- 【学術研究】土台から崩れゆく日本の科学、疲弊する若手研究者たち
119 :名無しのひみつ[sage]:2017/12/01(金) 13:05:03.97 ID:u7d9Wsgb - >>104
非常に腑に落ちる解説、感謝です。 儒教は、人に上下を作り、支配する側、される側を規定する思想です。 王朝時代は、これを守ることを「礼儀」と呼び、支配されることを守ることを、「忠義」と言いました。 私見を述べさせていただくと、戦後の混乱期は「理系の技術者」によって国を立てたと思うんです。 ホンダやソニー、松下やシャープなど、優れた技術者による革新的な経営で、一躍世界でトップレベルまで上り詰めました。 ところが、2代目の社長以降が、文系だったわけですね。 油にまみれた初代社長の息子たち、あるいは、東大などの法学部、経済学部卒の、いわゆる頭のいい人達が引き継いだところから、凋落が始まります。 自分が開発をしない、文系出身の社長専業の人々が、日本では指導者としてうまくいかないのです。 日本の会社の、文系出身者の思想は、学歴ピラミッドと、人脈。いわゆるコネです。 この、頭がいい人に従う、頭がいい人を立てておけば無難という考え方。 これを、「官僚主義」と呼びます。 この官僚主義発想こそが、儒教的思想です。 西洋にも官僚制度はありますが、人材の入れ替わりが激しく、中途入社、中途退社が当たり前。 能力だけでポストを与えられるので、優秀な人が活躍できるポストに行けるのです。 でも日本は終身雇用という名前で、官僚的出世レースが入社試験の成績でほぼ決まっている。 中途入社、子会社上がり、左遷、そうした人々が、実力で指導者になれる国ではないのです。 これは、儒教的思想の証し。 小さな過去の栄光で、一生の上下関係を固定化し、立場を固定化してしまう。 必然的に、ちょっと学歴がよく、何もしないで何もミスをしない人が出世するということになるでしょう。 日本の会社の社長が、独創性を持たない人ばかりになるのは、儒教思想だからです。 こうして儒教の欠点をまざまざと見せつけてくれます。 こんなに希薄な儒教文化保有国ですら、これです。 本家筋が、どれだけひどいことになっているか、もうお分かりでしょう。
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