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しじみ ★
「15世紀、英国王のベッド」本物なら大発見 9年にわたる調査で確信[02/05]
【動物】モモンガは紫外線でピンクに光る、目的は不明 北米のモモンガ3種で研究[02/05]
【宇宙開発】〈動画〉スペースXが「月旅行」を担う宇宙船「スターシップ」新エンジンの燃焼実験に成功[02/05]
【医学】10人に1人がADHD? 発達障害児が急増しているワケ[02/04]
【話題】気象庁のスパコン、3時間半にわたって障害 冷却装置の停止が原因[02/05]
【微生物】30億年前から生き続ける微生物から採取された希少糖が天然の除草剤として作用することが判明[02/05]
【医学】子宮頸がんの患者、2000年ごろから増加 原因は不明 国立がん研究センター[02/05]
【AI】熟練工が1週間かかる調整作業→AIは1日で完了 三菱電機と産総研がFA分野でAI活用[02/05]
【天文学】若い星の周辺にさまざまな有機分子を発見 - アルマ望遠鏡[02/05]
南極の氷河の下に巨大な空洞が発見される マンハッタン島の3分の2に相当[02/05]

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「15世紀、英国王のベッド」本物なら大発見 9年にわたる調査で確信[02/05]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 11:58:12.53 ID:CAP_USER
■「間違いなく、英国で最も重要な家具」と専門家、9年にわたる調査で確信

英国の古美術商イアン・コールソン氏は、オンラインで購入した2200ポンド(約31万円)のベッドフレームを引き取りに行った時、カタログに記載されていた通りの物を思い浮かべていた。すなわち「彫刻がふんだんに施され、紋章入りの盾が付いたビクトリア朝の四柱式ベッド」だ。

「その時点では、アーツ・アンド・クラフツ運動によって生まれた素晴らしい作品だと思っていました」と同氏は振り返る。アーツ・アンド・クラフツ運動とは、19世紀後半にビクトリア朝時代のイングランドで起きた運動で、粗悪な大量生産を批判し、中世の手工芸技術を再評価しようとしたものだ。しかし、コールソン氏は、家に帰ってベッドを詳しく調べ始めると、すぐにそれがビクトリア朝よりはるかに古い物であることに気づいた。

 ベッドには、何度も修理された跡があった。わずか150年ほど前のアンティークにしては何かおかしい。木材に残る跡から、産業革命時代の機械式ノコギリではなく、中世の手持ち工具で切られたことがわかった。さらに、カタログに記載されていた「紋章入りの盾」は、実際には英国王室の紋章だったのだ。

 コールソン氏は、特別なものに巡り合ったのだと確信し、入念な調査を始めた。それは、9年にも及ぶ長い道のりとなった(調査は現在も続いている)。長年にわたる調査の結果、同氏と複数の高名な専門家は、経年変化で黒ずんだアンティークのベッドが、チューダー朝の初代王であるヘンリー7世とヨーク家の王女エリザベスの結婚の際に作られ、長い間行方不明だったものだと確信した。1486年のこの結婚により、赤バラの紋章のランカスター家と白バラの紋章のヨーク家が争った、血で血を洗う内戦「バラ戦争」は終わりを迎えた。

 もしこのベッドが本物なら、驚くべき大発見だ。チューダー朝初期の王家の調度品で、現存するものは知られていない。17世紀中頃に起きたイングランド内戦で、反王党派である議会派が、すべて破壊してしまったと考えられている。

「これは英国で最も重要な家具であり、王家の遺物としても最も重要な品なのは、ほぼ間違いありません」と、チューダー朝を専門とする著名な歴史学者で、英国王室の文化遺産を管理する「ヒストリック・ロイヤル・パレス」の元学芸員のジョナサン・フォイル氏は話す。同氏は、ベッドが本物だと確信している。「ウェストミンスター寺院にある戴冠式の椅子(エドワード王の椅子)でさえ、これに比べれば、たいしたことはありません」

 ベッドの豪華な装飾や15世紀後半の様式、彫刻の図像は、ヘンリー7世の所持品としてふさわしい、と同氏は言う。

「王家の紋章やイングランドの国旗『セント・ジョージ・クロス』、ランカスター家とヨーク家のバラ、ドングリなどの繁栄の象徴が確認できます。誰であれ、これを彫った人物は、当時の図像を深く理解していました。後世の人間が、当時のすべてを正確に彫刻に表現できたとは思えません」

さらに注目すべきは、木材の隙間から見つかった中世の塗料のわずかな痕跡だ。これには、微量のウルトラマリンが含まれていた。ウルトラマリンとは、宝石のラピスラズリから作られた極めて希少で高価な顔料で、イタリアのベネチア経由でアフガニスタンから輸入されていた。


続きはソースで

■精巧な彫刻が施されたベッド。王家の紋章と盾、ランカスター家とヨーク家のバラの紋章、繁栄の象徴であるドングリや果実など、15世紀後半のイングランドの図像が豊富に用いられている。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300079/01.jpg

■アダムとイブの姿で描かれているが、その手ぶりから、王と王妃が結婚の誓いを交わすところだとわかる。この結婚により、30年も続いたバラ戦争が終結した。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300079/ph_thumb.jpg

■ベッドの支柱に施された、王家を象徴するライオンの装飾。木からは、わずかながら顔料の痕跡が見つかり、かつては鮮やかに彩色されていたと考えられる。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300079/03.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300079/
【動物】モモンガは紫外線でピンクに光る、目的は不明 北米のモモンガ3種で研究[02/05]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 12:04:13.93 ID:CAP_USER
■リスでは光らない、北米のモモンガ3種で研究

脚を広げて木から木へ滑空する不思議な動物モモンガ。このほど新たな研究で、さらなる不思議な性質が見つかった。紫外線を当てると、明るいピンク色に光るのだ。

 これは「生物蛍光」と呼ばれ、紫外線など一定の色(波長)の光を吸収し、別の色(蛍光)でそれを放出する性質。哺乳類ではあまり見つかっていないこの性質を、モモンガが持っていたことがわかった。これにより、何のために光るのかという新たな疑問が生まれると同時に、こうした性質が従来考えられていたよりも哺乳類の間で一般的である可能性も示された。(参考記事:「【動画】光る生きもの、鉄道虫からカラスザメまで」)

 学術誌「Journal of Mammalogy」に1月23日付けで掲載された論文の上席著者で、米ノースランド大学の生物学者、ポーラ・スペース・アニック氏は、この発見は全くの偶然だったと言う。

 論文共著者で林学の教授でもあるジョン・マーティン氏は、夜に米国ウィスコンシン州の森を調査していた。紫外線の懐中電灯で木々を照らし、蛍光を発する地衣類やキノコ、植物、カエルなどを探していたのだ。(参考記事:「紫外線に浮かぶ花々、見たことのない妖艶な姿 写真17点」)

「ある晩」とアニック氏は話した。「バードフィーダー(野鳥の餌台)からモモンガの甲高い鳴き声が聞こえたそうです。そこを懐中電灯で照らすと、ピンクに光って驚いたと」

■モモンガが光った

 マーティン氏は、げっ歯類の研究者であるアニック氏にこの出来事を話した。「正直に言うと、この発見には少々混乱させられました」とアニック氏。「自分が理解できる文脈に落とし込もうとしました。餌によるものなのか、局地的な現象なのか、と」

 この特性がどのくらいの範囲に広がっているのか確かめるため、研究者たちは米ミネソタ科学博物館と、シカゴのフィールド自然史博物館に足を運び、数多くのモモンガの標本を調べた。北米のモモンガ(Glaucomys属)は森に生息する3種からなり、米国北西部からカナダ、米国東部、そして中米まで分布している。研究チームは可視光と紫外線の下で写真を撮り、滑空しないリスと比較。また、蛍光の強さを測った。(参考記事:「新種のモモンガ発見、北米で独自路線」)

 普通のリスは光を発しなかった一方、モモンガでは1つの標本を除く全てで同様のピンク色の蛍光を放つことがわかった。性別や地点による違いは見られなかった。(参考記事:「ギャラリー:かわいい! リスたちの姿をフォトアークから 写真10点」)

「蛍光が見られたGlaucomys属は、19世紀〜21世紀にグアテマラからカナダにかけて収集されたもので、オス、メスともに確認されました。標本が採集された季節にも偏りはありませんでした」とアニック氏。

哺乳類以外なら、蛍光を発する動物はいる。例えばパフィン(ニシツノメドリ)のくちばしやカメレオンの骨は、紫外線の下で不気味な青い輝きを放つ。だが、哺乳類で毛が蛍光に光ることがわかっていたのは、20種余りのオポッサムだけだ。この有袋類は南北米大陸の各地に分布しているが、モモンガと近縁関係にはなく、暮らしている生態系も食べるものも異なる。(参考記事:「光るパフィンを発見、紫外線でくちばし輝く」)

 しかし、モモンガとオポッサムには共通点が1つある。どちらも夜と夕暮れ時に活動することだ。ほかのリスは、ほとんどが日中に活動する。

 光量が低いときは紫外線が比較的多く、夜行性の動物にとって紫外線視覚は重要だと一般に考えられている。したがって、ピンクの輝きは夜間の知覚とコミュニケーションに関係があるというのがアニック氏の見方だ。

 また、ピンク色は、モモンガが雪の積もった環境の中で動き回るのに役立っているとも考えられる。北米の3種のモモンガの生息地はいずれも、雪の降る地域と重なりがある。

続きはソースで

■紫外線下で撮影した野生のモモンガ。モモンガの毛は、腹側と尾が最も強く蛍光を放つ。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300078/02.jpg
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300078/ph_thumb.jpg

可視光(左)と紫外線(右)を当てた南方種のアメリカモモンガ(Glaucomys volans)の皮膚。紫外線下では明るいピンクの蛍光を放つのがはっきりわかる。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300078/01.jpg


ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300078/
【宇宙開発】〈動画〉スペースXが「月旅行」を担う宇宙船「スターシップ」新エンジンの燃焼実験に成功[02/05]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 12:43:13.30 ID:CAP_USER
■動画
Raptor Rocket Engine Test, February 2019 https://youtu.be/MAAzbjG_Duc

スペースXがロケットエンジン「ラプター(Raptor)」の燃焼実験を成功させた。ラプターは巨大宇宙船「スターシップ(Starship)」で使用するエンジンであり、人類を今からそう遠くない未来に、火星へ送り込むミッションを担っている。

スペースXのCEOのイーロン・マスクは2月3日、テキサス州マクレガーで行われた燃焼実験の模様を、動画を添えてツイートした。「スペースシップのラプターエンジンの初点火だ! 我が社のチームの素晴らしい仕事を誇りに思う」

動画ではラプターが炎を噴射する場面が映された。ラプターは燃料に液化メタンを用いている。液化メタンは従来の燃料であるケロシンよりも、クリーンなエネルギーとして知られている。ジェフ・ベゾスのブルー・オリジン(Blue Origin)のBE-4エンジンも、液化メタン燃料を用いている。

現在開発中の宇宙船「スターシップ(Starship)」は最大100名を月に送り込むことになるが、そのスターシップには7つのラプターエンジンが使用される。スターシップは再利用可能ロケットのスーパーヘビー(Super Heavy)によって打ち上げられるが、スーパーヘビーにも31個のラプターエンジンが搭載され、2020年代の初頭に初の打ち上げを予定している。

スペースXは、このスターシップのプロトタイプ版のテスト飛行を間もなく実施する予定だったが、強風により機体がダメージを受けたため、延期になっていた。宇宙分野のアナリストのJonathan McDowellは「次の重要なステップは、ラプターエンジンを用いたテスト飛行を成功させることだ。地上での燃焼実験と、テスト飛行の間には大きな違いがある」と述べた。

スペースXは昨年、同社が2023年に実施する月旅行プログラムの最初の顧客が、日本のビリオネアの前澤友作たちであることをアナウンスした。月旅行を成功させた後は、火星への有人飛行を目指す同社の最重要課題が、今回のラプターエンジンの開発を成功させることだ。

宇宙関連のリサーチ企業SpaceWorksのCaleb Williamsは「今回のテストが成功に終わったことで、スターシップ計画全体についての信頼度が高まった。投資家としても、開発が順調に進んでいるのは嬉しいニュースに違いない」と述べた。

スペースXは宇宙船のスターシップや、それを運ぶスーパーヘビーロケットとは別に、ファルコン9ロケットやファルコンヘビーロケット、国際宇宙ステーション(ISS)への輸送を担うドラゴン宇宙船シリーズを開発中だ。

ファルコンヘビーロケットは、ファルコン9の1段目を3本束ねた超大型ロケットで、昨年2月に1回目の打ち上げに成功。今年3月には2回目の打ち上げを控えている。

https://forbesjapan.com/articles/detail/25315
【医学】10人に1人がADHD? 発達障害児が急増しているワケ[02/04]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 13:20:44.94 ID:CAP_USER
ADHDやASDなどの発達障害の子どもたちを持つ家庭は、子育てに苦労することが少なくありません。将来、彼らが社会に貢献できる人物となるには、幼少期から適切な教育をすることが重要になります。本記事では、ADHDの子どもの将来のために、家庭で実践できる教育法について見ていきます。

■ASD:約3.1倍、ADHD:約6.3倍にまで増加

発達障害とされる子どもはどれくらいの割合で存在するのか見ていきましょう。ASDは1000人に5人程度で男子に多いとされますが、近年の研究では、出現頻度が全体の1%弱という報告もあります。


ADHDについては、児童期には全体の5〜10%程度という見解が一般的です。男女比としては、2対1から9対1とするものまで、さまざまですが、総じて男子の割合が多いです。この男女比の偏りについて、女子は注意欠陥の優勢なタイプが多いので、顕在化しにくいために割合が少なくなっているのではないかともいわれています。小児のADHDのうち、60〜80%程度が、成人期のADHDに移行するという報告がされています。


LDについては、2012年の文部科学省の調査によれば、学習面で著しい困難を抱える生徒は4.5%と報告されています。文部科学省が2012年に発表した調査結果によると、全国の公立小・中学校の通常学級に在籍する児童生徒のうち、発達障害の可能性があるとされた小中学生は6.5%にのぼるとされています。この数字は、医師による診断ではなく、小中学校の教師の判断によるものですが、この結果に基づいて試算すると、何らかの発達障害の可能性のある生徒は、30人学級に約2名いるという計算になります。

通級による指導を受けている児童生徒数の推移を見てみると、この十数年の間に発達障害の子どもの数が大幅に増加していることがわかります(図表1)。平成18年と平成25年の人数を比較してみると、自閉症は約3.1倍、注意欠陥多動性障害は約6.3倍、学習障害は約8倍に増えています。

発達障害とされる人が急増しているのは、日本に限ったことではありません。アメリカの疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention)の調査によると、2000年から2010年までの10年間に、アメリカにおける広汎性発達障害の有病率は約2倍に増えたと報告されています。また、ADHDの有病率については、2003年から2011年の8年間で約1.5倍に増えています。

■診断基準の変更、認知度の向上が大きな要因に

なぜこれほど、発達障害とされる子どもが増えているのでしょうか。

ひとつには、発達障害の診断基準が変更されたことで、該当する子どもの割合が増えたことが挙げられます。かつては、広汎性発達障害という上位概念のもとに、自閉症、アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害などの下位分類が存在していました。しかし、DSM‒5以降、症状の軽い状態から重度の状態までをスペクトラム(連続性)としてとらえる ASDという概念に統一されたために、該当する人の割合が増えたと考えられます。

しかし、それ以上に大きな要因としては、発達障害が多くの人に認識されるようになったことが挙げられます。

日本の場合は、2005年に発達障害者支援法が施行されたことにより、医療関係者のみならず、保健・福祉の関係者や教育関係者に発達障害が広く知られるようになりました。保育士や幼稚園教諭、小学校の教員などの間に発達障害の知識が広まると、かつては「わんぱくな子」「落ち着きのない子」などとされてきたような子どもたちが、発達障害なのではないかといわれるようになったのです。

続きはソースで

[図表1]通級による指導を受けている児童生徒数の推移
https://gentosha-go.com/mwimgs/1/5/640/img_15bf01d2e430768c18a80d4558012d23124956.png

https://gentosha-go.com/articles/-/19749
【話題】気象庁のスパコン、3時間半にわたって障害 冷却装置の停止が原因[02/05]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 16:42:14.89 ID:CAP_USER
 気象庁は2月5日、同日午前8時56分ごろからスーパーコンピュータシステムに障害が起き、午後0時27分ごろ復旧したと発表した。障害の原因は冷却装置の停止。障害の影響で、「数値予報」と呼ばれる気象事業者向けデータの配信が停止していたが、順次再開する。

気解析、波浪解析など気象事業者向け数値予報資料と、航空関係機関向け数値予報資料。障害解消後に作成・配信を再開しており、早ければ午後3時ごろに配信が正常化するという。

 警報や注意報、気象情報、地震情報などの発表には影響がなかったとしている。

http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1902/05/yx_kis.jpg

ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1902/05/news102.html
【微生物】30億年前から生き続ける微生物から採取された希少糖が天然の除草剤として作用することが判明[02/05]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 16:47:14.09 ID:CAP_USER
1970年に開発された除草成分「グリホサート」は半世紀近くにわたって世界中で使われていますが、近年グリホサートに対して耐性を持つ雑草が増えていることが問題になっています。そのため、世界中の科学者がグリホサートに代わる除草成分を追い求めています。そんな中、エバーハルト・カール大学テュービンゲンの研究者が、シアノバクテリア(藍藻)から合成される希少糖に除草作用があることを発見しました。

Cyanobacterial antimetabolite 7-deoxy-sedoheptulose blocks the shikimate pathway to inhibit the growth of prototrophic organisms | Nature Communications
https://www.nature.com/articles/s41467-019-08476-8

Unusual sugar from cyanobacteria acts as natural herbicide
https://phys.org/news/2019-02-unusual-sugar-cyanobacteria-natural-herbicide.html

好気性の原核生物であるシアノバクテリアは、光エネルギーを化学エネルギーに変換することで空気中の二酸化炭素や水から酸素と糖類を生成する「光合成」を行うことで知られていて、植物が持つ葉緑体はシアノバクテリアが細胞内に共生した結果であるという考えが定説になっています。また、シアノバクテリアはおよそ27億年前〜35億年前に酸素を作り出すことで現在に近い大気組成を作り出したともいわれています。
https://i.gzn.jp/img/2019/02/05/unusual-sugar-7dsh/a01.jpg

エバーハルト・カール大学テュービンゲンの研究チームは淡水に生息するシアノバクテリア(Synechococcus elongatus)の培養物から、希少なデオキシ糖である7-デオキシセドヘプツロース(7dSh)という単糖を単離し、その分子構造を特定しました。
https://i.gzn.jp/img/2019/02/05/unusual-sugar-7dsh/a02.jpg

通常、糖類は成長のためのエネルギーとして利用されますが、7dShは代謝拮抗(きっこう)剤としての作用があり、芳香族アミノ酸を生合成するシキミ酸経路内で使われる酵素の3-デヒドロキナ酸シンターゼ(DHQS)の働きを阻害することが判明しました。

シキミ酸経路は、生物にとって極めて重要なアミノ酸であるフェニルアラニンやトリプトファンを生合成するため、阻害されると生物の成長自体も阻害されます。また、植物や微生物の大半がこのシキミ酸経路を持つものの、動物は持ちません。そのため、このシキミ酸経路を阻害することで動物への影響を少なく抑えながら植物の生長を抑えることが可能になるというわけです。
https://i.gzn.jp/img/2019/02/05/unusual-sugar-7dsh/a03.jpg

以下の画像は、独立栄養生物であるシロイヌナズナの生育実験の様子。3枚の写真のうち、左が代謝拮抗剤を含まない寒天プレート上で育てた比較対照群で、右上がグリホサートを含む寒天プレート上で育てたもの、右下が7dShを含む寒天プレート上で育てたものです。7dShを与えられたシロイヌナズナは、グリホサートを与えられたものと同様に茎の伸長や重量が明らかに小さくなっていて、成長が阻害されたと十分にいえるものでした。また、同量のグリホサートと比較した場合、7dShを与えられた方は阻害の影響がより強く表れていたことも判明しました。
https://i.gzn.jp/img/2019/02/05/unusual-sugar-7dsh/a04_m.jpg

50年近く使われてきた除草成分のグリホサートは、シキミ酸経路の中で使われる3-ホスホシキミ酸1-カルボキシビニルトランスフェラーゼという酵素を阻害します。もちろんグリホサートは植物を無差別に枯らしてしまうため、アメリカではグリホサートに耐性を持つ遺伝子組み替え作物も研究されていました。しかし、これらの遺伝子組み換え作物と掛け合わされることによって、グリホサート耐性を持つ「スーパーウィード」と呼ばれる雑草が誕生し、大きな問題となりました。このことから、グリホサートに代わる新しい除草剤が求められていました。

今回発見された7dShはグリホサートと同じようにシキミ酸経路を阻害するため、動物には影響を与えず安全性の高い「ポストグリホサート」として期待できます。

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20190205-unusual-sugar-7dsh/
【医学】子宮頸がんの患者、2000年ごろから増加 原因は不明 国立がん研究センター[02/05]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 16:59:02.09 ID:CAP_USER
子宮頸(けい)がんの患者数が2000年ごろから増えているとする研究結果を、大阪大などのチームがまとめた。治療が効きにくいタイプの子宮頸がんも、若い世代で増えているという。米専門誌に掲載された。

 阪大の上田豊講師(産婦人科)らは、1976〜2012年の大阪府がん登録データを使い、約2万5千人の子宮頸がんの患者について、高齢化による影響を調整したうえで分析した。

 人口10万人あたりの罹患(りかん)率は、1976年は28・0人だったが、減少傾向となり、00年は9・1人になった。がん検診が普及し、がんの前段階で見つかって治療する人が増えたことなどが原因として考えられるという。しかし、00年以降は増加に転じ、12年は14・1人になった。性交渉の低年齢化などを指摘する声もあるが、原因ははっきりしないという。

 子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となることが多く、性交渉によって感染する。なかでも「18型」というタイプのウイルスが主な原因となる「腺がん」は見つかりにくく、治りにくいとされるが、30代以下の若年層で増えていた。

 最も早い段階で見つかった場合、治療法は手術か放射線治療が一般的だが、若年層では放射線治療が効きにくいこともわかった。

 上田さんは「全国的にも同じ傾向だと考えている。検診のほか、ワクチンを打てる環境になったら接種するなどして、早期に発見、予防することが重要」と話す。ワクチンは接種後の健康被害の訴えが相次ぎ、厚生労働省は13年から積極的な接種の勧奨を中止している。

 国立がん研究センターの統計によると、子宮頸がんは毎年約1万人が新たに診断され、2500人以上が亡くなっている。論文は(http://cancerres.aacrjournals.org/content/early/2019/01/11/0008-5472.CAN-18-3109)で読める。

朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM252VNPM25ULBJ014.html
【AI】熟練工が1週間かかる調整作業→AIは1日で完了 三菱電機と産総研がFA分野でAI活用[02/05]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 17:08:46.40 ID:CAP_USER
三菱電機と産業技術総合研究所は2月5日、工場の生産ラインの準備作業を効率化するAI(人工知能)技術を共同開発したと発表した。産総研が提供するAI技術を、三菱電機が自社のFA(ファクトリーオートメーション)機器やシステムに実装する。熟練工が時間をかけて行っていたFA機器の調整作業などをAIに代替させ、作業時間の短縮を図る。


工場の生産ラインにおける準備作業とは(切削加工の例)
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1902/05/mitsu_02p.jpg

 生産現場では、FA機器やシステムの調整、機器を動かすプログラミングなどにかかる工数の増加や熟練工の減少が問題になっている。こうした課題を解決するため、FA機器やシステムの調整作業をAIで自動化しようと考えたという。

■「パラメーター調整」「画像判定」「異常検知」を自動化

 小さな電子部品をプリント基板の決められた場所に載せる実装機では、機械の振動を抑えながら素早く目標位置に停止するようAIがモーターを制御。これまでは、あらかじめ熟練工が1週間以上かけて2種18個のパラメーターを手動調整して制御していたが、少ない試行回数で最適なパラメーター値を見つける「ベイズ最適化」の手法を応用したことで8種720個のパラメーター調整を1日で完了できたという。


製造機械のパラメーター調整にAIを活用
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1902/05/mitsu_03p.jpg

 レーザー加工機を用いた板金の切断加工では、経験の少ない従業員でも熟練工と同等の加工品質を維持できるよう、加工面の品質判定を画像認識AIがサポート。熟練工が目視で判断していた加工面のキズ、上面荒れ、溶融付着など5つのポイントをAIに判定させた。問題がある場合は、レーザーの焦点位置や加工速度、ガス圧力などあらかじめ設定された条件をAIが自動調整しながら最適な条件を見つける。

 本来、ディープラーニングには数千〜数万枚もの学習用データ(画像)と膨大な計算処理が必要になるが、画像特徴量の1つである「高次局所自己相関特徴」(HLAC)に注目したことで、必要な学習データ数と学習のための計算量の削減に成功したという。これに熟練工が蓄積してきた加工知識を合わせ、AIの学習効率を上げたとしている。


レーザー加工ではAIによる画像判定を活用
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1902/05/mitsu_04p.jpg

 組み立て作業を行う産業用ロボットの「異常判定」もAIで自動化した。組み立て作業では力覚センサーでロボットに異常がないかを常時監視する。部品の欠損や異物混入などがあった場合はセンサー出力の波形が乱れるという。


産業用ロボットの異常検知もAIが自動判定
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1902/05/mitsu_05p.jpg

 従来は熟練工が「どんな異常が起きたか」を都度確認し、各ケースに応じて異常処理プログラムを作成する必要があったが、この判定部分をAIが代替。あらかじめ起きうる異常と波形のパターンをセットでAIに学習させ、その学習結果を異常処理プログラムに組み込んだ。時系列データ分析向けの機械学習技術(時系列データに適した構造のニューラルネットワークであるLSTMなど)を用いたという。


 異常動作の自動判定により、従業員が異常処理プログラムを作成する時間を3分の1に削減できたとしている。

 同社は、自社のFA機器やシステムへこれらのAI技術をいち早く実装する考え。

 三菱電機の水落隆司氏(先端技術総合研究所長)は「技術的な問題はクリアしているが、実用化するにはユーザーインタフェース部分の問題がまだ残っている。今回紹介した作業は、いずれも現場が一番頭を悩ませていた分野。AIを活用することで、日本のものづくりの環境がさらに良くなっていってほしいと思う」と語った。

ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1902/05/news120.html
【天文学】若い星の周辺にさまざまな有機分子を発見 - アルマ望遠鏡[02/05]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 20:04:58.93 ID:CAP_USER
国立天文台と東京大学大学院理学研究科、韓国 キョンヒ大学は2月5日、アルマ望遠鏡を用いた観測により、地球から1300光年離れたところにある若い星、オリオン座V883星を取り巻くガスと塵の円盤(原始惑星系円盤)の中から、複数の有機分子を発見したことを発表した。

同成果は、韓国・キョンヒ大学の ジョンユァン・リー 准教授と東京大学の相川祐理 教授をはじめとする研究チームによるもの。詳細は英国の科学雑誌「Nature Astronomy」(オンライン版)に掲載された。

オリオン座V883星は、周囲を取り巻く円盤から大量の物質が星に落下することで、急激に星が明るくなっている状態であることが知られている。星が明るくなるのに併せて、円盤の温度も上昇し、氷が昇華するが、円盤の温度が上昇すると、より外側の氷も昇華していくため、氷に閉じ込められていたさまざまな分子がガスとして放出されると考えられていた。

■アルマ望遠鏡による「オリオン座V883星」。塵の分布をオレンジ、メタノール分子の分布が青色で示されている (C)ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), Lee et al.
https://news.mynavi.jp/article/20190205-767625/images/001.jpg

今回の観測では、メタノール(CH3OH)、アセトアルデヒド(CH3CHO)、ギ酸メチル(CH3OCHO)、アセトニトリル(CH3CN)、アセトン(CH3COCH3)、エチレンオキシド(H2COCH2)、ギ酸(HCOOH)、メタンチオール(CH3SH)を発見。中でもアセトンが原始惑星系円盤から検出された例はこれまでなかったという。

また、一般的な原始惑星系円盤に比べて、オリオン座V883星の円盤ではこれらの分子の水素に対する存在比が約1000倍以上高くなっていることも判明。研究チームでは、複雑な有機分子が、中心星の急増光によって確かに氷からガスとして放出されたことを裏付ける結果と説明しているほか、これらの成分が探査機ロゼッタが調べたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の成分と似ていることも確認したとしている。

■オリオン座V883星を取り巻く原始惑星系円盤の想像図。若い星の周囲には塵とガスの円盤があり、一定の半径より外側は水やさまざまな有機分子が氷として存在している。今回の観測で、円盤が昇華する温度(スノーライン)域の周辺で複数の有機分子を検出することに成功した (C)国立天文台
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なお、研究チームでは、今回のオリオン座V883星のような急増光中のさまざまな年代にある星のまわりの氷の成分を調べることで、星の進化に伴う周囲の化学組成の変化も追いかけることができるようになるのではないかとの期待を示している。

https://news.mynavi.jp/article/20190205-767625/
南極の氷河の下に巨大な空洞が発見される マンハッタン島の3分の2に相当[02/05]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 20:20:05.63 ID:CAP_USER
<南極大陸西部にあるフロリダ州とほぼ同じ大きさのスウェイツ氷河が、急速に溶けていて氷河の下に巨大な空洞が存在することが明らかになった>

南極大陸西部に位置し、南極海の海域のひとつであるアムンゼン海に流れ込むスウェイツ氷河の下に巨大な空洞が存在することが明らかとなった。

■マンハッタン島の3分の2に相当する大きさの空洞も発見

アメリカ航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)を中心とする共同研究チームは、2019年1月30日、オープンアクセスジャーナル「サイエンス・アドバンシーズ」において、「1992年から2017年にかけて、スウェイツ氷河の流動速度が加速し、氷が薄くなり、氷河と海との境界線が後退している」との研究論文を発表した。

この観測では、スウェイツ氷河の下で、米ニューヨーク市マンハッタン島の3分の2に相当する大きさの空洞も発見された。その高さはおよそ1000フィート(約305メートル)で、140億トン分の氷を擁しており、そのほとんどは過去3年で溶けたとみられている。

■氷河の下の熱と水がより増えれば、融解はより速く進む

今回発見された空洞の規模と急速な進行度合いには、共同研究チームも驚いており、研究論文の筆頭著者であるピエトロ・メリロ博士は「スウェイツ氷河の下の空洞の規模は、氷河の融解に重要な役割を果たしている。氷河の下の熱と水がより増えれば、融解はより速く進むだろう」と述べている。

研究者たちは、長年「スウェイツ氷河では氷と岩盤との間に隙間が存在し、ここに海水が下から流れ込んで氷河を溶かしているのではないか」と考えてきた。

■スウェイツ氷河は地球の海面上昇の約4%を担っている

今回の観測では、極地と気候システムとのつながりを研究するNASAの専門プロジェクト「オペレーション・アイスブリッジ」の飛行機に搭載された専用レーダーの測定データに加え、イタリア宇宙機関(ASI)の小型地球観測衛星「コスモスカイメッド」やドイツ航空宇宙センター(DLR)の地球観測衛星「タンデムエックス」の合成開口レーダー(SAR)からのデータも使用し、これらの超高解像度データをレーダー干渉法で処理することで、氷河下の地表がどのように移動したのかを分析することに成功した。

米国のフロリダ州とほぼ同じ大きさのスウェイツ氷河は地球の海面上昇の約4%を担っており、すべての氷が溶けると地球の海面が2フィート(約61センチ)以上、上昇するとみられている。

アメリカ国立科学財団(NSF)とイギリス自然環境研究会議(NERC)は、その特徴とプロセスを解明するべく、「国際スウェイツ氷河共同研究(ITGC)」を共同で立ち上げ、2019年から2020年の夏シーズンにフィールド調査を開始する計画を明らかにしている。

気候変動に伴って地球の海面上昇がどれくらいのペースで進行するのかを予測するうえでも、南極の氷河の底をさらに詳しく研究する必要がありそうだ。

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ニューズウィーク日本版
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/02/post-11648.php
【古生物】新種の草食恐竜発見、背中に長く鋭いとげの列 パタゴニア[02/05]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 21:13:37.89 ID:CAP_USER
【2月5日 AFP】
アルゼンチンのパタゴニア(Patagonia)で、1億4000万年前に生息していた、背中にとげが並んだ新種の草食恐竜の骨格が見つかった。英科学誌ネイチャー(Nature)で発表された。

 Bajadasaurus pronuspinaxと名付けられたこの恐竜は、ディクラエオサウルス科(dicraeosauridae)に属し、背中のとげで捕食者を追い払っていたという。

 とげの並んだ首の部分を復元した模型が、ブエノスアイレスの科学館に展示されている。

 アルゼンチン科学技術研究委員会(CONICET)とマイモニデス大学(Maimonides University)で研究助手を務めるパブロ・ガリーナ(Pablo Gallina)氏は、「首と背中には、非常に長くて細い、鋭いとげがあったと考えている」と述べ、「とげは、骨がむき出しになっていたか、皮膚で覆われているだけだったとみられる。このため、他の動物から攻撃されれば一撃で砕けてしまったと思われる」と続けた。

 Bajadasaurusは四足歩行で、南米大陸に生息していた。広くは、三畳紀後期から白亜紀後期(約2億3000万年前〜7000万年前)に生息していた竜脚下目に属する。骨格はブエノスアイレスから南に約1800キロ離れたネウケン(Neuquen)州で発見された。

 この辺りは、1993年に発見された、知られている肉食恐竜で最も大きいギガノトサウルス(Giganotosaurus carolinii)が生息していた地域でもある。ギガノトサウルスは白亜紀後期に生息していたと考えられており、Bajadasaurusを捕食していた可能性がある。

 CONICETは、Bajadasaurusのとげは体温を調整したり、異性を引き付けるために使われた可能性があると説明している。また、とげの間には肉質のこぶがあった可能性があり、ラクダのこぶと似た役割を果たしていたという。

 CONICETは、「研究によると、この恐竜は主に地上に生えた草を食べて暮らしていた。目は顔の上の方についており、周囲で起こっていることをよく見渡せた」と説明している。(c)AFP

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AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3209673
【環境】ヒマラヤの氷河、温暖化で3分の2が消滅する恐れ 報告書[02/05]
1 :しじみ ★[sage]:2019/02/05(火) 21:16:34.58 ID:CAP_USER
【2月5日 AFP】
北極、南極に次ぐ「第3の極」と呼ばれるヒマラヤ(Himalaya)山脈の氷河は、世界の温室効果ガス排出量が大幅に削減されない限り、2100年までにその3分の2が消滅する恐れがあるとする報告書が4日発表された。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」が掲げた世界の平均気温上昇幅を1.5度に抑える目標が達成できても、ヒマラヤ山脈の氷河の3分の1が消滅する恐れがあるという。

 4日発表の報告書「Hindu Kush Himalaya Assessment(ヒンズークシ・ヒマラヤ地域アセスメント)」によると、ヒンズークシ・ヒマラヤ地域の氷河は、山脈地域に約2億5000万人と、そこから流れる川の流域に住む16億5000万人にとって死活的に重要な水源になっている。

 これらの氷河は、ガンジス川(Ganges)、インダス川(Indus)、黄河(Yellow River)、メコン川(Mekong)、イラワジ川(Irrawaddy)などを含み世界の河川系の中でも最重要とされている10河川系の水源となっており、数十億人に食料、エネルギー、新鮮な空気、そして収入を直接、間接的な形で提供している。氷河融解は大気汚染の悪化や異常気象の激化など、さまざまな影響を人間にもたらす。

 報告書は650ページで、ネパールの国際総合山岳開発センター(International Centre for Integrated Mountain Development、ICIMOD)が5年かけて作成した。研究者・政策専門家350人以上、185機関、執筆者210人、編集者20人、外部査読者125人が参加した。

 ICIMODのフィリップス・ウェスター(Philippus Wester)氏は、「地球温暖化は、非常に寒い氷河に覆われた8か国にまたがる(中略)山々の頂を、1世紀にも満たない間にむき出しの岩肌にしてしまう」と述べた。(c)AFP

http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/1/0/10609_769_8a68fc378ccdb1c317cb5dbf74b19e92.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3209740


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