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野良ハムスター ★
しじみ ★
【宇宙】大量の暗黒物質をともなう宇宙ハリケーンが地球を直撃する見通し
中国の核融合実験装置(人工太陽)で太陽の約7倍にあたる1億度を達成[11/20]
【福島第一原発事故】福島の野生ニホンザルに放射性物質の影響か[11/20]
【宇宙開発】NASA、探査機マーズ2020の着陸地点を決定[11/21]
【生物】獲物の頭部を収集するコレクター・アントの謎 フロリダ州のアリの不思議な「風習」の謎の一部が解明[11/19]
【生物】コモドドラゴンの生息地が広がらない意外な理由[11/21]
【考古学】3700年前に埋葬された古代エジプトの女性の遺骸発見 死因は出産? 古代の死亡率の手掛かりと期待[11/21]
【動物】約150年間のクジラのストレス度、耳垢で解明 捕鯨のほか、戦争や地球温暖化もストレスに、研究[11/20]
ヒトiPS細胞からがん免疫療法の効果を高める 再生キラーT細胞の作製に成功 京大[11/21]
【邪馬台国畿内説が最有力に】〈動画あり〉卑弥呼の時代?纒向遺跡出土の桃の種 西暦135〜230年のものと判明 奈良・桜井市★11

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【宇宙】大量の暗黒物質をともなう宇宙ハリケーンが地球を直撃する見通し
1 :野良ハムスター ★[]:2018/11/21(水) 11:06:06.84 ID:CAP_USER
(CNN) このほど発表された論文によると、地球は宇宙ハリケーンの直撃を受ける見通しだ。およそ100個の恒星が、大量の暗黒物質を伴って太陽系に接近している。それを食い止める術はない。

ただし、このハリケーンに危険はない。むしろ、まだ観測されたことのない暗黒物質を検出する絶好のチャンスになるかもしれない。

欧州宇宙機関(ESA)の衛星「ガイア」は今年4月、太陽を取り囲む銀河系の近くにある20億の恒星の位置と軌道に関する情報を公表した。

このデータを調べた研究者は、一部の恒星が特異な動きをしていることを発見。1年ほど前には、太陽系を通過しようとする「星の流れ」が観測されていた。その1つで、同じような年代や成分の恒星100個近くで形成される「S1」は、普通の恒星とは逆方向の軌道で銀河系を周回していた。

これは高速道路を走行する車の一部が逆走するような状況だが、距離が離れているため衝突の心配はない。逆走する恒星は数千光年の距離に分散した状態で、数百万年以内に太陽系の近くを通過する。

S1は、10億年ほど前に銀河系と衝突した矮小(わいしょう)銀河の残骸の一部と思われる。

矮小銀河は銀河系の1%未満の質量と小さいが、不釣り合いな程多くの暗黒物質を伴うことが多い。暗黒物質はまだ観測されていない仮説上の物質で、重力でのみ相互作用を及ぼす。宇宙の謎の多くを説く鍵になるとされ、宇宙全体で普通の恒星やガスや惑星の質量の5倍の量が存在していると考えられている。

矮小銀河は暗黒物質の比率がさらに高く、銀河系を周回する矮小銀河のろ座矮小銀河の場合、10〜100倍と推定される。

もしそれがS1に当てはまるとすれば、S1の暗黒物質は、普通の暗黒物質の約2倍の速度で地球を突き抜ける。S1の暗黒物質は秒速およそ550キロの速度で太陽系を飛行していると推定される。ただし暗黒物質は、もし本当に存在しているとしても、極めて拡散性が高く、太陽系に対して目に見えるような影響は及ぼさない。

こうした数字は、それを裏付ける根拠は豊富にあるものの、今のところ仮説でしかない。しかし暗黒物質が高速で地球を通過すれば、観測する絶好のチャンスとなる。

米科学誌フィジカル・レビュー・Dに論文を発表したキーラン・オヘア氏らの研究チームは、現存する観測装置と提案されている観測装置を使って暗黒物質を発見できる可能性を計算した。暗黒物質のうち、弱い相互作用を持ち質量が大きい「WIMP」は特定範囲の質量を検出できる可能性があり、質量の小さい「アクシオン」を検出できる可能性はさらに大きいとしている。

https://www.cnn.co.jp/storage/2018/11/20/b1423c24b9696437ca9ad3e9fda3e63c/t/768/432/d/spacex-launch-1007-super-169.jpg
https://www.cnn.co.jp/fringe/35128933.html
中国の核融合実験装置(人工太陽)で太陽の約7倍にあたる1億度を達成[11/20]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 13:36:59.84 ID:CAP_USER
<中国科学院合肥物質科学研究院は独自に設計開発した核融合実験装置「EAST(東方超環)」で高温プラズマ中心の電子温度が初めて摂氏1億度を達したことを明らかにした>

■夢のエネルギー、核融合発電

ウランやプルトニウムといった重原子の原子核分裂反応を利用する従来の原子力発電に対して、水素やヘリウムのような軽原子の核融合反応でエネルギーを発生させる核融合発電は、ほぼ無限に利用できる"クリーンエネルギー"として有望なエネルギー技術だ。

核融合反応は、太陽などの恒星が光輝き、エネルギーを放射する原理に倣ったもので、海中に豊富に存在する重水素やリチウムを利用するため資源の枯渇リスクがなく、発電過程で二酸化炭素を発生させない。また、核分裂反応をベースとする従来の原子力発電と異なり、高レベル放射性廃棄物が発生することもない。

恒星では巨大な重力によって核融合反応が維持されているが、地球で核融合反応させるためには超高温かつ超高圧な環境を人工的につくりだす必要がある。加熱装置を用いて摂氏1億度以上の高温プラズマをつくり、ここで重水素とリチウムから生成した三重水素(トリチウム)という2つの原子核を毎秒1000キロメートル以上の高速で衝突させて核融合反応を起こすという仕組みだ。

また、核融合反応を維持させるためには、重水素や三重水素の原子核を長時間にわたって高密度で一定の空間に閉じ込めておかねばならず、現時点では、磁気を使った閉じ込め方式が主流となっている。

■「中国がトカマク型の核融合発電に向けて大きく前進」

中国東部の安徽省合肥市にある中国科学院合肥物質科学研究院は、2018年11月13日、独自に設計開発した核融合実験装置「EAST(東方超環)」で高温プラズマ中心の電子温度が初めて摂氏1億度を達したことを明らかにした。これは、摂氏1500万度の太陽の中心部の温度のおよそ7倍にあたる。

磁気閉じ込め方式のひとつ「トカマク型」を採用した、高さ11メートル、直径8メートル、重さ400トンの「EAST」では、10メガワットを超える加熱出力を実現し、プラズマのエネルギー貯蔵を300キロジュールまで上昇させることにも成功した。中国科学院は、これらの成果について「中国がトカマク型の核融合発電に向けて大きく前進していることを示すものだ」と評価している。

2018年6月には、独マックス・プランク研究所の核融合実験装置「ヴェンデルシュタイン7-X」でも、ヘリウムのイオン温度を4000万度まで加熱することに成功しているが、「EAST」の記録はこれを大きく上回り、地球上での核融合反応に必要な温度レベルに達したものであることから、核融合発電の実用化に向けた大きな一歩として注目されている。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2018/11/matuoka1119a-thumb-720xauto-146408.jpg
China Makes Breakthrough in Artificial Sun Research https://youtu.be/TLI9TDEy7Y0

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/11/71-3.php
【福島第一原発事故】福島の野生ニホンザルに放射性物質の影響か[11/20]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 13:42:24.79 ID:CAP_USER
■二つの研究チームが米科学誌に報告

福島県内に生息する野生のニホンザルについて、福島第1原発事故後、成獣の骨髄で血液のもとになる成分が減ったり、胎児の成長が遅れたりしたとする研究成果が米科学誌に相次いで報告された。事故で放出された放射性セシウムを木の皮などの食べ物から取り込んだことなどによる被ばくの影響の可能性があるという。

 成獣を調査したのは、福本学・東北大名誉教授(放射線病理学)らの研究チーム。福島第1原発から40キロ圏内にある南相馬市と浪江町で事故後に捕殺されたニホンザルを調べ、成獣18頭で骨髄中の成分を調べ他の地域と比べた。その結果、血小板になる細胞など血液のもとになる複数の成分が減っていた。さらに、一部の成分は、筋肉中の放射性セシウムの量から推定される1日あたりの内部被ばく線量が高い個体ほど、減り方が大きくなっていたという。福本さんは「健康への影響が表れるのかなど、長期的な調査が必要だ」と話す。

 また、羽山伸一・日本獣医生命科学大教授(野生動物学)らの研究チームは、福島市が個体数調整のため2008〜16年に捕殺したニホンザルのうち、妊娠していたメスの胎児を調べた。原発事故前後の計62頭のデータを比較したところ、事故後の胎児は事故前に比べ、頭の大きさが小さく体全体の成長にも遅れがみられた。母ザルの栄養状態には変化がなく、チームは事故による母ザルの放射線被ばくが影響した可能性があると結論づけた。

■人とサル、異なる被ばく量

 羽山教授は「サルは森で放射性物質に汚染された食べ物を採取していた上、線量が高い地面に近いところで生活していたため、人に比べて被ばく量が桁違いに多いはずだ」としている。

 環境省が実施する野生動植物への放射線影響の調査対象にニホンザルは含まれておらず、日本霊長類学会など5学会は、ニホンザルを対象に含めることなどを求める要望書を同省に提出した。同学会の中道正之会長は「ニホンザルは寿命が20〜30年と長く、定住性もある。世界的に見ても、ニホンザルへの長期的な影響を調べることは極めて重要だ」と話した。

https://amd.c.yimg.jp/im_siggbGZHK1Y1cYjWwl1jtt8H.g---x400-y282-q90-exp3h-pril/amd/20181120-00000022-mai-000-10-view.jpg

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181120/k00/00e/040/253000c
【宇宙開発】NASA、探査機マーズ2020の着陸地点を決定[11/21]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 13:51:44.04 ID:CAP_USER
米国航空宇宙局(NASA)は、過去5年間に60カ所以上の候補地を精査した上で、 イェゼロ・クレーター(Jezero Crater)を火星探査ミッションの探査機「マーズ2020」の来るべき着陸地点として選定した。

2020年7月の打ち上げが予定されているマーズ2020は、古代の火星で生命が生存可能な状態であったのかどうか、過去に微生物が生息していたのかどうかの形跡を探る。また、岩石や土壌のサンプルを収集し、火星の地表に保管する。これらサンプルは、ゆくゆくはNASAと欧州宇宙機関(ESA)が回収し、地球に持ち帰る計画だ。NASAは「今回の着陸地点が、今後10年間の火星探査の舞台となります」と述べている。

幅45キロのイェゼロが選ばれた理由は、かつて河川デルタがあった場所で、火星最古のもっとも科学的に重要な地形を複数含む地域だからだ。科学者らは、36億年前という遥か昔、イェゼロに水と堆積物が流れ込み、その中の古代の有機分子が蓄積されてそのまま残されている可能性があると考えている。少なくとも5種類の異なる岩石が見つかっており、多種類の鉱物が存在している可能性がある。

イェゼロの持つ地質的多様性は着陸地点としては魅力的だが、エンジニアには非常に高い技術が要求される。そのため、NASAは着陸点への進入、降下、着陸を改善するためのさまざまな新しいテクノロジーの開発に取り組んできた。たとえば、「地形照合航法(Terrain-Relative Navigation)」は、探査機の進行方向を正確に算定し、危険な場所を避け、より安全な場所へと進路を変更できる。

https://cdn.technologyreview.jp/wp-content/uploads/sites/2/2018/11/20221704/jezerocrater-nasa-jpl-jhuapl-msss-brown-university.jpg
https://www.technologyreview.jp/nl/nasa-has-chosen-to-land-a-robot-rover-in-a-crater-on-mars-to-look-for-ancient-life/
【生物】獲物の頭部を収集するコレクター・アントの謎 フロリダ州のアリの不思議な「風習」の謎の一部が解明[11/19]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 13:59:19.40 ID:CAP_USER
<60年間謎だったフロリダ州のアリの不思議な「風習」の謎が一部だが解けた>

米フロリダ州に生息するヤマアリの一種に、科学者の注目が集まっている。このアリはもともと、種類の違うアリを殺した後、切断した頭部で巣を飾り付ける、という謎の「風習」で知られてきた。今回新たに、そのヤマアリが攻撃時に化学物質を分泌して獲物に偽装(化学擬態)し、毒性の蟻酸をかけて殺すことが明らかになった。

「フロリダアリ」という名のこのアリは、60年以上前から科学者らの研究対象になってきた。生息地は米南東部に限られ、フロリダ州全域およびアラバマ州とジョージア州の一部で見られる。

フロリダアリの発見後すぐ、科学者たちはその巣が大顎を持つアギトアリの頭部で一杯になっていることに気が付いた。アギトアリは、恐ろしい捕食者として知られるアリなのにもかかわらずだ。そのため当初は、アギトアリが使わなくなった巣にフロリダアリが引っ越したせいではないかと考えられた。

フロリダアリはアギトアリに特化した捕食者ではないか、という仮説もあった。

国際社会性昆虫学会の機関紙「Insectes Sociaux」に11月16日に掲載された論文で、米ノースカロライナ州立大学のアドリアン・スミス准教授は、フロリダアリがアギトアリを攻撃する際に何が起きるのかを観察。その結果、フロリダアリはアギトアリと同じ化学物質を分泌して化学擬態することを発見した。獲物の身体を覆うロウと同じロウを作ってまとうのだ。


カメラが、次に何が起きるかを記録していた。フロリダアリはアギトアリに毒性の蟻酸をかけて動けなくした後、死骸を巣穴に引きずり込み、切断した。

■死体を運んで頭部を切断

「この行動で、フロリダアリの巣の中に多くのアギトアリの頭部があったことの説明がつく。60年以上ぶりだ」と、論文にはある。

この2種類のアリの進化関係や、フロリダアリが頭部を飾る行動でどんなメリットを得られるかを理解するためには、今後さらなる研究が必要だとスミスは言う。「今、フロリダアリは我々が知る中で最も化学的に興味深いアリだ」と彼は言った。「これまでは死んだアリの頭部を集める不気味なアリの一種、くらいにしか見られていなかった。それが今や、化学擬態の進化を理解するためのモデル生物になるかもしれない」

その日まで「フロリダ州のへんな生き物リストに加えておこう」、とスミスは言った。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2018/11/ant181119-thumb-720xauto-146397.jpg

ニューズウィーク日本版
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/11/post-11313.php
【生物】コモドドラゴンの生息地が広がらない意外な理由[11/21]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 14:05:31.41 ID:CAP_USER
■ドラゴンの異名をもつオオトカゲの驚きの一面が明らかに、インドネシア

 人間を超える巨体で鋭敏に狩りをし、相手に噛みつくと毒を流し込むコモドオオトカゲ(Varanus komodoensis)は、なかなか驚異的な生き物だ。長距離移動をこなせるうえ、天敵がほとんどいない。にもかかわらず、彼らがどうしてもっと広い範囲に生息していないのか、一部では不思議に思われてきた。

 インドネシアのバリ島からティモール島にかけての小スンダ列島が、コモドオオトカゲの唯一の生息地だ。最新の研究によれば、このトカゲたちは、地元での生活に大変満足しており、生まれ故郷からはほとんど出て行かないことがわかった。

 11月14日付けの学術誌「英国王立協会紀要B(Proceedings B of the Royal Society)」に掲載された論文は、同列島でのコモドオオトカゲの移動パターンを10年にわたって追い続けた成果をまとめたものである。

 論文によると、コモドオオトカゲは移動および運動能力に秀でており、時には生息する谷の中を一日に10キロメートル以上も動きまわることがわかった。「トカゲとしては、とても活動的です」と、オーストラリア、ディーキン大学の生態学者であり、論文の筆頭著者でもあるティム・ジェソップ氏は語る。

 だが彼らは、あくまで地元が好きなようなのだ。

インドネシア、東ヌサ・トゥンガラ州のフローレス島は、コモド島、リンチャ島、パダル島、ギリモタン島と並んで、野生コモドオオトカゲの最後の生息地だ。(Photograph by Achmad Ariefiandy)

■ドラゴンへの道

 ある生息地でのコモドオオトカゲの暮らしぶりはこんな具合だ。彼らは日々、すみかである幅2キロメートルほどの谷の中を動きまわっている。乾燥した森林地帯や、太陽の照り付けるごつごつとした草地を行き来し、獲物や他のコモドオオトカゲ(獲物がコモドオオトカゲということもある)を探す。

 ジェソップ氏は、コモドオオトカゲの科学的モニタリングおよび管理を行うコモドサバイバルプログラムというNPOの研究者たちとともに、継続中の長期保全プロジェクトの一環として移動の調査を行った。

 調査チームはコモド国立公園内の10の生息地で、GPSや電波式測定装置、または捕獲、標識装着、再捕獲といった方法を用い、コモドオオトカゲの移動を追跡した。さらに7個体を、捕獲した場所から島内の別の場所、あるいは異なる島へと人為的に移動し、どのように行動するか調べた。

 すると、コモドオオトカゲは、自分が生まれた、あるいは捕獲されたエリアである谷の中を縦横無尽に動きまわる割に、それらの谷からはほとんど出ることがなかった。再捕獲された1000頭を超えるコモドオオトカゲのうち、生息地の間を移動したのはわずか2頭だった。

続きはソースで

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/112000502/ph_thumb.jpg

■動画
トカゲの王、コモドオオトカゲ https://youtu.be/0SBilASHsvE

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/112000502/
【考古学】3700年前に埋葬された古代エジプトの女性の遺骸発見 死因は出産? 古代の死亡率の手掛かりと期待[11/21]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 14:11:26.39 ID:CAP_USER
古代エジプトでは、妊娠した女性はカバの姿をした出産の神タウエレトや、小さな子と母親を守るとされた戦いの神ベスに祈りをささげ、お守りとしてネックレスやブレスレットを身に着けた。母親になると、社会でも認められるようになり、地位が向上した。古代エジプト文化では、子を崇め、多産であることは賛美された。その一方で、出産で亡くなる人も少なくなかったと考えられている。

 最近エジプトで、3700年前に亡くなった出産間近の妊婦の墓が発見された。エジプト考古省が2018年11月14日に行った発表によれば、イタリアと米国の共同発掘チームが、エジプト南部のアスワンに近い墓地で骨盤の近くに頭を下にした赤ん坊を宿した女性の遺骸を発見した。出産が原因で亡くなった可能性があるという。今回の発見は、古代における妊産婦の死亡率を知る手掛かりとして期待されている。

 米セントラルフロリダ大学の生物考古学者サンドラ・ウィーラー教授は、「この時代の、女性のお腹の中にいる胎児が見つかったことは大変貴重です」と話す。「出産は危険を伴うもので、当時、妊産婦が死亡するのは珍しくなかったーーという考えを今回の発見は補強します。もちろん、今日でも女性が直面する問題です」

 遺骸には皮膚や筋肉といった軟組織が残っていないため、「女性の死因を特定することはできないと思う」とウィーラー氏は語る。発見を伝えたプレスリリースには「母親の骨盤が歪んでいた」とあり、これは女性が成長の重要な時期に外傷を受けたか、成長時に栄養不良だった可能性があると考えられる。「こうした手掛かりが、当時の女性の生活の糸口となるのです」

ウィーラー氏は今回の発見に携わっていないが、古代エジプトの、妊娠から出産、赤ん坊の離乳にいたる女性の生活史の研究に、考古学者たちと取り組んでいる。現在、発掘作業を行っているエジプト西方砂漠のダクラオアシスの墓地跡では、流産したと見られる未熟な胎児200体が個別に埋葬されているのが見つかっている。「古代エジプトで、人間がいつから人格を認められていたかを示しています。埋葬の様子からは、胎児のときから完全な人と考えられていたように見えます」

 古代エジプトにおける妊産婦の死亡率や正確な死亡原因を判断することは難しい。そこで、研究者たちは、現在でも医者や医療機関の利用が難しい現代のコミュニティのデータを当てはめて、数千年前の人々がどんな危険に直面していたかをあぶり出そうとしている。ウィーラー氏は続ける。「妊産婦や幼児が死亡するなんて大昔の話だと思われていたら大間違いです。今も、同じですよ」

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ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/112000501/
【動物】約150年間のクジラのストレス度、耳垢で解明 捕鯨のほか、戦争や地球温暖化もストレスに、研究[11/20]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 14:15:54.26 ID:CAP_USER
■捕鯨のほか、戦争や地球温暖化もストレスに、研究

 人間の耳垢(あか)は、指で取ったものも綿棒(これはお勧めできない!)で取ったものも、ふつうは近くのゴミ箱に直行する。しかし外耳道に溜まる耳垢には、健康状態に関する情報が含まれている。

 これは人間だけでなく、巨大なクジラも同じだ。しかも、クジラの耳の穴はふさがっているため、耳垢は生涯溜まりつづける。世界の博物館の管理者たちは、100年以上の間、死んだクジラから巨大な耳垢栓(耳垢の固まり)を収集してきた。

 こうして保管されてきた耳垢栓のおかげで、科学者たちは、過去およそ1世紀半にわたる人間の活動がクジラに及ぼしたストレスに関する記録を手に入れることができた。米国ベイラー大学の比較生理学者スティーヴン・トランブル氏らは今月、学術誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』にその研究成果を発表した。論文によると、人間がクジラとじかに相互作用することはほとんどないにもかかわらず、捕鯨や戦争から気候変動まで、私たちの活動はクジラに影響を及ぼし続けているという。

■耳垢に刻まれた記録

 クジラの耳垢栓は長さ50cm以上、重さ約1kgにもなり、クジラの生涯にわたる健康状態やクジラが生きてきた環境に関する情報を豊富に含んでいる。

 耳垢は年輪のように層をなして溜まっていくため、研究者は殺虫剤の濃度から繁殖周期まで、さまざまなデータを年代順に入手できる。

 トランブル氏らが調べようとしたのは、人間の活動に対するクジラの反応だ。その最良の方法の1つは、クジラがストレスを感じているときに分泌されるコルチゾールなどのホルモンの濃度を測定することだ。

 クジラのホルモン濃度のデータを、直接、長期にわたって収集することは途方もなく難しい。特定の個体をずっと追跡し続け、試料を採取することは、基本的に不可能だ。クジラが食物をこしとるのに使う「クジラヒゲ」には約10年分の情報が含まれているが、クジラは50〜100年生きるため、生涯の一時期についてしか調べられない。

 これに対して、耳垢栓からは数十年分のデータが得られる。

 しかし、耳垢栓から情報を取り出すのは容易ではない、とトランブル氏は言う。分析のために耳垢栓の層(1つの層には約半年分の情報が含まれている)を分離する作業は慎重に進めなければならず、それだけでも数日を要する。

 とはいえ、苦労は十分に報われた。「ストレッサー(ストレスの原因となる刺激)の全体像を描くことができ、それに対するクジラの生涯にわたる反応も明らかにできました。前例のない成果です」とトランブル氏は強調する。

 米国海洋大気庁(NOAA)の南西漁場科学センター(カリフォルニア州ラホヤ)の鯨類生物学者ニック・ケラー氏も同意見だ。「捕鯨の致死的でない影響について、これまでで最良の科学的知見であり、この分野を大きく前進させる成果です」

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ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/111900499/
ヒトiPS細胞からがん免疫療法の効果を高める 再生キラーT細胞の作製に成功 京大[11/21]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 14:24:15.20 ID:CAP_USER
■ゲノム編集した患者さん由来iPS細胞・ヒトiPS細胞ストックともに成功−

 南川淳隆 iPS細胞研究所特定研究員、金子新 同准教授らの研究グループは、ヒトT細胞由来iPS細胞を用いてがん細胞を攻撃するキラーT細胞を作製し、その性質を調べました。その結果、作製した再生キラーT細胞は生体内のキラーT細胞により近い性質を持つ一方で、DP胸腺細胞という前駆細胞の段階において、生体内での発生同様にT細胞受容体の再構築が起こる、つまり余計な再構築が起こるために本来の抗原を特定する能力が低下することが分かりました。

 そこで、本研究グループは、T細胞受容体再構築を引き起こす遺伝子をヒトT細胞由来iPS細胞においてゲノム編集で除外することにより、余計なT細胞受容体の再構築を防ぐことに成功し、生体内・外においてがん細胞に対して有効な攻撃をしかけるキラーT細胞を誘導できることを確認しました。

 また、一方で、T細胞に由来しないiPS細胞であるHLAホモiPS細胞ストックのiPS細胞を用いる場合、抗原情報を備えたT細胞受容体を導入するのみで抗原特異性の安定したキラーT細胞を作製することが出来ました。T細胞受容体を安定化させて抗原特異性を維持することは、治療効果の向上のみならず副作用の回避にも有用です。これらの研究成果は、iPS細胞由来T細胞を用いたがん免疫療法の実用化に向けた安全性と有効性を示す結果の一つとなります。

 本研究成果は、2018年11月16日に、米国科学誌「Cell Stem Cell」のオンライン版で公開されました。

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2018/images/181116_1/01.jpg

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2018/181116_1.html
【邪馬台国畿内説が最有力に】〈動画あり〉卑弥呼の時代?纒向遺跡出土の桃の種 西暦135〜230年のものと判明 奈良・桜井市★11
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 14:46:06.39 ID:CAP_USER
邪馬台国の有力候補地とされる奈良県桜井市の纒(まき)向(むく)遺跡で見つかった桃の種について、放射性炭素(C14)年代測定法で調査したところ、おおむね西暦135〜230年に収まることが分かり、市纒向学研究センターが最新の研究紀要で報告した。女王・卑弥呼(生年不明〜248年ごろ)が邪馬台国をおさめたとされる年代と重なり、「畿内説」を補強する研究成果といえそうだ。

 同遺跡では平成22年、中心部にある大型建物跡の南側にあった穴から、2千個以上の桃の種が土器とともに出土。名古屋大の中村俊夫名誉教授がこのうち15個を放射性炭素年代測定法で調査したところ、測定できなかった3個をのぞき、西暦135〜230年のものであることが分かった。徳島県埋蔵文化財センターの近藤玲研究員による測定でも、ほぼ同様の結果が出たという。

纒向遺跡は初期ヤマト政権の首都で、魏(ぎ)志(し)倭人伝に登場する邪馬台国の有力候補地。桜井市北部にあり、広さは東西約2キロ、南北約1・5キロに及ぶ。昭和40年代からの発掘調査で、卑弥呼の宮殿跡とも考えられる3世紀前半の大型建物跡や最古級の古墳、運河跡のほか、東海地方や吉(き)備(び)(岡山県)、出雲(島根県)など全国各地の土器が確認され、当時の中心地だったことが明らかになっている。

 また、遺跡内の古墳から出土した土器付着物についても、放射性炭素年代測定法による調査で西暦100〜200年との分析結果が出ているという。

 同市纒向学研究センターの寺沢薫所長(考古学)は「複数の機関による調査で同様の結果が出たことは重要な成果だ。魏志倭人伝に書かれた卑弥呼の時代と一致しており、これまでの調査成果とも合致する」と話す。

一方、「九州説」を唱える高島忠平・佐賀女子短期大学名誉教授(考古学)は「遺跡の年代を示す複数の資料がないと確実性が高いとはいえず、桃の種だけでは参考にしかならない。もし年代が正しいと仮定しても、卑弥呼とのつながりを示す根拠にはならず、邪馬台国論争とは別の話」と反論している。

 〈纒向遺跡〉奈良県桜井市の三輪山西部に広がる東西約2キロ、南北約1・5キロの巨大集落跡。弥生時代末期に出現し、古墳時代前期に姿を消した。邪馬台国の有力候補地で、大和王権発祥の地とされる。卑弥呼の墓との説がある箸(はし)墓(はか)古墳など最古級の前方後円墳6基が集中。3世紀前半の大型建物跡、物資輸送用の運河が見つかっており、インフラが整備された都市だったと考えられている。また、関東から九州で作られた土器も出土。全国から人が集まってきたことを裏付けている。

https://www.sankei.com/images/news/180514/wst1805140063-p1.jpg

■動画
https://youtu.be/ZTYsOcOxnDg

産経ニュース
https://www.sankei.com/west/news/180514/wst1805140063-n3.html

★1が立った日時2018/08/04(土) 14:33:56.88
前スレhttps://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1542123148/
【動物】「なぜウォンバットのうんちは四角いのか?」という謎を科学者が解き明かす[11/21]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 14:54:49.28 ID:CAP_USER
ウォンバットはオーストラリア本土やタスマニア島に生息する動物で、ずんぐりむっくりとした体つきが非常にキュートです。そんなウォンバットは1日に80〜100個もの「四角いうんち」をすることが知られており、科学者が「いったいなぜウォンバットのうんちは四角いのか?」という謎を解き明かしたと報じられています。

APS -71st Annual Meeting of the APS Division of Fluid Dynamics - Event - How do wombats make cubed poo?
http://meetings.aps.org/Meeting/DFD18/Session/E19.1

We finally know why wombats poop cubes | Popular Science
https://www.popsci.com/wombat-cubic-poop

Scientists Finally Know How Wombat Butts Make Cube-Shaped Poops
https://www.livescience.com/64119-wombat-butt-poop-cubes.html

ウォンバットが四角いうんちをするということ自体は以前から雑学として知られていましたが、どういうメカニズムでウォンバットのうんちが四角くなるのかといった点については明らかになっていませんでした。ウォンバットの四角いうんちについて考えてきた従来の研究者は、「ウォンバットの肛門が四角いのではないか」「乾燥した気候によってうんちが乾燥し、四角く凝縮するのではないか」「消化の過程で食物が四角く成形されるのではないか」といった仮説を立ててきたとのこと。

ジョージア工科大学に勤めるメカニカルエンジニアのパトリシア・ヤン氏はこの謎を解き明かすことに成功し、2018年11月に行われた第71回アメリカ物理学会の流体力学部門で研究結果を発表しました。ヤン氏は2018年のはじめに行われたカンファレンスで「ウォンバットのうんちは四角い」ということを知り、その謎を解き明かしたいと考えていたそうです。

そしてヤン氏と3人の仲間を加えた研究チームは、タスマニアで交通事故に遭った後に安楽死させられたウォンバットの新鮮な腸を手に入れることに成功しました。当初は本当にウォンバットのうんちが四角いと信じていなかったヤン氏ですが、実際にウォンバットのうんちが四角いことを発見して驚いたと語っています。以下の画像をクリックするとモザイクが外れて、ウォンバットの四角いうんちが見られます。


研究チームがウォンバットの腸を調べたところ、腸の上部ではうんちは四角でも個体でもなく、柔らかい液体状になっていたとのこと。ところが腸が肛門へとつながる最後の8%付近で、うんちが四角い形状になって極度に乾燥した状態になっていることをヤン氏らは見つけました。ウォンバットの腸は最後の部分で圧力を増し、柔らかいうんちに強い圧力がかかって四角く固められ、大きさがわずか1インチ(約2.54cm)以下のキューブ状になるそうです。

ヤン氏はこの発見が、謎の多いウォンバットの生態について明らかにする一助になると考えています。ウォンバットはこの四角いうんちを自分が掘った穴の外や倒木の上、岩の上といった目立つ場所にして、縄張りの目印にしていると考える研究者もいます。ヤン氏もウォンバットが特殊な腸を持って四角いうんちをするのは、自身の縄張りを示す必要性にもとづいたものだと考えているとのこと。

一方でこの説には反対している研究者もおり、アデレード大学のウォンバット研究者であるマイク・スウィンボーン氏は、「液体状のうんちが腸の最後で四角く乾燥した形状になるのは、貴重な水分を体内に吸収するためだ」と考えています。乾燥した気候に暮らすウォンバットにとって、うんちを水分の多い状態で排出することは水分のムダを生み出すことになるとのこと。ただし、今のところこの疑問には明確な答えがないため、今後もさらなる研究が必要になっています。

https://i.gzn.jp/img/2018/11/21/why-wombats-poop-cubes/00_m.jpg
https://i.gzn.jp/img/2018/11/21/why-wombats-poop-cubes/01.jpg

https://gigazine.net/news/20181121-why-wombats-poop-cubes/
【宇宙】「おやすみ、ケプラー (Goodnight)」最後のコマンド送信 ケプラー宇宙望遠鏡、引退 NASA[11/20]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 15:01:10.51 ID:CAP_USER
 「Goodnight」(おやすみ)――米航空宇宙局(NASA)は11月17日(米国時間)、宇宙望遠鏡「ケプラー」をシャットダウンする最後のコマンドを15日に送信し、ケプラーが受信したことを確認したと発表した。9年にわたる同望遠鏡の運用が、完全に終了した。

 「Goodnight」は、システムをオンに戻す可能性のある「安全モード」を無効にし、送信機をシャットダウンして地球との通信を切断することで、運用を完全に終了させるコマンド。送信された15日が、名前の由来であるドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーの命日だったのは偶然だという。

 ケプラーは2009年に打ち上げられ、3年半運用する予定だったが、延長して9年以上も探査を続けてきた。太陽系外で2600以上の惑星を発見。これまでに燃料を使い果たしており、NASAは10月30日に引退させることを発表していた。現在は、地球から約9400万マイル(約1億5000万キロ)離れた太陽の周りを、安全な軌道で漂っているという。

 NASAは今年4月、後継機に当たる「トランジット系外惑星探索衛星」(TESS)を打ち上げている。2年間で太陽系に近い星を20万以上調査する計画だ。

Reflections from NASA's Kepler Mission https://youtu.be/cwDkPKPi1mY

ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1811/20/news096.html
数台の自動運転カーが道路上に混ざるだけで交通渋滞が減るという研究[11/20]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 15:58:39.36 ID:CAP_USER
アメリカや中国を中心に開発が進む自動運転カーは、安全な運転を可能にすることに加え、機械学習を活用することで道路の渋滞を軽減できるかもしれないという研究結果が発表されました。

Watch just a few self-driving cars stop traffic jams | Science | AAAS
https://www.sciencemag.org/news/2018/11/watch-just-few-self-driving-cars-stop-traffic-jams

自動車を運転しているとたびたび交通渋滞に出くわすことがありますが、事故や工事などが原因で起こっている渋滞がある一方で、まったく原因がわからずに「いつの間にか渋滞が終わってたけど何で渋滞してたの!?」と思ってしまう不思議な渋滞に遭遇したことがある人も多いはず。交通工学の研究により、原因不明とされてきた渋滞は、1台の車が不要なブレーキを踏んでブレーキランプを点灯させることで後ろを走る車もブレーキを踏み、さらにその後ろの車……という風にブレーキが連鎖的に踏まれることで徐々に多くの車がスピードを落とし、最終的には完全にストップしてしまう状況さえも作り出してしまうことがわかっています。

この、後ろ方向に進む「ブレーキの衝撃波」は多くの場合、人間のドライバーによって引き起こされているとのこと。本来であれば必要のないブレーキを操作することがないように、人工知能(AI)に機械学習を行わせて自動運転カーの走り方に反映させる研究が行われています。

研究を率いているのは、カリフォルニア大学バークレー校(UCLA)のEugene Vinitsky氏らの研究チーム。強化学習で走り方をAIに学習させることで、渋滞を引き起こさないスムーズな道路の流れを生み出す研究が行われています。チームでは、渋滞の発生を防止するためのアルゴリズム「FLOW」を開発し、人間のドライバーと組み合わせた走行シミュレーションを行うことで、どの程度渋滞を防止できるかを調査しています。

その一例が次の2本のムービー。ともに円状の道路を22台の自動車が走るというシミュレーションで、最初のムービーでは22人の人間をシミュレートした運転が行われています。最初はスムーズに流れているように見えた道路ですが、次第に一部で車間距離が近づきはじめ、最後には完全に停車してしまう大渋滞へと発展します。

Single-lane ring (0 AVs, 22 human-driven vehicles) - YouTube
https://youtu.be/Lggtw9AOH0A

しかしここに、1台の自動運転カー(AV)を投入すると状況が一変。適度な車間距離を保つ自動運転カーのおかげで集団の「ゆらぎ」が吸収され、無駄な加減速がなくなって渋滞がウソのように発生しなくなりました。

Single-lane ring (1 AV, 21 human-driven vehicles) - YouTube
https://youtu.be/D0lNWWK3s9s

その様子は、道路が八の字に交差するシチュエーションでも同様に起こるとのこと。人間の運転だと、以下のムービーのように交差点で渋滞が発生してしまいますが……

Figure 8 (0 AVs, 14 human-driven vehicles) - YouTube
https://youtu.be/Z6QltFAEDeQ

自動運転カーが入ると、全体がスムーズに流れるようになります。最初の部分で動き出しのタイミングを計っているのも大きな理由だといえそうですが、走り出してからもスピードを絶妙に調節することで交差点での鉢合わせを回避しているのかも。

Figure 8 (1 AV, 13 human-driven vehicles) - YouTube
https://youtu.be/SoA_7fPJEG8

上記のムービーで重要なポイントは、「適切な間隔を空けることで渋滞の発生は抑えられる」というところにあります。車間距離が小さくなると、後続のドライバーはどうしてもブレーキを多く踏むようになります。すると点灯したブレーキランプを見た後続のドライバーがまたブレーキを踏む、という連鎖で渋滞は発生します。

その様子がよくわかるのが次の2本のムービー。高速道路の本線に合流する道路をシミュレートした状況なのですが、本線上をひっきりなしに車が流れているところに支線から車が合流すると、それをきっかけに渋滞が発生してどんどんと停滞が長くなっていきます。

Merge 0% CAV Penetration - YouTube
https://youtu.be/RPBAZH3Z0Sk

Merge 5% CAV Penetration - YouTube
https://youtu.be/r-sBz1VOtp4

Flow
https://flow-project.github.io/index.html

続きはソースで

https://i.gzn.jp/img/2018/11/20/few-self-driving-car-stop-traffic-jam/00_m.jpg

https://gigazine.net/news/20181120-few-self-driving-car-stop-traffic-jam/
【遺伝子検査】AI技術で「IQが低い生命」を選別、受精卵の段階で判定できる技術を米企業が開発[11/21]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 19:06:47.33 ID:CAP_USER
人工知能の倫理が何かと問題視されることが増えてきたが、最近、米国から「人工知能を使う人間の倫理」が問われそうなユースケースが報告された。

海外各メディアが報じたところによれば、米国の遺伝子検査企業Genomic Predictionが、人工知能など技術を用いて、生まれる前の赤ちゃんのIQを受精卵の段階で判定できる技術を開発。体外受精の施術過程で生まれてくる赤ちゃんの知能の予測する用意を、不妊治療専門の病院などとともに進めているという。

Genomic Predictionは、ミシガン州立大学のStephen Hsu教授らが2017年に立ち上げた企業だ。遺伝子検査に人工知能技術を取り入れることで、IQだけでなく、心臓病や糖尿病など身体的疾患、また精神的欠陥すらも、胚や受精卵の段階で選別できると主張している。

ここで言う、IQを調べる遺伝子検査のフローは以下の通りだ。まず、人工授精を行って5日経過した胚から細胞を抽出。そこからDNAを分離する。次いで、知能と関連した数百の遺伝子を同時に検査し、女性に着床させる胚を選別する。この最後の段階で、人工知能によるIQ予測値が90〜110の平均より25ポイント低い場合は、“廃棄”することができる。

ちなみに科学の世界では、昨今、遺伝子と知能に関連するとする研究が盛んに発表されはじめている。例えば、昨年3月には、英エディンバラ大学の研究チームが、英国人24万人の遺伝子検査をおこなった結果、知能と関連した遺伝子538種を発見したと発表している。

Genomic Prediction側は、IQを調べることについて、平均より著しく低く生まれつく“リスク”を遮断するためと説明。一方で、倫理的議論が高まることを懸念して、高いIQを持つと予測される受精卵の選別には手を出さないとしている。

とはいえ、このように人工知能など最新テクノロジーを使った妊娠・遺伝子選別技術は、新たな優生主義の出現や、「生命のカスタマイズ」をさらに促すものであることはまず間違いないだろう。男児を産み分けることが需要として肥大化してしている中国やインドの例のように、一部の人々がGenomic Prediction側が否定するような、高いIQを持つ胚、もしくは赤ちゃんだけを望み、それに応える形でサービスや技術が“進化”を遂げてしまうシナリオも大いにありえる。

IQによる産み分けは、倫理的側面からもさることながら、合理性という側面からも議論が必要となってくるはずだ。無駄やリスクを徹底的に排除する社会は、人々を忙しく、またある意味で生きづらくする。そのプロセスを生前にまで拡張することは、人間にとって果たして良いことなのだろうか。

合理性の果てに、胚や受精卵の状態とはいえ生命を奪うことになるだけに、慎重かつ深淵な議論が展開されていくことを願いたい。

https://forbesjapan.com/articles/detail/23992/1/1/1
◆スレッド作成依頼スレッド★61◆
127 :しじみ ★[sage]:2018/11/21(水) 19:07:24.98 ID:CAP_USER
>>122
【宇宙】「おやすみ、ケプラー (Goodnight)」最後のコマンド送信 ケプラー宇宙望遠鏡、引退 NASA[11/20]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1542780070/
>>123
【宇宙】大量の暗黒物質をともなう宇宙ハリケーンが地球を直撃する見通し
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1542765966/
>>124
会員限定記事でした
>>125
【遺伝子検査】AI技術で「IQが低い生命」を選別、受精卵の段階で判定できる技術を米企業が開発[11/21]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1542794807/


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