- 【高速増殖炉もんじゅ】「もんじゅ廃炉は保守に一因」1兆円超投じ研究達成度は16% 検査院が公表[05/11]
121 :ニュースソース検討中@自治議論スレ[sage]:2018/05/17(木) 13:36:25.75 ID:mnQqzrzA - >>119
> 冷却水がナトリウム ・・・ > ヤバい冷却水使っていながらあのレベルの 「冷却水」じゃなくて「冷却材」と書こうね、冷却材として他の物質でなく水を使用している時に「冷却水」と呼ぶ なお君の主張自体には同意 以下は「もんじゅが何故許し難い狂気の産物なのか」という主張に対する私なりの論拠や補足 ナトリウムを冷却材に使っていると重大事故の際に対処しようがない 福一でも見た通りウランやプルトニウムの核分裂を使う原子炉は制御棒を目一杯挿入して核分裂の連鎖反応を停止させた後も しばらくの期間は高温に発熱し続けるので冷却し続けることが絶対に必要だ この時、福一の事故のように冷却材(あの場合は水なので冷却水)喪失が起こると、原子炉の外側から強制的に冷却材を補充して何としても冷やし続ける必要がある その時、大量に最も入手が容易な冷却材とはすなわち水だ 水は冷却材として非常に優れた性質を持っている 大量に存在する、入手が容易でコストは非常に安い、液体としてはとても比熱が大きい物質なので冷却能力に優れている そして我が国の原子炉は例外なく海の側に建設されているという立地条件からことから真水は手に入らなくても最悪でも海水は目の前に大量にあり使用できる だが、ナトリウムを冷却材に使っている原子炉では、その炉の非常時に優れた冷却材である水を使えない、使えば事態は更に悲惨なことになる そもそも液体ナトリウムを冷却材に使って実証炉とは言っても大規模な原子炉を作るという発想は、まともな技術者の考えとしては有り得ない狂気の沙汰だ まともな技術者ならば故障やトラブルや事故の場合にどう対処するか、どう回復したり修理したりするかを考えて製品を設計する だが液体ナトリウム使用の原子炉で重大事故(例えば液体ナトリウムを流すメインのパイプが破損する全冷却材喪失事故など)が発生した時には 全く何も対処のしようがない 炉の内部が高温になってプルトニウムという最凶の物質を大量に含む燃料棒がどんどん熔けてチャイナシンドロームが起こるに任せ、 その結果として炉に穴が開いて外部の酸素や水蒸気(湿気)を含む空気が大量に炉心に入りナトリウムと反応して大火災を起こして 単に放射性というだけでなく猛毒なプルトニウムを大量に炉外に放出するのを只指を咥えて見守るしかないという許し難い事態の発生を許す、 これがナトリウム冷却炉を設計したクレージーな連中が考えていたことなのだ 私個人は原子力発電は少なくともこの先数十年にわたって我が国に不可欠だと思っている だがナトリウム冷却炉は別だ、こんな狂気の沙汰は速やかに廃炉にすべきだし、そういうのを推進した連中は社会的に徹底的に糾弾すべきだ 何しろ事故が起これば手が付けられず日本の半分は人の住めない土地になるというのを承知でもんじゅなんて出来損ないを作ったのだから
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