- 【講演】中村修二氏「会社は論文禁止だったが無視した」[7/23] [転載禁止]©2ch.net
106 :名無しのひみつ@転載は禁止[]:2015/07/24(金) 10:33:12.52 ID:CStVodZp - 【中村修二氏が日亜化学と裁判で争った青色LEDの404特許とは??】
◎『404特許』とは、 青色LEDにおいて、中村氏が発明した 『2フロー制御型のMOCVD』(2フロー法)と呼ばれる半導体製造装置の製法特許のことです。 その製法で、窒化ガリウム(GaN)を単結晶膜に成長させます(青色LEDを開発する上で必要な材料を作製します)。 ※このGaNをMOCVD装置で単結晶膜にする製法自体は、赤崎氏が79年から研究を始めて、 85年には天野氏が、世界で初めて良質なGaNの単結晶膜の生成に、成功しました。 中村氏の開発した「2フロー法」は、赤ア氏らと同じようなGaNの単結晶膜を生成する為の製法です。 ※※その技術は、その後に特許を取得し(通称『404特許』と呼ばれてます)、その特許権の帰属と対価を巡って 中村氏と日亜化学の間で裁判になったことでも有名です。 ◎物理学の専門家である同志社大の山口氏によると、 「2 フロー法」自体は、その特許出願の 5 年前に、南加州大学のマトルービアンらによって発明されていた、とのことです。 85年に学術論文として発表されたマトルービアンらの発明は、窒化ガリウム(GaN)結晶を中村氏と同様の方法で 成長させるもので、彼らの論文に掲載された図は、中村氏が特許に掲載した図の装置構成と同一である。 また、半導体製造装置メーカーのアルバック社の特許と「2フロー法」の404特許の請求要件が一致している。 と指摘しています。 *これらを考えると特許審査官が、404特許の非新規性を見逃した可能性もあり、 しかも他の特許等との類似性から新規性がなく、404特許の無効審決が下される可能性もある、とも言及しています。 http://www.doshisha-u.jp/~ey/images/pdf/BlueLED_Judgment.pdf ◎知的財産に詳しい専門の弁護士も404特許は、 マトルービアン論文とアルバック特許との組み合わせ特許であり、 その場合、404特許は無効という結論になった可能性は高いと、同様に指摘しています。 http://chizai.nikkeibp.co.jp/chizai/manufacture/jinvent20040623.html ※※※実際に中村氏が発明した、青色LEDの関連特許では、新規性がないと無効審決が下って、取り消された特許もあります。 http://www.toyoda-gosei.co.jp/news/detail/?id=55 ◎同業他社の「2フロー法」の評価は、 歩留まりが悪く量産化には使えないとし、実際に違った方法で量産化対応しているとのことです。 http://techon.nikkeibp.co.jp/NEWS/nakamura/mono200406_2.html ◎その後に日亜化学は、 中村氏の「2フロー法」は、試作レベルの歩留まりだった為に、それを大幅に改良して量産対応して、 97年5月にはこの技術を捨てて、違った製法で量産対応しました。 ◎そして日亜化学は404特許訴訟の控訴審での和解後に、この404特許には、もはや価値がないとして特許権を放棄しました。 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060307/114330/?rt=nocnt ◎また、ノーベル物理学賞を同時受賞した名古屋大の天野教授は、「404特許は青色LEDの基本特許では決してあり得ない」 という陳述書を404特許訴訟の控訴審で提出しています。 つまり青色LEDの研究開発において、404特許自体は、中村氏が著書やインタビューで豪語するような、 「独創的な発見」や「最大のブレイクスルー」という評価は、誇張とも誇大表現とも言えるし、 それはノーベル賞の受賞理由に挙がってないことからも明らかです。 ※※※※ちなみにノーベル賞受賞理由にある、アニーリングによるp型化は、今でも量産技術として使われています。
|