- ウナギ、マリンスノー食べて育つ 完全養殖へ一歩/JAMSTEC・東大
62 :名無しのひみつ[sage]:2012/11/09(金) 12:10:00.04 ID:TRdcL+7o - 塚本勝巳『世界で一番詳しいウナギの話』
http://www.asukashinsha.co.jp/book/b103488.html ウナギの産卵地点を突き止めた研究者の著書だが、図書館で読んでみた。 これによると、プランクトンの死骸はマリンスノーになって落下する間に バクテリアに分解され、ペプチドやアミノ酸になる。ウナギの幼生は胃がなく、 タンパク質の消化能力が低いので、そういう流動食みたいなのを食っているらしい。 しかしこれを人工的に再現するのは困難だとのこと。
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65 :名無しのひみつ[sage]:2012/11/09(金) 12:26:23.67 ID:TRdcL+7o - よくみたら>>1のプレスリリースでも研究グループに塚本先生が入ってますね。
失礼しました。
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69 :名無しのひみつ[sage]:2012/11/09(金) 15:08:11.64 ID:TRdcL+7o - ゆで卵の黄身では駄目なようだ。
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/L3/230144.htm 90年ごろから研究を始めた同研究所繁殖研究グループの田中秀樹 グループ長(52)は「ありとあらゆる餌を試しました。天然プランクトン、 配合飼料、魚、エビ、カニ、クラゲ、エイのひれ、ゆで卵の黄身…。 少しでも粒が大きいとのどを詰まらせ呼吸が止まる。永遠に分からない ムダな努力をしているのではと言われて、一時は不整脈が出た」と振り返る。 96年、サメの卵を主成分とした餌に仔魚が食いつき、餓死することは なくなった。しかし、次は水質管理との戦いだった。餌の食べ残しが 水槽内に少しでもあると水が腐り、仔魚は死んだ。ろ過器や排水器を 導入すると、仔魚は排水に吸い込まれた。 水温や水流、塩分濃度の管理方法などの研究を重ね、ボール型水槽で 水を循環させながら飼う方法を見つけるまでに2年の歳月を費やした。 四角い水槽だと食べ残しの餌が水槽の隅に残ったが、ボール型だと残らず、 水の循環もうまくいった。
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85 :名無しのひみつ[sage]:2012/11/09(金) 18:11:01.83 ID:TRdcL+7o - サメの卵はアブラツノザメという種類だが、その供給にも不安があるみたい。
http://mainichi.jp/area/news/20121002ddq012070012000c2.html −−一方、餌の問題は完全にクリアできたわけではない? ◆ この10年間でさらに改良は進みましたが、それでも仔魚から稚魚になる 確率はまだ平均数%で、飼育期間も200〜250日程度と天然(100〜180日)の 倍ぐらいかかっています。餌を食べる条件は天然の方が厳しいはず。理想的な 環境と餌を与えてやれば天然より早められる可能性は十分あると思いますよ。 サメ卵の供給にも不安があります。アブラツノザメという種類で、成長が遅く、 2年に1度、稚魚を数十匹産む程度。レッドデータブックに載ってもおかしくないんです。 今のところ安定してとれていますが、底引き網でとり続ければ……。 サメ卵に頼らない新しい餌の開発も大きなテーマなんですよ。【聞き手・松本宣良】
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86 :名無しのひみつ[sage]:2012/11/09(金) 18:17:47.80 ID:TRdcL+7o - 他のサメの卵を使った研究もある。
イタチザメ卵とアイザメ卵を主体とした飼料によるウナギ初期飼育の可能性 http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/fish_tech/4-1/02.pdf この論文によるとこれらでも育つが、アブラツノザメより食いつきが悪いという。 またこれらは資源量も少ない。
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87 :名無しのひみつ[sage]:2012/11/09(金) 18:21:46.16 ID:TRdcL+7o - >>85の
「200〜250日程度と天然(100〜180日)」 原文では数値参照(〜)は「〜」です。
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