トップページ > 科学ニュース+ > 2019年02月12日 > CAP_USER

書き込み順位&時間帯一覧

3 位/388 ID中時間01234567891011121314151617181920212223Total
書き込み数00000000000460000000000111



使用した名前一覧書き込んだスレッド一覧
しじみ ★
【医学】かぜの大半はウイルス感染 効果ない抗菌薬投与、回避へ[02/12]
【生物】ミツバチ、訓練すれば足し算引き算できます 豪研究[02/12]
【社会実験】フィンランドのベーシックインカム実験、雇用には繋がらず[02/12]
【宇宙開発】スペースXとボーイングの有人宇宙船、テスト打ち上げを3月以降に延期[02/12]
【動物】マウスは周囲に合わせて体毛の色を変える?短期間で遺伝的変異を起こし保護色に[02/11]
【味覚】脂肪酸は6番目の基本味、証拠となる神経を九州大学が発見[02/12]
【海洋学】インド洋、未知の深海を探査 新種発見やプラスチックごみの影響解明に期待[02/08]
【天文学】アルマ望遠鏡、急増光した若い星の周りに見つかった多数の有機分子を観測[02/08]
【環境】世界各地で昆虫が減少、害虫は増加傾向に=研究[02/12]
【リサイクル】廃プラの23%に適用可、プラスチックを石油やガスに変える新技術[02/12]

その他1スレッドすべて表示する

書き込みレス一覧

【医学】かぜの大半はウイルス感染 効果ない抗菌薬投与、回避へ[02/12]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/12(火) 11:43:12.21 ID:CAP_USER
インフルエンザやかぜのシーズンですが、近年、抗菌薬(抗生物質、抗生剤)の使用が問題になっています。薬がないと心もとない患者に、「念のため」と言いながら医師が次々と処方することで、薬の効かない「耐性菌」を作ってしまう……。そんな状態を改善しようと、医師が医師を啓発する活動も始まりました。死者を減らすことにつなげるという、その活動に迫りました。

 昨年12月、東京都内で医師や看護師など医療関係者向けに開いた風邪対策の医療セミナー。主催者側の医師が、医師役と患者役に分かれて、ある診療風景をデモンストレーションした。

 医師「たんなる風邪ですね。抗生物質は必要ありません」

 患者「念のため出してもらえませんか。お金は出しますから」

 医師「風邪に効く薬ができたらノーベル賞ですよ」

 患者「じゃあ、別の病院に行きます」

 なかなかかみ合わない、医師役と患者役。会場からは失笑も漏れた。

 開催したのは、国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター。同センターは厚生労働省の委託事業として医師への啓発活動に取り組んでいる。AMRは(Antimicrobial Resistance)は英語の略字で「薬剤耐性」という意味だ。

 そもそも、インフルエンザは細菌ではなくウイルス感染で引き起こされる。そのため抗菌薬に効果はない。風邪もまた抗菌薬が必要ないウイルス感染の場合が大半だ。抗菌薬は使ううちに、薬への抵抗力を持つ薬剤耐性の細菌が表れ、それが主流になると、抗菌薬が効かない患者が増えてしまう。このため不必要な使用を抑制できるかがカギだ。

 講師役を務めた感染症専門医の京都大学の山本舜悟特定助教は「かぜの大半はウイルスによるもので、抗菌薬は必要ない。患者さんの理解度を確かめながら根気強く説明していくほかない」と話す。

■抗菌薬求める患者、処方する医師

 日本化学療法学会と日本感染症学会の合同委員会は2018年、全国1500診療所に勤務する医師を対象にアンケート(回収数274)を実施。かぜと診断したときに抗菌薬を処方する割合を尋ねた。すると、21%以上の患者に処方すると答えた医師が4割。41%以上の患者に処方する医師も2割いた。一方で、抗菌薬を希望する患者が21%以上いたという割合も半数に及んだ。41%以上でも2割だった。

 調査を担当した国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター情報・教育支援室の具芳明室長は「かつてかぜに対して抗菌薬がよく処方されていたが、さまざまな研究を通じて効果がないとわかってきた。そうした研究の進展に医師が十分ついていっていない面がある」と指摘している。

 薬剤耐性の細菌の問題は近年、世界的にも大きな問題となっている。AMR臨床リファレンスセンターの藤友結実子主任研究員によると、2013年で薬剤耐性の影響による死者は70万人と推定されている。だが、このまま何の対策も取らなかった場合には、50年には1千万人に達すると推計されている。

 このため世界保健機関(WHO)は15年、加盟国に対して対策を求めた。これを受け厚生労働省も20年に、抗菌薬の使用量を13年比の3分の2以下に減らす数値目標などを掲げている。医師向けの手引きなどをつくって、不必要な使用を抑えようとしている。

 ただ、医師側には悩みがある。その一つが、薬を出さないということだけが独り歩きし、医師や病院への評判が悪くなりかねない、という点だ。AMR臨床リファレンスセンターでのセミナーでも、話題になった。講師役の医師からは、具合が悪くなるなど症状が改善しない場合には、受診をするように促し、あくまで様子見であることなどを伝えると、患者も納得しやすいことなどが説明された。

続きはソースで

https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190208002584_comm.jpg

朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM284RXKM28UBQU00Q.html
【生物】ミツバチ、訓練すれば足し算引き算できます 豪研究[02/12]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/12(火) 11:45:47.19 ID:CAP_USER
(CNN) ミツバチに訓練を施せば、足し算と引き算を学習できるとの研究結果が発表された。今回の発見が、脳の大きさとその処理能力の関係についてのよりよい理解につながる可能性がある。

オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT大学)の研究者が科学誌サイエンス・アドバンシーズで研究結果を発表した。報告書の執筆者によれば、今回の発見が示唆するのは、数字に関するより深い理解は、これまで考えられていたよりも、非ヒト動物にとって把握しやすいものである可能性があるということだという。

多くの動物は、必要不可欠な作業のための基本的な水準の数字について理解している。しかし、これまで、足し算と引き算の能力を示した動物は、チンパンジーやヨウム、クモなど一部に過ぎない。今回の研究で、ここにミツバチが加わった。

RMITによれば、今回の研究が将来の人工知能の開発に役立つ可能性もある。

今回の研究では、14匹のミツバチを対象に、青色が足し算、黄色が引き算という「足し算と引き算を象徴」する色を認識するよう訓練を施した。


黄色の場合、ミツバチは、ひとつ数字を引かなければならないので、右側が「正解」となる/Scarlett R. Howard et al.
ミツバチはY字型の迷路に送り込まれる。入り口には特定の数の青もしくは黄のサンプルが示される。ミツバチは入り口を抜けると、2つの選択肢が与えられる。最初に見た要素が青なら、ミツバチは、最初よりも1つ多いサンプルを示す判定部屋に行く必要がある。つまり足し算だ。黄だった場合は、1つ少ないサンプルを示す判定部屋を選ぶ必要がある。こちらは引き算となる。

数は1から5の範囲で示された。

100回の訓練では、ミツバチは正解だと砂糖水が与えられ、間違うとキニーネ溶液が与えられる。訓練後、ミツバチの正解率は63〜72%に達した。これは偶然ではないといえるだろう。

https://www.cnn.co.jp/storage/2019/02/11/65029aa53d0b9c6b5f487815dcafab87/002-honeybees-math-study-diagram.jpg
https://www.cnn.co.jp/fringe/35132552.html
【社会実験】フィンランドのベーシックインカム実験、雇用には繋がらず[02/12]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/12(火) 11:48:56.01 ID:CAP_USER
フィンランドで失業者に2年間ベーシック・インカム(最低所得保障制度)を適用する試みが実施された。失業者の復職には至らなかったが、初年度の結果報告によれば、支払いを受けた人々はより健康的でより幸せそうだったという。

2017年1月から2018年12月まで、フィンランドの2000人の失業者が無条件で月々560ユーロ(634ドル)を、通常の失業保険(ほぼ同額)の代わりに受け取った。これによって失業者の復職が促進されるかどうかを見るのが実験の目的だった。結果によると、ベーシック・インカムの支払いを受けた人々は、支払いを受けなかった対照群と同様、仕事が見つかる見込みはなかった。だが、全体的にかなり健康で幸福な状態だと報告されている。実験の最終報告は2020年に発表される予定だ。

ユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI=全国民向け最低所得保障) は、収入にかかわらず、すべての人に毎月一定金額を与えるという考え方だ。これは近年流行しているコンセプトであり、自動化によって起こる失業や不安への対処策の一つとして考えられている。カナダ、ナミビア、インド、その他の諸国でも実験されてきた。

当然ながら、今回のフィンランドの実験結果は、UBIが役に立つのか? という疑問を生じさせる。だが、今回のデータが初年度である2017年だけを扱っていることには留意する必要がある。また、失業者のみに焦点を当てているため、「ユニバーサル(例外なく当てはまる)」・ベーシック・インカムの事例としては適切とは言えないかもしれない。結論を得るにはデータがまだ必要であり、議論の決着からほど遠い。

https://www.technologyreview.jp/nl/finlands-universal-basic-income-trial-made-people-happier-but-not-employed/
【宇宙開発】スペースXとボーイングの有人宇宙船、テスト打ち上げを3月以降に延期[02/12]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/12(火) 11:58:36.38 ID:CAP_USER
米スペースXと米ボーイングの有人宇宙船のテスト打ち上げが、3月以降に延期されています。

スペースXとボーイングは、それぞれ有人宇宙船「クルー・ドラゴン」「CST-100 スターライナー」を開発しています。これらは、国際宇宙ステーション(ISS)への宇宙飛行士の輸送に用いられます。

そして最新のスケジュールでは、クルー・ドラゴンは3月2日に、スターライナーは4月以降のテスト打ち上げが予定されています。

その後、クルー・ドラゴンとスターライナーは緊急脱出システムのテストを、それぞれ6月と5月に実施。そして有人によるテスト打ち上げを7月と8月以降に実施する予定です。

■SpaceX, Boeing (and NASA) Push Back 1st Test Launches of Private Spaceships
https://www.space.com/43250-spacex-boeing-commercial-crew-test-launches-delayed.html

https://sorae.info/wp-content/uploads/2019/02/20190211nxbo.jpg

https://sorae.info/030201/2019_02_11_xbo.html
【動物】マウスは周囲に合わせて体毛の色を変える?短期間で遺伝的変異を起こし保護色に[02/11]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/12(火) 12:04:48.61 ID:CAP_USER
藤田医科大学医療科学部の若松一雅特任教授らは、マウスが外界からの捕食を逃れるために体毛の色を変化させることを突き止めた。短期間で遺伝的変異を起こし、外界からの保護色に変える。動物の野生集団の環境変化での影響予測につながる。マウスを明るい囲いと暗い囲いに入れ、14カ月後も生き残ったマウスを調べると、背の色が明るい囲いでは平均より1・44倍明るく、暗い囲いでは1・98倍暗かった。遺伝的変異の頻度は自然淘汰(とうた)と同じで、背の色と生存率が関連付けられた。

 またシカネズミのアミノ酸変異は黄色の色素(フェオメラニン)を減少させ、全体的に体毛を明るく見せる原因だと分かった。定常的な遺伝的変異が利用できれば、自然淘汰が急速な表現型の変化をもたらしている可能性がある。

■野生型(暗い左のマウス)またはΔSer(明るい右のマウス)。トランスジェニックハツカネズミからの背側体毛および個々の背側毛におけるフェオメラニンの強度を示す(同大学発表資料から)
https://c01.newswitch.jp/cover?url=http%3A%2F%2Fnewswitch.jp%2Fimg%2Fupload%2FphpHxw9tv_5c5d5fdaceab1.jpg

https://newswitch.jp/p/16447
【味覚】脂肪酸は6番目の基本味、証拠となる神経を九州大学が発見[02/12]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/12(火) 12:07:12.84 ID:CAP_USER
 食べ物に含まれる油脂の存在を強く意識はできないが、あればより好んで食べたくなる。私達はどうやって油脂の存在を知るのか?九州大学五感応用デバイス研究開発センターの安松(中野)啓子特任准教授、二ノ宮裕三特任教授らの研究グループは、他の味とは独立して脂肪酸の味を伝える神経を鼓索神経の一部に発見した。これは甘味、苦味、うま味、塩味、酸味の5つの基本味に加え、脂肪の味が6番目の基本味である新たな証拠となるという。

 これまで、げっ歯類の味蕾細胞に受容体GPR40や受容体GPR120 、さらにトランスポーターCD36が存在し、脂肪酸を受容している可能性が示唆されていた。しかし、ヒトの官能評価、げっ歯類の嗜好性、そして細胞の応答性に関する今までの研究では、脂肪酸独自の味の存在を証明することはできなかった。

 今回マウス鼓索神経単一線維における応答を記録したところ、脂肪酸に特異的な応答を示す神経線維が全体の約17.9%を占めていた。また、半数以上の甘味、うま味応答神経群が脂肪酸に応答した。GPR120を発現しないマウス(GPR120ノックアウトマウス)では脂肪酸神経は激減し、味覚嫌悪学習を用いた行動実験では、このマウスはリノール酸とうま味物質のグルタミン酸を区別できなかった。このことから、脂肪酸独自の味を感知する味細胞では、GPR120が重要な役割を果たすことが分かった。

 今回の報告は、必須脂肪酸を含む長鎖脂肪酸の検知システムが生体に備わっており、体内で脂肪酸がさまざまな効果を及ぼし健康を保つために、体内に選択的に取り込む手掛かりになっている可能性を示している。今後、摂食行動・消化吸収との関連解明や、食品開発へ大きな影響を与えることが期待される。

論文情報:【Acta physiologica】Fatty acid taste quality information via GPR120 in the anterior tongue of mice
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/apha.13215

https://univ-journal.jp/24738/
【海洋学】インド洋、未知の深海を探査 新種発見やプラスチックごみの影響解明に期待[02/08]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/12(火) 12:11:43.36 ID:CAP_USER
【2月8日 AFP】
今週、インド洋の未知の深海を探査するプロジェクトが始まった。深海に暮らすあまたの新種の海洋生物の発見や、海底に沈んだプラスチックごみが海に与える影響の解明が期待されている。

 探査プロジェクトは英国を拠点とする海洋調査機関「ネクトン(Nekton)」が主導し、3月からは西インド洋のセーシェル(Seychelles)沖でインド洋の環境調査のため、複数の潜水艇が水深3000メートルまで潜る予定。

 探査チームに参加している英オックスフォード大学(University of Oxford)のアレックス・ロジャーズ(Alex Rogers)教授によると、「今回のプロジェクトは水深30メートルから3000メートルに焦点を当てている。生物の多様性が最も豊かな場所だ」「インド洋の深海はほとんど調査されていない。そこに何があるのかまったく分からない」という。

 ロジャーズ氏は「潜れば潜るほど、より多様な生物を発見できるだろう。多くの新種を発見できると確信している」と語り、サンゴを含む100〜1000種の新種の海洋生物の発見に期待を寄せた。

 さらに「インド洋は魚の乱獲や海洋汚染、気候変動から深刻な水質劣化に陥っている。インド洋の海洋生物の分布について理解することは極めて重要であり、それによってインド洋を管理するためのより良い決定を下すことができる」と強調した。

 また、ネクトンの理事で海洋保護活動家のエミリー・ペン(Emily Penn)氏は探査について、深海に沈んだプラスチックごみの影響を浮き彫りにすると指摘。

 ペン氏は「毎年800万トンものプラスチックがインド洋に流れ込んでいる」「大半が沈んでいるとみられるが、実際行ってみなければどれくらいの量が沈んでいるか分からない」と述べ、探査の意義を強調した。(c)AFP

https://amd.c.yimg.jp/im_sigghIhPSAHEwBOR6LfKk.xzrw---x400-y267-q90-exp3h-pril/amd/20190208-00000043-jij_afp-000-2-view.jpg

http://www.afpbb.com/articles/-/3210129
【天文学】アルマ望遠鏡、急増光した若い星の周りに見つかった多数の有機分子を観測[02/08]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/12(火) 12:26:40.88 ID:CAP_USER
アルマ望遠鏡による観測から、若い星を取り巻く原始惑星系円盤にメタノールやアセトアルデヒドなど多数の有機分子が発見された。

【2019年2月8日 アルマ望遠鏡/国立天文台】

1300光年彼方にある「オリオン座V883星」は、若い星でときどき見られる一時的な大増光の最中にある。こうした増光は星の周囲を取り巻く塵やガスの円盤(原始惑星系円盤)から大量の物質が星に落下することで起こると考えられているが、100年程度しか続かないため珍しい存在だ。

原始惑星系円盤の中でも、中心星から遠い低温の領域では様々な有機物と水が混じりあった氷が塵の表面に付着していると考えられている。だが、星が急激に明るくなると円盤の温度が上昇し、スノーライン(円盤内で氷が昇華する温度になる場所)より外側でも広い範囲にわたって、氷に閉じ込められていた様々な分子がガスとして放出されると想定される。

こうした分子の成分を調べるため、韓国・キョンヒ大学のJeong-Eun Leeさんと東京大学の相川祐理さんたちの研究チームは、アルマ望遠鏡でこの星を観測した。その結果、複雑な有機分子であるメタノール(CH3OH)、アセトアルデヒド(CH3CHO)、ギ酸メチル(CH3OCHO)、アセトニトリル(CH3CN)、アセトン(CH3COCH3)、エチレンオキシド(H3COCH3)、ギ酸(HCOOH)、メタンチオール(CH3SH)が発見された。

■アルマ望遠鏡による「オリオン座V883星」の擬似カラー画像。中心部に塵(オレンジ)が分布し、メタノール分子(青)がリング状に分布している(提供:ALMA(ESO/NAOJ/NRAO), Lee et al.)
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2019/02/15729_v883ori.jpg


アセトンが原始惑星系円盤で検出されたのは初めてのことだ。さらに、オリオン座V883星の円盤では、発見された分子の水素に対する存在比が一般的な原始惑星系円盤に比べて約1000倍以上高いことがわかった。これは、中心星の急増光によって確かに氷からガスとして分子が放出されたことを裏付けている。オリオン座V883星の周りの氷に含まれる複雑な有機分子の成分が、探査機「ロゼッタ」が調べたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)の成分と似ていることも明らかになった。

またアルマ望遠鏡の高い解像度により、原始惑星系円盤内のメタノールとアセトアルデヒドの空間分布がよく似ており、半径60天文単位(太陽系の海王星軌道の2倍の大きさ、約90億km)ほどのところにリング状に分布していることもわかった。

60天文単位よりも星に近いところでは、大量の塵が放つ電波に埋もれて分子の組成を調べることはできない。それより遠い低温の場所でも、分子が氷に閉じ込められているためやはり検出できない。つまり今回の観測では、円盤内で氷が昇華する温度になる「スノーライン」付近の氷の成分を明らかにすることができたといえる。

■オリオン座V883星を取り巻く原始惑星系円盤の想像図。若い星の周囲には塵とガスの円盤、一定の半径(スノーライン)より外側では水や様々な有機分子が氷となっており、その内側では氷がとけている。今回、そのスノーライン周辺で複雑な有機分子が検出された(提供:国立天文台)
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2019/02/15730_disk.jpg

「彗星に限らず、地球型惑星や氷惑星は円盤内の固体物質の集積で形成されます。ですから、固体物質の組成を解明することは惑星系形成の研究において非常に重要なのです」(相川さん)。

急増光のまっただなかにある天体はそれほど多くはないが、非常に若い星から少し進化した若い星まで、幅広い進化段階にわたって急増光が見られることが知られている。研究チームでは、急増光中の様々な年代にある星の周りの氷の成分を調べることで、星の進化に伴う周囲の化学組成の変化も追いかけることができると期待している。

http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10474_v883ori
【環境】世界各地で昆虫が減少、害虫は増加傾向に=研究[02/12]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/12(火) 12:36:39.22 ID:CAP_USER
世界中に生息する昆虫の40%が「劇的な減少率」で個体数を減らしていることが、最新の調査で明らかになった。

それによると、ハチやアリ、カブトムシなどは、ほ乳類や鳥類、は虫類と比べて8倍の速さで減少している。その一方で、イエバエやゴキブリといった一部の種は数を増やしているという。

昆虫の全般的な減少は、集中的な農業や殺虫剤、気候変動などが理由とされる。

昆虫は地球上に棲む生物の大半を占めており、人類を含む動植物に重要な恩恵をもたらしている。

鳥やコウモリ、小型哺乳類には食べ物を与え、世界の穀物の75%の受粉を助け、土を作り、害虫の数を抑制する。

近年の研究では、ハチなど特定の種が、特に先進国で大きく個体数を減らしていることが明らかになっていた。

しかし、「バイオロジカル・コンサヴェーション」に掲載された新研究では、過去13年間に発表された73件の既存の調査結果を網羅し、そこから全般的な見解を導き出した。

それによると、昆虫の減少は世界中ほぼ全ての地域で起きており、向こう数十年で全体の40%が絶滅する恐れがある。

現在、昆虫の3分の1が絶滅危惧種だという。

この研究を主導した豪シドニー大学のフランシスコ・サンチェス=バヨ博士はBBCの取材で、「農業や都市化、森林伐採などで生息地を奪われたことが、昆虫が減少している主な要因だ」と説明した。

「その次に、世界中の農業で使われる肥料や殺虫剤の影響や化学物質による汚染が挙げられる。3つ目は生物学的要因、つまり侵略種や病原菌によるもの。4つ目には、特に熱帯地域で大きな影響を与えている気候変動がある」

Image copyrightGETTY IMAGES
研究では、近年発表されたドイツで急激に減っている飛翔性昆虫の動向や、地球温暖化によってプエルトリコの熱帯雨林の昆虫が減っている事例なども取り上げられている。

他の専門家も、今回の研究結果は「非常に残念だ」と話している。

イギリスの昆虫愛護団体「バグライフ」のマット・シャードロウ氏は「これはハチだけの問題でも、あるいは受粉や我々の食糧だけの問題でもない。例えばふんを土に戻してくれるフンコロガシや、川や池で生まれるトンボといった昆虫も減少している」と指摘する。

「地球の生態系が崩壊していること、この悲惨な流れを食い止め逆転させるために世界規模で集中的な努力が必要になっていることが、ますます明らかになった。昆虫の緩慢な絶滅を引き続き座視するなど、合理的ではない」

■害虫は増加傾向

研究では、昆虫の減少が食物連鎖の上流に与える影響についても懸念を示している。多くの鳥類やは虫類、魚類にとって昆虫は主な食料であり、昆虫の減少は結果的に、こうした生物の絶滅にもつながる可能性がある。

一方、人間にとって特に大事な昆虫が危険にさらされている中、一部の昆虫は環境の変化に適応し、数を増やすだろうとの指摘もある。

最新の豪研究には関わっていない英サセックス大学のデイヴ・グールソン教授は、「繁殖サイクルの速い害虫は、温暖化や、繁殖速度が遅い外敵の絶滅によって、数を増やすだろう」と話した。

「我々が将来、特定種類の害虫増大に悩まされる一方で、ハチやアブ、チョウといった人間にとって有用な素晴らしい昆虫、動物のふんを処理してくれるフンコロガシといった益虫を全て失ってしまう可能性は十分にある」

グールソン教授によると、強じんで適応力が高く雑食のイエバエやゴキブリといった昆虫が、人工の環境に馴染みやすく、殺虫剤への抵抗力を付けていると述べた。

その上で、今回の研究は危険信号を発しているものの、殺虫剤を使わないこと、有機的な食品を選ぶこと、昆虫にやさしい庭造りをするなど、我々にできる対処法はあるとしている。

続きはソースで

(英語記事 Insect decline may see 'plague of pests')

https://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/80FC/production/_105602033_gettyimages-906102012-2.jpg
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-47207286
【リサイクル】廃プラの23%に適用可、プラスチックを石油やガスに変える新技術[02/12]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/12(火) 12:46:08.48 ID:CAP_USER
レジ袋やその他のプラスチックごみを溶かして、石油やガスなどの有用な製品に変えられるかもしれない。

世界中の埋立地と海がプラスチックごみでいっぱいになっている。国連によると、過去65年間で製造された83億トンのプラスチックのうち、リサイクルされたのはわずか9%だという。毎年800万トン以上のプラスチックごみが海に流れ込み、野生生物たちに害を及ぼしている。

今回開発された技術は、レジ袋、玩具、シュリンクフィルムに使用されるプラスチックの一種であるポリオレフィンの廃棄物に適用できる。科学誌『サステナブル・ケミストリー・アンド・エンジニアリング(Sustainable Chemistry and Engineering)』にこの化学プロセスについての論文を発表したイリノイ大学の研究チームによると、ポリオレフィンは、プラスチックごみの約23%を占めるという。新技術では、高温下でポリオレフィンのペレットを溶かして水に溶解させる「水熱液化」と呼ばれるプロセスの副産物として、石油やガス、溶媒を生成する。

既存のプラスチックを再利用して有用な製品に変えることで、汚染の拡大を食い止めるのに役立つ可能性がある。同研究チームによると、この化学変換プロセスは、世界のポリプロピレンでできた廃棄物の約90%に適用できるという。

https://cdn.technologyreview.jp/wp-content/uploads/sites/2/2019/02/12030105/chemical-engineer-linda-wang-purdue-research-foundation-image-vincent-walter.jpg

https://www.technologyreview.jp/nl/a-new-chemical-process-could-turn-a-quarter-of-our-plastic-waste-into-clean-fuel/
JAL、手荷物積込にパワードスーツ グラハン負担軽減へ[02/12]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/12(火) 23:40:09.37 ID:CAP_USER
日本航空(JAL/JL、9201)グループで、国内空港での貨物搭載などグランドハンドリング(グラハン)業務を担うJALグランドサービス(JGS)は2月12日、グラハン作業者の負担軽減用の「パワードスーツ」を導入したと発表した。羽田と成田の両空港で導入し、社員の負担軽減や生産性向上につなげる。JALグループでパワードスーツを本格導入するのは初めて。

—記事の概要—
・羽田・成田で10台ずつ
・「日本のグラハン、荷物扱い丁寧」
・腕機能の共同開発も

■羽田・成田で10台ずつ


パワードスーツ「MODEL Y」を装着するJGSのグラハンスタッフ=19年2月12日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 導入するのは、ATOUN(あとうん、奈良市)が開発したパワードスーツ「ATOUN MODEL Y」で、腰に装着して作業する。荷物を持ち上げるときはモーターがアシストし、下げるときはブレーキ機能が働くことにより、腰への負担を軽減する。

 JGSは2月1日から、羽田と成田で10台ずつ計20台を順次導入。受託手荷物のベルトコンベアからコンテナへの積み込み時や、上屋での貨物取り扱い時に活用する。

 MODEL Yはモーターを左右に1つずつ搭載し、体の動きに追従。持ち上げる際の中腰姿勢をサポートする。背中にリチウムイオン電池を備え、1.5時間の充電で約4時間可動する。重さは約4.5キロ。カーボン樹脂を採用することで軽量化を実現した。

 今回導入したパワードスーツは、腰の負担を軽減する。今後、腕のアシスト機能実装に向け、JGSとATOUNの両社で共同開発を視野に入れた実証実験を展開する。

■「日本のグラハン、荷物扱い丁寧」


「MODEL Y」の導入経緯を説明するJGSの中村社長=19年2月12日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 JGSの中村泰寛社長は「MODEL Y」の導入理由について、着脱や歩行の容易性など「現場の評価が高かった」ことを挙げた。また、腰のほか腕などへの拡張性も評価したとした。

 羽田では1日あたり、およそ4万個の受託手荷物を取り扱っている。中村社長によると、日本のグラハン会社は海外と比較し、受託手荷物を丁寧に扱っているという。「腰の負担がよりかかる傾向にあるが、品質の高い作業を日本の会社として求めていきたい」と述べた。

 今後は導入した20台を他空港にも展開。福岡や札幌、伊丹などの基幹空港でも負担軽減を狙う。

 羽田での荷さばきでパワードスーツを着用した、JGSのスタッフは「重い荷物を扱う札幌行きや那覇行きのほか、国際線で力を発揮しそう」と話した。

腕機能の共同開発も


パワードスーツ「MODEL Y」を販売するATOUNの藤本社長=19年2月12日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 JGSが導入したMODEL Yは、2018年7月に発売。1台70万円程度で、これまで倉庫や工場などの物流や、製造などの業界で200台近くを販売した。航空業界での導入は、JGSが初めて。

 MODEL Yを販売するATOUNの藤本弘道社長は、2019年度からは農業での導入も狙う。また、腕機能をJGSと共同開発することで、負担軽減を実現したいとした。

 ATOUNは2003年6月に、松下電器産業(現パナソニック、6752)の社内ベンチャー制度で設立。2013年3月には三井物産(8031)と業務・資本提携し、現在はパナソニックと三井物産との合弁会社となっている。



https://www.aviationwire.jp/wp-content/uploads/2019/02/190212_0019_jal_atoun-640.jpg
https://www.aviationwire.jp/wp-content/uploads/2019/02/190212_0068_jal_atoun-640.jpg
https://www.aviationwire.jp/wp-content/uploads/2019/02/190212_0080_jal_atoun-640.jpg

https://www.aviationwire.jp/archives/166453


※このページは、『2ちゃんねる』の書き込みを基に自動生成したものです。オリジナルはリンク先の2ちゃんねるの書き込みです。
※このサイトでオリジナルの書き込みについては対応できません。
※何か問題のある場合はメールをしてください。対応します。