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【物理】「マヨラナ粒子」 80年以上前に予言された幻の粒子の存在を世界で初めて実証…京大グループ
【化学】オウム「中川智正死刑囚」 面会続けた老教授が明かす最期の言葉 「VXガス論文」へのこだわり
【考古学】発見!1500年前のモザイク画に描かれたスパイ 古代シナゴーク、モーセがカナンに送り込んだスパイ[07/11]
【動物】〈動画ニュース〉実験 アマゾンの動物が鏡を見たらどうなる?[07/11]
【機械工学】MITが10億分の1メートル単位で立体的な「切り紙」を作成することに成功[07/12]
◆スレッド作成依頼スレッド★60◆
【医学】がん引き起こす遺伝子、植物から人類の祖先に「飛び移った」可能性 論文[07/11]
【エネルギー】カーボンナノシートを簡易に合成、低コスト燃料電池への応用も期待[07/11]
【物理】自由落下の普遍性を確認 アインシュタインの一般相対性理論の正当性裏付け・・・中性子星-白色矮星-白色矮星の三重星系の分析結果

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【物理】「マヨラナ粒子」 80年以上前に予言された幻の粒子の存在を世界で初めて実証…京大グループ
1 :野良ハムスター ★[]:2018/07/12(木) 09:06:54.38 ID:CAP_USER
80年以上前に存在が予言された幻の「マヨラナ粒子」が実際に存在することを世界で初めて実証したと、京都大などのグループが12日付の英科学誌ネイチャーに発表した。電気を通さない固体の中で、電子があたかもマヨラナ粒子のようにふるまう現象を観測したという。将来的には量子コンピューターなどへの応用が期待される。

マヨラナ粒子は、粒子とも反粒子とも区別のつかない「幻の粒子」と言われ、1937年にイタリアの物理学者、エットーレ・マヨラナが理論的に存在を予言した。電気を帯びず極めて質量の小さな素粒子「ニュートリノ」がその本命と考えられているが、証明には至っていない。一方、特殊な条件下の超電導体などでは、電子がマヨラナ粒子のようにふるまう可能性が指摘され、その決定的証拠をつかもうと各国で研究が本格化している。

笠原裕一・京大准教授(物性物理学)らは、東京工業大のチームが合成した磁性絶縁体「塩化ルテニウム」を用い、その内部を伝わる熱の流れが磁場によってどの程度曲がりやすくなるかを、磁場を変化させながら測定した。

その結果、ある範囲の磁場では、磁場や温度を変えても、曲がりやすさの値が普遍的な値の2分の1で一定になった。熱を運ぶ粒子が電子の半分の自由度を持っていることを意味し、そのような性質があるマヨラナ粒子が現れたと考えないと説明が付かないという。

マヨラナ粒子は外部からの影響に対して強く、粒子が持つ情報を安定的に保てるため、量子コンピューターの素子としての応用に期待がかかる。笠原准教授は「これが普遍的な現象なのか、他の物質でも確かめたい。量子コンピューターの実現につながるか今は全く分からないが、その基盤を発見したと言えるのではないか」と話す。【菅沼舞、阿部周一】

■ノーベル賞級の成果

木村昭夫・広島大教授(物性物理学)の話 世界で発見レースが繰り広げられる中、大半の研究がターゲットにしていた超電導体とは別の物質、別の方法を用いてマヨラナ粒子の存在を直接的に示したインパクトは大きい。液体ヘリウムで冷却可能な温度(5ケルビン)で観測できたことも、今後の実験や応用に期待を広げる。ノーベル賞に値する重要な成果だ。

【ことば】粒子と反粒子

電子に対する陽電子、陽子に対する反陽子のように、物質を構成する粒子には質量は同じだが電荷が正負逆の反粒子がある。両者は出合うと消滅する。宇宙誕生時は粒子と反粒子が同数できたはずだが、今の宇宙は粒子ばかり。もし宇宙で最も数が多いニュートリノが粒子と反粒子の区別がつかないマヨラナ粒子だとすると、粒子と反粒子の数が非対称になった謎に説明が付くと期待されている。

毎日新聞2018年7月12日 02時30分(最終更新 7月12日 02時38分)
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/07/12/20180712ddm001010024000p/9.jpg
https://mainichi.jp/articles/20180712/k00/00m/040/178000c
【化学】オウム「中川智正死刑囚」 面会続けた老教授が明かす最期の言葉 「VXガス論文」へのこだわり
1 :野良ハムスター ★[]:2018/07/12(木) 10:23:25.48 ID:CAP_USER
日本を震撼させた一連のオウム真理教事件から約30年、教団幹部7人の死刑が執行された。そのうちの1人である中川智正元死刑囚と個人的な交流を続けてきた台湾出身の毒物学の権威、米コロラド州立大学のアンソニー・トゥ(杜祖健)名誉教授(88)が、筆者の取材に応じ、最後の面会時の様子などを明かしてくれた。

「先生もお元気で」 

最後の面会は今年4月、中川元死刑囚が東京拘置所から広島拘置所へ移送されて間もなくだった。当時から移送は死刑執行の準備のためだろうと見られていたが、トゥ教授がこう振り返る。

「中川元死刑囚はいつも私が来るのを楽しみにしているようでした。私も彼からサリンやVXガスの実際の製造法や利用法について話を聞けることは、専門家として有難いことだった。死刑執行が近いことは彼も予想していたようですが、この時も過去の面会時と同じく死刑を怖がっている様子はありませんでした。『先生もお元気で。これが最後の面会かもしれません。英語の論文では大変お世話になりました』というのが私への最期の言葉です」

ここでの「英語の論文」とは、トゥ教授と中川元死刑囚が今年5月、日本の学術誌『Forensic Toxicology』に連名で寄稿した論文のこと。2017年2月にマレーシアで起きた金正男殺害事件に対する見解をまとめたものだ。論文執筆のきっかけは、事件発生直後、マレーシア当局が死因を確定する前の段階で、中川元死刑囚がいちはやくVXガスと断定していたことだった。

当時、中川元死刑囚は、弁護士経由でトゥ教授へ送った英語の手紙に、「症状から考えてVXガスに間違いない」と書いていた。ニュースで知った金正男の症状と自分の経験とを照らし合わせたうえでの判断だった。手紙はオウム事件におけるVXガス使用時の状況と金正男事件を比較した詳細な内容となっており、中川元死刑囚は北朝鮮がオウムの真似をしてVXガスを運搬、使用したのではないかと疑っていた。

■論文掲載のタイミングでの執行

中川元死刑囚は、最後まで自らの論文の掲載にこだわっていたという。

「最初は彼の希望通り英語で論文を作成しました。英語の方が世界的に読者が多いので、マレーシアでの事件について自分に『先見の明』があったと、世の中に知って欲しかったのかもしれません。ただ、なかなか掲載されず、やがて彼は日本語で載せたいと考えるようになりました」

中川元死刑囚は、自らの経験を後の世に伝えていくことが、自分の犯した罪を償うことに繋がると考えていたのかもしれない。

最後の面会時点ではまだ英語の論文の採用が確定されていなかったが、「(論文を書けたことは)先生のおかげで感謝しています。論文というのは、まずは採用されることが大切だということがわかりました」とも述べていたという。

結果的に英語の論文は掲載され、さらに日本語の論文も専門誌『現代化学』8月号に遺稿として掲載される予定だ。そうしたタイミングで中川元死刑囚の刑が執行されたことについて、トゥ教授はこんな風に語っている。

「論文が英語と日本語と両方で出ることになり、彼は最後に望みを果たした。その点では満足していたと思います。死刑については、来るべきものがついに来たという感じです。長い交流があったので、彼の死には哀愁を感じますが、日本には法律があり、国民も死刑制度を支持している。法の権威の維持や被害者遺族から見れば執行は当然のことで、むしろ遅きに失した感さえあります」

>>2につづく
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180712-00543955-fsight-soci
【化学】オウム「中川智正死刑囚」 面会続けた老教授が明かす最期の言葉 「VXガス論文」へのこだわり
2 :野良ハムスター ★[]:2018/07/12(木) 10:23:45.68 ID:CAP_USER
15回に及んだ面会 

トゥ教授と中川元死刑囚との間には因縁とも言える関係がある。

1994年9月、トゥ教授は前出の『現代化学』に、サリンやVXガスなどの化学兵器に関する論文を寄稿した。それに注目したのが、当時、化学兵器開発を画策していた教団幹部だった。論文の内容は悪用を恐れてかなり簡略化されていたが、土谷正実元死刑囚に中川元死刑囚らも協力し、論文を参考にして原材料を集め、VXガスを作成したとされる。

その後、日本の警察が山梨県旧上九一色村にあった教団の施設からサリンを検出する際、その検出方法についてトゥ教授が警察に伝授し、成功した経緯がある。警察が検出に成功していなければ、さらなる大規模なテロが行われていた可能性がある。

中川元死刑囚とのやり取りが始まったのは、死刑確定前のこと。彼は元医師で、坂本堤弁護士一家殺害事件の主犯格の1人だったのに加え、サリンやVXガスの製造や保管にも関わり、死刑判決を受けた。死刑囚は、判決が確定してしまうと新しい相手と面会や文通ができなくなる。トゥ教授が死刑確定の直前に中川元死刑囚へ手紙を送ると、教授の論文を読んでいた中川元死刑囚からすぐに返事があり、2人の交流が始まった。

トゥ教授によれば、2人の面会は中川元死刑囚が収監されていた東京拘置所を中心に15回に及んだという。最初は1度きりのつもりで会ったが、死刑執行が長引き、また、中川元死刑囚がトゥ教授との面会を心待ちにするようになったことも、面会回数が重ねられていった理由だった。

毎回の面会時間は30分。2人の会話はいつも、トゥ教授がサリンやVXガスの製造について中川元死刑囚に質問し、彼が答える形になっていた。

■面会から汲み取ったオウム事件の教訓

トゥ教授は、中川元死刑囚の人柄についてこう語る。

「朗らかな人で、彼に会った人の多くは良い人だと言いますね。頭脳は抜群です。私の質問への答えも整然としていて、要点を得ていました。毒物の知識はもともとは大したことがないのですが、頭が良いのですぐに覚えたようです」

オウム真理教とその犯罪に対して、中川元死刑囚がどう考えていたのか。それは、対話を重ねたトゥ教授にも十分に掴みきれないものだった。公判などでは教団トップだった麻原彰晃(本名:松本智津夫)元死刑囚を批判し、面会でも彼のことを「麻原」と呼び捨てにすることがあったが、トゥ教授に対してかつての教祖を厳しく批判することはなかった。

「彼はよく、事件を起こしたことを反省し、悪いことをしたと話していましたが、どこまで本心からの言葉なのか、私には判断ができません。ただ、麻原に対してはまだ畏敬の念を持っているように思いました」

専門家でもない集団が、猛毒のサリンやVXガスを製造することに成功し、大きな被害を生み出したオウム事件。中川元死刑囚との面会を通して、その教訓をくみ取るべきだと、トゥ教授は言う。

「生物化学兵器は、戦争時のみならず、平時に民間に対しても使われるという認識が大事だと思います。一見、無害な宗教団体でも、こういうテロを起こす可能性があるということを我々は学びました。誰がいつテロを起こすか知ることはできませんが、平生より対応の準備をするべきです」

死刑囚との15回に及んだ異例とも言える面会での聞き取り内容をまとめた本が7月26日、KADOKAWAから緊急出版される。本の内容そのものは早い段階で完成していたが、死刑執行までは公表しないことが中川死刑囚の希望だった。タイトルは『サリン事件死刑囚 中川智正との対話』。本の売り上げにあたる印税の20%は、中川死刑囚の遺族に渡されることになっている。
【考古学】発見!1500年前のモザイク画に描かれたスパイ 古代シナゴーク、モーセがカナンに送り込んだスパイ[07/11]
1 :しじみ ★[sage]:2018/07/12(木) 12:20:50.07 ID:CAP_USER
■モーセがカナンに送りこんだスパイが描かれた絵が発掘調査で見つかった

ノアの箱舟、紅海が分かれた奇跡、そしてアレクサンドロス大王の来訪――
イスラエルの低地ガリラヤにある1500年前のシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)の発掘が2012年に始まってから、
モザイク画が相次いで見つかっている。これらは、精巧で色鮮やかなタイルで描かれたモザイク床で、
絵が表す場面もさまざまだ。(参考記事:「古代シナゴーグで発見された“場違いな”もの」)

 そして今回、発見されたのが、モーセが放ったスパイを描いたモザイク画だ。

 スパイのモザイク画が見つかったのは、イスラエルのフコック。現在も発掘が続く古代シナゴーグの遺跡だ。
2018年7月9日付けで発表された米ノースカロライナ大学チャペルヒル校のプレスリリースによると、そのモザイク画には、
棒を使ってブドウを運ぶ2人の男が描かれている。
男たちの上には「棒に下げ、2人で担ぐ」という意味のヘブライ語の文字も描かれている。
旧約聖書の民数記13章23節にある表現だ。

 民数記によると、エジプトから脱出したモーセは、目的地であるカナンの様子を探るためにスパイを送りこんだ。
スパイは、乳と蜜が豊富にあるという話を持ち帰ってきた。ブドウは大きく、2人で運ばなければならないほどだった。
ただ、民のほとんどはカナンを征服できると思っていなかった。結局、民は40年の間、荒野をさまようこととなった。

 フコックの発掘調査を指揮しているのは、考古学者のジョディ・マグネス氏だ。
この調査は、ナショナル ジオグラフィック協会からの支援も受けている。
同氏によると、今回の「前代未聞」の発見は、この一帯でキリスト教の影響力が強まるにつれて、
ガリラヤに入植したユダヤ人が迫害を受けるようになったという考え方と矛盾するという。
シナゴーグから見つかった芸術作品は、非常に質が高いだけでなく、
視覚的表現を避けていたと考えられていた当時のユダヤ芸術において、豊かな視覚文化が存在していた証拠となるからだ。

 発掘されたフコックのモザイク画には、スパイ以外に、聖書に由来しない場面が描かれたものもあった。
マグネス氏はこのモザイク画を、アレクサンドロス大王がこの地を訪れたとする伝説を描いたものではないかと考えている。

「この発見から、古代末期のユダヤ教のことがわかります。
活気にあふれ、ダイナミックで多様なものだったのです」とマグネス氏は話す。

 フコックの発掘調査は2019年まで続く予定だ。マグネス氏に次にどんなものが見つかるかについて聞くと、
「今後、何が見つかるかは、何も言えません。フコックで見つかるものはすべて、
想定できないようなものばかりですから」と話している。


■古代ヘブライ語で書かれているのは、「棒に下げ、2人で担ぐ」という言葉。
モーセがカナンに送りこんだスパイが、
2人がかりで運ばなければならないほどの大きなブドウを持ち帰ってきたとする旧約聖書の話を指すものだ。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/071100306/ph_thumb.jpg
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/071100306/01.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/071100306/
【動物】〈動画ニュース〉実験 アマゾンの動物が鏡を見たらどうなる?[07/11]
1 :しじみ ★[sage]:2018/07/12(木) 12:31:59.12 ID:CAP_USER
■森の中で鏡と出合ったピューマやイノシシの興味深いリアクション

■動画
Amazon Animals Discover Themselves in a Mirror | Nat Geo Wild
https://youtu.be/Mqu3Zb0pKO0

鏡は人の姿形だけでなく、虚栄心や不安も映し出す。では、動物の前に鏡を置いたら? 
動物の知能や自己認識についての謎を解く手がかりを得られるかもしれない。

 珍しい野生動物や手付かずの自然風景を撮影するグループ「Untamed Photography」のマーク・ファンリー氏は、
アマゾンの熱帯雨林に鏡とカメラトラップ(自動撮影装置)を設置した。熱帯雨林にすむ動物が鏡を見た時の姿を撮影し、
その反応を調べようと思ったのだ。イノシシや鳥(ラッパチョウ)をはじめとする多くの動物を映像に収めたが、
とりわけ興味深かったのは、鏡を前にしたネコ科の動物たちの行動だった。

「自己認識をするには、たいへん高度な知性が必要です。自分自身と自らの動き、
そして鏡の中に見えているものについて情報を統合しなければならないからです」と、
米ニューヨーク市立大学ハンター校の動物心理学者で、
『The Dolphin in the Mirror(鏡に映るイルカ)』の著者ダイアナ・ライス氏は
2015年のナショナル ジオグラフィックの取材で語っている。
 人間ですら、鏡に映る自分が何なのかは、2歳になるぐらいまで理解できないという。

■「鏡に映るのは自分」と認識している動物は?

 自己認識の概念は、哲学者たちが大昔から取り組んできた問題だ。
とはいえ話を進めるためにひとまず人間は存在し、自己の存在を認識していると仮定しよう。
だが、言葉を話さない動物たちが自己を認識しているかどうか、どうしたらわかるのだろうか。

 動物が自己認識をしている証拠として、専門家が認める一連の行動がある。動物たちが鏡の前で繰り返す不自然な動きだ。
これは、鏡に映る像が自分であるという接続を試みる行動とみられる。
体を動かして、自分では見づらい所を見ようとすることもある。

 ゾウやイルカ、大型類人猿などは、鏡の前でこのような行動を取る。

 自己認識を示す行動がなんであれ、鏡に映った自分の姿を目にした動物が示す反応は、見ていておもしろい。
鏡の向こうの姿を、敵だと思っているのか? 好奇心をそそられる存在なのか? そもそも何者かを理解しているのだろうか?

 こうした疑問は、ネットにあふれるペット動画のネタになっているだけではない。
学者にとっても真面目な研究課題になっているのである。

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/071000204/
【機械工学】MITが10億分の1メートル単位で立体的な「切り紙」を作成することに成功[07/12]
1 :しじみ ★[sage]:2018/07/12(木) 12:44:02.39 ID:CAP_USER
マサチューセッツ工科大学(MIT)と中国の科学者の共同チームが、ナノメートル(10億分の1メートル)単位の素材に、
集束イオンビームを用いて切り込みを入れることで精巧な「切り紙」を再現することに成功しました。

Kirigami-inspired technique manipulates light at the nanoscale | MIT News
http://news.mit.edu/2018/kirigami-inspired-technique-manipulates-light-nanoscale-0706

Nano-kirigami with giant optical chirality | Science Advances
http://advances.sciencemag.org/content/4/7/eaat4436

MITの機械工学科のニコラス・X・ファン教授は、中国科学アカデミーや南中国工科大学の研究者との共同研究で、
マイクロチップ製造技術に用いる集束イオンビームを用いて、
数十ナノメートルという薄さの金属片に切り込みを正確に入れることで、複雑な三次元の形状を作成することに成功しました。
これまでの研究では、切り紙構造をナノスケールで再現するためには、
素材に切り込みを入れた後で複雑な手順による折りたたみ工程が必要だったそうですが、今回の研究チームが開発した技術では、
切り込みを入れるだけで三次元構造を一発で作れるようになっているとのこと。

実際に、集束イオンビームによる切り込みから一瞬にして三次元構造が形作られる様子は以下のムービーから見ることができます。

切り込みを入れた金属片が自然に展開するのは、金属片に切り込みを入れる際に利用する集束イオンビームに秘密があります。
低線量の集束イオンビームで切り込みを入れることで、イオンの一部が金属の結晶格子内に滞留します。
すると、結晶格子の形状が押し出されて、金属片を曲げるような強い応力が生まれ、金属片がきれいに展開します。
これまでの方法では特定の目的に応じて直感的に切れ込みを入れていたのに対して、
今回の技術はあらかじめ応力を計算に入れて切り込みのパターンを考えているため、複雑な展開方法を必要としません。

さらにファン教授率いる研究チームは、
円偏光の右回りと左回りをフィルタリングできるという光学的な機能を持ったナノ切り紙を製作しました。

例えば、グルコースには、D-グルコースとL-グルコースという2種類の鏡像異性体が存在します。
この2つを区別した上で、溶液内のそれぞれの濃度を調べるためには旋光度測定を行わなければなりません。
このナノ切り紙は今までのデバイスのものよりもはるかに小さいため、より小型で効率的な旋光度検出器など、
さまざまな分野のセンサーやデバイスの小型化が期待できます。

ファン教授は「例えば円偏光の技術は、
複数のレーザービームを干渉させることなく光ファイバーケーブルへ通すために用いられています。
今回のナノ切り紙の技術を使えば、レーザー光通信システムのデバイスをナノメートルサイズにすることができるため、
通信技術への応用も十分期待できます」とコメントしています。

https://i.gzn.jp/img/2018/07/12/nanoscale-kirigami/a01.jpg
https://i.gzn.jp/img/2018/07/12/nanoscale-kirigami/00_m.jpg
https://i.gzn.jp/img/2018/07/12/nanoscale-kirigami/a02_m.jpg

Nano-kirigami with giant optical chirality
https://youtu.be/VDm8_lfpXGk

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180712-nanoscale-kirigami/
◆スレッド作成依頼スレッド★60◆
1 :しじみ ★[sage]:2018/07/12(木) 12:55:39.81 ID:CAP_USER
スレッド作成依頼スレッドです。
スレッド作成依頼は下記の点を踏まえてご依頼ください。

<新規の場合>
・「科学」に全く関係のないニュースのスレの依頼は、ご遠慮ください。
・ニュースソースについては、なるべく確実かつ速報性のあるものをご用意ください。
・既に同じニュースのスレが作成されていないかを、『必ず』お調べください。
・スレッドの作成は記者の判断によるものなので、必ずしも立てられるわけではありません。

<継続の場合>
・新情報などのなるべく確実なニュースソース。
・前スレのタイトルとURL。

<新規・継続共通>
・急かしてもスレ作成が早くなるというわけではありません。
・むしろ、他の方の依頼を徒にわかり難くするおそれがあります。

前スレ
◆スレッド作成依頼スレッド★59◆
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1523538313/
◆スレッド作成依頼スレッド★60◆
2 :しじみ ★[sage]:2018/07/12(木) 12:56:12.92 ID:CAP_USER
===============−
ニュース&天候実況++から持ってきた共通ルールです。

**************
○禁止ソースには気を付けてねd(゚∀゚*)ネッ! ライブドアニュースとガジェット通信は使用禁止です!
○rock54に該当するソースは使用禁止です!ポータルサイト等を経由してもアウトです (ノд<。`)ャベー
○過度なエロは禁止です。
○隠そうとしているものは公開するな

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3 :しじみ ★[sage]:2018/07/12(木) 12:56:36.16 ID:CAP_USER
科学ニュース+板禁止ソース
http://plus.ozma.beer/scienceplusinfo/?P=1

ちなみに科学+ozmaトップ
http://plus.ozma.beer/scienceplusinfo

科学ニュース+板 禁止ソース最新版

・Livedoor/ライブドア
・ガジェット通信
・tocana/トカナ

が科学ニュース+での禁止ソースです。
(2018/04/13)

◆2ちゃんねるより禁止ソースにされているRock54について
http://info.2ch.net/?curid=3408 
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<禁止ソース確認場所>
MANGO
http://agree.2ch.net/mango/
【医学】がん引き起こす遺伝子、植物から人類の祖先に「飛び移った」可能性 論文[07/11]
1 :しじみ ★[sage]:2018/07/12(木) 13:01:20.73 ID:CAP_USER
がんを引き起こす遺伝子は、もともと植物にあったものが人類に「飛び移った」可能性があるとする研究論文がこのほど発表された。

 いわゆる「ジャンピング遺伝子」に関する世界最大の分析調査によって、
L1として知られる遺伝因子が約1億5000万年前に人類の祖先に入り込んだことが新たなデータで示され、
その極めて重要な役割が明らかになった。

 この外来遺伝因子はとりわけ活発だったことが判明しており、その後の人類の進化に急激な変化の多くをもたらした。
一方、この遺伝子を持つことがなければ、人類は死に至る多数のがんを引き起こす深刻な遺伝子変異とは無縁だったかもしれない。

 長い年月の間にL1因子は人間の遺伝子情報であるヒトゲノムに存在するようになったが、
それがどのように種を越えて「飛び移った」のかを正確にたどることは不可能だ。

 しかし豪アデレード大学(University of Adelaide)の研究チームは、それが植物や昆虫、
あるいは後に絶滅した別の種に由来する可能性があると考えている。

 L1因子は、ほ乳類の主要な三つのグループの一つでカモノハシやハリモグラなどが属する単孔類にはみられないことから、
ほ乳類に由来するものではないというのが同研究チームの見解だ。

 研究を率いたデービッド・アデルソン(David Adelson)教授は、
正式にはレトロトランスポゾンと呼ばれるジャンピング遺伝子が与えた影響は、
純粋な親子間の継承プロセスとされていた人類の進化に関する理解を根底から覆したと語った。

 同教授は「ほ乳類ゲノムにL1因子が組み込まれたことが、
過去1億年にわたるほ乳類の急激な進化における重要な推進力だと考えている」
「ジャンピング遺伝子は自身の遺伝子情報をコピーし、他の種のゲノムの内外にペーストする」と説明し、
「その方法はまだ解明されていないが、ダニや蚊などの昆虫やウイルスが関係している可能性もある」
「いまだに大きな謎だ」と述べた。

 ここ数十年にわたるがん研究の発展により、
人が病気を発症するリスクにおいて遺伝子が果たす役割の重要性がこれまで以上に明らかになっている。

 がんの正確な遺伝的特徴を把握することにより、医師は患者のがん発症リスクをより明確に予想することができ、
ひいては乳腺切除といった予防措置を取ることも可能になってきた。また腫瘍やその他のがんが見つかった場合、
個々の患者に合ったテーラーメイド医療を提供できる領域も広がっている。

 アデルソン教授は、「ジャンピング遺伝子はパラサイト(寄生生物)のようなものだと考えている」と言い、
「DNAの中に何があるかということはあまり重要ではない。
ジャンピング遺伝子が他のゲノム内に侵入し、遺伝子の混乱を招き、何らかの調整が行われたことは事実だ」と述べた。

 専門誌ゲノム・バイオロジー(Genome Biology)に掲載された本論文では、750種以上の遺伝子情報が研究されている。

https://amd.c.yimg.jp/im_siggarZyT.WNjUHwKvSEs5evUA---x400-y302-q90-exp3h-pril/amd/20180710-00010000-clc_teleg-000-2-view.jpg

Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00010000-clc_teleg-int
【エネルギー】カーボンナノシートを簡易に合成、低コスト燃料電池への応用も期待[07/11]
1 :しじみ ★[sage]:2018/07/12(木) 13:05:21.00 ID:CAP_USER
■物質・材料研究機構らは、新しい電子材料として期待されるカーボンナノシートの簡易合成手法を開発。
高価な白金を用いない燃料電池の触媒膜への応用などが期待できるという。

物質・材料研究機構(NIMS)は2018年7月、名古屋大学、東京大学と共同で、
新しい電子材料として期待されるカーボンナノシートを、簡易に合成する手法を開発したと発表した。
高い導電性を生かした太陽電池やタッチパネル、高価な白金を用いない燃料電池の触媒膜への応用などが期待されるとしている。

 グラフェンに代表される、二次元状の炭素材料であるカーボンナノシートは、高い導電性や触媒機能も持つため、
新しい電子材料や触媒膜として注目を集めている。高品質なカーボンナノシートを合成するためには炭素を多く含む分子を、
ナノスケールで構造を制御しながら組み上げることが必要になる。しかし、そのためには高度な手法や高価な装置が必要であり、
しかも最終段階において高温で焼成し炭素化する際にナノ構造が崩れてしまうという問題があった。

 研究グループが開発した手法は、ビーカーの水を撹拌(かくはん)して渦流を生じさせ、
水面に輪状の炭素分子であるカーボンナノリングを展開し、
しばらく静置させることで生じる自己組織化した薄膜を基板に写し取る。
これにより厚さ10nm(ナノメートル)未満かつ、100μm2にわたって均一な分子薄膜を得ることに成功した。
一般的な実験室で利用されるビーカーと攪拌装置のみで再現でき、
1ng(ナノグラム)と非常に少量のカーボンナノリングから1m2(平方メートル)のナノシートを作製できる。

このカーボンナノリングから構成される分子薄膜は数十nmの無数の孔(メソポーラス)を持ち、
焼成後して炭素化した後もメソポーラス構造を保持したカーボンナノシートが得られた。
焼成前のナノシートは電気が流れない絶縁体だが、焼成し、カーボンナノシートとすることで導電体へと変化する。
つまり、焼成により炭素同士が結合し、強固なネットワークを持つカーボンナノシートを形成することが示された。
ナノ構造を保持したまま炭素化できる事例はめずらしいという。

 さらに、カーボンナノリングに窒素を持つビリジンを加えることで窒素を含有したカーボンナノシートを作製。
X線光電子分光法(XPS)により、カーボンナノシート内の窒素は有用な触媒活性を示す電子状態であることが示された。

 今回開発した薄膜作製法は、これまで均一な薄膜を作製するのが困難であった分子や材料に適用でき、
必要な器具もビーカーと攪拌機のみと簡便なため、広く利用されることが期待されるとともに、
大面積化することで工業的にも展開可能としている。
さらに触媒活性を示すと予想される窒素を含有したカーボンナノシートの合成にも成功しているため、
高価な白金を用いない触媒として燃料電池への応用も期待できるとした。

■カーボンナノリングを用いたカーボンナノシートの合成
http://image.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1807/11/rk_180710_carbon01.jpg

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1807/11/news040.html
◆スレッド作成依頼スレッド★60◆
4 :しじみ ★[sage]:2018/07/12(木) 13:06:35.47 ID:CAP_USER
前スレから
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1523538313/201
【医学】がん引き起こす遺伝子、植物から人類の祖先に「飛び移った」可能性 論文[07/11]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1531368080/

https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1523538313/202
【エネルギー】カーボンナノシートを簡易に合成、低コスト燃料電池への応用も期待[07/11]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1531368321/
【物理】自由落下の普遍性を確認 アインシュタインの一般相対性理論の正当性裏付け・・・中性子星-白色矮星-白色矮星の三重星系の分析結果
1 :野良ハムスター ★[]:2018/07/12(木) 13:09:29.99 ID:CAP_USER
中性子星-白色矮星-白色矮星の三重星系を分析する研究が実施され、「外部の重力場の中で自由落下する物体の加速度は、物体自体の重力にかかわらず一定である」という原理が、これまでで最も厳密な試験に合格した。この原理は、アインシュタインの一般相対性理論における重要な予測であり、今回の研究知見によって裏付けられたことを報告する論文が、今週掲載される。

一般相対性理論は、他の重力論と異なり、自由落下する物体の加速度は一定という前提に基づいている。この原理は、強い重力場を持つ中性子星のような天体にも当てはまると考えられており、「強い等価原理」として知られる。ただし、強い重力場の領域で、この原理の検証が行われたことはなかった。

今回、Anne Archibaldたちの研究グループは、中性子星とその近くを周回する白色矮星、そしてこの連星系を周回する遠方の第2の白色矮星からなる連星系の運動を観測した。この三重星系の観測によって、外側の白色矮星の引力が内側の白色矮星とその伴星である中性子星(強い自己重力を有する)にどのような影響を及ぼすのかを調べることができる。他の重力論では、中性子星に関連した時空の曲がりのために、中性子星が内側の白色矮星と異なる落下をして、内側の軌道がゆがむとされる。ところが、Archibaldたちは、中性子星と内側の白色矮星の加速度の比の違いの上限がわずか260万分の1であることを明らかにした。この研究知見は、一般相対性理論が正しいことを裏付けており、過去の等価原理の試験と比べると、その上限は約1000分の1となった。

https://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/12584


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