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名無しのひみつ@転載は禁止
【講演】中村修二氏「会社は論文禁止だったが無視した」[7/23] [転載禁止]©2ch.net

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【講演】中村修二氏「会社は論文禁止だったが無視した」[7/23] [転載禁止]©2ch.net
103 :名無しのひみつ@転載は禁止[]:2015/07/24(金) 10:08:22.86 ID:CStVodZp
【中村修二氏はなぜノーベル物理学賞を受賞したのか?】

今回のノーベル物理学賞は「高輝度で省エネルギーにつながる白色照明光源となる青色LEDの発明」に功績があった研究者に与えられました。
◎その中で中村氏の受賞理由は、ノーベル財団のサイトによると以下の二つになっております。

(1) アニーリングによるp型化
※青色LEDを作製する際に、窒化ガリウム(GaN)でのp型化は、理論的に不可能とも困難とも言われていました
(発光ダイオードを作製するには、n型とp型の二つの電気伝導の制御が必要)。

しかし89年に名古屋大の天野氏らが、世界で初めて電子線照射によるp型化に成功しました。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20090616/171816/?ST=components&P=1
それをアニーリング(熱処理)することで、より簡単にp型化にする方法です。

(2) ダブルヘテロ接合の形成による高量子効率の達成
※※p型とn型の半導体を単純に接合(ホモ接合)すれば、ダイオードは発光するのですが、
ダブルヘテロ構造にすることによって、更に効率よく発光させることが出来ます。
これは半導体レーザー(LD)にも、よく使われる方法ですが、それにより当時世界最高レベルの高輝度を達成しました。
http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/physics/laureates/2014/advanced-physicsprize2014.pdf

◎実際には、どのように開発されたのか?

(1) アニーリングによるp型化
・これは日亜化学当時の部下の妹尾氏と岩佐氏の発見であり、中村氏は、直接研究開発には関わっていません。
しかしその論文は、部下にも会社にも無断で、中村氏自身がファーストオーサー(筆頭者)として発表されました。

(2) ダブルヘテロ接合の形成による高量子効率の達成
・これも日亜化学当時の部下の向井氏、岩佐氏、長浜氏の研究成果で、
中村氏は、実験にも殆ど参加せずに、試作さえしていないと言われています。
http://techon.nikkeibp.co.jp/NEWS/nakamura/mono200406_3.html
http://techon.nikkeibp.co.jp/NEWS/nakamura/mono200404_2.html

◎つまり中村氏がノーベル物理学賞を受賞出来たのは、
中村氏が青色LEDの開発において、「独創的な発見」であり『最大のブレイクスルー』と豪語して、
裁判で特許の帰属と対価を争った、『404特許』に関連するものではありません。

それ以外の当時の部下の研究成果に、その部下にも会社にも無断で、論文をファーストオーサーとして提出した。
その研究成果をスウェーデン王立科学アカデミーに認められた。

それが中村氏がノーベル物理学賞を受賞した全てであり、それ以上でも以下でもありません。

※※※ちなみに論文で重要なのは、その順番です。
実際に実験した人がファーストオーサーになって、その論文の所有権を持ちます。
ファーストオーサー以外は、殆どは研究成果として認められません。
【講演】中村修二氏「会社は論文禁止だったが無視した」[7/23] [転載禁止]©2ch.net
106 :名無しのひみつ@転載は禁止[]:2015/07/24(金) 10:33:12.52 ID:CStVodZp
【中村修二氏が日亜化学と裁判で争った青色LEDの404特許とは??】
◎『404特許』とは、
青色LEDにおいて、中村氏が発明した
『2フロー制御型のMOCVD』(2フロー法)と呼ばれる半導体製造装置の製法特許のことです。
 その製法で、窒化ガリウム(GaN)を単結晶膜に成長させます(青色LEDを開発する上で必要な材料を作製します)。

※このGaNをMOCVD装置で単結晶膜にする製法自体は、赤崎氏が79年から研究を始めて、
85年には天野氏が、世界で初めて良質なGaNの単結晶膜の生成に、成功しました。
 中村氏の開発した「2フロー法」は、赤ア氏らと同じようなGaNの単結晶膜を生成する為の製法です。
※※その技術は、その後に特許を取得し(通称『404特許』と呼ばれてます)、その特許権の帰属と対価を巡って
中村氏と日亜化学の間で裁判になったことでも有名です。

◎物理学の専門家である同志社大の山口氏によると、
 「2 フロー法」自体は、その特許出願の 5 年前に、南加州大学のマトルービアンらによって発明されていた、とのことです。

 85年に学術論文として発表されたマトルービアンらの発明は、窒化ガリウム(GaN)結晶を中村氏と同様の方法で
成長させるもので、彼らの論文に掲載された図は、中村氏が特許に掲載した図の装置構成と同一である。
 また、半導体製造装置メーカーのアルバック社の特許と「2フロー法」の404特許の請求要件が一致している。
と指摘しています。

*これらを考えると特許審査官が、404特許の非新規性を見逃した可能性もあり、
しかも他の特許等との類似性から新規性がなく、404特許の無効審決が下される可能性もある、とも言及しています。
http://www.doshisha-u.jp/~ey/images/pdf/BlueLED_Judgment.pdf

◎知的財産に詳しい専門の弁護士も404特許は、
マトルービアン論文とアルバック特許との組み合わせ特許であり、
その場合、404特許は無効という結論になった可能性は高いと、同様に指摘しています。
http://chizai.nikkeibp.co.jp/chizai/manufacture/jinvent20040623.html

※※※実際に中村氏が発明した、青色LEDの関連特許では、新規性がないと無効審決が下って、取り消された特許もあります。
http://www.toyoda-gosei.co.jp/news/detail/?id=55

◎同業他社の「2フロー法」の評価は、
歩留まりが悪く量産化には使えないとし、実際に違った方法で量産化対応しているとのことです。
http://techon.nikkeibp.co.jp/NEWS/nakamura/mono200406_2.html

◎その後に日亜化学は、
中村氏の「2フロー法」は、試作レベルの歩留まりだった為に、それを大幅に改良して量産対応して、
97年5月にはこの技術を捨てて、違った製法で量産対応しました。

◎そして日亜化学は404特許訴訟の控訴審での和解後に、この404特許には、もはや価値がないとして特許権を放棄しました。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060307/114330/?rt=nocnt

◎また、ノーベル物理学賞を同時受賞した名古屋大の天野教授は、「404特許は青色LEDの基本特許では決してあり得ない」
という陳述書を404特許訴訟の控訴審で提出しています。

 つまり青色LEDの研究開発において、404特許自体は、中村氏が著書やインタビューで豪語するような、
「独創的な発見」や「最大のブレイクスルー」という評価は、誇張とも誇大表現とも言えるし、
それはノーベル賞の受賞理由に挙がってないことからも明らかです。

※※※※ちなみにノーベル賞受賞理由にある、アニーリングによるp型化は、今でも量産技術として使われています。


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