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しじみ ★
野良ハムスター ★
【はやぶさ2】〈画像〉上昇する「はやぶさ2」が自撮りした「遙かなる影」[11/05]
【医学】〈解説〉下半身まひ患者が歩行可能に、脊髄に電気刺激を利用して神経経路を再編成[11/06]
地中海のクジラを宇宙から観察、保護対策に人工衛星活用[11/02]
【宇宙】太陽系外から飛来した天体オウムアムアは「エイリアンが送り込んだ探査機」の可能性 ― ハーバード大
【考古学】〈画像〉750年前の古代ペルーの木像 大部分が木製からシロアリの排泄物に入れ替わっていた[11/07]
【宇宙開発】国際宇宙ステーション(ISS)のコンピュータがダウン ロシア当局[11/07]
【医学】ナメクジ、8年前にふざけて食べた20代男性が死亡
【アンテナ技術】世界初「窓の基地局化」に成功 ドコモなど「ガラスアンテナ」開発[11/07]
【AI】アルツハイマー病がAIとイメージング技術を活用することで早期に見つけられるようになるかもしれない[11/07]
【CPU】AMDが7nmプロセス・最大64コアのデータセンター向けCPU「Rome」と7nmプロセスGPU「MI60」を発表[11/07]

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【はやぶさ2】〈画像〉上昇する「はやぶさ2」が自撮りした「遙かなる影」[11/05]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 12:13:51.66 ID:CAP_USER
小惑星探査機「はやぶさ2」の着陸リハーサルで、小惑星リュウグウの表面近くから上昇する間に撮影された「影の自撮り」動画が公開された。
【2018年11月5日 JAXA】

10月25日に行われた「はやぶさ2」の第3回着陸リハーサル(TD1-R3)では、11時38分(日本時間)に高度約12mまで降下することに成功し、これまでに到達した最低高度の記録を更新した。「はやぶさ2」の機体の高さはサンプラーホーン(長さ約1m)を含めておよそ2.3mなので、これはリュウグウ表面まであと「機体5個分」の高さを残すのみという、表面ぎりぎりの高度まで降りたことになる。

最低高度に到達した後、「はやぶさ2」が上昇する間に、機体の側面に取り付けられている小型モニタカメラ(CAM-H)で連続撮影された画像が動画として公開された。

上昇する「はやぶさ2」の小型モニタカメラ(CAM-H)で撮影された画像。最低高度到達の約10分後、11時47分(高度約21m)から1秒ごとに撮影されたもの。左下に「はやぶさ2」の影が映っている。中央に写っているのはサンプラーホーンの先端(提供:JAXA)

太陽光はほぼ平行光線とみなせるので、リュウグウの表面に映っている「はやぶさ2」の影の大きさは、表面に着陸したときの機体のサイズ(太陽電池パネルを含めて約6m×4.2m)と同じだ。機体の影の前方に写っている白っぽい岩塊は直径4〜5mとみられる。撮影時の上昇速度は毎秒約52cmだった。

CAM-Hは、JAXAが2012年度に市民から受けた寄付金から約1176万円を使って製作し、「はやぶさ2」に追加搭載された機器だ。「はやぶさ2」プロジェクトマネージャーの津田雄一さんは、「皆さんの力で実現したカメラが、リュウグウ探査の技術と科学に、大きな魅力を加えてくれました。ご寄付を頂いた皆さまに改めて感謝するとともに、これからの運用にもどんどん使わせていただこうと思います」とコメントしている。

また、ミッションマネージャーの吉川真さんは、「CAM-Hで、あたかも自分自身がリュウグウ上を低高度で飛行しているかのような画像が撮影できるとは思ってもいませんでした。どこかの砂漠の上を飛行しているかのような画像ですが、これは3億kmも離れた小さな小惑星の上空なのです。このようなカメラの搭載をサポートしていただきました皆さま、どうもありがとうございました」とコメントしている。

■上昇する「はやぶさ2」の小型モニタカメラ(CAM-H)で撮影された画像。最低高度到達の約10分後、11時47分(高度約21m)から1秒ごとに撮影されたもの。左下に「はやぶさ2」の影が映っている。中央に写っているのはサンプラーホーンの先端
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2018/11/14405_hayabusa2.gif

アストロアーツ
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10278_hayabusa2
【医学】〈解説〉下半身まひ患者が歩行可能に、脊髄に電気刺激を利用して神経経路を再編成[11/06]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 12:20:34.10 ID:CAP_USER
■電気刺激を利用して神経経路を再編成

 電気刺激を用いる新しい手法によって、下半身まひの患者3人が再び歩けるようになったことが、科学誌『ネイチャー』11月1日号に発表された。3人は4年以上前に重い脊髄損傷を負い、脚がほとんど動かなくなっていた。

 研究者たちは、3人の体内に電気パルスを発生する無線装置を埋め込み、脊髄を刺激した。それから1週間もしないうちに、彼らは立ち上がり、支えを使った歩行にも成功した。5カ月間の理学療法と訓練の後、3人は自分の意思で脚の筋肉をコントロールし、1時間も歩けるようになった。

 同様の治療法による成果は、9月にも報告があったばかりだ。1つは米ルイビル大学の研究チームの報告で、脊髄を刺激する方法で、2人の患者が支えなしで立てるようになり、歩行器を使って歩けるようになったという。同じ日に発表された別の研究では、米メイヨー・クリニックの研究者が別の患者で同様の成果を出している。

 9月の2件の報告では、埋め込まれた装置には一定の刺激パターンがプリセットされていたが、今回の新たな研究では、タブレットを使ってリアルタイムに刺激をコントロールできるようなモバイルアプリを、論文の著者であるスイス連邦工科大学の神経科医グレゴワール・クルティーヌ氏が開発した。この装置により、患者自身が研究に参加していないときにも自宅で治療をコントロールできる。

 最新の知見について『ネイチャー』に論説を寄せたリハビリテーション医学の専門家で、米ワシントン大学のチェット・モリッツ准教授は、こうした数例の結果は「この治療法が現実的なものであり、完全にまひした人でも再び運動ができるようになるという確信を与えてくれるものです」と解説する。

■接続を回復させる

 ほとんどの人は、どうやって歩くかをいちいち考えない。脳が脊髄を経由して脚の筋肉にメッセージを送ってくれるからだ。重い脊髄損傷を負った人では、この経路が途中で損傷されているため、脳からの通信がブロックされている。

 科学者たちは以前から、機能として使われていないある神経経路を利用して脊髄のシグナルを伝達する経路を修復できるのではないかと考えていた。この神経経路は筋肉にもつながっており、そのシグナルは損傷によりブロックされないため、損傷部位より下の神経を刺激する治療法が模索されている。

 米ファインスタイン医学研究所生体電子工学医療センターのチャド・ブートン所長は、「これらの神経経路は基本的に無傷で生きています」と説明する。「これを刺激することができれば、筋肉を動かすことができると考えられます」。なお、ブートン氏は今回の研究には参加していない。

クルティーヌ氏の研究に参加した3人は、脊髄の下の方に16個の小さな電極を埋め込まれた。個々の電極は、脚の特定の筋肉群を動かせるよう正確に配置された。電極は腹部に外科的に埋め込まれた小型の電気パルス発生装置と接続された。メドトロニック社が製造したこの装置は、パーキンソン病患者の脳刺激療法のために市販されているものだ。追加の刺激を送るため、参加者の両脚にはさらに1個ずつのセンサーが埋め込まれた。
 驚いたことに、刺激装置のスイッチを切ったときにも、3人の参加者のうち2人は脚の筋肉を自分でコントロールすることができた。これは、刺激により脳と脊髄の接続が書き換えられたことを示唆しているとモリッツ氏は言う。さらに接続が回復すれば、いつか、刺激を与える必要がなくなるかもしれない。

「刺激装置は、補聴器のように脊髄への信号を増幅しているのだと思います」とモリッツ氏は言う。「補聴器が音量を上げるように、刺激装置は損傷部位より下の脊髄回路の興奮性を高めているのです」

続きはソースで

関連スレ
【医学】脳からの刺激のような電気信号、脊髄に 歩く機能が改善[11/01]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1541168992/

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/110200243/
地中海のクジラを宇宙から観察、保護対策に人工衛星活用[11/02]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 12:26:43.39 ID:CAP_USER
(CNN) 英国などの研究チームが、新しい人工衛星技術を使って地中海に生息するクジラを宇宙から観察するプロジェクトを開始した。

同プロジェクトは英南極観測局(BAS)が主導。超高解像度のVHR衛星画像技術を使って、地中海のナガスクジラやマッコウクジラを観察する。

BASでは船舶とクジラの衝突を避けるため、船舶がクジラの生息域に入ると自動的に警報が発信されるシステムの開発を目指している。

BASの担当者は、「クジラは20世紀の乱獲によってほぼ絶滅寸前まで追い込まれたが、その後個体数が回復している。しかし一部の個体群は、船舶と衝突したり網に絡まったりする被害に遭っている」と話す。

国際捕鯨委員会(IWC)は2020年までに、船舶がクジラに衝突する問題への対策を確立したい意向だが、この問題は数値化が難しいと指摘している。

今回の技術は衛星画像を手がけるデジタルグローブが開発したもので、既にアルゼンチン近海のミナミセミクジラやハワイ近海のザトウクジラ、メキシコ近海のコククジラの撮影に使われている。

BASによれば、解像度が上がったことにより、クジラのひれや尾などの詳細まで確認できるようになった。

衛星画像を使えば沿岸から遠く離れた場所や、船舶では到達しにくい場所でもクジラを観察することができ、保護活動の大きな役に立つと期待を寄せている。

https://www.cnn.co.jp/storage/2018/11/02/ff3cba54a980caab804dc556155d2770/t/768/432/d/-01-whales-satellite-audit-super-169.jpg
https://www.cnn.co.jp/fringe/35128035.html
【宇宙】太陽系外から飛来した天体オウムアムアは「エイリアンが送り込んだ探査機」の可能性 ― ハーバード大
1 :野良ハムスター ★[]:2018/11/07(水) 12:34:43.77 ID:CAP_USER
【11月7日 AFP】観測史上初めて太陽系外から飛来した小惑星と2017年に認定された「オウムアムア(Oumuamua)」について、米ハーバード大学(Harvard University)の研究者らが今週、地球外生命体(エイリアン)から送り込まれた「探査機」である可能性に言及し、注目を集めている。ただ、ほかの専門家からは懐疑的な見方が出ている。

ハワイの言葉で「使者」「偵察者」を意味するオウムアムアは昨年10月、地球上の複数の望遠鏡によって発見された。全長約400メートル、幅約40メートルの葉巻形で岩石質の恒星間天体で、太陽系内を超高速で移動している。

ハーバード大の宇宙物理学者、シュムエル・ビアリー(Shmuel Bialy)氏らは論文のプレプリント版の中で、「とっぴな仮説」と前置きしつつ、オウムアムアは「地球外文明によって地球圏に意図的に送り込まれた、完全に稼働中の探査機かもしれない」と指摘した。

オウムアムアは、予想以上の加速で太陽から遠ざかっているため、太陽光圧を受けて進むソーラーセイル(太陽帆)のようなものによって推進力を得て、宇宙を移動しているとみられるという。

ビアリー氏は6日、AFPへの電子メールで「オウムアムアの予想以上の加速という未解明の現象について、私たちは太陽光圧によって説明できる可能性があると示した」と説明。「そのためには表面積が非常に広く、非常に薄い物体が必要だが、こうした物体は自然界には存在しない」としている。

地球外生命体の力が働いているとするこの説は急速に広まったが、ほかの天文学者たちからは異論が出ている。

英クイーンズ大学ベルファスト校(Queen's University Belfast)の宇宙物理学者、アラン・フィッツシモンズ(Alan Fitzsimmons)氏は「ほとんどの研究者と同様、私も地球外生命体の有力な証拠があってほしいと願っているが、これは違う」と述べた。

さらに、オウムアムアについて「別の恒星系からはじき出された彗星(すいせい)状の天体と一致する特徴が既に観測で示されている」とも指摘。ビアリー氏らの論文の主張については「不確実性の大きな数字に基づいているものがある」とも指摘した。

論文は英学術誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ(Astrophysical Journal Letters)」に掲載を認められており、11月12日に同誌に発表される。(c)AFP/Kerry SHERIDAN

http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/e/6/1000x/img_e60dcfffcfd0778263e7d844c6d24671169433.jpg
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/8/8/1000x/img_881f81dc99b12462ca029b12bf36b29064109.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3196468
【考古学】〈画像〉750年前の古代ペルーの木像 大部分が木製からシロアリの排泄物に入れ替わっていた[11/07]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 12:36:14.90 ID:CAP_USER
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/110600479/ph_thumb.jpg

■宮殿守護者の木像の、木製部分がシロアリの糞に変わっていることがわかった

ペルー北部にあるチムー文化の宮殿遺跡で、“守護者”をかたどった750年前の木像が見つかった。喜びにわいていた考古学者たちは、木像を土の中から掘り出して、さらに驚いた。19体の木像はシロアリに食い荒らされ、人の形をした70センチほどの木像の大部分がシロアリの排泄物に入れ替わっていたからだ。(参考記事:「鳥の笛、チムー王国の墳墓」)

 すべての木像がシロアリに食い荒らされていたわけではないと、主任考古学者のヘンリー・ガヨソ氏は語る。とはいえ、ほとんどシロアリの糞でできているのではないかと思われるほどの像もあれば、層になった糞の下にもとの木の構造が残るものもあるようだと、同氏はナショナル ジオグラフィックのメール取材に答えている。

 木像は粘土でできた仮面を被り、片手に木製の笏(しゃく)状のもの、もう片方の手には切り落とされた人の首と見られるものを持っている。ところで、どうしてシロアリに食い荒らされた木像は、今に至るまで原形をとどめることができたのだろうか?

 秘密はシロアリの生態にある。シロアリは光を避ける。このため、木の中を食い進むときも、トンネルの中に光が入らないようにするのだと、米ペンシルベニア大学考古学人類学博物館の管理責任者、リン・グラント氏は説明する。

「シロアリの糞が、シロアリが作ったトンネル全体に詰まっているとは限らないので、一見、像の形が残っているように見えても、注意して扱わないと、その形は簡単に崩れてしまいます」と言う。「ともあれ、発掘チームには、おめでとうと言いたいですね」

「木像が形を残していたというのは驚きです」と言うのは、米スミソニアン博物館保全研究所の所長、ロバート・ケストラー氏だ。「700年後の現在も、往時の形が残るというのは、大変なことなんですよ」

今回の発見は、最近ペルー北部にあるチャン・チャン遺跡のウツアン宮殿(以前は「グランドチムー宮殿」と呼ばれていた。)で行われた発掘の成果の一つだ。チャン・チャンは10世紀から15世紀に栄えたチムー王国の首都で、最盛期には南北アメリカ大陸最大の都市だった。ユネスコの世界遺産にもなっているチャン・チャン遺跡には日干し煉瓦で造られた巨大な10個の建築物があり、なかでも最も大きいのがウツアン宮殿である。

 2018年の初めには、チャン・チャンの近くで大勢の子どもとリャマの子を生贄にする儀式が行われていた証拠が発見され、ペルーに残るチムー文化の遺跡は、今世界中で注目を浴びている。

 木像は通路の両側に10個ずつ作られた窪みの中に収められていた。30メートルほどの通路は、儀式に使われた4000平方メートル以上もある中庭につながっている(元は20体あったと見られる木像のうち、1体はシロアリによって原形をとどめていないほど崩壊していた)。ペルーのパトリシア・バルブエナ文化相は、この発見を「考古学上の大変重大な発見」と評している。

 ウツアン宮殿の入口を通って広大な中庭へ向かった人々は、王権の象徴である笏(しゃく)と切り落とされた首を持った木像の視線にさらされて、畏怖の念に打たれたことだろうと、考古学者のガヨソ氏は語る。

「当時、この宮殿を訪れた人は、ウツアンの支配者が、非常に強大な力を持つ人物であることを確信したことでしょう」と、ガヨソ氏は続けた。

■ペルー北部、チャン・チャン遺跡にあるウツアン宮殿の儀式用通路を守護していた750年前の木像
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/110600479/04.jpg
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/110600479/03.jpg
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/110600479/02.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/110600479/
【宇宙開発】国際宇宙ステーション(ISS)のコンピュータがダウン ロシア当局[11/07]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 12:40:42.53 ID:CAP_USER
ロシア当局によれば、ISS(国際宇宙ステーション)のコンピュータのうち1台が動作不良を起こした。だが、このことにより乗員に危険は及ばないという。

 ロシアの宇宙企業ロスコスモスは11月6日、ISSのロシアモジュールに設置された3台のコンピュータのうち1台が停止したと発表。ロシアの管制側では8日に再起動する計画だ。

 ロスコスモスは、ISSに乗り組んでいるNASAのセリーナ・オナン=チャンセラー氏、ロシアのセルゲイ・プロコピエフ氏、ドイツのアレクサンダー・ゲルスト氏にコンピュータの問題による影響はないと強調している。他の2台で宇宙ステーションの動作は維持されるという。

 10月11日にはISSの新しいクルーとしてNASAのニック・ヘイグ氏、ロスコスモスのアレクセイ・オフチニン氏が送り込まれる予定だったが、ロシアのブースターロケットが問題を起こし、2分で脱出を余儀なくされた。

次のISSクルーを乗せたロケットは12月初めに打ち上げられる予定だ。

http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1811/07/koya_isscrew.png
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1811/07/koya_soyuzfailure.png

ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1811/07/news078.html
【医学】ナメクジ、8年前にふざけて食べた20代男性が死亡
1 :野良ハムスター ★[]:2018/11/07(水) 12:42:49.29 ID:CAP_USER
オーストラリアのシドニーで8年前にふざけてナメクジを食べ、寄生虫が原因で昏睡(こんすい)状態に1年以上陥り、体にまひが残った20代後半の男性が2日に死亡した。地元メディアが6日までに伝えた。男性は家族や友人らに見守られ、息を引き取った。

男性は19歳だった2010年、屋外で友人らとワインなどを飲んでいる最中、現れたナメクジを見て「食べてみるか」という話になり、飲み込んだという。

数日後、男性は脚に激しい痛みを訴え、病院でナメクジの寄生虫「広東住血線虫」が原因と診断された。寄生虫は脳に感染し、髄膜炎を発症。420日間、昏睡状態となった。

男性は意識が回復した後も脳に重い障害が残り、体がまひ。車いすでの生活を強いられ、24時間介護が必要だったという。(共同)

https://www.nikkansports.com/general/news/201811060000682.html
【アンテナ技術】世界初「窓の基地局化」に成功 ドコモなど「ガラスアンテナ」開発[11/07]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 12:53:31.52 ID:CAP_USER
NTTドコモと、ガラス事業などを展開するのAGCは11月7日、世界で初めて“窓の基地局化”に成功したと発表した。既存の窓ガラスに貼れる、電波の送受信が可能な「ガラスアンテナ」を共同開発。景観を損ねずに基地局を設置できるとしている。2019年上期からLTEの基地局向けに展開を図るほか、5G対応アンテナの開発も検討する。

 透明な導電材料とガラスを組み合わせて開発したアンテナで、窓ガラスに室内側から貼って使う。AGCが保有する、既存窓の表面にガラスを貼り付ける「アトッチ工法」を採用し、窓ガラスを通過した際の電波の減衰・反射を抑える「Glass Interface Layer」技術を新開発して搭載した。

 トラフィックを分散させるスモールセル基地局は、設置できる場所が限られたり、景観を損ねることから設置が困難なケースも多かった。ガラスアンテナなら目立ちにくく、景観や室内デザインを損なわずに設置できるとしている。

 ガラスアンテナを搭載した基地局は、TDD-LTE方式、3.5GHz帯(BAND42)に対応し、帯域幅は40MHz、下り変調方式は256QAM、最大スループットは588Mbps、4×4MIMOに対応する。サイズは700×210ミリ、重さは1.9キロ(ケーブル、既存ガラスへの取り付け部材、付属品は除く)。

■ガラスアンテナのイメージ(ニュースリリースより)
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1811/07/yx_glass.jpg

ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1811/07/news076.html
【AI】アルツハイマー病がAIとイメージング技術を活用することで早期に見つけられるようになるかもしれない[11/07]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 12:56:27.72 ID:CAP_USER
世界で数千万人を悩ませているアルツハイマー病は、早期に見つけることがとても難しい病気です。カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)放射線医学画像診断学科のジェ・ホン・ソン教授らは、脳のスキャン画像を用いてニューラルネットワークのトレーニングを行い、40件の事例で、アルツハイマー病の早期診断に成功しました。
https://i.gzn.jp/img/2018/11/07/alzheimer-diagnosis/02_m.jpg

A Deep Learning Model to Predict a Diagnosis of Alzheimer Disease by Using 18F-FDG PET of the Brain | Radiology
https://pubs.rsna.org/doi/10.1148/radiol.2018180958
https://i.gzn.jp/img/2018/11/07/alzheimer-diagnosis/01.png

Computer vision identifies signs of early Alzheimer's up to 6 years before clinical diagnosis | VentureBeat
https://venturebeat.com/2018/11/06/ai-identifies-early-alzheimers-disease-up-to-6-years-before-clinical-diagnosis/

Researchers train AI to spot Alzheimer’s disease ahead of diagnosis
https://www.engadget.com/2018/11/06/researchers-train-ai-spot-alzheimers-disease/

アルツハイマー病の診断にAIを用いる試みはほかでも行われていますが、UCSFの研究チームではこれまで学習に用いられてこなかったバイオマーカーに着目。アルツハイマー病研究を進めているアルツハイマー病神経イメージングイニシアチブ(ADNI)のデータセットに含まれる、1002名の患者から得られた2109例のFDG-PET画像を使用しました。FDG-PETは、FDG(放射性グルコース化合物)を血流内に投与して体組織に取り込ませ、FDGがどれぐらい取り込まれているかに応じて組織の代謝活動を測定できるというイメージング技術です。

データセットの90%で深部学習アルゴリズムをトレーニングし、残り10%でテストを行った結果、アルゴリズムはアルツハイマー病に対応する代謝パターンを学びました。

これがFDG-PET画像の一例。Aはアルツハイマー病の76歳の男性の画像、Bは軽度認識障害の83歳の女性の画像、Cはどちらでもない80歳の男性の画像で、AはCに比べてやや灰色に見えます。一方で、BとCを肉眼で見分けることは困難です。

by Radiological Society of North America

この学習を経て、患者40名の2006年から2016年の間のスキャンデータを検査した結果、アルゴリズムは精度100%でアルツハイマー病を見つけることに成功し、さらに「アルツハイマー病ではない」という診断も82%の精度で下せたとのこと。医師による最終診断よりも平均で6年早く、アルツハイマー病を検出できたそうです。

アルゴリズムの性能について非常に満足した結果だと語ったソン教授。今回の研究の対象は小規模なものであり、さらなる研究が必要であると断りを入れつつ、症状が現れてからアルツハイマー病であると診断するのでは脳の損失が大きすぎるが、早期に発見することで病気の進行を遅らせたり食い止めたりするためのより良い方法を見つけられる可能性が出てくると語りました。

なお、FDG-PETをAIを用いて分析することでアルツハイマー病の早期予測が可能になるのであれば、βアミロイド斑やタウタンパク質を用いた手法でも、別の何らかの予測が可能であることをソン教授は示唆しています。

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20181107-alzheimer-diagnosis/
【CPU】AMDが7nmプロセス・最大64コアのデータセンター向けCPU「Rome」と7nmプロセスGPU「MI60」を発表[11/07]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 13:02:31.87 ID:CAP_USER
AMDが、サンフランシスコで開催した新製品についての技術カンファレンス「Next Horizon」において次世代のCPUとGPUの概要を発表しました。7nmプロセスの「ZEN2」ベースCPU「Rome」は2019年に、同じく7nmプロセスのGPU「Radeon Instinct MI60」は2018年第4四半期にも出荷予定となっています。

AMD Announces 64-Core 7nm Rome CPUs, 7nm MI60 GPUs, And Zen 4
https://www.tomshardware.com/news/amd-new-horizon-7nm-cpu,38029.html

今回の発表で重要なポイントとなるのが、「7nmプロセスで製造されるCPUとGPUの市販が目前」という点。Intelが10nmプロセスの製造に難航する中、AMDは一足早く7nmプロセスの製造を確立させることで初めてIntelに対するアドバンテージを築くことが可能になります。

イベントで基調講演を行ったリサ・スーCEOは、AMDは今後7nmプロセスの製品によってデータセンター向け市場にコミットする姿勢を明らかにしました。今後、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)やクラウド、ハイパースケール、および仮想化環境などの分野でデータセンターに求められるワークロードの増加が確実視される状況において、AMDは「EPYC」シリーズに代表されるデータセンター向けCPU分野に注力して行く姿勢を打ち出しています。AMDは2021年までのデータセンター向け市場規模を290億ドル(約3兆3000億円)規模と見積もっており、さらにはAIや機械学習分野にGPUを提供する方針であるとのこと。

イベントでは、Amazon Web Services(AWS)が新しいEPYC対応クラウドインスタンスを提供することになったことが発表されました。AWSはEPYCを搭載したインスタンスタイプとして汎用の「M5a」とメモリ最適化の「R5a」の提供を開始しており、今後は「T3a」の提供を開始する予定。EPYCを用いるインスタンスは、AWSの他のクラウドインスタンスより費用が10%抑えられる点が強みであるとのこと。

Romeプロセッサは、CPUコアが1ソケットで最大64コア、128スレッドとなり、コア数はEpycの2倍に。さらに、ZEN2ではCPUコアのマイクロアーキテクチャが改良され、浮動小数点SIMD(Single Instruction, Multiple Data)演算では、現在の128-bit幅から256-bit幅に拡張されるなど、浮動小数点演算についてはCPUコア当たりのピーク性能が2倍に向上し、消費電力は2分の1に削減されるとのこと。

AMDはすでに7nmプロセスの「Rome」プロセッサのサンプリングを実施しており、2019年にも市場に投入される予定とのこと。さらに、7nm+プロセスで製造される「Zen 3」プロセッサの開発が進められているほか、詳細は伏せられたものの「Zen 4」マイクロアーキテクチャにつながるロードマップが明らかにされました。

イベントでは、世界初の7nmプロセスで製造されたGPU「Radeon Instinct MI60」が発表されました。約133億個のトランジスタを実装してわずか331平方ミリメートルという小型なGPUは「Vega」アーキテクチャに基づいており、市販向けでは初となるPCIe 4.0 GPUとなります。また、チップ内外のインターコネクトファブリックを一新した「Infinity Fabric」と呼ばれる新ファブリックにより、1TB/sのメモリ帯域幅を実現。MI60はFP64で最大7.4 TFLOPS、FP32で最大14.7 TFLOPSを発揮します。

AMDは、MI60の次には「MI-NEXT」につながるGPUのロードマップも公開。技術的詳細や市場投入時期などは一切明らかにされていません。
https://i.gzn.jp/img/2018/11/07/amd-64-core-7nm-rome-mi60-gpu-zen-4/00_m.jpg

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20181107-amd-64-core-7nm-rome-mi60-gpu-zen-4/
【話題】〈動画〉絶対にナメクジを生で食べてはいけない!ベア・グリルスから学ぶ正しい食べ方[11/07]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 13:18:17.78 ID:CAP_USER
■動画
Born Survivor 3 - Cooked Slug https://youtu.be/17OHF229XJU

オーストラリア人の27歳の男性が8年前にナメクジを生食したことが原因で2018年11月2日に死亡した。

雨の日にいつのまにか家の中に入ってきていたり、野菜にくっついてきたりするなど、我々人間にとって身近な生き物であるナメクジだが、生食は非常に危険だ。だが、調理の仕方さえ間違わなければタンパク質を摂取できるサバイバル食ともなる。本稿では、ナメクジの生食の危険性と正しい調理の仕方について解説する。

■ナメクジに寄生する広東住血線虫

ナメクジには、広東住血線虫という線虫が寄生していることがある。広東住血線虫の終宿主はネズミなのだが、寄生されたネズミの排泄物を食べたナメクジなどがこの線虫を保有するのだ。人に寄生した広東住血線虫は、脳や脊髄といった中枢神経に移動し、髄膜炎などを引きを越す広東住血線虫症を発症させてしまう。

オーストラリア人の男性の場合、19歳の時にふざけてナメクジを生食したことから広東住血線虫症となり、8年間の闘病の末に死亡したのである。

■ベア・グリルスならナメクジをこう食べる

英国軍特殊部隊SAS出身のベア・グリルスは、サバイバル状況下においてナメクジは、タンパク質を摂取できる貴重な食料であると語る。

ナメクジを捕まえたら、まず体に切り込みを入れ、全体をねじるようにして内臓を取り出す。前述した広東住血線虫などが寄生している可能性が高いためだ。取り出した内臓は破棄する。

鍋に水を入れ、沸騰するまで沸かす。沸騰したら、そこにナメクジを投入し、しばらく煮る。

ナメクジの肉が完全に煮えたら完成だ。煮る以外にも、じっくりと焼いたり、フライにするなどの調理方法もある。ここでのポイントは、十分に熱をかけることで寄生虫感染のリスクを無くす、ということだ。絶対に生や半煮え、半焼けの状態で食べてはならない。中までじっくりと火を通そう。

完成したら、そのまま何もつけずに口にほおばる。煮込んだお湯を全て飲み干すのも良い。

ナメクジは決して生で食べてはならない。もしあなたがサバイバル状況下でナメクジを食べるしかなくなったら、必ず内臓を取ってから熱を加えて調理しなければならない。

https://dps68n6fg4q1p.cloudfront.net/wp-content/uploads/2018/11/07085934/4003b92df28e65119b6ee2f7921bd1a9.jpg

関連スレ
【医学】ナメクジ、8年前にふざけて食べた20代男性が死亡
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1541562169/

Discovery Channel Japan
https://www.discoverychannel.jp/0000039881/
宇宙機内のセンサーに無線給電化が可能に ― 窒化ガリウム/シリコンハイブリッド高周波整流回路の動作実証に成功[11/06]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 13:36:47.40 ID:CAP_USER
岸川 諒子氏(産業技術総合研究所 物理計測標準研究部門)と川崎 繁男(JAXA宇宙科学研究所)らからなる共同研究チームは、窒化ガリウムダイオードとシリコン高周波整合回路を混成したHySIC(Hybrid Semiconductor Integrated Circuit)構造により、マイクロ波電力を直流電力に変換する高周波整流回路を実現し、その動作実証に世界で初めて成功しました。開発したHySICはマイクロ波で伝送した電力を効率よく直流電流に変換できることが期待され、かつ、宇宙線耐性が強く、また、小型化・軽量化が可能なデバイスです。今回動作実証したHySIC高周波整流回路を高性能化することで、人工衛星内の無線給電など将来の宇宙開発や地上応用が期待されます。

■開発したHySIC整流回路(左)と概略図(右)
http://www.isas.jaxa.jp/topics/assets_c/2018/11/20181106_fig-thumb-700xauto-5428.jpg

本研究成果は、2018年11月6〜9日に国立京都国際会館(京都府京都市)で開催される2018 Asia Pacific Microwave Conference(APMC 2018)にて発表されます。

なお、本研究の一部は、一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構からJAXA宇宙科学研究所に委託された経済産業省「太陽光発電無線送受電高効率化の研究開発」(平成26年度〜平成28年度) の成果が基になっています。

IT技術の進歩と無線通信が社会インフラとして整備されつつあり、情報のワイヤレス化が急速に進んでいます。次のステップは、電力・電源のワイヤレス化、つまりコンセントやバッテリーフリーで様々な電気機器類が作動することでしょう。電力が無線で供給されるようになれば、電源ケーブルの配線が難しい場所で電気機器類を動かすことができます。また、様々な制約からバッテリーの設置やバッテリーへの充電が難しい場合でも電気機器類を使うことができるようにもなります。

考案されている無線電力伝送方法は大きく分けて三つ、電磁誘導を用いる方法、磁気共鳴・電界共鳴を用いる方法、電波で電力を伝送する方法があります。マイクロ波を用いた無線伝送技術は、電波で電力を送る方法のなかでもマイクロ波と呼ばれる波長帯の電波を用いる方法です。他の方法と違い、数m以上の長距離でも電力伝送できるというメリットがあり、様々な分野での利用が期待されています。例えば、建物内の無線電力伝送システム、EV車の充電を含め電気機器の無線充電、宇宙で太陽光発電した電力の地上への送電、IoT端末機器への電源供給などです。

そして、マイクロ波無線電力伝送は、衛星・探査機への応用も期待されています。人工衛星や探査機など宇宙機内にはガスセンサー、振動センサー、温度センサーなど多数のセンサーが取り付けられ、機体や装置の状態を常に監視しています。こういったセンサー類にケーブルで電力供給する場合、コネクターの接続ミスや破損により機器が使えなくなるおそれがあります。これを避けるために繰り返す試験は、衛星や探査機のコストを押し上げてしまいます。無線で電力を供給できれば、機器類へのケーブル設置作業が不要になりますから、衛星の製作が簡単で短期間に行えるようになり、結果的には低コスト化を実現できます。このほかにもケーブルを取り付けた場合に比べ、無線電力供給では宇宙機の形状変化の自由度が高くなるというメリットもあります。

さて、無線給電方法で電気機器を動かすためには、マイクロ波で送った電力を直流電流に変換する必要があるため、いかに効率よく直流電流に変換できるかが実用化への第一歩となります。

宇宙科学研究所 http://www.isas.jaxa.jp/topics/001945.html
続く)
宇宙機内のセンサーに無線給電化が可能に ― 窒化ガリウム/シリコンハイブリッド高周波整流回路の動作実証に成功[11/06]
2 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 13:37:53.31 ID:CAP_USER
続き)>>1
■図1 センサーへの無線給電システムの概要とHySIC整流回路
http://www.isas.jaxa.jp/topics/assets_c/2018/11/20181106_fig1-thumb-700xauto-5431.jpg

本研究では衛星や探査機搭載用の無線電力伝送システムの開発を目指し、マイクロ波の電力を効率よく直流電流に変換する回路(整流回路)の設計と製作、動作確認を行いました。整流回路でいかに効率よくマイクロ波の電力を効率よく直流電流に変換できるかによって、無線電力伝送システムの性能が決まると言っても過言ではありません。

共同研究チームは、整流回路にHySIC(Hybrid Semiconductor Integrated Circuit)技術を適用しました。HySIC技術は、共同研究チームの一員である川崎 繁男が2014年に提唱した技術で、複数の半導体を一つの回路に混成させ、一種類の半導体では実現不可能な機能を持たせることができる回路のことです。HySICは低コスト・超小型化を可能とする高周波集積回路として期待されています。

整流回路は、整流デバイス(ダイオード)・(平滑回路・)入力整合回路・負荷抵抗から構成されます。マイクロ波から直流電流へ変換するにはダイオードを用います。本研究ではダイオードとしてGaN(窒化ガリウム)を用いました。GaNは電力損失の少ない次世代ハイパワーデバイス用半導体として期待されている物質です。物性が近いSiC(炭化ケイ素)に比べ低コストで製作でき、加工しやすいというメリットに加え、マイクロ波の波長域では、SiC以上の性能を持つ物質です。

次に、マイクロ波で伝送した電力を効率的に直流電流に変換するために、回路のインピーダンス(交流回路での電流・電圧比。直流回路での抵抗に相当)を一致させました。インピーダンスが異なるモノを接続すると、接続面で高周波信号の反射が起こります。そのため直流電流に変換する前に電力を損失し、変換効率が落ちてしまうのです。これを回避するため、整合回路によってダイオードと、回路のインピーダンスを一致させます。

インピーダンスを一致させるためには、まず、GaNダイオードのインピーダンスを正確に測らなければなりません。マイクロ波領域におけるGaNダイオードのインピーダンスは、様々な測定方法および伝送線路の補正技術が存在し、最適な組み合わせは不明でした。

■図2 GaNダイオードと伝送線路補正用のデバイス
http://www.isas.jaxa.jp/topics/assets_c/2018/11/20181106_fig2-thumb-450xauto-5434.jpg

図2は、研究をリードした岸川氏が考案したダイオード特性評価のために専用に設計・作製したダイオード特性評価用回路です。右側の伝送線路補正用デバイスを用いて、測定を行うコネクターとGaNダイオード間の伝送線路の影響を補正しています。この工夫によりGaN ダイオード単体のインピーダンス特性を高確度に測定することが可能となりました。

GaN ダイオード単体の正確なインピーダンスがわかると、整合回路を設計することができます。本研究で用いるHySIC整流回路では、ケイ素(Si)で作製したSi整合回路を用い、GaNダイオードとSi整合回路のインピーダンスが整合状態となるよう、Si整合回路の基本パターンを設計しました。マイクロ波の入力状態によってGaNダイオードのインピーダンス特性は変化しますが、今回は、出力電力が約100mWで電力変換効率も最大となるように回路を設計することとしました。さらに、安定して高い効率で整流するよう、基本の設計パターンを基に、入力電力などが変動した際の電力変換効率への影響についてシミュレーションすることによって、Si整合回路の設計を最適化しました。

宇宙科学研究所 http://www.isas.jaxa.jp/topics/001945.html
続く)
宇宙機内のセンサーに無線給電化が可能に ― 窒化ガリウム/シリコンハイブリッド高周波整流回路の動作実証に成功[11/06]
3 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 13:38:07.10 ID:CAP_USER
続き)>>1
■図3 入力マイクロ波電力に対する出力直流電力の測定結果
http://www.isas.jaxa.jp/topics/assets_c/2018/11/2081106_fig3-thumb-350xauto-5437.jpg

図3で今回開発したHySIC整流回路の入力電力と出力電力を示します。安定した出力電力が得られていることがわかります。今回得られた100mW程度の直流電力を用いると、人工衛星内に設置した8個の温度センターを動作させることができます。地上応用の場合は、スマートフォンなどに搭載されているBluetooth、1〜3台と通信することができます。

このように本研究で、HySIC整流回路の動作を実証できました。研究チームは、今後、実用化に向けて一歩一歩、開発を進めようとしています。現在の電力変換効率は10%程度ですが、シミュレーションによって効率は40%程度まで高くできることがわかっています。次の目標は、20%の効率を得ることです。

今回動作実証した窒化ガリウム/シリコン HySIC 高周波整流回路は、人工衛星で不可欠な宇宙線への耐性が高いという特性だけではありません。従来の基板上に製造された整流回路に比べて小型化が可能であるため、省スペース性にも優れています。さらに高電力・ 高電圧での電力の伝送が可能であるため高効率で高速な充電の可能性もあります。本研究成果により、将来の地上におけるセンサネットワークへの電源供給や電気自動車の充電への利用も期待されます。

宇宙科学研究所 http://www.isas.jaxa.jp/topics/001945.html
【宇宙開発】中国、宇宙ステーション「天宮」を披露 ISSの後継目指す[11/07]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 13:43:00.38 ID:CAP_USER
【11月7日 AFP】
中国は6日、広東(Guangdong)省珠海(Zhuhai)で開幕した「中国国際航空宇宙博覧会(Airshow China)」で、同国初の有人宇宙ステーション「天宮(Tiangong)」の模型を公開した。天宮は各国が共同運用する国際宇宙ステーション(ISS)を置き換える存在となる予定で、中国の宇宙開発の野心を象徴するものともなっている。

 同博覧会は、隔年で開かれる同国最大級の航空宇宙ショー。公開された全長17メートルのコアモジュールは、今年の博覧会の目玉の一つとなった。

 天宮の居住・作業空間に当たる円筒形のモジュールの周囲には、大勢の来場者が集まった。天宮には、さらに2つの実験用モジュールと、ソーラーパネルも設置される。重量60トンの天宮には宇宙飛行士3人が常駐し、生物学や無重力研究に取り組む。2022年には組み立てが完了する見込みで、寿命は約10年とされる。

 一方、米ロ加欧日が共同で1998年に運用を開始したISSは、2024年ごろに引退する予定。以後は天宮が唯一の宇宙ステーションとなるが、重さ400トンでサッカー場ほどの面積を持つISSよりはずっと小規模となる。(c)AFP

http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/3/b/810x540/img_3bdc845d7eb72cf0ece6791cbf0f6938201104.jpg
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/4/8/810x540/img_48af82976ef69dd4b11efb16133420ed240256.jpg
https://lpt.c.yimg.jp/im_siggROrlnRv2YvIxceQIGAUyVw---x400-y225-q90-exp3h-pril/amd/20181107-00010002-afpbbnewsv-000-thumb.jpg

http://www.afpbb.com/articles/-/3196457
【医学】朝食抜くと体重増加、体内時計の異常が影響 名古屋大学が解明[11/07]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 13:47:36.71 ID:CAP_USER
朝食を抜くと体重が増加するのは肝臓の時計遺伝子や脂質代謝、体温のリズムに異常をきたすためであることが、名古屋大学大学院生命農学研究科の小田裕昭教授を中心とする研究グループの手で明らかになった。

 研究グループはラットを実験動物に選び、活動期に入るとすぐに高脂肪食を与えるグループと、人間が朝食を抜くのと同じように4時間遅らせて与えるグループに分け、体重の変化などを調べた。

 それによると、4時間遅らせて与えるグループの方が体重の増加が著しく、脂肪組織の重量も多くなっていた。この際、肝臓の時計遺伝子、脂質合成系の遺伝子の発現リズムが4時間遅れ、体温も食事を食べ始めるまで上がらなかった。
体温は休息期になると下がるが、4時間遅らせて高脂肪食を与えるグループはまだ食事をしているにもかかわらず、体温の低下が見られた。このため、体温が上昇している時間が活動期に入るとすぐに高脂肪食を与えるグループより短くなっていた。
研究グループは朝食を抜くと、肝臓など体内時計にずれが生じ、活動期を短くすることでエネルギー消費を抑えるため、体重増加が起きたとみている。

 朝食が健康に良いことは数多く報告されているが、身体の中で起きる遺伝子レベルのメカニズムは明らかにされていなかった。研究グループは朝食が体内時計の正常化に最も大事な食事であることがあらためて実証できたとしている。

論文情報:【PLOS ONE】Delayed first active-phase meal, a breakfast-skipping model, led to increased body weight and shifted the circadian oscillation of the hepatic clock and lipid metabolism-related genes in rats fed a high-fat diet
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0206669

https://pbs.twimg.com/media/DrWgTgIUwAA4bBv.jpg
https://univ-journal.jp/23436/
【古文書】〈画像〉伊賀忍者、師弟の誓約書 民家で古文書見つかる[11/07]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 13:55:35.52 ID:CAP_USER
 三重県伊賀市の民家から、江戸時代に忍者の師弟が交わした「誓約書」など古文書百三十二点が見つかった。忍術に使う武器を開発したら師匠への報告を約束させ、盗みへの悪用を禁ずるなど、当時の師弟関係がうかがえる内容。資料を分析した三重大国際忍者研究センターの高尾善希(よしき)准教授(近世日本史)は「忍術書がどのような使われ方をしたのかが分かる貴重な史料だ」と話している。

 古文書は同市大野木の木津俊夫さん(68)方から見つかった。木津家は江戸時代の寛永十(一六三三)年から享保七(一七二二)年、伊賀などを治めた藤堂藩に仕え、「伊賀者」として江戸城下の警備役を務めた。

 古文書のうち「忍術起請文(きしょうもん)」は正徳六(一七一六)年、木津さんの祖先・五代目木津伊之助が入門時に師匠・長井又兵衛と交わした誓約書。存在は知られていたが、実物は見つかっていなかった。

 師匠直伝の忍術や道具、忍術書の取り扱いについて、六項目の約束事を規定。「親子兄弟たりといふ共他見他言仕間敷候(中略)人ニ写させ申間敷候(親子や兄弟にも教えない、書き写させない)」と、秘密の厳守を求めている。

 伊賀、甲賀に伝わる忍術を紹介する文書「万川集海」(全二十二巻)も秘伝だったが、今回見つかった誓約書の中では、家老ら藩の重役には忍者の扱い方などが書かれた部分のみ伝えることを認めた。忍術に使う武器などの道具を新たに思いついた場合、師匠に申し出ること、また、師匠が教えた忍術は盗みに悪用しないよう厳しく律した。

 文書の末尾には、約束を破らぬよう、「日本国中六十余州大小神祇 殊ニ氏神之御罰子々孫々身上深厚ニ可蒙罷者也(日本国中のやおよろずの神に子孫の代までたたられることになる)」と、強い言葉でくぎを刺している。

 誓約書の末尾に木津伊之助の花押があり、高尾准教授らが本物と確認した。

 見つかった古文書には、藤堂藩での給与など伊賀者の待遇を記したものもあった。今年二月、三重大に持ち込まれ、同大院生らが解読している。

<万川集海> 
伊賀と甲賀の全ての忍術を集めたとされる秘伝書。延宝4(1676)年にまとめられた。火器編ではたいまつや火縄、のろしなどについて成分や用法を紹介。「まんせんしゅうかい」「ばんせんしゅうかい」と呼ばれ、写本が残っている。

■木津伊之助が師匠の長井又兵衛と交わした「忍術起請文」
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/images/PK2018110702100011_size0.jpg

中日新聞(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2018110702000092.html
【福島第一原発事故】「甲状腺スクリーニング検査を実施しないことを推奨する」――IARCの勧告[11/06]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 14:27:41.75 ID:CAP_USER
チェルノブイリ原子力発電所事故の後に、周辺地域の多くの子どもたちが甲状腺がんと診断されました。このことから、原子力災害が起きて放射性物質が環境中に飛散した場合、周辺住民の甲状腺検査の必要性が検討されることがあります。

ただし、甲状腺のスクリーニング検査(症状のない集団に対する甲状腺がんの可能性の有無をふるい分ける検査)には、「過剰診断」という弊害が伴うため、実施は慎重にする必要があります。

「過剰診断」とは、スクリーニング検査をしなければ発見されることがなかった、あるいは、一生涯症状が出なかったり命にかかわることのなかったりする甲状腺がんを見つけることを指します。

世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)の専門家グループが、「原子力災害後の甲状腺の健康調査」と題した文書をまとめました。

専門家グループはがん検診や放射線疫学、放射線計測、病理学、内分泌学、核医学、外科の14人の専門家で構成され、3人の専門家、4人のアドバイザーらがこれをサポートしました。2017年10月以降計3回の会合を開き、現在までに得られた科学的知見からの検討を行いました。また、来日して福島県県民健康調査検討委員会メンバーと意見交換もしました。

文書では、2つの提言を出しています。

(1)原子力災害後に、全住民を対象とした甲状腺スクリーニング検査は実施しないこと。

(2)原子力災害後に、「リスクが高い個人」に対しては「甲状腺モニタリングプログラム」を考えること。

(1)原子力災害後に、全住民を対象とした甲状腺検査は実施しないこと

「全住民を対象とした甲状腺スクリーニング検査」とは、甲状腺の被ばく線量にかかわらず、対象地域の全住民を検査対象とすることです。検査の結果によって、従来の治療指針に沿って治療がなされることがあります。専門家グループは、このような甲状腺スクリーニング検査は「害が利益を上回る」とし、反対しています。

成人を対象とする大規模な甲状腺スクリーニング検査を実施すると、「過剰診断」が起こることがわかっています。原子力災害によって甲状腺がんが心配されるのは子どもですが、子どもの場合でも成人と同様の「過剰診断」が起こる可能性があることが指摘されています。

(2)原子力災害後に、「リスクが高い個人」に対しては「甲状腺モニタリングプログラム」を考えること

「リスクの高い個人」を、IARCは「甲状腺の被ばく線量が100〜500ミリグレイ(この場合はミリシーベルトに置き換えられる)あるいはそれ以上」の人と定義しています。

「甲状腺モニタリングプログラム」というのは新しい概念です。健康リテラシー教育、検査の対象となる人を登録する制度、甲状腺検査とその後の治療のデータ収集を含んでいます。また、検査実施にあたっては、対象者が検査を受けるかどうかを選択できる仕組みを前提とすることと提言しています。

このモニタリングプログラムはあくまでも個人に対するものであり、住民全体に対するスクリーニング検査とは区別することが大切です。

まだ多方面から研究がなされている最中ですが、環境省の研究班の推計では、福島県民の子どもの被ばく線量は100ミリシーベルトを下回っています。したがって、福島県の場合は「提言(1)「国際専門家グループは、全住民を対象とした甲状腺スクリーニング検査を実施しないことを推奨する」に該当します。

この提言に関しては、「過去の原子力災害への対応や現在進行中の施策を評価するものではない」とされています。しかし、2017年12月25日に開かれた福島県県民健康調査検討委員会で梅田珠実委員(環境省環境保健部長)が、「福島県の検討委員会や甲状腺評価部会の議論の基礎資料として参考になる」と話しています。また、専門家グループに関わる費用は環境省が負担しており、日本語版の公表も予定されています。

●参考
IARC Expert Group on Thyroid Health Monitoring after Nuclear Accidents
“Thyroid Health Monitoring after Nuclear Accidents“
http://publications.iarc.fr/571

https://synodos.jp/wp/wp-content/uploads/2018/11/45421396_1943925589036766_2384247242065182720_n-1.jpg

https://synodos.jp/fukushima_report/22298
【環境】海が想定の1.6倍も熱を吸収していたことが判明、地球温暖化への取り組みの見直しが叫ばれる[11/06]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 15:09:07.38 ID:CAP_USER
地球の海洋が、これまでの想定の1.6倍も熱を吸収していたことを、プリンストン大学の地球科学者であるLaure Resplandy氏らが研究によって明らかにしました。これまでは、1991年以降、10年ごとに4度ずつ海水温が上昇していると考えられてきましたが、実際には6.5度ずつ上昇していたことが明らかになっています。

Quantification of ocean heat uptake from changes in atmospheric O 2 and CO 2 composition | Nature
https://www.nature.com/articles/s41586-018-0651-8

Startling new research finds our oceans are soaking up far more heat that we realized | Vancouver Sun
https://vancouversun.com/news/world/startling-new-research-finds-our-oceans-are-storing-up-far-more-heat-that-we-thought-suggesting-faster-climate-change/wcm/5c4fffc1-b999-4cd8-afe4-0e8dbd28d1ac

2007年に「ARGO計画」がスタートするまでにさまざまな方法で測定された海水温の記録は間違っているのではないか?ということは、長年持たれてきた疑問です。Laure Resplandy氏らの研究は、この疑問を解明したものになります。

Resplandy氏らが行った研究は、海洋の温度を直接測定するのではなく、過去数十年にわたって酸素と二酸化炭素が海洋から放出された量を測定したもの。いずれの気体も水に溶けますが、温度が上昇すると溶ける量が減少するため、大気中の酸素と二酸化炭素を測定することで、海洋の温度を推定できるわけです。この仕組みについてResplandy氏は「太陽の下に置いておいたコーラがガスを失う」のと同じことだと説明しました。

海水温が予想よりも高かったということは、地球の気候系が熱を宇宙空間に放出するのではなく、毎年より多くの熱を吸収していたということを意味します。つまり、これまで科学者が考えていたよりも、地球温暖化が進行していたわけです。

これまで考えられていたよりも海洋の温度が急上昇していたことで、地球上の二酸化炭素を劇的に減らすために残された時間が、これまでの計算より少なくなるとも研究者たちは示しています。今期末までの気温上昇を産業革命以前の+1.5度以内に収めることが求められています。

既に地球温暖化は産業革命以前の+1度に到達していることから、世界のリーダーたちは目標達成のため「前代未聞の」アクションを取る必要があるとのこと。海洋の温度が急速に高くなり続ければ、海面上昇のペースも速まり、すでに影響を受けている南極やグリーンランドの氷にさらなる熱を届けることになります。このため「世界規模の」アクションが求められているわけです。

研究者は、温室効果ガスの排出量を二酸化炭素量に換算したカーボンフットプリント(CFP)を見直し、最大排出量を25%削減する必要があると述べています。既に国連気候変動パネルの科学者たちは「地球温暖化を+1.5度以内に収めるためには2030年までに温室効果ガスの排出を半分にしなければならない」と発表しており、それ以上の削減にはさらに大きな困難が伴うとみられています。

https://i.gzn.jp/img/2018/11/05/ocean-heat-uptake/glacier-1740886_1920_m.jpg

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20181106-ocean-heat-uptake/
【物理学】「ボース=アインシュタイン凝縮」極小重力下で原子を「物質の第5の状態」において観察する実験が実施される
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 15:18:37.73 ID:CAP_USER
絶対零度からごくわずかだけ温度が高い超低温の環境で原子を第5の状態「ボース=アインシュタイン凝縮」に置き、その状態を観察するという実験がドイツの研究チームによって実施されました。実験では高度約250kmまで上がる気象観測ロケットが用いられ、6分程度にわたる極小重力環境下で100を超える観察が行われています。

Space-borne Bose–Einstein condensation for precision interferometry | Nature
https://www.nature.com/articles/s41586-018-0605-1

For The First Time, Physicists Created a 'Fifth' State of Matter in Space
https://www.sciencealert.com/bose-einstein-condensate-space-record-maius-1-experiment-results

ボース=アインシュタイン凝縮(Bose–Einstein condensation:BEC)は、固体・液体・気体・プラズマに次ぐ「物質の第5の状態」とされるもので、1925年に物理学者のサティエンドラ・ナート・ボースとアルベルト・アインシュタインによってその存在が予言されていました。その後、1995年にコロラド大学とマサチューセッツ工科大学の研究チームがそれぞれBECの実現に成功し、2001年にはノーベル物理学賞を受賞しています。

BEC状態にある原子は、粒子的ではなく集団的な波としてのふるまいを見せるようになります。この「雲」のような状態では多数の原子が同一の波動を行うようになり、個々の原子を区別できないので、原子雲全体が1つの「超原子」のようなものになっていると考えられています。

BECは磁場や集束レーザーなどを用いて作り出した「原子トラップ」の中で原子の振動運動を封じ込めることで、絶対零度に限りなく近いところまで物質を冷却して作り出されます。しかし、重力の影響を受ける地上ではBECを作り出せても、レーザーの照射を止めるとあっという間に雲が落下してBECの状態が失われてしまいます。そのために考え出されたのが宇宙の極小重力環境を利用したBECの研究で、2018年5月には、今回の研究とは別にNASAが打ち上げて国際宇宙ステーション(ISS)に設置した実験設備の中でBECが作り出されていました。

ドイツの研究チームは、気象観測ロケットを使ってBECを宇宙空間で作り出し、6分間という「長い時間」にわたってBECを維持することで100を超える観測を行う実験を実施しました。 「MAIUS 1(Matter-Wave Interferometry in Microgravity experiment:無重力状態での物質波の干渉)」と名付けられた実験では、2017年1月23日にロケットをスウェーデン北部のキールナにあるエスレンジ宇宙センターから打ち上げ、最高点で弾道飛行を行うことで極小重力環境を作り出しました。

通常、BECを作り出すためには部屋ほどのサイズがある施設を使う必要がありますが、そのような巨大なものを打ち上げることは効率的ではありません。上記のNASAでもその小型化が行われており、ISSに設置された設備は大きめの冷蔵庫程度のサイズに小型化されているとのこと。ドイツの研究チームは、小型の「原子チップ」の上に磁場を形成し、その中に複数のルビジウム原子を閉じ込めて絶対零度にほど近いマイナス273度まで冷却することでBECを作り出す方法を開発しました。

6分間にわたる極小重力環境下で作られたBECを用いて、研究チームは110に及ぶ計測を実施し、極小重力環境下でBECがどのような挙動を見せるのかを観測。その中には、BECによる原子雲をレーザーで「切断」し、再び合体させるというものもあったとのこと。その際には、双方のかたまりが持つ周波数の違いがどのような状態になるかが観測されており、最終的には重力波の検出技術の改善に反映されることが期待されているそうです。

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宇宙ステーション上でボース=アインシュタイン凝縮実験を開始 | マイナビニュース
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https://gigazine.net/news/20181105-fifth-state-of-matter-in-space/
【医学】毎年変化するインフルエンザウイルスへの抗体がラマを用いて生み出せるかもしれない[11/05]
1 :しじみ ★[sage]:2018/11/07(水) 15:46:03.30 ID:CAP_USER
インフルエンザウイルスは人体の免疫システムを回避するために、常に変異する「究極のシェイプシフター」ですが、「インフルエンザウイルスの中でも不変の部分」を狙うことであらゆるインフルエンザウイルスに対抗する新たな治療法が探られています。

Universal protection against influenza infection by a multidomain antibody to influenza hemagglutinin | Science
http://science.sciencemag.org/content/362/6414/598

Llama blood clue to beating all flu - BBC News
https://www.bbc.com/news/health-46078989
https://i.gzn.jp/img/2018/11/05/influenza-infection-llama-blood/02.png

インフルエンザウイルスの厄介なところは、免疫系の隙を狙うために毎年のように変異してきて、前年は効いたワクチンが効かなくなることがあるという点です。このため、科学者たちは、ありとあらゆるインフルエンザウイルスを倒す方法を探してきました。その中で、スクリップス研究所の集積的構造&コンピューター利用生命科学部門や、ヤンセン研究開発などの共同研究チームが着目したのは「ラマ」です。

人間の持つ抗体は、ウイルスの先端部を攻撃する傾向があるのですが、この部分はインフルエンザウイルスがもっとも容易に変化させられる部分でもあるため、インフルエンザウイルスが異なる形をとると攻撃が通用しなくなってしまいます。

一方、ラマの抗体は、人間とは比べものにならないぐらい小さいものなので、インフルエンザウイルスが変化させられないような深い部分まで攻撃することが可能だとのこと。

研究チームでは免疫反応を刺激するため、ラマを複数のインフルエンザウイルスに感染させ、多くのインフルエンザウイルスを攻撃可能な抗体を探し出しました。この抗体を、致命的な分量のインフルエンザウイルスを投与されたハツカネズミに与えたところ、60種類いたウイルスのうち、1種類をのぞくウイルスを倒すことができたとのこと。また、この残り1種類は、人間には感染しないタイプのインフルエンザウイルスだったそうです。

この研究はまだ早期の段階にあり、研究チームでは臨床試験に入る前に、より多くの実験を重ねたいと語っています。

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20181105-influenza-infection-llama-blood/
【ABO式血液型】免疫学から見えてきた「血液型と性格」の真実
1 :野良ハムスター ★[]:2018/11/07(水) 22:20:01.12 ID:CAP_USER
■「血液型」ではなく「全身型」が正しい

血液型とは、あくまで「血液」だけの「タイプ」だと思っている人が多いのではないだろうか。それは、正しいようで正しくない。

感染免疫学・寄生虫学・熱帯医学を専門とし、『血液型の科学』(祥伝社) をはじめ、血液型に関する著作のある藤田紘一郎教授はいう。

「ABO式血液型の決め手となるのは血液型物質ですが、これは血液中にだけに存在するものではありません。内臓からリンパ液まで、人体のあらゆるところに分布しています。とくに胃や腸には多く、血液中の何百倍もの量が存在しているのです」

血液型物質という耳慣れない言葉が出てきたが、まずは血液型発見の歴史からおさらいしてみたい。

ABO式血液型は、1901年、オーストリアのカール・ランドシュタイナーという病理学者が、血液の凝集反応から発見した。凝集反応とは、A型とB型の血液を混ぜると赤血球同士がくっついて固まるが、A型とO型ならば固まらないといった反応だ。生物の時間に実験をした人もいることだろう。

最初に血液から発見されたため「血液型」と命名されたが、その後の研究で全身に分布していることがわかったので、学者たちは「全身型」に改めようとしたそうだ。しかし、そのときにはすでに「血液型」という名称が広く浸透していたという。

血液型物質とは、血液中では、赤血球の表面に付着した糖鎖(糖の分子) だ。付着するパターンが4つあり、それによって血液型を見わける。

「赤血球の表面にA型物質をもつのがA型、B型物質をもつのがB型です。AB型はA型物質とB型物質の両方をもち、O型はどちらももちません」

また、血液型物質は、生体内で「抗体」を発生させる抗原でもある。抗体とは、病原菌や異物など、「非自己」と認識されるものが生体内に侵入したとき、それと特異的に結合して、外へ排除する役割を負うものだ。

少し端は折しょって説明すると、A型は血清中に抗B抗体をもち、B型は抗A抗体をもつ。また、AB型はどちらももたず、O型は抗Aと抗B、両方の抗体をもつ)。

抗原と抗体が出あうと、抗原抗体反応が起こる。A型とB型の血液を混ぜたときの凝集反応は、互いの抗原(血液型物質)を非自己と認識したことによる、抗原抗体反応のひとつだ。

長々と説明してきたが、ポイントはふたつ。ひとつは、血液型の判断材料となる血液型物質が、血液だけでなく全身に存在するということ。もうひとつは、血液型が免疫反応と密接にかかわっているということだ。

■2種類の抗体がO型の免疫力を高める

「免疫学的には、4つの血液型のなかでいちばん病気に強いのはO型です」

藤田教授は、人間ドックを受けた成人5000人の血液について、リンパ球の割合を調べたそうだ。

「すると、O型が39 パーセントで、4 つのなかでは最多でした。次がB型で37 パーセント、A型が36 パーセント、AB型が34 パーセントという結果になりました」

リンパ球は、生体防御にかかわる重要な細胞で、異物(抗原)に遭遇すると、それを排除するための抗体をつくりはじめる。したがって、リンパ球が多いということは、抗体が多く、免疫力が高いということだ。

免疫力の高さは、4つの血液型がもつ抗体から説明できる。

「O型の人は、抗A抗体と抗B抗体の両方をもつことは、先に述べました。これらふたつの抗体を体内で絶えずつくりつづけているので、免疫力が活性化されています。

反対にAB型は、どちらの抗体もつくっていないので、4タイプのなかでは免疫力が弱いといえます。

A型とB型については、抗A抗体をつくるほうが免疫力が高くなるので、2位がB型、3位がA型です」

こうした免疫力の違いが、各血液型の行動パターンの違いとなって表れると考えてもいいのではないか、というのが藤田教授の意見だ。

「免疫力が最も高いO型は、あれこれ考えるよりどんどん行動するし、人の中へも遠慮なく入っていきます。これは、そうしても大丈夫なだけの強さをもっているからかもしれません」

O型の免疫力の高さについては、藤田教授の実験や過去のデータによっても明らかにされている。

「たとえば、O型は梅毒に感染しにくく、重症化もしません。サルモネラ菌や大腸菌、肺炎球菌も、O型の血清中ではあまり増殖しません。こうした強さが、O型のおおらかで行動的な性格を支えている可能性があります。一方、A型やAB型は、他人との間にほどよい距離を置こうとするのです」

「ムー」2018年11月号 特集「血液型の科学」より抜粋)

http://gakkenmu.jp/column/17156/


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