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しじみ ★
【宇宙開発】ソユーズ打ち上げ失敗でISS滞在の飛行士どうなる?[10/12]
【宇宙科学】太陽系外の惑星に「月」? 米大学チームが発表[10/11]
【話題】〈新たなソーカル事件〉リアルな偽論文で暴かれた米学術誌のずさんな審査、一方で手法を疑問視する声も[10/12]
【感染症学】スペイン風邪から100年 「次の大流行」への教訓に[10/11]
【古生物学】珍しい赤ちゃん恐竜の頭蓋骨、親との違いに新たな発見 米[10/12]
【話題】「遺伝子系図」で米国人の大半を特定可能に、プライバシーの問題も[10/12]
ネアンデルタール人の子ども、巨大な鳥に食べられていた ポーランド[10/11]
夏の暑さを閉じ込めておいて冬に使うエネルギー貯蔵システム「MOST」が実用化にむけ研究中[10/13]
がんの新免疫療法のヒント? カピバラ大型化の秘密[10/13]
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書き込みレス一覧

【宇宙開発】ソユーズ打ち上げ失敗でISS滞在の飛行士どうなる?[10/12]
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 19:02:37.88 ID:CAP_USER
■現時点でISSに飛行士を届けられる宇宙船はソユーズだけ

 10月11日、国際宇宙ステーション(ISS)へ向かおうとした二人の宇宙飛行士が、旅を早々に切り上げて地上に戻ってきた。彼らが乗ったソユーズロケットのブースターに不具合が生じ、ミッションの中止を余儀なくされたからだ。今回の事故により、現在ISSに滞在中の宇宙飛行士に大きな負担がかかるだけでなく、2000年11月2日から継続的に使用されてきたISSの利用が途切れる可能性もある。

 今回のソユーズ打ち上げの目的は、米国人のニック・ヘイグ宇宙飛行士とロシア人アレクセイ・オフチニン宇宙飛行士をISSに送り届けることだった。2人は半年間の任務に就く予定だったが、打ち上げから約2分後、無重力状態を感じたと報告した。ロケットが落下しはじめたということだ。

 ロケットの緊急脱出システムが作動し、乗組員はカプセルでロケットから離脱した。英国BBC放送によると、カプセルはロケットが打ち上げられたカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から北東約500kmの場所に落下した。

 ロケットから急角度で射出された2人の宇宙飛行士には地球の重力の7倍近い力がかかった。幸い、NASAとロシアの宇宙開発機関ロスコスモスの関係者によると、2人の乗組員は生きていて、体調は良好であることが確認されたという。

 しかし、今回の事故は宇宙飛行の難しさを改めて浮き彫りにした。ロスコスモスとロシアの宇宙産業全般への監視が強まる可能性が高い。米惑星協会によると、ロシアでは近年、打ち上げの失敗が相次いでおり、2011年から2016年の間に、衛星打ち上げロケットの爆発から衛星の軌道投入のミスまで、15件の失敗が発生している。

 ただ、近年の打ち上げの失敗で乗組員が死亡したことはない。ロシアの宇宙プログラムでは1971年以来乗組員の死亡はなく、1983年にソユーズロケットが打ち上げ直前に火災を起こして以降、有人宇宙船の打ち上げ失敗も起きていなかった。なお、この火災でも宇宙飛行士は無事に脱出できた。

 人命が失われなかったとしても、ロスコスモスはソユーズ打ち上げ失敗の原因を調査する必要がある。今後、数週間から数カ月間は打ち上げはできなくなるだろう。人間を軌道上に送り届けられる宇宙船は現時点ではソユーズだけなので、ソユーズなしでは宇宙飛行士は地上から離れることができない。

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/101200440/ph_thumb.jpg?__scale=w:500,h:376&_sh=0b0d104a08
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/101200440/01.jpg?__scale=w:500,h:333&_sh=0550dd0f70

続きはソースで

関連スレ
【宇宙開発】 国際宇宙ステーションへの「ソユーズ」搭載ロケット 発射時に事故 乗組員は無事 2018/10/11
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1539253395/

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/101200440/
【宇宙科学】太陽系外の惑星に「月」? 米大学チームが発表[10/11]
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 19:12:17.73 ID:CAP_USER
地球から光の速さで8千年ほどかかる距離にある太陽系外の惑星に、地球の月のような衛星が存在する可能性があると、米コロンビア大学などの研究チームが発表した。系外惑星にも衛星はあるとみられていたが、実際に観測されたとすれば初めてという。米科学誌サイエンス・アドバンシズに論文を発表した。

 チームはハッブル宇宙望遠鏡を使って、系外惑星「ケプラー1625b」が恒星の前を横切り、恒星の光が少し暗くなる様子を観測。その約3時間半後にも、わずかに光が弱まることを確認し、衛星が通過した可能性を指摘した。ケプラー1625bの直径は地球の約11倍の木星(約14万キロ)ほどで、衛星は4倍ほどの海王星(約5万キロ)ほどと推定されるという。

 国立天文台の山岡均准教授は「太陽系の惑星と同じように系外惑星もできた可能性がある。形成過程の解明に近づく成果だ」と語った。

 論文は同誌サイト(http://advances.sciencemag.org/content/4/10/eaav1784)で読める。

https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20181011001174_comm.jpg

朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASLB542KHLB5ULBJ00K.html
【話題】〈新たなソーカル事件〉リアルな偽論文で暴かれた米学術誌のずさんな審査、一方で手法を疑問視する声も[10/12]
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 19:18:02.66 ID:CAP_USER
【10月11日 AFP】
米国の研究者3人が、ばかげた研究結果を記した偽の論文を複数の社会学系学術誌に掲載し、出版側のイデオロギー的バイアスやずさんな審査の実態を暴くことに成功した。

 3人が執筆した偽論文20件のうち7件は、執筆者らの研究について審査する査読委員会による承認を経て、各学術誌への掲載が認められた。

 このうち「ヘレン・ウィルソン」の名前で執筆された「ドッグパークは、犬の間の『レイプカルチャー』をまん延させる培養皿の様相を呈している」とする偽論文は、今年5月、女性をテーマにした人文地理学専門誌「Gender, Place and Culture」に掲載された。この論文は、男性も犬のように訓練すれば、性暴力の発生件数を減らせる可能性があると論じていた。

 偽の研究論文の発表は、目新しいことではない。最も悪名高い例の一つが、物理学者アラン・ソーカル(Alan Sokal)の論文だ。これは、物理学と数学の側面に関する文化的、哲学的な問題について書かれたもので、1996年にカルチュラルスタディーズ系の学術誌に掲載された。

 だが今回の偽研究の目的は、ジェンダーや人種、性行動といった激しい論争を引き起こす可能性のある社会問題をテーマにした論文が、十分な審査を経ずに掲載されている現状を暴くことにあった。

 偽名で論文を発表した執筆者らには、この分野の学者たちには、論文の内容がどんなにばかげたものであっても、それが白人男性による支配を糾弾するものである限り受け入れる傾向があることを証明する意図があった。

 執筆者の一人であるジェームス・リンゼー(James Lindsay)氏は、今回のプロジェクトについて暴露した動画の中で「ひどくばかげたアイデアを今はやっている政治問題と絡めて、非常に高水準の偽論文に仕立て上げれば、まっとうな論文であると認識され得る」と述べている。

 2010年に米テネシー大学(University of Tennessee)で数学の博士号を取得したリンゼー氏は、今回のプロジェクトに1年半の間、全力を注いできた。

 このプロジェクトで学術誌に掲載された偽論文の中には、本人の同意を得ずにその女性のことを考えながら自慰をする男性は性的暴行を犯していると考え得るという分析や、ナチス・ドイツ(Nazi)の独裁者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)著「わが闘争(Mein Kampf)」の一部をフェミニズムの観点から書き換えたものなどがあった。またドッグパークに関する論文では、執筆者らは1万匹近い犬の生殖器を調べたと主張していた。

■倫理規範の侵害?

 これらの偽論文に対し、ツィッター(Twitter)では冗談や冷やかしの声が多く寄せられた。だが研究者らは、偽執筆者らのこうしたやり方や倫理観、また標的とされた分野全般について一般化されて捉えられてしまう可能性などに大きな懸念を抱いている。

 論文の質や不正に関する問題は人文系の学問だけに限定されるものではなく、また比較的権威の低い学術誌だけにとどまるものでもない。一流の学術誌であっても、論文の撤回は頻繁に行われており、その中には著名な研究者が執筆したものもある。

 だが英サセックス大学(University of Sussex)のアリソン・フィップス(Alison Phipps)教授(ジェンダー研究)は、英教育誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education)の中で、今回のケースでは研究者らは明らかに、自ら主張するような「誠意ある批判」に取り組んではおらず、むしろ「実際は、彼らが(学術的ではなく)政治的に異議を唱えている分野を間接的に攻撃することを目的としている」と非難している。

 今回の偽論文の発表には、米ポートランド大学(University of Portland)のピーター・ボゴシアン(Peter Boghossian)教授(哲学)とオンライン雑誌「AreoMagazine」のヘレン・プラックローズ(Helen Pluckrose)編集長の2人も関わった。同サイトには、偽論文に関する同研究についての詳細な報告が掲載されている。同報告はまた米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)にも発表された。

 なお、犬に関する論文は、執筆者の「ヘレン・ウィルソン」が実在しない人物であることを出版社側が把握した時点で撤回されている。(c)AFP

http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/a/c/320x280/img_acd3250ff12015cff2748f806ea1859776756.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3193041
【感染症学】スペイン風邪から100年 「次の大流行」への教訓に[10/11]
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 19:21:18.06 ID:CAP_USER
【10月11日 AFP】
人類の約3分の1が感染し、数千万人を死の床に追いやった1918年のスペイン風邪は、第1次世界大戦(World War I)後の混乱が続く世界に終わりをもたらすものと恐れられ、人々はパニックに陥った。

 この感染症の大流行から100年が経過した。科学者らは、史上最悪の死者を出したこの病から世界は教訓を学んでいるとしているが、それでも次に来る大規模な感染に対しては準備不足である事実は否めないと警告する。

 とりわけ、人口動態の変化や薬剤耐性菌、気候変動などは、未来の大流行をより複雑にすると考えられている。

 豪メルボルン大学(University of Melbourne)ピーター・ドハーティ(Peter Doherty)感染免疫研究所のキャロリン・ファン・デサント(Carolien van de Sandt)博士は8日、「われわれは高齢化社会や、肥満や糖尿病といった基礎疾患など、新たな課題に直面している」とAFPの取材に述べた。

 科学者らの予測によると、次の世界的なインフルエンザ大流行では、約1億5000万人が死亡する恐れがあるという。想定されているのは、鳥インフルエンザ(H7N9)で、最初の感染をきっかけに一気に大流行することも考えられるという。

 デサント氏の研究チームは今回、1918年に世界的に猛威を振るったスペイン風邪に関する膨大なデータを調べた。その他、1957年の「アジア風邪」、1968年の「香港風邪」、さらには2009年のブタ由来のインフルエンザの大流行についても調査した。

 調査の結果、スペイン風邪では3人に1人が感染したが、多くは重い感染症を乗り越えており、また大半は軽い症状を示しただけで済んでいた。

 当時、戦時の検閲の影響から、多くの国では感染症流行の報道は統制されたが、中立を保ったスペインだけがこれを報じた。そうした理由から、感染症がスペインから発生したとの印象を与えることとなり、大流行の名称にもスペインの国名が付けられた。

 1918年の感染については、米兵の間で広まったとの見方が現在では定着している。当時、亡くなった米国人の若者が不相応に多かったのだ。

 しかし、未来の感染症の流行については、スペイン風邪の時とは異なるパターンを示すだろうと専門家らは考えている。

 当時、世界の国は大戦の影響で経済的に苦しく、栄養失調に苦しむ人も多かった。こうしたことが感染症の致死性を高めた。だが、フロンティア(Frontiers)の学術誌「Cellular and Infection Microbiology」に掲載された最新の研究論文では、感染症の次の大流行について、肥満や糖尿病を患う、先進国の人々の間で広まるだろうとの見方が示されている。

■「二重負荷」

 クイーンズランド大学(University of Queensland)のカースティ・ショート(Kirsty Short)氏(化学・分子生物科学)はAFPの取材に「2009年に起きたインフルエンザの大流行について調べた結果、ある一定の病気(肥満や糖尿病など)の患者が感染症にかかると、入院したり死亡したりするケースが有意に高くなることが分かっている」と述べた。

 研究チームは、気候変動で深刻化する貧困国での栄養不良と富裕国での栄養過多とで、世界は深刻な疾患における「二重負荷」を経験していると警告する。

 地球温暖化は、別の形でも影響を与える可能性がある。

 デサント氏は、インフルエンザウイルスがもともとは鳥と関係していることを指摘しながら、地球温暖化によって、次の流行の発生エリアが変化する可能性があると述べる。「気候変動により鳥の渡りのパターンが変わり、潜在的な流行性ウイルスが新たな場所に運ばれ、ウイルスを運ぶ鳥の種類も増えることが考えられる」

 1918年のスペイン風邪では、感染者の約2.5%に相当する約5000万人が命を落としたと考えられているが、その多くは二次細菌感染によるものだった。後の大流行では、抗生物質がその感染をある程度防いだ。

 だが今日の世界では、多くの細菌が抗生物質に対する耐性を獲得している。

 ドハーティ研究所のキャサリン・ケンジェルスカ(Katherine Kedzierska)氏は、「これは、次に来る世界的流行の発生において二次細菌感染の罹患と死亡リスクを再び高めるものとなる」と指摘する。

 研究者らが特に警戒しているのは、感染すると致死率が約40%に上る鳥インフルエンザ(H7N9)だ。この株については、人から人への感染はないとされている。しかしデサント氏は、「現時点では、人と人との間で感染する能力を持たないが、ウイルスにわずかな変異があれば事態は一変する。そして新たな大流行ともなり得る」と注意を喚起した。

http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/8/c/320x280/img_8cfc00d255c7a53f0e7f170e9441fc9d117578.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3192892
【古生物学】珍しい赤ちゃん恐竜の頭蓋骨、親との違いに新たな発見 米[10/12]
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 19:24:06.25 ID:CAP_USER
(CNN) 米モンタナ州のジュラ紀の地層から見つかった恐竜の赤ちゃんの頭蓋骨(ずがいこつ)の化石に関する分析が、11日刊行の科学誌に掲載された。同種の恐竜の頭部としてはこれまで発見された中で最も小さく、成長過程での変化を探るうえで貴重な手掛かりになるとみられる。

「アンドルー」と名付けられたこの頭蓋骨の化石は長さが23センチほど。長い首を持つ大型の草食恐竜ディプロドクスの赤ちゃんのものだ。今回の研究論文の著者で、モンタナ州グレートプレーンズ恐竜博物館の古生物学担当責任者のケアリー・ウッドラフ氏は「重要なのはサイズだけではない。全体の形状、とりわけ歯の構造から、ディプロドクスがどのように成長するのかがより理解できる」と述べた。

アンドルーの形状は、成長したディプロドクスの頭蓋骨をそのまま小さくしたものとは異なっている。これは成長する間、骨の形や各部位の長さの比率に多くの変化が生じていることを示唆する。

成長したディプロドクスの口には前の方に杭のような形状の歯が生えているのが知られているが、アンドルーはこれに加えて口の後ろの方に平べったい歯を持っている。複数の形状の歯でより多くの種類の植物を食べ、急速に成長するためのエネルギーを得ていたとウッドラフ氏は指摘する。

前に突き出たあごの形状も、アンドルーは短くて幅が狭いのに対し、成長したディプロドクスは幅広で角ばっている。前者は森の中の植物を、後者は開けた土地に生えた草を食べるのに適しているという。

こうした特徴の違いから、研究者らは幼いディプロドクスについて、年齢の近い者同士で群れをつくり、親から離れて森で自活していたと考えている。森の中の方が天敵から隠れるのが容易で、親と離れて暮らしていればその巨体に踏みつぶされる危険も回避できたとみられる。

■「アンドルー」と名付けられたディプロドクスの赤ちゃんの頭部化石
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/10/12/f931eaedace826cdf01e16e9bea79882/andrew-skull-ancient-finds-story-tablet.jpg

https://www.cnn.co.jp/fringe/35126902.html
【話題】「遺伝子系図」で米国人の大半を特定可能に、プライバシーの問題も[10/12]
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 19:28:46.02 ID:CAP_USER
【10月12日 AFP】
米カリフォルニア州で40年前に起きた連続性的暴行・殺人事件の犯人「黄金州の殺人鬼(Golden State Killer)」の容疑者特定に用いられたとされる「遺伝子系図」を使用すれば、米国人の約半数は、親族のDNAサンプルから特定できるとする研究論文が11日、発表された。

 研究論文の執筆者らは、今後数年以内には、この技術を用いることで、欧州に祖先をもつ米国人のほぼ全員を遠縁のDNA照合によって追跡可能になると予想している。

 米科学誌サイエンス(Science)に掲載された研究論文は、「遺伝子系図」には、プライバシーに関する様々な問題があると指摘する。例えば、一般向けのウェブ分析サービスを使い、ある利用者が自身の祖先について調べたとする。しかし、提供されたその情報は、第三者がその利用者の血縁を調査する目的で使われて良いのだろうか──それが事件がらみの場合はどうだろうか。

 論文の上級執筆者で、家系図作成および検索サイト「MyHeritage」のヤニフ・エルリッヒ(Yaniv Erlich)科学主任は、「現在、ほとんどの人がこうしたデータベースで『みいとこ』まで分かる状況に近づきつつある」「2、3年内には、実際にそのようになるだろう」と予想する。

■系図学と警察の仕事

 カリフォルニア州で1970年代半ばに起きた「黄金州の殺人鬼」事件では、12件の殺人と50件以上の性的暴行が記録された。ただ、犯人が特定されず、事件は数十年にわたって未解決のままとなっていた。

 警察はそこで、犯人のDNAサンプルを、DNA分析サイト「GEDmatch」に登録し、似たようなゲノムを持つ人を、最も類似する順にリストアップするサービスを利用した。氏名とEメールアドレスがリストされるサービスだ。

 その結果、リストには容疑者の親戚──みいとこ──が掲載されていた。これをきっかけに警察は、1800年代までさかのぼる系統樹を構築し、数百人の子孫の中から容疑者の特定を試みた。そして、性別、年齢、住所などの条件から対象を絞った結果、ジョセフ・ジェームズ・ディアンジェロ(Joseph James DeAngelo)容疑者が浮かび上がってきた。

 警察は、車のドアハンドルとごみからディアンジェロ容疑者のDNAサンプルを採取。これを調べたところ、1980年の殺人現場に残されたものと見事一致した。同容疑者は4月逮捕され、現在は刑事施設で公判の開始を待っている。

続きはソースで

http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/d/d/810x540/img_dd89ab738768cd8020527bef6408732f124750.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3193036
ネアンデルタール人の子ども、巨大な鳥に食べられていた ポーランド[10/11]
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 19:39:35.54 ID:CAP_USER
(CNN) ポーランドで数年前に発見された同国最古の人骨は、巨大な鳥の餌にされたネアンデルタール人の子どもの骨だったことが、人類学研究チームの調査で明らかになった。ポーランド科学・高等教育省が発表した。

見つかったのは長さ1センチほどの手の指の骨2本で、5〜7歳のネアンデルタール人の子どもの骨だったと推定される。発見時は動物の骨と一緒になっていたことから、人骨と判明したのは今年に入ってからだった。

年代は11万5000年前と特定された。それまでポーランドで見つかった人骨の中では、約5万2000年前のものが最古とされていた。

指の骨の表面は、多数の穴で覆われていた。研究者はこれについて、「大きな鳥の消化器官を通過した結果だった」と解説する。子どもは鳥に襲われて身体の一部を食べられた可能性も、死後に鳥の餌になった可能性もあるという。保存状態が悪かったため、DNA鑑定はできなかった。

骨は数十年にわたって発掘作業が続けられているキエムナ洞窟で、深さ約2.7メートルの地層から発見された。ネアンデルタール人が使っていた石器も一緒に出土しているが、ネアンデルタール人がこの洞窟に住んでいたのか、季節に応じて使っていたのかは分かっていない。

今回の発見は、年内に考古学会誌に発表される。

https://www.cnn.co.jp/storage/2018/10/11/e423faa014bf3913a17419da905dfea6/01-neanderthal-child-discovery-101018-restricted-story-tablet.jpg
https://www.cnn.co.jp/fringe/35126831.html
夏の暑さを閉じ込めておいて冬に使うエネルギー貯蔵システム「MOST」が実用化にむけ研究中[10/13]
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 19:42:11.72 ID:CAP_USER
うだるような夏の暑さに襲われている時に「どうせならこの暑さを貯めておいて、冬に暖房として使えたらいいのに」などと思ったことがある人もいるはず。現実には熱エネルギーをいつまでも保ち続けることは難しく、夏の暑さを冬に活用することは容易ではなかったのですが、新たに開発が進められているシステム「MOST」は、全く別の方法を用いることで熱を分子の中に閉じ込めて再利用することが可能なシステムとなっています。

Emissions-free energy system saves heat from the summer sun for winter | Chalmers
https://www.chalmers.se/en/departments/chem/news/Pages/Emissions-free-energy-system-saves-heat-from-the-summer-sun-for-winter-.aspx

New emissions-free energy system could save heat from the summer sun for winter
https://knowridge.com/2018/10/new-emissions-free-energy-system-could-save-heat-from-the-summer-sun-for-winter/

MOSTは、ヨーロッパの名門工科大学の一つでスウェーデンにある「チャルマース工科大学」の研究グループによって開発されたシステムです。特殊な分子の中に熱エネルギーを別の形で蓄えることで保存しておき、必要なときに熱に変換してエネルギーを取り出すという仕組みとなっています。


「特殊な分子」は炭素と水素、窒素から成るもので、太陽光を受けた時にエネルギーが豊富な異性体に変換されるという特性を備えています。異性体は、同じ種類の原子を持ちながらも違う構造をしている物質のことを指します。

このシステムでは異性体は液体の形をとっており、エネルギーを蓄えた状態で貯蔵することが可能。そして夜や冬場など必要になったときに熱を取り出すことができます。また、液体であることから既存のソーラーシステムに組み込むことが可能で、MOSTという名称は「Molecular Solar Thermal Energy Storage(分子ソーラー熱エネルギー貯蔵)」から取られています。

この構想自体は比較的古くから存在していたもので、研究グループは長年にわたって研究を続けてきたとのこと。2017年には技術に大きな進歩がもたらされたことで、実用化に向けた大きな前進を得ることができたそうです。研究グループのリーダーを務めるKasper Moth-Poulsen氏は「この異性体に収められたエネルギーは、最大で18年間にわたって保存することが可能です。そのエネルギーを取りだして使用する段階では、予想していたよりも多くの熱を取り出すことができました」と語っています。

システムの中には触媒が組み込まれており、異性体を含んだ液体がフィルター状の触媒を通るときに熱が発生します。その際に発生する熱により温度がセ氏20度だった水を83度にまで加熱することが可能で、温められた水は暖房などに利用することができます。また、触媒を通った異性体の分子は元の構造に戻るため、再びソーラーシステムに循環させて熱を取り込むことが可能。このようにして、使い捨てではない循環可能な熱交換・保存システムが実現されているとのこと。

今回の発表の大きな成果の一つが、かつては液体に可燃性のトルエンを用いる必要があったことを改善したところにあります。システムの中をトルエンが循環することになると火災の危険性が高まるため、一般家庭などで使うことは現実的ではなかったのですが、新たにトルエンに依存しない液体を用いることが可能になったおかげで、安全性の高いシステムへと進化させることができたそうです。

MOSTはエネルギーを貯めるときも取り出す時も二酸化炭素を排出しないシステムとなっている点も大きな特徴。もちろん、分子の製造過程などトータルなカーボンフットプリントは考慮する必要はありますが、「熱を別の形で蓄えておいて、必要なときに取り出す」という、あるようでなかった仕組みは今後の社会の中で重要な位置を占めることになる可能性があります。

研究グループは今後、熱の取り出し性能をさらに高めて110度にまで加熱できる装置の実現に向けた研究を進める方針で、今後10年以内・2028年までの実用化を目指しているとのことです。

https://i.gzn.jp/img/2018/10/13/molecular-solar-thermal-energy-storage/01_m.jpg
https://gigazine.net/news/20181013-molecular-solar-thermal-energy-storage/
がんの新免疫療法のヒント? カピバラ大型化の秘密[10/13]
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 19:46:09.60 ID:CAP_USER
 南米の川岸に生息するカピバラ。性格が穏やかな草食動物として知られる。ただ、体重は人間1人分になることもあり、現生のげっ歯類で一番大きい。近縁の動物と比べても体重は60倍もあり、なぜげっ歯類の中でカピバラだけが大きくなれたのか、長い間謎だった。最新研究で、その答えの一つが明らかになった。

 2018年9月23日付けで論文投稿サイト「bioRxiv」に発表された最新の研究によれば、コロンビア、スウェーデン、米国の研究者チームがカピバラのDNA配列を解読した。これによって、カピバラの大型化をもたらした仕組みを示すヒントが得られたほか、抗がんメカニズムに関係するとみられる遺伝子シグネチャーが発見された。これは新しい治療法の開発につながる可能性を秘めている。

 論文筆頭著者のサンティアゴ・ヘレーラ=アルバレス氏は、コロンビアのロスアンデス大学で修士課程の大学院生だった頃、カピバラを研究し始めた。2014年から2015年にかけての干ばつでコロンビアの多くの川は干上がり、地方の土地は乾ききっていた。ところが、食物とする植生が減ったにもかかわらず、カピバラは干ばつの直接的な影響を受けなかった。そこで、ヘレーラ=アルバレス氏は、このやたらに可愛い動物が、そもそもどのように進化してきたのかに興味を持った。

 「カピバラは、南米のカリスマ的な動物なんです」とヘレーラ=アルバレス氏は言う。

■こうして「巨大化」した

 カピバラの祖先はアフリカ大陸で約8000万年前に登場し、そのおよそ4000万年後に南米大陸に到達した。親戚筋にあたる動物たちは皆、ごく普通のサイズのげっ歯類だ。たとえば、ブラジル東部の低木地帯に生息する近縁のげっ歯類モコの体重は、1キロにも満たない。

 米デューク大学の進化生物学者V・ルイーズ・ロス氏によれば、げっ歯類の多くが小さいのは、身を隠しやすく、体の大きな捕食者に捕まりにくいからだ。しかし、カピバラの祖先が南米にやってきた頃、そこには全くと言っていいほど捕食者がいなかった。おかげで祖先たちは、大型化し始めることができた可能性がある。

 「捕食者がいなければ、げっ歯類の動物たちを小さいままに留めておく進化的圧力は小さくなります」とロス氏は説明する。

 今回の研究によると、カピバラが桁違いに大きくなることができた秘密が、DNAの中に隠されていたという。カピバラを含むテンジクネズミ小目の動物は皆、独自の型のインスリンを持っているのだ。

 インスリンには、血糖を調整する以外にも、細胞分裂を促す役割がある。ヘレーラ=アルバレス氏らの研究によると、カピバラはインスリンを多く分泌するわけではない。何百万年もの自然選択を経て、細胞分裂を促すインスリンの能力が高まった結果、体の大型化に拍車がかかり、体重50キロに及ぶ毛むくじゃらの巨大動物へと進化してきたという。

■がんになりにくいのはなぜ?

 とはいえ、体がこれほど大きくなることにはデメリットもある。食物を多く要することのほか、カピバラは増大するがんのリスクと闘わなければならなかった。

 各細胞が悪性化する確率が同じだとすると、多くの細胞からなる動物のほうががんになる可能性が高いはずだ。が、実態はそうではない。たとえば、ゾウはネズミの何千倍、何万倍も大きいが、がんになる確率は変わらない。これは「ペトのパラドックス」として知られ、大型の動物はがんを予防するために様々なメカニズムを進化させてきたことがわかっている。

続きはソースで

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO36181180V01C18A0000000
◆スレッド作成依頼スレッド★61◆
33 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 19:49:17.61 ID:CAP_USER
>>16
【宇宙科学】太陽系外の惑星に「月」? 米大学チームが発表[10/11]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1539511937/
>>17
【話題】〈新たなソーカル事件〉リアルな偽論文で暴かれた米学術誌のずさんな審査、一方で手法を疑問視する声も[10/12]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1539512282/
>>18
【感染症学】スペイン風邪から100年 「次の大流行」への教訓に[10/11]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1539512478/
>>19
【古生物学】珍しい赤ちゃん恐竜の頭蓋骨、親との違いに新たな発見 米[10/12]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1539512646/
>>21
【話題】「遺伝子系図」で米国人の大半を特定可能に、プライバシーの問題も[10/12]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1539512926/
>>24
(´・ω・`)ニュー速+に立てました
【医学】「ストップ、床オナ」間違ったオナニーで男性不妊になる恐れも
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1539513312/
>>29
ネアンデルタール人の子ども、巨大な鳥に食べられていた ポーランド[10/11]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1539513575/
>>30
夏の暑さを閉じ込めておいて冬に使うエネルギー貯蔵システム「MOST」が実用化にむけ研究中[10/13]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1539513731/
>>31
がんの新免疫療法のヒント? カピバラ大型化の秘密[10/13]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1539513969/

>>28
(`・ω・´)ゞども
【脳波】脳を接続しテレパシーのように思考をシェアしてテトリスの3人共同プレイに成功[10/14]
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 21:17:55.42 ID:CAP_USER
3人組がそれぞれの脳を接続し、思考を共有することに成功しました。実験で3人はテトリスのようなブロックゲームを共同プレイし、高い成功率を記録したとのこと。今回は3人プレイでしたが、スケールアップさせて、ネットワークを通じた複数人での共同プレイも可能になるとみられています。

[1809.08632] BrainNet: A Multi-Person Brain-to-Brain Interface for Direct Collaboration Between Brains
https://arxiv.org/abs/1809.08632

Scientists Have Connected The Brains of 3 People, Enabling Them to Share Thoughts
https://www.sciencealert.com/brain-to-brain-mind-connection-lets-three-people-share-thoughts

ワシントン大学の研究者たちが行った実験は、脳の活動を示す電気刺激を記録する脳波計(EEG)と弱い電流で脳内のニューロンを興奮させる経頭蓋磁気刺激法(TMS)を持ちいて行われました。研究者は「BrainNet」と呼ばれるこの装置を使い、最終的にはインターネット越しに3人の思考を接続することに成功したとのこと。

「私たちの知る限り、BrainNetは複数人が共同の問題を解決するために、非侵襲的な方法で直接脳と脳を接続できるようにする初めてのインターフェースです」「このインターフェースは脳と脳を直接コミュニケーションさせることで、3人が協力的にタスクを解決できるようにさせました」と研究者は述べています。

実験では、被験者3人のうち2人の「送信者」は脳波計の電極を接続され、テトリスのような落下するブロックを積み上げるゲームをプレイしました。このとき、送信者はブロックを回転させるかさせないかを決める必要があり、回転させる時には「スクリーンの左右にある15Hz、あるいは17Hzで点滅するLEDを見つめる」ということが指示されました。光を見つめることで生まれる異なるシグナルを脳波計がキャッチするという仕組みです。

その後、TMSキャップをかぶった受信者の元にシグナルは送られます。受信者はゲーム画面の上部だけを見ることができるため、ブロックの形は把握できますが、どのように回転すべきなのかはわかりません。このような状況の中、受信者はTMSキャップによって頭の中に作り出される眼閃に従い、ブロックを回転させていく必要があります。

5グループの3人組が実験を行ったところ、最初のテストの平均精度レベルは81.25%だったとのこと。

実験ではゲームを複雑にするため、送信者がフィードバックを受信者に送ることも可能とのこと。また送信者の一方が送るシグナルにわざとノイズを入れて信頼度を落としたところ、受信者が一方の送信者のシグナルだけをわざと無視するというシーンも確認されたそうです。なお、記事作成時点では一度に1ビットのデータしか送信できないとのことですが、研究者は将来的に、システムを拡張させるが可能だと考えています。

2015年、同研究者たちは2人の被験者の脳をリンクさせることに成功しています。2018年9月に発表された論文はまだ査読が行われておらず、完全に信頼できるものではありません。しかし、研究者は「私たちの研究結果は、将来的に、脳を接続した『ソーシャル・ネットワーク』を使って人々が共同で問題を解決できる『脳対脳のインターフェース』の実現可能性を高めます」と語っています。

https://i.gzn.jp/img/2018/10/14/connected-brains-share-thoughts/00.jpg
https://gigazine.net/news/20181014-connected-brains-share-thoughts/
航空機ジェット燃料を直接合成 富山大学開発の新たな「オンデマンド触媒」[10/13]
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 21:49:12.62 ID:CAP_USER
富山大学大学院理工学研究部の椿範立教授と物質・材料研究機構、中国の厦門大学は共同で、Fischer-Tropsch(FT)合成を用いて、航空機ジェット燃料を直接合成することに成功した。

 FT合成は、合成ガス(一酸化炭素と水素の混合ガス)を用いて軽油あるいは軽質オレフィンを合成する触媒反応。合成ガスは、天然ガス、バイオマス、石炭、可燃性ゴミ、重質油等の広範な原料を熱分解して得られるため、工業的に極めて重要な製造法とされる。

 椿教授らは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業(バイオマスエネルギー技術研究開発、2012年-2016年)において、FT合成によるバイオマスからのバイオジェット燃料製造に取り組んだ。しかし、厳しいジェット燃料基準をクリアするためには多段階の製造プロセスを経なければならず、出口製品コストの高さが課題。合成ガスに代わって二酸化炭素と水素を原料とするジェット燃料製造もFT合成と同じ触媒反応ルートで行われるが、そのステップは複雑だ。

 そのため椿教授らは、FT合成によるジェット燃料の「直接合成」に取り組み、独自のカプセル型触媒によりガソリンを直接合成することに成功した。そこからさらに、触媒設計を見直し、酸点と細孔構造を精密制御したゼオライト上に、希土類元素ランタンと金属コバルトを担持した新たな触媒を開発した。これを用いてFT合成を行うと、ジェット燃料が72%という非常に高い選択率で得られる上、合成ガスのみならず、二酸化炭素と水素を用いても高い反応成績が得られたという。

 さらに、この触媒の担持金属をランタンからセリウムに変えるとガソリンが、カリウムに変えると軽油が合成できることも見出した。このことから、本触媒系は「オンデマンド触媒」として、各種燃料製造に極めて有用と言える。

論文情報:【Nature Catalysis】“Integrated tunable synthesis of liquid fuels via Fischer–Tropsch technology
https://www.nature.com/articles/s41929-018-0144-z

https://pbs.twimg.com/media/DpX46zRU0AErNTs.jpg
https://univ-journal.jp/23097/
【宇宙線】長い宇宙旅行は搭乗者の胃を破壊してガンを引き起こすことがNASAが関連する研究で明らかに
1 :しじみ ★[sage]:2018/10/14(日) 23:29:50.86 ID:CAP_USER
人類にとってまだまだ未知の領域である「宇宙空間で長く生活する」ことで生じるさまざまな人体への影響が徐々に明らかになっています。NASAの資金提供を受けて行われた研究では、地球を離れた深宇宙に長時間滞在することにより胃や腸などの消化器官がダメージを受け、ガンが引き起こされる可能性が明らかになってきています。

Animal Study Suggests Deep Space Travel May Significantly Damage GI Function in Astronauts | Georgetown University Medical Center | Georgetown University
https://gumc.georgetown.edu/news/Animal-Study-Suggests-Deep-Space-Travel-May-Significantly-Damage-GI-Function-in-Astronauts

NASA-funded study says long trips in space could destroy astronauts' stomachs and cause cancer - CNN
https://edition.cnn.com/2018/10/02/us/nasa-study-deep-space-travel-trnd/index.html

地球から遠く離れた深宇宙では、宇宙のあちこちから高いエネルギーを持つ放射線「宇宙線」が飛び交っています。ジョージタウン大学メディカル・センターの研究チームは、重い原子のイオン「重イオン」を用いることで宇宙線を疑似的に再現し、マウスに長時間照射することで起こる体内器官へ影響を調査しました。

実験の結果、低線量の宇宙線に長時間晒されることでマウスの消化管には永久的な損傷が起こり、食べ物を摂取しても栄養分を吸収できない状態にまで悪化したことが確認されたとのこと。また、腸にはがん性腫瘍の発生が見られたそうです。

この結果からは、長期間の宇宙航行で長い期間にわたって宇宙線を浴び続けると、宇宙飛行士の胃腸は大きなダメージを受ける可能性が高いことが浮き彫りになっています。ジョージタウン大学NASA Specialized Center of Researchのトップを務めるKamal Datta氏はこの結果について「たとえば月への往復など短い航行では、このレベルのダメージを宇宙飛行士が受けることはありません。しかし本当の問題は、長い航行によって受ける継続的な損傷です」と述べています。

1970年前後にNASAが実施した月探査プログラムでは、宇宙飛行士が月を往復するために要した時間は3日程度でした。一方、太陽系で地球の一つ外側にあり、月とは桁違いの距離がある火星への旅は9カ月かかるとされており、これまでとはあらゆる意味で次元の違う環境や出来事が宇宙飛行士を待ち受けていることは確実です。

研究チームが掲げる懸念事項の一つが、放射線によって損傷を受けた体の器官の組織を回復させる治療法がまだ存在していないという点であるとのこと。また、降り注ぐ宇宙線を完全にブロックする保護機構を宇宙船に持たせることも困難であることから、何らかの対処法を用意しておかないと火星に向かう宇宙飛行士が健康に大きなダメージを受けることは避けられません。

また、ひとたびガンなどが見つかったとしても宇宙空間で外科手術を行って問題の部位を取り除くことは非常に難しいと考えられています。地上とは違い、引力がほぼ存在しない宇宙空間では体液や血液が飛び出しても床に落ちずに飛散し続けるという問題が予測されるほか、無重力環境に長く住むことで臓器が通常とは異なる場所に位置するなどの影響もあると見られています。

地球外惑星を目指す人類にのしかかる「宇宙航行中の外科手術」の難しさとは? - GIGAZINE

やはりと言うべきか、火星への旅路に待ち構えている多くの難関の姿が徐々に明らかになってきています。Datta氏は「今後の宇宙旅行者を守るためにあらゆる事ができるように、人体への影響をあらかじめ理解しておくことは重要です」と述べています。

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20181014-long-space-trip-destroy-stomachs-cause-cancer/


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