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名無しのひみつ
【宇宙】30億年前の火星に海洋 欧州探査機が“証拠”

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【宇宙】30億年前の火星に海洋 欧州探査機が“証拠”
35 :名無しのひみつ[sage]:2012/02/14(火) 03:21:41.18 ID:BUrDM2kr
ヴァイキング計画の時代、NASAはありとあらゆる手段を講じて
火星の実態を覆い隠していた。
特に有名なのは1976年7月20日、ヴァイキング1号から送られてきた
火星の最初のカラー写真の空の色が、
我々が地球で普段見慣れているような明るい青だった事である。

が、翌日にはなぜか空の色が赤一色に修正されてしまった。
NASAのカール・セーガンは、これはデータから写真を作る時の色彩混合のミスだと説明し、
火星の空の色は本当はピンク色であると述べた。

これが、後々まで火星を赤い世界と言い続けるきっかけとなった歴史的な出来事のあらましである。
以降NASAは赤いフィルターをかけた不自然な映像を送るようになった。

ところで実際のところ火星の空の色は何色なのだろう?
これについてはまず最初に、地球の空について説明したい。
地球の空が明るく見えるのは気体分子による青い光の分散(レーリー分散)と、
水蒸気による白い光の分散によるものである。

対して火星の大気圧は地球に例えれば高度35kmに相当する7ヘクトパスカルであり、
水蒸気は地球の乾燥した砂漠の数百分の一の割合ほどしか存在しないとされている。

地球の成層圏ではレーリー分散を起こすまでの分子量が存在せず、空は暗黒である。
つまり、同様の環境下にあるとされる火星においては、
地球の成層圏同様空は暗黒でなければならないのだ。

要するに火星の写真に映し出されていた空の色が
明るく青みがかっているということは、
公表されている火星のデータと全く矛盾しているのである。
科学者たちにとって、これは実に頭の痛い問題であったのだ。
【宇宙】30億年前の火星に海洋 欧州探査機が“証拠”
36 :名無しのひみつ[sage]:2012/02/14(火) 03:23:35.25 ID:BUrDM2kr
もし、ヴァイキングの最初の写真が十分な検討期間を置いて出てきていたら、
空は地上よりはるかに暗く、漆黒の世界に「修正」されていただろう。
その方が、明るい空を説明するよりはるかに簡単であるためだ。

しかし、ヴァイキングで明るい青い空の写真が公開されてしまったため
NASAの科学者は急遽空を赤く「修正」するとともに、
明るい空に対する「理由付け」が必要となった。

下層大気は澄んでいるが空を青くするほどの分子量は無い。
そこで、定期的に発生して火星全土を覆いつくす大規模な砂嵐に着目した。
そこから「上昇気流に乗って高空に吹き上げられたミクロン単位の塵の一部が
火星の成層圏に半永久的に留まり、赤い光を反射し
空がピンク色に輝いている」という苦しい言い訳を考案する。

こうしてヴァイキング計画の記者会見で、アラン・ビンダー博士は
「赤い火星の世界は天文学的観測と適合する」と述べたのである。

ところで、実際のところ空があそこまで明るい以上、
大気についても環境についても、火星の実際のデータは
NASAが公開している情報とは大きく異なっていると言わざるを得ない。

さて、ここで月面の例を挙げよう。
アポロの写真を例に見れば、月面は青みがかったグレー、またはグリーンであり、
月面上ではオレンジ色の鉱物も見つかっている。
しかし、天体望遠鏡で見た月は黄みがかった白一色の世界であり、
そこにアポロの写真と同じ色を見ることはできない。

同様に地上から観測した火星はオレンジ色に見えるが、
それはあくまで惑星全体の「大気の色」を見ているのであって、
着陸してみた風景の色と同じであるとは言えないのである。
【宇宙】30億年前の火星に海洋 欧州探査機が“証拠”
37 :名無しのひみつ[sage]:2012/02/14(火) 03:26:10.06 ID:BUrDM2kr
また、NASAは極地方に存在する「氷」についても、
当初「ドライアイス」だと説明していたのだが、
いまや他国の宇宙探査によって徐々に火星の実態が明らかになるにつれ、
酸化水素としての「水」が存在する事は確実だと見なされるようになった。

火星表面にできた「流水痕」についても、かつては溶岩流の痕跡だと
説明されていたものが、現在では水による浸蝕、
すなわちかつての「河川」が干上がった地形だという結論が出ている。

問題は「海」である。かつて火星に大量の水が存在した事は間違いないが、
その規模はどれほどのものだったのか。
日本をはじめ世界中の天文学者や惑星地質学者は
様々なシミュレーションを行っている。

JPLのパイリやアリゾナ州のベーカーらは、火星の北半球の少なくとも15%は
水深100〜200mの海であったと計算しており、日本の小松吾郎によれば、
面積にして最大、北半球の半分は海であったと結論づけている。

特に研究家たちが注目するのは北極である。
火星の北極には低地が広がっており、ボレアリス海と呼ばれている。
その構造からこのボレアリス海は巨大な隕石か、小惑星が激突したクレーターが
元になって形成されたのではないかという説もあり、
海岸線を分析したところ、少なくとも海の水は「2段階」で消滅した事もわかっている。

状況は火星の南極も同じである。
北極ほどではないが、南極にも低地が広がっており、
ここがかつて海であった可能性は非常に高い。
と同時に、赤道付記にあたかも傷のごとく伸びるマリネリス峡谷も、
文字通り海の(=マリネリス)峡谷、すなわち「海溝」と呼ぶべき地形である。
【宇宙】30億年前の火星に海洋 欧州探査機が“証拠”
38 :名無しのひみつ[sage]:2012/02/14(火) 03:27:23.77 ID:BUrDM2kr

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0c/Valles_Marineris_NASA_World_Wind_map_Mars.jpg/400px-Valles_Marineris_NASA_World_Wind_map_Mars.jpg

なぜマリネリス峡谷が誕生したかについては諸説あるものの、
ここもかつて並々と水を湛えていた事は間違いないとされている。

こうした地形学的な視点とは別に、地質学的にも火星に海があった証拠は発見されている。
2004年3月23日、探査車マーズ・オポチュニティが火星の岩石を分析した結果、
そこに流水で形成された縞模様を発見。
当局の発表によれば、水深5p、流速は秒速10〜50pの水が流れていた事は間違いなく、
その成分は塩素と臭素が40%以上、他に鉄ミョウバン石も含まれており、
ここが地球によく似た海水に洗われていた──すなわち海辺であった可能性が高いという。

分析にあたったベントン・クラーク博士は、
「塩分を含んだ水がゆっくりと蒸発したとしか考えられない」と述べている。

今のところ、表だっては火星の海に生物が存在した直接的な証拠は発表されていない。
探査車科学チームのジョン・グッツィンガー博士は
「生物の痕跡を見つけるには、広い範囲を探査して多くの岩石を調べなければならない」
と述べるにとどまっている。
【宇宙】30億年前の火星に海洋 欧州探査機が“証拠”
39 :名無しのひみつ[sage]:2012/02/14(火) 03:31:51.53 ID:BUrDM2kr
かつて火星に「海」が存在した、これはもう間違いない。
時期については諸説あるものの、広大な海が存在した事はもはや定説になっていると言っても過言ではない。
問題は、なぜ「消えた」のかという事である。

「太陽系が誕生して10億年間、火星は地球と同じような環境にあったものの
 15億年を過ぎる頃から徐々に寒冷化が進行し、それと同時に海の水分が蒸発。
 やがて荒涼たる大地が広がり、水は両極と地下にのみ存在するのみとなった」
──と一般には説明されている。
アカデミズムお得意の年代引き伸ばし、斉一論であるが、
果たしてそれは事実だったのかといえと、実は疑問が多いのである。

まず、世の中には「台状クレーター」という地形が存在する。
「両極の氷床がある地域」にできる特徴的な地形である。
氷床に隕石が落下するとその中心にクレーターができ、衝撃で飛ばされた土砂が周囲に広がる。
この状態で夏になって氷床が溶け、結果として土砂がない部分が溶解して、ある部分だけが残る。
これが繰り返され周囲が風化すると、やがて台形をしたクレーターができあがる。
これが台状クレーターだ。

http://electronic-journal.seesaa.net/image/82P82T82T82P8D86.jpg
(台状クレーターの参考画像)

そして火星には、なぜかこの台状クレーターが「赤道付近」に存在する。
赤道でも存在するのは2つの地域に限られる。同じ赤道でも両者はともに緯度で180度離れている。
なぜ極地にのみ存在する筈の台状クレーターがそれぞれ反対側の赤道付近に存在するのか?
この謎は多くの宇宙地質学者を悩ませている。

【宇宙】30億年前の火星に海洋 欧州探査機が“証拠”
40 :名無しのひみつ[sage]:2012/02/14(火) 03:40:07.53 ID:BUrDM2kr
確実なのは、赤道両面にのみ台状クレーターがあるということは、
そこにはかつて「氷床」があったという事だ。
そして理由として考えられることは一つしかない。
この2つの地域はかつて両極地方──南極と北極だったという事だ。
それがいつしか赤道付近にまで移動してしまった。
ポールシフトがあったという物的証拠だ。

かつて火星で極移動があったことは、多くの科学者が認める事実である。
極移動が引き起こされた原因が何かについては定説はないものの、激変が生じ、
極が緯度で90度移動したことだけは間違いないとされている。

問題はこのポールシフトが極めて短時間で起こったという事だ。
徐々に極が移動したというのなら、台状クレーターは赤道から両極にかけて
連続的に存在していなければおかしい。
しかし、極地方だった事を示す台状クレーターが赤道付近にしか無いという事は、
ポールシフトが突如発生し、極めて短時間に終了した事を物語っている。

では一体何が原因で極移動が引き起こされたのか?
火星に過去何があったというのか?

もちろんこの点についてNASAは事実を掴んでおり完全に原因を解明している。
それが原因で火星の「海」が短期間で消え去ってしまったという事も。

だがいまだに、風が吹き続けている火星の表面で、なぜあれだけ
大量の岩石が散乱しており、その角度が鋭角的なのか──
(つまり、どれも比較的新しいものである)
火星表面を覆う赤い酸化鉄は、なぜ風によって延々と吹き散らかされて
火星全体を均等に赤く染めていないのか (この酸化鉄も火星外起源で、
1万年と経っていない新しいものだからである)
なぜフォボスのような「巨大な衝突痕を持つ何かの破片」が
火星の重力圏に捕らわれて周りつづけているのか──
それらの理由を知っていながら、公開を控えているのが現実である。


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