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しじみ ★
野良ハムスター ★
【有機化学】北海道大学が世界最長の「炭素−炭素結合」に成功 新たな材料開発の進展が期待[03/25]
◆自治議論@科学+★57◆
【物理学】東大、高温超電導体で超伝導の励起が存在することを確認[03/19]
【物理】新型加速器が本格稼働 宇宙の成り立ち解明目指す 高エネルギー加速器研究機構[03/26]
【宇宙条約】制御不能で宇宙から落ちてくる中国の宇宙ステーションの残骸を発見したらどうすればいいのか?[03/26]
【AI】DMMと早稲田大、最先端AIの共同研究室を開設 
【生物】繊毛虫テトラヒメナの壁面付近への集積メカニズムを解明 - 京大[03/26]
【気象学】市民が撮影して送った雪結晶の写真は、7割の高率で研究に役立った[03/26]
【自動車】トヨタの新型エンジン、「世界トップレベルの出力と熱効率」を両立 燃費最大18%向上

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【有機化学】北海道大学が世界最長の「炭素−炭素結合」に成功 新たな材料開発の進展が期待[03/25]
1 :しじみ ★[sage]:2018/03/26(月) 09:39:14.04 ID:CAP_USER
 北海道大学の石垣侑祐助教らの研究グループは、
通常の結合長より17%も長い炭素−炭素単結合を持つ安定な化合物の創出に成功した。
新たな材料開発の進展が期待される。

 炭素−炭素共有結合は有機分子の基礎となる結合であり、
ほぼすべての化合物で単結合長は1.54Å(オングストローム:1Å =1000万分の1ミリメートル)という決まった値をとる。
これらの結合を組み合わせて数多くの分子が創られているが、
1.7Åを超える炭素−炭素結合長を持つ化合物の報告例は数少ない。世界一長い炭素−炭素単結合の創出は、
単なる数字の追求ではなく、化学の本質解明に向けた至上命題という。

 研究グループは、有機化合物の基礎となる炭素−炭素単結合に着目し、
「分子内コア−シェル構造」に基づく独自の分子設計戦略によって、安定した骨格を持つ新化合物を設計。
市販の化合物から3工程で得る効率的な方法を考案し、実際に合成した。
その結果、標準結合長(1.54Å)より17%も長い、
1.806Åという世界一長い炭素−炭素単結合を有する化合物の創出に成功した。
これまでの研究では1.803Åを超える炭素−炭素結合は存在しないとの予測もあったが、
今回、単結晶を用いて詳細に解析することで、1.803Åを超える結合が存在していることを実験的に証明できた。
このように長い結合は結合エネルギーが小さく、一般には不安定と考えられるが、100℃以上の高温下、
あるいは溶液中(室温)で100日経っても分解しないほどの安定性を有することも確認されている。

 今回の成果は、世界記録の更新に留まらず、化学結合の極限状態で生じる現象の解明につながるもの。
例えば、1.8Åを超える「超結合」は、外部刺激に柔軟に応答する可能性を秘めており、
新たな材料開発への応用が期待される。

論文情報:【Chem(Cell Press)】
Longest C–C Single Bond among Neutral Hydrocarbons with a Bond Length beyond 1.8 Å
http://www.cell.com/chem/fulltext/S2451-9294(18)30033-0

大学ジャーナル
http://univ-journal.jp/19936/
◆自治議論@科学+★57◆
523 :野良ハムスター ★[sage]:2018/03/26(月) 09:50:16.30 ID:CAP_USER
>>521
有料サイトの記事なんだから出だしの公開部分しか貼れないよ
およその研究内容はわかるから問題ない
【物理学】東大、高温超電導体で超伝導の励起が存在することを確認[03/19]
1 :しじみ ★[sage]:2018/03/26(月) 09:59:38.59 ID:CAP_USER
東京大学(東大)は、
銅酸化物高温超伝導体でヒッグスモードと呼ばれる
超伝導の励起(さざ波)が存在することを実験により明らかにしたと発表した。

同成果は、東大低温センター理学系研究科物理学専攻の島野亮 教授らの研究グループ、
理化学研究所の辻直人 研究員、産業技術総合研究所電子光技術研究部門の青木秀夫 招聘研究員の理論研究グループ、
およびパリ・ディドロ大学のYann Gallais 教授らとの共同研究によるもの。
詳細は英国の学術誌「Physical Review Letters」に掲載された。

超伝導とは、金属の温度を冷やしたときに電気抵抗がある温度以下でゼロになり、
同時に磁場が超伝導体内部に侵入できなくなる現象だ。

元々、超伝導は非常に低い温度で生じる現象と考えられていたが、1986年に銅酸化物高温超伝導体が発見され、
液体窒素温度摂氏−196℃(77K)以上でも超伝導が生じることが示された。

その後、室温超伝導実現の期待のもとに超伝導発現の機構解明が進められ、高温超伝導体の理解は進歩した。
しかし、超伝導の発現機構そのものは完全には解明されておらず、現代の物性物理学の難問の1つとされている。

金属中では電子は互いに衝突を繰り返しながら、それぞれはバラバラに動いている。
ところが温度が下がり超伝導になると、電子同士は対をつくり、マクロな数の電子が、
位相がきれいに揃った1つの波のような状態になる。

これは、液体から固体、常磁性から強磁性といった、秩序のない状態から秩序のある状態への相転移現象の1つだ。
この秩序だった静寂の超伝導状態に、瞬間的に刺激(擾乱)を加えると、その秩序のさざ波が生じる。
このさざ波は、素粒子のヒッグス粒子に相当していることからヒッグスモードと呼ばれる。

今回研究グループは、銅酸化物高温超伝導体でもこのヒッグスモードが存在することを実験により明らかにした。

具体的には、テラヘルツ波と呼ばれる波長0.3mm程度の電磁波パルスを高温超伝導体に強く照射することで、
高温超伝導体の電子対を揺らし、その揺れ方を光を使って詳細に調べることでヒッグスモードの存在を突き止めた。

なお、今回の成果を受けて研究グループは、今後ヒッグスモードの性質を詳細に調べることで、
高温超伝導体の性質に関するより深い理解や、通常は隠れていて見えない他の秩序の様子、
未知の超伝導物質がどのような電子対の性質を持っているか、
といった超伝導の性質の解明に役立つと期待されるとしている。

図:銅酸化物高温超伝導体のd波超伝導秩序変数が振動する様子の概念図
https://news.mynavi.jp/article/20180319-603267/images/001.jpg

マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20180319-603267/
◆自治議論@科学+★57◆
526 :野良ハムスター ★[sage]:2018/03/26(月) 10:03:56.90 ID:CAP_USER
薄毛治療の新薬発見
重要な科学ニュースだとおもいますが。
【物理】新型加速器が本格稼働 宇宙の成り立ち解明目指す 高エネルギー加速器研究機構[03/26]
1 :しじみ ★[sage]:2018/03/26(月) 15:11:32.99 ID:CAP_USER
高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市、KEK)は22日、
機構内にある大型加速器「スーパーKEKB」が本格稼働した、と発表した。
4月にも誕生直後の宇宙を模した環境をつくる実験を開始する予定で、
宇宙の成り立ちの解明を目指す国内最大級の大型加速器の実験成果に期待が寄せられている。

スーパーKEKBは、地下10メートルにある1周3キロの日本最大の大型円形加速器。
2010年まで運転を続けた前身のKEKBを大幅に性能向上させるために同年から高度化改造し、
16年春にはほぼ完成。17年4月に素粒子が崩壊する様子を捉えることができる「ベルU」測定器が設置された。
素粒子の一種の「電子」と電子の反物質である「陽電子」が真空パイプの中で加速されて衝突する頻度を、
従来の加速器「KEKB」の約40倍高め、衝突速度はほぼ光の速さまで加速できるようになった。

同研究機構によると、19日に加速器の1周3キロに及ぶパイプに電子ビームの入射を開始。
21日には、光速近くまで加速したビームが安定して周回する状態となり、本格稼働したことを確かめたという。

宇宙が誕生した直後は宇宙空間の「物質」と、
それらの物質と電気的な性質が逆の「反物質」が同じ数存在したと考えられている。
しかしその後なぜ反物質は減り、物質だけが残ったかは、宇宙物理学の大きな謎となっている。
KEKBは2008年のノーベル物理学賞を受賞した小林誠、益川敏英両氏の理論が正しいことを実証する実験に用いられた。

スーパーKEKBを使った研究には日本を含む世界20カ国以上の700人以上の研究者が参加する予定だ。

図 スーパーKEKBプロジェクト全体図(提供・高エネルギー加速器研究機構)
https://news.mynavi.jp/article/20180326-605396/images/001.jpg
写真 スーパーKEKB加速器・トンネル内部(提供・高エネルギー加速器研究機構)
https://news.mynavi.jp/article/20180326-605396/images/002.jpg

マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20180326-605396/
【宇宙条約】制御不能で宇宙から落ちてくる中国の宇宙ステーションの残骸を発見したらどうすればいいのか?[03/26]
1 :しじみ ★[sage]:2018/03/26(月) 18:13:25.86 ID:CAP_USER
運用を終えて「制御不能」の状況にある中国の宇宙ステーション「天宮1号」が地球へ落下する予測日が2018年3月30日から4月2日の間と絞り込まれ、
いよいよ秒読み段階に入っています。実際にどこに部品が落下してくるのかは「よくわからない」とされる天宮1号がもし自分の目の前に落ちてきたり、
海に流れ着いた時にはどうすれば良いのかを、法的な面も含めて科学関連サイトのLive Scienceがまとめています。

What Should You Do If You Find a Piece of China's Crashed Space Station?
https://www.livescience.com/62112-what-if-you-find-china-space-station-debris.html
https://i.gzn.jp/img/2017/09/19/china-tiangong-1-crash-back-early-2018/00.jpg

天宮1号は中国が2011年に打ち上げて運用していた軌道上実験モジュールです。
実験装置室と物資保管室からなる機体は全長約10メートル、
重量が約8.5トンという比較的大きな人工衛星となっていました。
中国政府は否定していますが、運用が終了した後の天宮1号は制御不能の状態に陥っているとみられ、
徐々に高度を下げて地球に落下するコースをたどっています。


機体の大半は、大気圏突入時の断熱圧縮による熱で燃え尽きてしまうことになりますが、
大きな部品はそのまま地球に落下すると予測されています。
たとえ小さく分解された部品でも、ものすごいスピードで地上に落下してくると大きな被害を生むことも考えられますが、
具体的に落下するポイントは「南緯43度から北緯43度の間の地球のどこか」というほどのレベルでしか判明していない状況です。

幸いなことに、落下が予測されるエリアは大部分が海洋に占められているため、
陸地に残骸が降ってくる確率は極めて低いともみられています。
その確率は3兆分の1とも算出されているので、
自宅や職場、はたまた自分の頭の上に残骸が落ちてくる可能性はほぼなさそうですが、
ひょっとしたら空き地や森に落下した部品を発見したり、
ある日ふと海を見たら浜辺に残骸が漂着していないとも限りません。
そんな時は、宇宙関連サイトcollectSPACE.comで学芸員・編集者を務めるロバート・Z・パールマン氏が挙げる次のような考え方で対応すればOKです。

◆その1:「危ないので近づかない・触らない」
秒速数kmという超高速で大気圏に突入することで、
機体は非常に高い温度にさらされて大部分が蒸発あるいは燃え尽きてしまいます。
そのため、たとえ燃え残った残骸であったとしても高い熱を持っている状態である可能性は少なくありません。
そのような物体に触ると当然ながら「やけど」の可能性があるので、近づかない方がベター。

そして、推進剤として使っていた燃料が付着している可能性があるため、やはり近づくべきではないとのこと。
推進剤にはヒドラジンなどの猛毒性を持つ化学物質が使われていることが多いので、
近づいたり触るべきではないとパールマン氏は解説しています。

さらに、上空での分解で引き裂かれた部品が鋭くとがっている可能性もあるため、やはり手で触れるようなことはすべきでないと述べています。


GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180326-what-to-do-when-found-space-station/

続く)
【宇宙条約】制御不能で宇宙から落ちてくる中国の宇宙ステーションの残骸を発見したらどうすればいいのか?[03/26]
2 :しじみ ★[sage]:2018/03/26(月) 18:13:51.08 ID:CAP_USER
続き)>>1

◆その2:「宇宙条約により、落下物は基本的に中国のもの」
1967年に発効した宇宙条約では、ある国が打ち上げた宇宙船は所有権が放棄されるまでその国の所有物であることが定められています。
そのため、たとえ公海上や近くの土地、さらには我が家の敷地内に部品が落下してきたとしても、
中国政府が公式に所有権を放棄するまでは、その残骸は「中国の持ち物」ということになります。

もし何らかの被害が発生した場合の責任は、その所有者に属します。
そのため、中国に所有権があることに変化がない間は、ヘタに自分の持ち物にしてしまわないのが得策です。

また、宇宙ステーションの部品を強奪してしまうことになると、
それは他国の政府の持ち物を盗んだことと同等の罪を負うことにもなるとのこと。
1986年のスペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故の調査にあたっていた調査員の一人は、
海上で見つけた部品の一つを持ちかえって自宅に隠していました。
そして25年後、この人物がeBayで「究極のクリスマスプレゼント」として出品したところ、
NASAがこれを発見して通報。スペースシャトルの残骸を所有することは1万ドル(約110万円)の罰金か10年の懲役、
もしくはその両方を課せられることになっているのですが、
この人物は2年間の保護監察処分を受けることになったそうです。

Challenger debris auction repeats history | collectSPACE
http://www.collectspace.com/news/news-070501a.html
https://i.gzn.jp/img/2018/03/26/what-to-do-when-found-space-station/snap5382.png

実際に天宮1号の破片を見つけてしまったという時にどうすれば良いのか、
パールマン氏は「地元の警察などの行政機関に連絡して対応するように求める」ことが正解だと述べています。

……というパールマン氏ですが、最後にはジョークで
「ウチの庭で見つけたんだ!これは私のものだ!」と言うかもしれない、とも語っていたそうです。

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180326-what-to-do-when-found-space-station/
【AI】DMMと早稲田大、最先端AIの共同研究室を開設 
1 :野良ハムスター ★[]:2018/03/26(月) 18:49:37.53 ID:CAP_USER
DMM.comラボは、早稲田大学理工学術院総合研究所と、同大理工学術院総合研究所 最先端ICT研究所内に共同研究室「早稲田・DMM AIラボ」を4月1日に開設し、最先端AI基盤の開発と実践的応用に関する研究を開始することを発表した。

AIやIoT、ビッグデータ、セキュリティなどのデータ関連技術が急速に発展する中で、高度なデータを取り扱うことが必須となっている。こうしたなか、エンターテイメントの分野でもARやVR、AIなどのテクノロジーによって、これまでになかった体験が続々と生まれている。

DMM.comラボではこれまで大規模Web開発の経験をビジネスに活かし、Web開発にとどまらず、ビッグデータ解析やIoTなどの分野でも幅広く技術研究を行っている。

一方、早稲田大学理工学術院総合研究所 最先端ICT基盤研究所では、機械学習やディープラーニング、量子アニーリング(物理現象を利用した組み合わせ最適化のアプローチ)など様々なAU基盤技術の研究・開発を行っている。

今回の共同研究は、最先端ICT基盤研究所で開発する最先端AI基盤を用いて、人の経験や感覚に依存する業務領域を、機械学習、ディープラーニング、量子アニーリングなどの技術を用いて代替し、効率化、定量化するもの。具体的には、レコメンド、不正取引検知、金融取引、品質保証(QA)、画像認識などへの応用を目的としている。最先端ICT基盤研究所では、この共同研究を通して、ビッグデータを扱う上でのノウハウを蓄積すると共に、基礎研究に留まることなく実社会への応用を目指すという。

DMM.comラボはグループ会社と協力し、この技術を既存事業の人の経験・感覚に依存した業務領域に向けて活用することで、ユーザーに提供できるサービス品質向上を通じた、革新的なユーザー体験を提供していくとしている。

https://news.mynavi.jp/article/20180326-606666/
【生物】繊毛虫テトラヒメナの壁面付近への集積メカニズムを解明 - 京大[03/26]
1 :しじみ ★[sage]:2018/03/26(月) 19:33:33.85 ID:CAP_USER
京都大学(京大)は3月22日、繊毛虫テトラヒメナが岩や石などの壁面へと集まってくる仕組みを解明したと発表した。

同成果は、京大理学研究科の市川正敏 講師、大村拓也氏、日本学術振興会の西上幸範 特別研究員、
東北大学の石川拓司 教授、基礎生物学研究所の野中茂紀 准教授らの研究グループによるもの。
詳細は「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America:PNAS)」オンライン版に掲載された。

テトラヒメナやゾウリムシなどに代表される繊毛虫は、野外では池の底や石、
葉っぱの表面などの固体と液体の境界である壁面付近に多く分布していることが知られている。

この壁面付近は、餌となる有機物が堆積し、周りの流れも弱くなるため環境の変化が少ない、
繊毛虫にとっては生きやすい環境であるといえる。
しかし、遊泳しているはずの繊毛虫テトラヒメナがどのようにして壁面を検知してその付近に集まるのか、
といったメカニズムは解明されていなかった。

今回研究グループは、繊毛虫テトラヒメナが壁面付近を泳ぐ際の動きを実験で観測し、
計測結果を流体シミュレーションで検証した。
その結果、繊毛虫が壁面にとどまり続ける性質が「推進力を生み出す繊毛の機械的な刺激応答特性」と
「繊毛虫の細胞形状」という単純な2つの要素だけで説明できることを明らかにした。

これらより、餌を食べる際の壁を這う運動と、餌場を探して壁から壁へと水中を高速で泳ぐ2つの運動とが、
テトラヒメナ自身も特に意識することなく自動的にスイッチする形で両立されていることがわかった。
つまり、複雑にも見える繊毛虫テトラヒメナの行動選択が、
カラクリ細工のような簡単な原理で実装されていたことが判明した。

なお、今回の成果を受けて研究グループは、
繊毛虫を含む原生生物の行動が積もり積もって地球環境に影響していることから、
将来的には今回の研究の知見が地球環境のシミュレーターなどに用いられ、
地球環境を考える一助になることも期待されるとしている。

画像:上がガラス面上をスライド運動するテトラヒメナ、下がその鏡像 (出所:京都大学Webサイト
https://news.mynavi.jp/article/20180326-606823/images/001.jpg

マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20180326-606823/
【気象学】市民が撮影して送った雪結晶の写真は、7割の高率で研究に役立った[03/26]
1 :しじみ ★[sage]:2018/03/26(月) 20:19:53.79 ID:CAP_USER
春分の日の21日、桜が咲き始めた東京などでも雪が降った。雪が降れば、みんなそれに気づく。
一般市民に雪の結晶をスマートフォンなどで撮影して送ってもらい、気象学の研究に役立てよう。
2016年度から取り組みを始めた市民参加型の「関東雪結晶プロジェクト」のまとめを気象研究所が22日、発表した。
2016年から17年にかけての昨冬に市民から寄せられた雪結晶の写真は1万枚を超え、
そのうち7割が研究に使える有効なものだったという。

空気が上昇すると、冷えて、含まれていた水蒸気が氷や水の小さな粒になる。これが雲だ。
この氷の粒が大きくなって落ちてきたものが雪。雪の結晶は、雲ができる場所の気温や湿度によって、
角柱状になったり、木が枝を伸ばしたような樹枝状になったり、さまざまな形になる。
逆にいうと、地上に落ちてきた雪の結晶の形から、その結晶が作られた上空の気象が推定できる。

雪が首都圏で降れば、交通の乱れをはじめとして市民生活への影響が大きい。だが、その予測は難しい。
たとえば、首都圏の南岸を低気圧が通るとき、雪が降るか雨になるかは上空の状態が複雑に絡み合って決まる。
予測が難しいのは、観測例がまだ不十分で、降雪の仕組みがよく分かっていないことも一因だ。
そこで、一般市民の「数の力」を借りて観測例を増やし、
首都圏で降る雪の仕組みを詳しく調べようというのが「関東雪結晶プロジェクト」だ。

参加の仕方は簡単だ。落ちてきた雪がきれいな結晶になっているのを見つけたら、
スマホで撮影して電子メールやツイッターで送る。100円ショップで売っている接写レンズを使えば、
より大きくくっきりと写る。雪の結晶だけでなく、それが雪なのか、雨と雪が交じった
「みぞれ」なのかといった情報も、研究に役立つという。
撮影のコツや注意点、送り方についての詳しい説明は、
気象研究所のホームページ「#関東雪結晶 プロジェクト」にある。

気象研究所の発表によると、2016〜17年の冬に市民から送られた写真は1万枚を超えた。
結晶の画像が鮮明で、しかも観測時刻や場所の情報が添えられていた解析に使える写真は、
そのうち73%にのぼったという。2016年11月24日に関東に降った雪では、
午前8〜9時の時点では「樹枝状」「扇状」の結晶が観測された。
それが午前11時〜正午になると、南関東では、結晶の形がおもに「針状」に変わった。
これは、雪のもとになる氷の結晶ができた上空の状態が、湿った状態を保ったままで、
気温がマイナス20〜マイナス10度からマイナス10〜マイナス4度に上がったことを意味しているという。

最近の科学界には、科学の研究に一般市民も参加する「シチズンサイエンス」の流れがある。
この関東雪結晶プロジェクトのように、専門家だけでは手が回らないデータの収集に市民が参加するものや、
市民の問題意識を科学者に伝えて、科学そのものの領域を広げていこうとするものがある。
市民の側には、最先端の科学に参加している喜びを感じられる利点もある。
このプロジェクトを通して、課題も明らかになってきた。

ひとつは、人口の多い都市部からは多くの結晶写真が集まるが、2017年3月27日に栃木県那須町で雪崩が発生し、
高校生らが死亡した際の降雪では、写真は19枚しか集まらなかった。
科学的には、目的とする地域全体で均質なデータが得られることが望ましいが、このプロジェクトに限らず、
その点は市民参加型研究の課題ともいえる。シチズンサイエンスのひとつの典型例として、
関東雪結晶プロジェクトの今後に注目したい。

写真 2016年11月24日の降雪で午前8〜9時に送られてきた雪結晶の写真。樹枝状、扇状の形がある。
https://news.mynavi.jp/article/20180326-606828/images/001.jpg

図 雪の結晶の形と、気温、空気中の水分量の関係。2016年11月24日の南関東では樹枝状、扇形(扇状)が針状に変わった。気温の上昇を意味している。
https://news.mynavi.jp/article/20180326-606828/images/002.jpg

関連URL
「#関東雪結晶 プロジェクト」
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/fo/fo3/araki/snowcrystals.html

マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20180326-606828/
【自動車】トヨタの新型エンジン、「世界トップレベルの出力と熱効率」を両立 燃費最大18%向上
1 :野良ハムスター ★[]:2018/03/26(月) 21:52:18.14 ID:CAP_USER
トヨタ自動車は、今春以降投入する小型車などに燃費を向上させた排気量2000ccの新型ガソリンエンジンを順次、搭載する。同じく新開発の無段変速機(CVT)と組み合わせ、従来より燃費をガソリン車で約18%、ハイブリッド車(HV)で約9%改善する一方、走行性能も向上させた。二酸化炭素(CO2)削減に向けては、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)といった、走行時に排ガスを全く出さない車種が注目されがちだが、当面は世界中で走る自動車のほとんどはガソリンを中心とするエンジン車だ。それだけにCO2削減に向けて効果が大きいのは、エンジンの性能アップだとの見方が強い。

 最新の排ガス規制クリア

トヨタが新開発したのは直列4気筒の「ダイナミック・フォース・エンジン2.0リットル」。パワートレーン製品企画部の山形光正チーフエンジニアは、「世界トップレベルの出力と熱効率を高次元で両立した。低回転から高回転まで全域でトルク(車輪を回す力)を向上させ、走りの魅力も感じていただける」と胸を張った。熱効率はエンジン車用で40%、モーターや電池などのハイブリッドシステムと組み合わせるHV用は41%を達成。多くの国・地域の最新の排ガス規制を先行してクリアできる水準という。

2000ccには、トヨタの主力車である「カローラ」やミニバンの「ノア」「ヴォクシー」などがある。

CVTとは金属ベルトを使って連続的に変速する変速機の一種で、滑らかな走りを実現できるが、発進時の燃費性能低下が欠点とされてきた。新型では、世界で初めてCVTに「発進用ギア」を採用。時速40キロまでの低速域で、エンジンの動力をタイヤに効率良く伝えられるように機構を改善し、燃費性能を既存のCVTと比べて6%高めた。

 CO2排出量18%削減も

今回発表されたエンジンやCVTは、部品の共通化などでコスト削減と高い品質を両立させようとするトヨタ独自の開発や生産の手法「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に基づいてつくられた。エンジンの種類を整理・統合して約4割削減し、構造・要素技術を統一して開発の効率化と生産性の向上を進めている。エンジンやトランスミッション(変速機)などの駆動系を示す「パワートレーン」について、2021年までにTNGAに基づき開発する19機種を導入する計画。TNGAに基づくエンジンなどの主要部品を搭載した車は、日本・米国・欧州・中国の主要市場で販売する新車の2割弱を占めているが、これを23年に8割まで引き上げる。実現すればパワートレーンの寄与分だけで新車平均のCO2排出量を15年比で18%以上削減できるという。

パワートレーンをめぐっては、HVやEVの台頭など変化が激しいため、トヨタは個々の車両開発と同じく「チーフエンジニア」という責任者を新たに置いて対応を強化した。山形氏は、「従来はいいエンジンといいトランスミッションをつくればいい車を開発できた。しかし昨今は、開発の企画の初期からトータルでバランス良くつくり上げることが商品力強化に欠かせなくなった。各国の規制強化やニーズの多様化に対応していく狙いもある」と説明する。

トヨタは15年10月に発表した「トヨタ環境チャレンジ2050」で、50年の新車のCO2排出量を10年比で90%削減する目標を掲げた。これを達成するため、30年には新車に占めるHVなどの電動車比率を50%以上にする方針だ。エンジンを使わないEVとFCVの比率は10%以上としているが、逆に言うと30年でも90%近くの新車はエンジンを搭載している計算になる。このため、トヨタは、「実質的なCO2削減には、パワートレーン全体での燃費向上が必要だ」と強調している。(高橋寛次)

写真:トヨタが投入する「ダイナミック・フォース・エンジン2・0リットル」。
新型のCVTとの組み合わせで、エンジン車で燃費を18%向上する
https://www.sankeibiz.jp/images/news/180326/bsa1803260500005-p1.jpg
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180326/bsa1803260500005-n1.htm


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