においては傍証の位置づけだ。素粒子研究では国際リニアコライダー(ILC)の推進派はILCで宇宙がつくれると宣伝するが、それはすぐに消えると小さく説明が入る。

茨城県科学技術振興財団の江崎玲於奈理事長は「ノーベル賞の分野で競争力につなげるならマテリアルやヘルスケアに投資すべきだ」と強調する。宇宙も素粒子も国内の予算の議論よりも先に海外で国際共同プロジェクトを約束する分野だ。必ずしも実用研究と学術研究の対立ではなく、学術研究の中でフェアに投資配分されているか疑う声がある。ビッグサイエンスなどの研究者と官僚が二人三脚で予算をとりにいく分野と、人文社会科学や数理などの研究者と官僚が分断された分野では差があった。ただ人工知能(AI)や自動運転の開発に数理は必須で、社会実装には人文社会科学の知見が欠かせなくなった。

◎田中氏「日本の良さ生きず」/大村氏「連携ではなく依存」

 この打開策として大学と企業の組織同士での産学連携が進められている。名古屋大学の天野浩教授は中国の台頭を念頭に「大学と産業界が組織的に対抗すべきだ」と説明する。島津製作所の田中耕一シニアフェローは「日本の良さを生かし切れていない部分があり、改善すれば世界と戦える」という。組織同士の連携で共同研究が大型化すると、その間接経費が大学本部の収入になり、基礎や学術研究へ配分できる。ただ北里大学の大村智特別栄誉教授は「資金源として国が頼れなくなったから企業に頼るというのは、連携でなく依存だ」と指摘する。

◎白川氏「好奇心が社会支える」/中村氏「自分で生き抜く術を」

 令和になっても確かなものは教育と人材だ。白川英樹筑波大学名誉教授は研究者が社会に科学を伝える重要性を説いてきた。「一人ひとりの好奇心と教養が社会を支え、研究者はこの社会に支えられている」という。米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授は「工学系を目指す若者は、まず日本から出ることだ。学術界も産業界も沈んでいく国に留まり、それでも支援を求めて国にすがりつく日本の大学研究者にどんな未来があると思うか。若者には自分の脚で立ち、生き抜く術を身につけてほしい」と語る。

https://newswitch.jp/p/17471
【哲学】ソクラテスの「無知の知」が科学研究で証明される[05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 00:59:58.42 ID:CAP_USER
哲学者のソクラテスは自らの無知を自覚することが真の認識に至る道であるという「無知の知」を説きましたが、「知識が多い人ほど、自分の知識の限界を認識し、間違いの指摘や他人のアイデアを認めやすい」ということが研究で示されました。

Links between intellectual humility and acquiring knowledge: The Journal of Positive Psychology: Vol 0, No 0
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/17439760.2019.1579359

Intellectual humility: from views of knowledge to views of people – Open for Debate - Cardiff University
https://blogs.cardiff.ac.uk/openfordebate/2019/01/28/intellectual-humility-from-views-of-knowledge-to-views-of-people/

People Who Brag About Their Intellect Don't Know as Much as They Think, Study Finds
https://www.sciencealert.com/people-who-are-humble-about-their-intellect-actually-tend-to-know-more-study-shows

アメリカ、ペパーダイン大学の心理学者であるエリザベス・クラムレイ・マンカソ氏らは、「intellectual humility(知的謙遜)」という概念について研究を行いました。知的謙遜とは、「間違いは起こるものだ」「自分の知識は限られている」ということを冷静かつオープンに受け入れられること。知的謙遜の対極にあるのが「intellectual overconfidence(知的過信/自信過剰)」という概念。自分の考えに自信を持つことは基本的にはいいことですが、過剰な自信は問題があると捉えられています。

知的謙遜・知的過信について調査を行うため、マンカソ氏らの研究チームは合計1200人の被験者に対し、「知的謙遜と学習の間にあるさまざまな関係」を調べる5つの実験を行いました。

まずアンケート調査では、被験者はいくつかの質問に答え、同時に研究者が開発した知的謙虚スケールで自分の回答を評価しました。このスケールは、過度な知的優位性を強く持つかどうかを調べる「知ったかぶり」スケールと、他人から学ぼうとする「知的寛容性」スケールの2つから構成されるとのこと。

この結果、まず、知的謙虚を持つ人は一般知識が多いということが判明。

「知的謙虚と一般知識の多さの間につながりがあることは、知的謙虚が『人の一般知識の多さを正確に測る能力』と関係しているという研究結果によって説明がつきます。つまり、自分が知らないことを知ること(そして『知らない』と進んで認めること!)は新しい知識への第一歩なのです」とマンカソ氏は記しています。

一方、知的謙虚でない人は自分の認知能力を過大評価する傾向があるものの、知的謙虚さの度合いによって認知テストの結果が影響を受けるわけではないことも示されました。研究者が知的謙虚さと認知能力の間に関連性があると予測していたため、これは「驚くべき結果」だったそうです。

しかし、知的謙虚には問題もあることも、マンカソ氏らの研究で示されています。理由はわかりませんが、知的謙虚さの強さがGPAの低さと関連性があることが示されているのです。また知的謙虚さを持つ被験者は自分の認知能力を過小評価することも示されています。

「人は偏見のない人を受け入れやすい傾向にありますが、一方で自分の信念を確信しない人を『弱い』と考えたり、すぐに考え方を変える人を『操作的』『安定していない』と考えることがある可能性もあります」「このような社会における人の見方が、人に自分の間違いを認めづらくしているかもしれません。『自分の考えには自信を持つべき』と考える人は、考えを変えることを恐れるかもしれません」とマンカソ氏は語っており、知的謙虚の理解を深めることが、社会における人のあり方に影響を及ぼすと考えています。

今回の研究結果から、少なくとも「知的謙虚は社会に幅広い影響を及ぼしている」ということは示されたといえます。一方で研究者は、知的過信が知識・認知・新しいことを学習する能力にどう影響するかを理解するためには、さらなる研究が必要だとしています。

「知的謙虚は数多くの面で、公共財に寄与しています」「知的謙虚は人々の認識に対する『意見』の枠を越え、社会的態度・社会的行動の示唆を含みます。この研究は、意見が不一致の場合でも、人に対して礼儀正しく、慈悲深く振る舞う助けとなる可能性があります」とマンカソ氏は述べています。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/19/Anderson%2C_Domenico_%281854-1938%29_-_n._23185_-_Socrate_%28Collezione_Farnese%29_-_Museo_Nazionale_di_Napoli.jpg
https://gigazine.net/news/20190501-links-between-humility-knowledge/
【宇宙開発】ペプシは小型人工衛星を用いて夜空に浮かぶ巨大な広告を打ち出すことを計画中[05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 01:08:08.91 ID:CAP_USER
街中やインターネット上など、世界には広告があふれていますが、ペプシコーラで知られる世界2位の飲料メーカーペプシコが、「衛星軌道上に広告を出すことを計画している」と報じられています。

Pepsi Plans to Project a Giant Ad in the Night Sky Using Cubesats
https://futurism.com/pepsi-orbital-billboard-night-sky

ロシアの「StartRocket」という企業は、CubeSat(キューブサット)と呼ばれる大学の研究室などが製作する数kg程度の小型人工衛星を用いて、衛星軌道上に「The Orbital Display」(軌道ディスプレイ)なるものを作り出すとしています。

StartRocketの公式サイト上には軌道ディスプレイのイメージが掲載されており、以下の通り夜空に巨大なLED看板が浮かぶかのような不思議な見た目となっています。StartRocketは「地球上にいる70億人を潜在的な視聴者とするメディア、軌道ディスプレイを我々は製作しています」と公式サイトに記しています。なお、公式サイトの情報によると、軌道ディスプレイは地上から400〜500kmほどの高度を周回し、1日に3〜4個ほどのメッセージもしくは画像を配信することができるとのこと。太陽を光源として使用することで、ディスプレイとしての表示可能領域は50平方キロメートルほどとなるとしています。加えて、CPMはTVに近い9〜15ドル(約1000〜1700円)程度になるとのことです。


このStartRocketにとっての最初のクライアントは、飲料メーカーのペプシコになるようだと海外メディアのFuturismが報じています。報道によると、ペプシコは「Adrenaline Rush」というエナジー系飲料の広告のために、StartRocketの軌道ディスプレイを用いたプロモーション活動を行うとのことです。

ペプシコ・ロシアで広報担当を務めるオルガ・マンゴワ氏は、「我々はStartRocketの可能性を信じています。軌道ディスプレイは通信市場における革命です。だからこそ、ペプシコ・ロシアのノンアルコールエナジー飲料であるAdrenaline Rushは、ブランドの革新者として、すべての新しいもののサポーターとして、そして規格外な存在として、StartRocketとのパートナーシップに同意しました」とコメントしています。

なお、ペプシコ・ロシアによると「ゲーマーに対するステレオタイプや不当な偏見を打ち破るため」にStartRocketの軌道ディスプレイを使用するとのことです。

Встречай обновленный Adrenaline Rush - YouTube
https://youtu.be/35_iiN3q2tI

StartRocketのプロジェクトリーダーであるVlad Sitnikov氏は、「我々の世界はブランドやイベントに支配されています。スーパーボウルやコカコーラ、Brexit、オリンピック、メルセデス、FIFA、Supreme、そしてメキシコの壁。経済は社会にとっての血液循環システムであり、エンターテインメントと広告はその中心です」と語り、宇宙に広告を掲載する意義について語っています。

これに対してFuturismのユーザーは強い反発を示しており、「このスタートアップはすべてのディストピア小説をAIに読ませ、その呪われた論争を事業計画に変えたのでは?」や「そんな広告を撃墜することは合法であるべきだ」といった反対意見が寄せられているそうです。

StartRocketはヘリウム風船を使ってキューブサットとして使用する反射鏡を成層圏に突入させるテストを行っているそうで、「打ち上げの1時間半後に、テストが成功したと判断しました」とSitnikov氏は語っています。StartRocketは2021年に軌道ディスプレイに使用するシステムを衛星軌道上に乗せることを計画しており、記事作成時点ではそのための資金を集めている段階とのこと。

なお、軌道ディスプレイに広告を出稿するための費用は、「8時間で2万ドル(約220万円)」だそうです。

https://i.gzn.jp/img/2019/05/01/pepsi-plans-orbital-billboard/00_m.jpg

https://gigazine.net/news/20190501-pepsi-plans-orbital-billboard/
【宇宙】NASA長官、「隕石は地球の脅威」地表から28キロの上空で広島型原爆の30倍 講演で明言[05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 01:12:41.59 ID:CAP_USER
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)のジム・ブライデンスタイン長官はこのほど首都ワシントンで行った講演で、地球に落下する隕石(いんせき)について生命にとっての脅威と位置付けた。

ブライデンスタイン長官は4月29日に開かれた惑星防衛会議で講演し、「これはハリウッド映画のことではない。現時点で生命の存在が確認されている唯一の惑星を守るということだ」と力説した。

ブライデンスタイン長官は、2013年2月にロシア上空で爆発した隕石に言及した。この隕石はロシアのウラル地域上空で爆発し、衝撃波でガラスが割れるなどして子ども200人あまりを含む1000人以上が負傷した。

「地球の大気に突入した時点で太陽以上の明るさだった。この物体から62キロの距離にいた人でも熱を感じた」とブライデンスタイン長官は述べ、「地表から28キロの上空で爆発した時のエネルギーは、広島の原爆の30倍だった」と指摘、「6都市で建物が損壊した」と付け加えた。

RIAノーボスチ通信は当時、集合住宅の建物など4000棟以上に被害が発生し、20万平方メートルのガラスが割れたと伝えていた。

「こうした出来事は極めて特異な事例だと言えればいいのだが、そうではない」と長官は強調し、同様の事態は60年ごとに起きるというNASAのモデリングを紹介した。

https://www.cnn.co.jp/storage/2019/05/01/3b9864d70bcc01ab007e344b45b84532/t/768/432/d/fireball-space-restricted-super-169.jpg

https://www.cnn.co.jp/fringe/35136481.html
【脳科学】大脳の領域同士の「つながり」を人工神経組織で再現 東京大学[05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 01:17:41.54 ID:CAP_USER
大脳は、運動制御、言語処理、視覚情報処理などといった機能ごとに、異なる領域に分かれている。遠い領域間は、神経細胞の一部である「軸索」が束状になった組織でつながっており、これを介して情報をやりとりしている。

 今回、東京大学生産技術研究所の池内与志穂准教授らは、ヒトiPS細胞を使って、離れた2つの大脳の領域を軸索の束でつないだ構造を模倣した、人工的な大脳組織を作製することに成功した。

 研究グループはまず、ヒトiPS細胞を大脳神経に分化させ、2つの丸いチャンバーとそれをつなぐ細いチャネルからなるマイクロデバイスの両側に1つずつ配置して培養した。デバイスに配置してから10日目頃になると、それぞれからチャネルの中に多数の軸索が伸長した。25日目頃になると、チャネル内の軸索が束状の組織となり、2つの人工大脳組織がつながった組織を作製することができた。

 片方の大脳組織を電気的に刺激すると、もう片方の大脳組織でも信号が検出されたことから、2つの大脳組織間で情報のやりとりが行われていることが確認された。これにより、今回作製した組織が、大脳の離れた領域間で情報を伝達する様子を模倣することがわかった。

 次に、軸索束の疾患を引き起こす原因遺伝子であるL1CAMの機能を欠損させて解析を行ったところ、軸索束の形成効率が大きく低下することがわかった。このことから、今回作製した組織は、生体内の脳組織と同様のしくみで軸索束が形成されており、疾患のモデルとしても有用であることがわかった。

 本研究成果の人工大脳組織は、生体内の現象を単純化したモデル実験系として、大脳内の神経回路や、関連する疾患の克服に向けた研究に活用されることが期待される。

論文情報:【iScience】A human iPS cell-derived tissue model of a cerebral tract connecting two cortical regions
https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(19)30078-1?_returnURL=https%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS2589004219300781%3Fshowall%3Dtrue

https://univ-journal.jp/25703/
【動物】絶滅危惧種のヘラシギ、環境の改善で再び浙江に 世界で200羽の希少鳥類 中国[05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 01:22:38.21 ID:CAP_USER
【5月1日 CNS】
中国・浙江省(Zhejiang)治水弁公室によると、浙江省温州湾(Wenzhou Bay)の干潟で渡り鳥のヘラシギが1羽確認された。一時は姿が見られなくなってしまったヘラシギだが、近年の持続的な生態環境の改善、特に水質の改善によって、浙江省に再び姿を現した。

 ヘラシギは渉禽(しょうきん)類で、世界で最も希少な鳥類の一種。ヘラ型のくちばしが特徴だ。統計によると、世界で確認されているヘラシギの数は約210〜228羽程度で、個体数はジャイアントパンダよりもはるかに少ない。

 温州湾はヘラシギが訪れる最北の越冬地として知られ、これまで同地区では多くのヘラシギが確認されていた。2007年11月には温州の野鳥観察者が甌江口区(Oujiangkou)永強(Yongqiang)の干潟でヘラシギを発見し、約100メートル離れた場所からの撮影に成功。温州市は、浙江省内で最初にヘラシギの写真撮影記録を残した場所となった。温州湾ではその後も、ヘラシギの国際ワーキンググループの専門家も何度か撮影に成功しており、1度の観察で最大8羽のヘラシギの撮影に成功した記録も残っている。

 鳥類保護を活動目的とする国際環境NGO団体、バードライフ・インターナショナル(BirdLife International)から重要鳥類区として指定される温州湾には、毎年多くの希少な渡り鳥が越冬に訪れる。温州湾の湿地帯では毎年、中継地として立ち寄ったり越冬したりする渡り鳥が100種類以上、約10万羽確認されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News

https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/3/f/-/img_3f4f23cea501cc70120e935e1bf7e59a67348.jpg

https://www.afpbb.com/articles/-/3222172
【天文学】「極めて特異なブラックホール」、8千光年の彼方で観測[05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 01:26:12.17 ID:CAP_USER
(CNN) 地球からおよそ8000光年の距離にあるブラックホールが、プラズマの雲を宇宙空間へ絶え間なく噴出し続けている現象が観測されたと、国際研究チームが4月29日の科学誌ネイチャーに発表した。

「V404シグニ」と呼ばれるこのブラックホールは他のブラックホールと異なり、数分間隔であらゆる方向に向けてプラズマの雲を噴出させていると見られる。

オーストラリア・カーティン大学のジェームズ・ミラージョーンズ准教授は「私が遭遇した中でも極めて特異なブラックホール」と位置付ける。

同氏によると、V404シグニは通常のブラックホールと同様に、周辺の天体をのみこんでガスを吸収しながら物質の渦を形成し、この渦はブラックホールを取り巻いてらせんを描きながら重力に引き寄せられている。

しかし物質の渦とブラックホールの配置がずれているために、渦の内部がぐらつくこまのように回転し、方向を変えながらさまざまな角度にジェットを噴出させている。「こまの回転が遅くなると不安定になってぐらつくような状態。ただしこの場合、ぐらつきはアインシュタインの相対性理論によって発生している」(ミラージョーンズ氏)。

ブラックホール自体も回転していて、非常に強い重力のために周辺の空間と時間を引き寄せる。この現象は「慣性系の引きずり」と呼ばれる。

V404シグニの質量は太陽の9倍、円盤の直径は1000万キロ。光速の60%の速度で物質を放出している。

このブラックホールは1989年に発見され、それ以前にも1938年と1956年にアウトバースト(急激な光を放つ現象)の記録が残っていた。2015年には2週間続いたアウトバーストで世界中の天文ファンの注目を浴びた。

https://www.cnn.co.jp/storage/2019/05/01/0d860b26ceeaa2287163ddeac3c40ed3/blackhole-wonders-of-the-universe-0430-super-169.jpg
https://www.cnn.co.jp/fringe/35136479.html
【航空】空母に載せる「艦載機」の特徴とは いずも型護衛艦に搭載するF-35B戦闘機は…?[05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 01:45:45.65 ID:CAP_USER
海上自衛隊のいずも型護衛艦に搭載予定のF-35Bステルス戦闘機ですが、一方でF-35には艦載型をうたうF-35Cもラインナップされています。そもそも「艦載機」とは、どのような特徴を備えるものなのでしょうか。

■艦載されているけど「艦載型」じゃない「B」

2018年12月18日に政府が発表した「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」には、海上自衛隊のいずも型護衛艦を改修し、事実上の空母とすることなどが明記され、大きな話題になりました。具体的には、既存の艦艇へ「短距離離陸・垂直着陸できる航空機の運用を可能にする必要な措置」を講じるとしており、この「航空機」に該当するのが、最新のステルス戦闘機F-35Bです。

「F-35」といえば、2018年に航空自衛隊が導入し運用を開始しているF-35Aが知られますが、この「A」はいわゆる通常のステルス戦闘機で、「B」はその姉妹機にあたります。上述のように、「A」にはないSTOVL(短距離離陸・垂直着陸)性能を備え、アメリカ海兵隊ではこれを空母のような飛行甲板を持つ強襲揚陸艦で運用しており、イギリス軍では、スキーのジャンプ台のような形状の発艦装置を持った空母「クイーン・エリザベス」で運用しています。

 このように、F-35Bは大きなくくりにおいて、F-35AやF-16など航空基地でのみ運用される航空機(以下「陸上機」)に対する「艦載機」、つまり空母などの艦艇に搭載して運用が可能な航空機に含まれるといえるかもしれません。ところがF-35には、「B」とは別に「艦載機型」として、「F-35C」というモデルがラインナップされています。

 ではこの「艦載機」とは、どのような点で陸上機と異なるのでしょうか。

■そもそも「艦載機」とは?

 そもそも「艦載機」とは前述のように、空母などの艦艇に搭載し運用することを想定した航空機のことです。このカテゴリーには、戦闘機や攻撃機、輸送機や早期警戒機といった固定翼機(いわゆる飛行機)のほかにも、哨戒ヘリや救難ヘリなどの回転翼機(ヘリコプター)も含まれますが、以下は固定翼機について述べていきます。

 艦載機にはもちろん、地上機とは異なる特徴が見られます。そのひとつが、機体後部にあるアレスティング・フックおよび着艦動作の一連の手順でしょう。

戦闘機を運用する航空基地の多くは、3000m級の滑走路を持っています。しかし、飛行甲板とカタパルト(射出装置)を備える空母上で、発艦に使える距離は約80m、着艦には約90mと、おおむね航空基地滑走路の30分の1程度しかありません。そのため艦載機は、発艦時には前出のカタパルトを使用し、着艦時には機体後部にあるアレスティング・フックを、空母の飛行甲板上に張られたワイヤーに引っ掛けて速度を落とし機体を止めます。

 このフックは、実は陸上機にも見られるものです。しかし、あくまで事故などの緊急時に地上の滑走路上で使用する陸上機のそれに対し、艦載機のものは250km/h程度で着艦してくる機体を約90m程度の距離で止めるためのものであり、陸上機のものに比べて非常に頑丈に作られています。

■重いのも特徴のひとつ

そのほかの特徴として、艦載機はスペースの限られた艦艇上で運用されるため、翼や胴体の一部が折りたためるようになっており、また、洋上を飛行する時間が長いため、機体には塩害からの防護処置が施されているといった点が挙げられます。

 これらの特徴を持つ艦載機ですが、その結果として、機体重量は陸上機などよりも重くなる傾向にあります。そしてその重さも、機体に頑丈さが求められる要因のひとつといえるでしょう。

 こうして「艦載機」の特徴を挙げてみると、F-35BはそもそもSTOVL機であり、そうした「艦載機」の特徴を必ずしも備えません。対しF-35Cは、高度に自動化された着艦システムを搭載するなど従来とは少し異なるとはいえ、主翼を折りたためるなど、やはり艦載機の特徴を備えているといえるでしょう。

 ちなみに艦載機は、陸上機としての運用もしばしば見られます。航空自衛隊も運用しており、そのひとつが、艦載機F-4を原型とするF-4EJ改「ファントムII」戦闘機です。1971(昭和46)年に航空自衛隊が導入して以来、改修などを施しつつも、約47年以上の長期に渡り運用が続けられていて、これも艦載機出身ゆえの頑丈な機体設計のために実現しているともいえるでしょう。

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https://trafficnews.jp/post/82511
【植物】本当にニラ?山菜採りシーズン、有毒植物に注意を[05/01]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 15:10:13.48 ID:CAP_USER
食べられると思ったら、有毒だった――。山菜採りシーズンを迎え、有毒植物による食中毒に注意するよう国や福井県が呼びかけている。福井市では勘違いしてスイセンの葉や球根をカレーの具にして食べた一家が食中毒を起こしたケースもある。

発生したのは4月14日。自宅近くに自生していたスイセンの葉がニラに、球根がタマネギに似ていたことから食べられると思い込み、カレーの具にした。吐き気や嘔吐(おうと)の症状が出て2人が市内の病院を受診し、うち10代の女性が1晩入院した。

 福井市保健企画課によると、スイセンの葉や球根には有毒なアルカロイドが含まれ、30分以内に吐き気や嘔吐、頭痛などの症状が表れる。葉をもんだり切ったりした際、ニラは強い刺激臭があるのに対し、スイセンは弱く青臭いにおいがする。葉の先端の断面がニラは扁平(へんぺい)で、スイセンはV字形といった違いもある。

 有毒植物による食中毒は、厚生労働省によると、全国では2009年〜18年の10年間に計176件発生し、患者は780人に上った。件数はスイセンが原因と見られるのが最多で48件。患者数は180人だった。

 他に、ギョウジャニンニクに似たイヌサフランによるものやニリンソウに間違いやすいトリカブトによるものもあり、これらはいずれも死者が出ている。

 食用と確実に判断できない植物は採ったり食べたりしないことが鉄則だ。売ったり、人に渡したりすると、被害が広がるおそれもある。福井市保健企画課は「山菜採りをする際は有毒なものが交ざらないよう、1本1本をよく確認し、調理前に再度確認することが重要だ」としている。

https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190424001059_commL.jpg

朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM4K3TNJM4KPGJB00K.html
【物理学】光子版「ニュートンのゆりかご」、生命のエネルギー伝達の謎解明へ[05/03]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 18:05:04.32 ID:CAP_USER
中国の研究チームが、光子を使った量子スケールの「ニュートンのゆりかご」を作成した。このゆりかごは、ノイズを混ぜることでエネルギー伝達効率が向上するという不思議な性質を持っており、光合成や臭いの検出など生命体におけるエネルギー伝達の仕組みを解明するのに役立つと見られている。

エネルギー保存と運動量保存の法則を実演するのによく使用されるのは、一連の球が互いに接するように吊るされた「ニュートンのゆりかご」という装置だ。現在よく見られるような装置はおそらく1960年代に考案され、その後オフィス・トイとして販売されることになった。とはいえ、ニュートンをはじめとする17世紀の学者たちは、すでにその背後にある物理学に精通していた。

エネルギー保存則と運動量保存則は普遍的な法則であり、宇宙論的なスケールでも人間のスケールでも同じように成立する。また、これらの法則は、原子や亜原子粒子のスケールにおいても適用できるが、この場合は奇妙な量子力学の法則の影響を受けることになる。

ここで興味深い疑問が生じる。光子などの亜原子粒子を用いて、量子スケールのニュートンのゆりかごを作ることは可能なのだろうか。

中国の上海交通大学のジェン・フェンと同僚らによる研究により、1つの答えが得られている。ジェンらの物理学者から成る研究チームは、光子を用いてニュートンのゆりかごを作成した。同研究チームによると、この装置に関与する物理現象が、光合成や匂いの検出などの十分に理解されていない自然界のさまざまなエネルギー伝達過程を解明するのに役立つ可能性があるという。

https://www.technologyreview.jp/s/125447/how-a-newtons-cradle-for-photons-could-reveal-the-secrets-of-photosynthesis/
【環境】温室効果ガスの「正味ゼロ」は2050年までに達成可能、英委員会[05/03]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 18:08:27.73 ID:CAP_USER
英国の気候変動委員会が発表した新しい報告書によると、地球温暖化ガスの「正味ゼロ(排出した分だけ回収してプラスマイナスゼロにすること)」目標は、30年後には既存テクノロジーで達成可能だという。

英国は2008年、気候変動法の一環として、2050年までに温室効果ガス排出量を80%削減することを定めた。今回の報告書を作成した気候変動委員会は、より野心的な新しい目標は、以前作成した予算案を超過することなく達成可能であり、できる限り速やかに法案を成立させるべきだと述べている。

以前とは何が変わったのだろうか? 政府の補助金のおかげもあって、再生可能エネルギーの価格は大幅に低下している。さらに、気候変動問題を考慮して、必要とあらば大きな変化を受け入れる国民意識が高まっていると、報告書を作成したクリス・スターク委員長は述べた。

同委員会は、今回の目標が野心的であると認める一方で、温室効果ガス排出量をゼロにする具体的な手段を示している。たとえば、政府と産業界が、低炭素発電に加えて、二酸化炭素の回収・貯蔵テクノロジーを導入することだ。報告書ではさらに、家屋の断熱性改善、電気自動車への切り替え、大規模な森林再生計画も求めている。個人ができる対策としては、肉の消費を減らすことと、家庭の室温設定を19度に下げることを提案している。

委員会の発表によると、現在は「全世界が協力して気候変動に取り組む重要な時期」だという。地球温暖化の影響で、産業革命前に比べて気温がすでに1度上昇していることは次第に明らかになっている。壊滅的な気候変動を避けるためには、1.5度を上回る気温上昇があってはならないと報告書は付け加えている。諸外国がこの目標の採択に同意するならば、このレベルを維持できる可能性がある。

https://cdn.technologyreview.jp/wp-content/uploads/sites/2/2019/05/02194709/emissions-ap-cropped.jpg
https://www.technologyreview.jp/nl/we-must-cut-greenhouse-gas-emissions-to-zero-by-2050-says-uk-climate-committee/
コーヒーやビール、愛飲の理由は味でなく「気分の高揚」 米研究[05/03]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 18:11:41.63 ID:CAP_USER
【5月3日 AFP】あなたは、深煎りをこよなく愛するコーヒー通ですか? それとも、ホップの苦味がきいたエールビールの方がお好み?

 米ノースウエスタン大学(Northwestern University)の遺伝科学者チームが2日に発表した最新研究によると、カフェインやアルコール飲料(や糖分の多い炭酸飲料)などに対する人の好みは、その味ではなく、摂取後の感覚から生じている可能性があるという。研究論文は、学術誌「ヒューマン・モレキュラー・ジェネティクス(Human Molecular Genetics)」に掲載された。

 これまでにも、コーヒー摂取に関する遺伝子的特徴について論文を発表しているマリリン・コルネリス(Marilyn Cornelis)氏は、AFPの取材に対し、研究では当初、摂取する飲料の選択にかかわる味覚遺伝子の特定が目的だったと話した。

 ところが、コルネリス氏と研究チームは、人々の好みの元となっているのが味覚遺伝子の変異ではなく、飲み物が及ぼす、気分を変化させる作用に関係する遺伝子であることを突き止めた。

 この結果についてコルネリス氏は、「人々の好みの根底にある遺伝子的特徴は、飲み物の精神活性成分に関連している」、「人々はコーヒーやアルコール飲料によって生じる気分の変化を好む。だから飲むわけだ」と説明した。

 米国心臓協会(AHA)と米国立衛生研究所(NIH)から資金供与を受けている今回の研究では、英バイオバンク(UK Biobank)の欧州系の登録者約33万6000人から24時間の食事内容に関するアンケートを収集した。

 飲料は、苦い味のグループと甘い味のグループに分けた。

 苦味グループには、コーヒー、茶、グレープフルーツジュース、赤ワインやビールなどの酒類、甘味グループには、砂糖入り飲料、人工甘味料入り飲料、グレープフルーツ以外のジュースなどがそれぞれ含まれていた。

 次に研究チームは、飲料の摂取傾向に対して、ゲノム全域で関連遺伝子を探し出す「ゲノムワイド関連解析」を実施し、結果を米国の三つの人口集団で検証した。

 コルネリス氏は、「味は一つの要因かもしれない」が「それは、次第に好きになったものだ」と語る。

 コーヒーに関しては、その苦味のせいで「進化のレベルでは人間が避けているはずのものだ」としながら、「だが現在、人々がコーヒーを摂取しているのは、その味をカフェインの作用に結び付けることを学習したからだ」と続けた。

 コルネリス氏によると、アンケートの参加者らが苦味を消すためにコーヒーに加えた可能性のある砂糖とクリームに関しては、今回の研究ではその影響を考慮していないという。

■不可解な肥満遺伝子

 研究ではさらに「FTO」と呼ばれる遺伝子に特定の変異がある場合においては、砂糖入り飲料が好まれることも明らかになった。過去の研究ではこの同じ変異が肥満リスクの低下にも関連付けられていたため、この結果は予想外だった。

 この結果についてコルネリス氏は「直観に反する」ものであると指摘する。しかし、「FTOが不可解な遺伝子であり、それと肥満との関連については正確に分かっていない」とし、「体重管理とリンクする行動に関係している可能性が高い」ことを説明した。

 今回の研究で導き出された結果については今後、不健康な摂取傾向への対策を見つける際に研究者の助けとなると考えられる。

 糖分の多い飲み物は、肥満と肥満に関連するさまざまな疾患とつながっているとされる。一方、アルコール飲料は200以上の疾患に関連付けられており、世界の死亡の約6%に関与している。

「こうした摂取(パターン)への介入を考える場合、今回の研究から見えてくるものの一つは、それが精神刺激作用である可能性が高く、行動パターンを変化させる妨げとなると考えらえるということだ」とコルネリス氏は話した。(c)AFP/Issam AHMED

https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/1/d/-/img_1d062fb24b994899163058dfe134455c69908.jpg
https://www.afpbb.com/articles/-/3223487
【医療】「首ポキ」で脳卒中、左半身まひで入院 米男性[05/03]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 18:14:15.19 ID:CAP_USER
(CNN) 首の痛みを覚えて伸ばそうとしたら、ポキッという音。次の瞬間、左半身がまひし始めた――。米国の男性が取材にそんな経験を振り返った。

男性はオクラホマ州ガスリーに住むジョシュ・ヘイダーさん(28)。この時は氷枕を取りに台所に向かったが、まっすぐ歩くことができなかった。「どうしても左約45度の方向に進んでしまった」と振り返る。

義父に連れられて緊急救命室に入り、血栓を溶かす薬を投与された。その後は規模の大きなマーシー病院に転院し、集中治療室で4日間を過ごした後、さらに入院治療を受けた。

マーシー病院で治療に当たったバンス・マコロム医師は「音が鳴った際、首の骨につながる動脈が破裂してしまった」と解説。首をひねったことで血管が切断されたとの見方を示す。

同病院に搬送されてきた際、ヘイダーさんはまひや、物が二重に見える複視などの症状を呈していた。血管を撮影したところ、動脈に損傷があることが判明したという。

この出来事が起きたのは3月14日。リハビリを経て、現在は自立した生活を送ることができている。

「今は車いすや杖(つえ)なしでも歩けるが、前よりずっと疲れやすくなった」とヘイダーさん。「体の左側が少し痛むし、以前より重く感じられる。前ほどは自由に動かせない」と語る。

しゃっくりが止まらなくなるという奇妙な症状にも見舞われた。「卒中後2週間しゃっくりが止まらず、しまいには数秒間息をすることも難しくなった。怖かった」

マコロム医師によると、カイロプラクティックの施術を受けた患者など、この種の卒中は以前にも診たことがある。「私は首を鳴らしたい時は左右に動かすだけにする。ひねることはない」と注意を促している。

https://www.cnn.co.jp/storage/2019/05/03/bbe795c44b1abb640c6879e6edf85595/t/768/432/d/man-heart-attack-neck-pop-super-169.jpg
https://www.cnn.co.jp/usa/35136503.html
【動物】野生チンパンジーによる「対峙的屍肉食」、京都大学などが初めて観察[05/03]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 18:16:10.58 ID:CAP_USER
 京都大学の中村美知夫准教授らの研究グループは、野生チンパンジーがヒョウの獲物を手に入れ、ヒョウが近くにいる状況で食べる「対峙的屍肉食」を世界で初めて観察した。人類進化において重要とされる対峙的屍肉食が、人類の系統より前に遡る可能性が示された。研究グループには他に、鎌倉女子大学、総合地球環境学研究所、大阪成蹊大学、帝京科学大学、関西学院大学、長野県看護大学の研究者が参加。

 ライオンやヒョウなどの大型肉食獣が獲物を仕留めた際に、初期人類は肉食獣に「対峙」して追い払い獲物を横取りすることがある。この「対峙的屍肉食」を、ヒトと最も近縁なチンパンジーが行う証拠はなかった。そのため、対峙的屍肉食はヒトの協力関係や言語の進化に重要であり、人類の系統になって初めて出現したとされてきた。

 研究グループはタンザニアのマハレ山塊国立公園で、ヒョウが近くにいる状況でチンパンジーが獲物の屍体を手に入れて食べるという事例を初めて観察。このとき獲物の喉にヒョウの牙の後があり、周辺でヒョウが目撃され、チンパンジーが警戒声を発していたという。

 そこでチンパンジーが動物の屍体に遭遇した事例(1980〜2017年)をまとめると、49の事例のうち18例(36.7%)で屍肉食をしていた。よく食べるのは屍体が新鮮で、狩猟して食べ慣れている動物種のときで、この場合12例中9例(75.0%)で屍肉食が観察された。一方、ヒョウが戻る可能性があっても、これらの条件が揃えば屍肉食が行われることがあると分かった。

 今回の研究成果により対峙屍肉食は人類の系統より前から現れていた可能性が示された。そのため、人類進化の議論で定説となりつつある屍肉食仮説は今後見直しが必要という。

論文情報:【Journal of Human Evolution】Wild Chimpanzees Deprived a Leopard of Its Kill: Implications for the Origin of Hominin Confrontational Scavenging
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0047248418303658

https://univ-journal.jp/25754/
【天文学】確かなデータにするために。宇宙望遠鏡「ガイア」は自身も観測対象になる[05/03]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 18:19:24.99 ID:CAP_USER
こちらの画像は、ヨーロッパ南天天文台(ESO)に所属するパラナル天文台の「VLT Survey Telescope(VST)」によって撮影された、今年4月14日の星空です。時間を空けて計10回撮影された画像を合成しているため、その間に移動した星々が手ブレのように写っています。

画像の中央やや下には、星々よりも大きく移動している小さな光点の連なりが写っています。右上の拡大図にもその名が示されていますが、この光は欧州宇宙機関(ESA)が2013年12月に打ち上げた宇宙望遠鏡「ガイア」です。

およそ1年前となる2018年4月25日、欧州宇宙機関(ESA)は、ガイアの観測データをもとに作成した非常に詳細な銀河系の全天画像を公開しました。観測された星々の数は、およそ17億に達します。
https://sorae.info/wp-content/uploads/2019/05/Gaia_s_sky_in_colour-1024x645.jpg

ガイアは、星々までの「距離」と、その「運動」を高い精度でキャッチするために打ち上げられました。地球の近くを周回する国際宇宙ステーションやハッブル宇宙望遠鏡とは違い、月よりも遠く、地球と太陽の重力が釣り合う「ラグランジュ点」のひとつ「L2」の周辺で、今も観測を続けています。

天体までの距離を測るには、「年周視差」というものが用いられます。地上の天文台や宇宙望遠鏡から長い時間をかけて同じ天体を観測すると、地球や宇宙望遠鏡が太陽の周りを公転することで生じる、1年周期の見かけの動きが現れます。これが年周視差です。年周視差は近い天体ほど大きく、遠い天体ほど小さいので、年周視差からその天体までの距離を求めることができます。

また、長期間の観測によって、天体そのものが持つ運動である「固有運動」もわかります。天体は宇宙に対して静止しているわけではなく、どこかに向かって動いています。この動きが固有運動です。固有運動の向きや速度は天体によって異なるため、現在私たちが見ている星座も、遠い過去には形が異なっていましたし、これからも形が変わり続けることになります。

星々までの距離と固有運動は、過去の銀河系における出来事を紐解いたり、未来の銀河系の姿を予測したりするのに役立ちます。ガイアによって観測された17億の星のうち13億以上については、年周視差、固有運動、そして星の色がカタログにまとめられており、すでに多くの研究に役立っています。
https://sorae.info/wp-content/uploads/2019/05/Gaia_Spacecraft-1024x767.jpg

ただ、こうした星々の運動を正確に知るためには、ガイア自身の位置を正しく把握しなければなりません。ガイアの位置情報に誤差があれば、観測結果にもその誤差が影響を及ぼしてしまうからです。

地上の天文台であればGPSなどを利用してその位置を知ることができますが、地球からおよそ150万km離れたラグランジュ点L2にあるガイアの位置は、冒頭の画像のように、地上からの観測によって把握されます。およそ2日に1回(毎年180夜)のペースでガイアの位置を記録しているESOのVSTをはじめ、カナリア諸島のリバプール望遠鏡など、各地の天文台がガイアの位置記録に協力しています。

銀河の歴史を解き明かすための、地上と宇宙のコラボレーション。ガイアが任務を終えるまで、この支援は続きます。


https://www.esa.int/Our_Activities/Space_Science/Gaia/Observing_Gaia_from_Earth_to_improve_its_star_maps

https://sorae.info/030201/2019_5_3_gaia.html
【医療】臓器搬送にドローンを活用、移植に成功=メリーランド大学[05/03]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 18:22:28.30 ID:CAP_USER
従来の搬送方法よりも早いドローンを使えば、ドナーの提供を受けた臓器を「移植可能」なまま患者に届けられる可能性が高い。

4月19日、1台のドローンはメリーランド大学メディカル・センター(University of Maryland Medical Center)の外科医に、約5キロメートル離れた近隣の病院からドナーの腎臓を搬送した。 搬送された腎臓は腎不全の患者に移植され、手術は成功。 移植のための臓器を搬送するのにドローンが使われた初のケースだ。

同メディカル・センターによると、移植患者は過去8年間に渡って人工透析を受けているボルチモア出身の44歳の女性で、手術から数日後に退院している。

使用されたドローンは、安定性を確実にする8つのローターを装備した特注モデルだ。 メリーランド大学は飛行中の臓器ができるだけ良好な状態を確実に保てるように、温度や気圧、高度、振動、位置を測定、維持できる特別な装置を製作した。

研究チームは、生理食塩水や血液チューブ、およびその他の医療用品の輸送から始め、その後、健康な腎臓の搬送へと段階を進めた。

慎重に管理された環境で保管する必要がある医療用品を輸送するためにドローンが使われたのは、これが初めてではない。 たとえば、ガーナでは医薬品、バヌアツではワクチンの輸送にドローンが利用されている。

しかし、臓器搬送は極めて繊細だ。 臓器の搬送許容時間は数時間なので(臓器によって異なる)、タイミングがきわめて重要だ。2018年現在、米国では11万4000人弱が臓器移植を待っており、臓器搬送の約4%に2時間かあるいはそれ以上の予期せぬ遅れが生じている。 ドローン配送はあらゆるケースに可能性があるが、臓器搬送は特に切実な問題だ。

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https://www.technologyreview.jp/nl/a-drone-has-been-used-to-deliver-a-donor-kidney-for-the-first-time/
【水質汚染】淡水エビからコカイン検出、低濃度も環境への影響懸念 英調査[05/03]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 18:33:30.98 ID:CAP_USER
(CNN) 英国の淡水に住む小エビのサンプルを調査したところ、コカインなどの違法薬物や医薬品、殺虫剤が微量ながら検出された――。そんな調査結果が学術誌「エンバイロメント・インターナショナル」に掲載された。

調査はロンドン大学キングス・カレッジとサフォーク大学の研究者が共同で実施。サフォーク州内の15カ所で微小物質による小エビなどの汚染状況を調べたところ、全てのサンプルでコカインが見つかり、ケタミンも広範に検出された。

ロンドン大キングス・カレッジのレオン・バロン氏は報道声明で「違法薬物がこれほどの頻度で現れたのは驚きだった」「ロンドンのような都市部ならこうした物質が見つかることも予想されるが、小さな地方の集水域で見つかるとは思っていなかった」と述べた。

英国で長年禁止されている殺虫剤フェヌロンも検出された。排出源は不明だという。

同大のトマス・ミラー氏は「検出濃度は低かったものの、環境への影響が懸念されかねない化合物を特定できた。重要なことに、こうした化合物は野生生物にリスクを及ぼす可能性がある」と述べた。

環境への影響をめぐっては、マイクロプラスチックや気候変動を心配する声が強い。しかしサフォーク大の研究者は、薬物のような「見えない」化学物質による汚染を注視する必要があるとしている。

ロンドンの排水では以前、コカインの主要代謝物質ベンゾイルエクゴニンが高濃度で見つかったこともある。

https://www.cnn.co.jp/storage/2019/05/03/24988422608fa539afabcead80f8138c/t/768/432/d/freshwater-shrimp-micropollutants.jpg
https://www.cnn.co.jp/world/35136501.html
【環境】エアコンで温暖化に対抗?独研究チーム「クラウドオイル」を提案[05/03]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 18:40:20.53 ID:CAP_USER
エアコンを、大気中の二酸化炭素を取り込んで燃料に変換する機械に変えてしまう。ドイツのカールスルーエ工科大学の研究者らがこんなアイデアを提案している。

エアコンは、エネルギー集約型の機械であり、その排気は地球温暖化の一因となっている(そして皮肉なことに、温暖化によりさらに多くの人々がエアコンを購入している)。しかし、そのエアコンを気候変動に対抗するために利用できるとしたらどうだろうか。 カールスルーエ工科大学の研究グループは、4月30日付けのネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communication)の論文の中でそのように提案した。

研究グループは、クライムワークス(Climeworks)などの企業が現在開発している炭素回収技術を利用して、大気中の二酸化炭素と水をエアコンに回収させることを提案している。エアコンに取り込んだ水と二酸化炭素は、再生可能な炭化水素燃料に転換する。 この仕組みにより、地域の合成石油の油井が効率的に作り出され、オフィスやアパートで利用されているシステムと直結されることになるだろう。一例として、研究グループは、ドイツのフランクフルトの象徴的なオフィスビルであるフェアタワー(Fair Tower )の全エアコンをそうした仕組みに変えると、1時間あたり1000トンの二酸化炭素を大気中から回収できると主張している。

この計画はかなり投機的で、純粋に理論上のものだ。複数のさまざまな技術開発の成功を前提としている。論文の著者らはこのコンセプトを「クラウドオイル」と称しており、「魅力的なアイデア」であるとする一方で、実現には取り組むべき多くの課題があるとしている。さらに、私たちが作り出している温室効果ガスの排出量レベルを下げるという本来の重大な責務から人々の関心をそらしてしまう可能性がある。

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https://www.technologyreview.jp/nl/a-futuristic-plan-would-turn-air-conditioners-into-climate-change-fighting-machines/
【宇宙開発】ISSで電源トラブル、スペースXの補給ミッションに遅れ[05/03]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 18:44:14.40 ID:CAP_USER
幸いなことに、乗組員に危険が差し迫っているわけではない。しかし部分的な電源損失は、約2.5トンの実験機材や物資を搭載したスペースXの補給ミッション開始延期を意味する。

太陽光パネルから電力を得ている国際宇宙ステーション(ISS)には、電力切替装置(MBSU)と呼ばれる4つの主要な配電装置がある。4月29日、米国航空宇宙局(NASA)は問題が起きているのはMBSU3だと公表した。各MBSUは2つのステーション・チャンネルを介してISS全体に電力を供給している。つまり、ISSの8つのチャンネルのうち2つで電力が喪失したことになる。この問題の発生は今回が初めてではない。MBSUは2012年と2017年に故障し、ロボットアームや船外活動による交換が必要だった。

もっとも重大な点として、今回の停電は宇宙ステーション・リモート・マニピュレーター・システム(Space Station Remote Manipulator System)、つまりISSのロボットアームの冗長性に影響している。スペースX・ドラゴン(SpaceX Dragon )のカプセルをキャッチする際の予備として必要なものだ。アームは1つの電源だけでも動くが、万一に備えてNASAでは2つを必須としている。

地上のエンジニアが、配電ルートの変更や故障したMBSUの調整で問題を解決できない場合、5月1日に予定されているスペースXの打ち上げ前に、ISSの宇宙飛行士がMBSUの交換を試す必要があるかもしれない。この遅れの結果、スペースXのCRS-17(商用補給サービス)ミッションは5月3日午前3時11分以降に開始される予定だ。

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https://www.technologyreview.jp/nl/a-power-outage-on-the-international-space-station-will-delay-a-spacex-resupply-mission/
【人類学】デニソワ人のDNAの謎解明か 16万年前にチベット高地に適応 研究[05/02]
1 :しじみ ★[sage]:2019/05/03(金) 18:48:48.31 ID:CAP_USER
【5月2日 AFP】
チベットの山岳地帯で見つかった初期人類デニソワ人(Denisovans)の顎骨の化石から、人類はこれまで考えていたよりもはるかに早い時期に高地での居住に適応していたことが分かったとする論文が1日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。デニソワ人の化石がロシア・シベリア(Siberia)南部以外で発見された例はこれ以外になく、見つかった顎骨は少なくとも16万年前のものと思われる。専門家らは、現生人類(ホモ・サピエンス)の一部が低酸素の条件に耐えられるよう進化した謎を解く鍵になるとみている。

 デニソワ人は、同時代に生きていたネアンデルタール人と同様に、解剖学的現代人である現生人類によって絶滅に追い込まれたとみられているが、デニソワ人の存在が初めて明らかになったのは10年前。シベリア南部のアルタイ山脈(Altai Mountains)にあるデニソワ洞穴(Denisova Cave)で発掘された指節骨の破片1個と臼歯2個によって特定され、約8万年前のものとされた。

 しかし、チベットの僧侶が30年近く前に地元でたまたま発見していた化石から、研究者らは今回、デニソワ人はこれまで考えられていたよりはるかに人数が多く、時代もはるか昔にさかのぼるとの結論を導き出した。

 論文の主著者で、独マックス・プランク進化人類学研究所(Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology)の古人類学者ジャンジャック・ユブラン(Jean-Jacques Hublin)氏は、「個人的な見解では、これは私が立てていた作業仮説を裏付けている。つまり、35万年前から5万年前の中国および東アジアの(ヒト族の)化石はおそらく、ほぼ全てデニソワ人のものではないかという仮説だ」と主張している。

 最近発表された別の研究論文では、人類がヒマラヤ(Himalaya)山脈北方の広大な山岳地帯であるチベット高原に到達したのは約4万年前とみられるとされていた。ユブラン氏は、「だが、今回の私たちの発見は4倍も古い」として、「非常に驚くべきことだ」と述べている。

■シベリアのデニソワ人になぜ低酸素症を防ぐ遺伝子変異が?

 顎骨の発見はさらに、人類学者を何年も悩ませてきた謎への答えを示している。

 研究者らは2015年、高地に住むチベット人と漢人には、血液に酸素を行き渡らせるヘモグロビンの生成量を調整する遺伝子「EPAS1」に変異がみられることを発見した。

 チベット人から見つかった変異は、ヘモグロビンと赤血球の生成量を大幅に抑制し、標高4000メートルを超える高地に行ったときに多くの人が経験する低酸素症の問題を防いでいる。この変異は、標高700メートル未満のシベリアで発見されたデニソワ人のDNAで見つかったものとほぼ同じだった。

 ユブラン氏は、その理由は誰にもつかめていなかったとして、「デニソワ人が高地に住んでいたことは知られていなかったため、この遺伝子(EPAS1)は彼らの生存にとっては不要だ(と考えられていた)からだ」と説明し、こう続けた。

「だが今、その理由が分かった。このDNAは(シベリアの)デニソワ人のものではなく、チベットのデニソワ人のものだったのだ」 (c)AFP

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https://www.afpbb.com/articles/-/3223362


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