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名無しのひみつ
【生物】絶滅した魚クニマスを山梨県の西湖で発見/京大
【脳科学】ウルバッハ・ビーテ病で扁桃体を破壊され恐怖をまったく感じない女性 PTSD治療にヒントか
【材料】レアメタルそっくり、京大が新合金精製に成功
【宇宙】ビッグバン以前の宇宙の存在に新説
【進化】アフリカゾウは1種ではなく2種、遺伝子研究で判明、マンモスとアジアゾウほど遠い/米研究

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【生物】絶滅した魚クニマスを山梨県の西湖で発見/京大
484 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 11:50:49 ID:3tAi2IkS
大阪府 水生生物センター 淡水魚図鑑

クニマス
 本亜種はサケ科に属し、ベニマスの湖沼陸封型であるヒメマスの亜種とされる。
体色が黒いことや、体表や各ヒレに黒点がないことが特徴とされる。
 日本で最も深い秋田県田沢湖(最大深度423m)が唯一の天然分布域であったが、
昭和15年(1940年)以降、発電所の完成にともない玉川の強酸性(pH4.5)の河川水が
田沢湖に流入したために絶滅した。琵琶湖や富士五湖に移殖が試みられており、
このうち山梨県の西湖に移植されたものが定着して生き残っていたことが最近
確認された。特異な産卵生態をしていたといわれており、湖岸の砂礫底で年中産卵
していたとされている。湖の深部に生息していたとされ、エサのサイズと関係する
鰓耙数から推測してプランクトンなどを食べていたと考えられる。環境省レッドリスト
では「絶滅」とされているが、今後の改訂で見直しの予定。
http://www.epcc.pref.osaka.jp/afr/fish/tenji/sakana/sakana/kunimasu.html
【生物】絶滅した魚クニマスを山梨県の西湖で発見/京大
485 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 12:40:46 ID:3tAi2IkS
学芸ノート クニマスの標本が語ること(抜粋)
(前略)
 今年の夏、仙北市立田沢湖郷土資料館と当館所蔵のクニマスの液浸標本が、動物と
して初めて国の登録記念物に指定されました。世界で唯一田沢湖にだけ棲んでいたと
いう希少性と、人間が絶滅させたという歴史認識を後世まで語り伝えていこうというのが、
その主な登録理由です。
 クニマスはサケ科の魚で、十和田湖で養殖されているヒメマスと非常に近い仲間です。
多くのサケ科の魚がそうであるように、ヒメマスも海に降りて大きくなり、ベニザケになると
いう降海型を持ちます。しかし、クニマスは田沢湖だけに棲み、降海はしなかった魚です。
生態的に異なるだけでなく、ヒメマスとは幽門垂の数やその他いくつかの形態の違いなどで、
分類上ヒメマスの亜種という位置づけがなされています。
 このクニマスの体色は記録によると「色は暗い青で、銀色ではなくほとんど黒い」
「体色一様に黒くて腹部銀色を呈せず」など、ほぼ全身が黒色であるということになって
います。しかし、他のサケ科魚類のほとんどは、産卵期に婚姻色を呈する時期を除けば、
すべて腹面は銀白色系の色です。クニマスが全身黒色である必要はどこにあるのでしょうか。
謎に迫るために、生態について記録をひも解いてみましょう。
 クニマスは田沢湖という栄養分の少ない湖で、ミジンコなどを主に摂っていたため釣りの
対象とはならず、その漁はもっぱらさし網で行われていました。さし網は春・夏は水深150m
前後、秋・冬は260m前後に入れられていました(産卵の盛期と思われる2月には水深20m
付近にも網を入れたようです)。透明度の高い田沢湖でも100mを超える水深では、差し込む
光の量はかなり少なかったはずです。日本一の水深を持つ田沢湖に特化したクニマスは、
深海魚ならぬ深湖のような体色になったのかもしれません。
(以下は必ずしも黒くないのもいたのではないかと論じられていますが省略)
                         (生物部門 船木信一)
http://homepage3.nifty.com/akitamus/news/147/147-P5.pdf
※PDFは1ページだけですが、「秋田県立博物館ニュース」147号(2008年10月)より。
【生物】絶滅した魚クニマスを山梨県の西湖で発見/京大
486 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 12:45:22 ID:3tAi2IkS
訂正
×深湖のような体色
○深湖魚のような体色
【生物】絶滅した魚クニマスを山梨県の西湖で発見/京大
488 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 14:43:00 ID:3tAi2IkS
さかなクン会見全文
http://www.nhk.or.jp/kabun-blog/100/68347.html
【生物】絶滅した魚クニマスを山梨県の西湖で発見/京大
489 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 14:58:44 ID:3tAi2IkS
高級魚だったクニマス

■戦争でふ化事業中断
県水産試験場は明治36年クニマスのふ化場を湖岸の潟尻につくり、クニマスのふ化放流に
乗リ出した。この時期、クニマスはもちろん、ヒメマスのふ化さえ確立されていない。県も
果たして成功するかどうか五里霧中の時代だ。戦前の名映画「われ幻の魚を見たり」で
有名になった和井内貞行がヒメマスのふ化放流事業に家財を傾け失敗に次ぐ失敗を
重ねている最中でもある。県営ふ化場はできたものの、まず基礎研究からと準備を進めて
いた矢先、日露戦争が起こった。

いつの時代もそうだが、戦争はずべてに優先する。で、開店休業に入る。明治38年、
日露戦争が終わリ、翌39年から基礎研究に入っている。和井内貞行がやっと十和田湖の
ヒメマス養殖に成功したのは明治38年。田沢湖のふ化場も負けてはいられない。

明治40年、県営ふ化場は、クニマスの生態、産卵、漁期の調査を終り、初めて採卵を
行った。この記録が「明治40年県水産事業報告養殖の部のクニマス関係」の文書にまとめ
県に提出された。以後、毎年この文書は出されるが「10年保存」の文書とあって、県には
残っていない。しかしこの明治40年の文書だけは残されている。「おそらく初めての記録
ということで大切に保存されたのだろう」と県水産課で話している。

この記録によると、最初に「国鱈二就テ」の標題でクニマスの特徴を記している。もちろん
この時代はマスについての学術研究も幼稚なこともあって
 1.深い場所に住むのは日光をきらうから。
 2.大きさは40ぐらい。
 3.卵数は平均800粒ぐらい。
などを明らかにしたにすぎない。
また「銀鱒の一種との説もあるがつまびらがならず」と述べている。
http://j87.net/tatsuko/2/p7/1/index.html
※「国鱈ニ就テ」とありますが「国鱒」のスキャンミスか。(つづく)
【生物】絶滅した魚クニマスを山梨県の西湖で発見/京大
490 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 14:59:51 ID:3tAi2IkS
■採卯の苦労詳細に
「採卵」の項には採卵の苦労話が報告されている。全湖面で漁獲したものを初めは、
一隻の舟で湖辺を一週して集めたが、一周には10余時間もがかり、その途中で親魚が
死んでしまう。
「一日中風向きが定まらず湖辺一周は難事と為す」というわけで、湖を3区間に分けて
集め、ふ化場に運んだ。この年総数11万5200粒を採卵した。
春山にあったふ化場。規模は小さいが、管理小屋、ふ化場、水路、幼魚地などが配置
されている。

採卵方法の説明は詳細をきわめる。例えば「一人は魚の頭部を持ち尾部を他の一人が
持ち切開に便なるよう差し出す。切開する人は左手に手袋をして魚の尾部をにぎり、
右手で肛(こう)門よリ刀 (メス)を入れ腹部を切開、直ちに指頭で卵粒を排出」というように
延々と続く。ともあれ、この記録からみて11万余のふ化が行われたことがわがる。

明治40年といえば田中阿歌磨博士が始めて田沢湖を錘(すい)測し397メートルの深度を
出した年の2年前だ。従って田沢湖がどれほど深いがまだわからない。
この記録には、陸岸をへだてた300間(600メートル)弱で観測用糸250尋(375メートル)を
下ろしたが湖底に達しなかったといい、「中央部ノ最深部ハ果シテ幾何ナルカ、ツマビラカ
ナラネド、湖辺民の伝エルゴトク500尋(650メートル)以上の水深ヲ有スルモノナラン」と
あるのは興味深い。
http://j87.net/tatsuko/2/p7/2/index.html
※原文「とし、うように延々と」とありますがスキャンミスと見て訂正。(つづく)
【生物】絶滅した魚クニマスを山梨県の西湖で発見/京大
491 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 15:01:25 ID:3tAi2IkS
■放流まで10年費やす
明治40年、湖畔の潟尻にある県営ふ化場は初めて11万余粒のクニマスのふ化に成功
するが、養殖となると見通しがつがない。採卵数も1O万単位では問題にならず、少なくとも
100万単位でなけれぱ事業としての見通しはつかない。このため毎年親魚集めに苦労する
ことになる。

一方、ふ化には成功するものの、水そうの底で、ふ化した稚魚は浮上すると間もなく
死んでしまう。え付きが悪く成長段階寸前で死ぬため放流までにいかない。
放流まで10年費やす試行錯誤を繰リ返しながら、結局、浮上した稚魚をそのまま育てずに
放流すると、どうやら湖底で成長することがわかった。ここまでの研究に10年余りかかって
いる。

大正7年、ようやく自信をつけた県は、ふ化場を西木村の潟尻から田沢湖町の春山に移し、
本格的なふ化事業を始めた。以後、大正がら昭和にかけて年間、百万粒から300万粒の
ふ化放流が同フ化場の手で進められた。
http://j87.net/tatsuko/2/p7/3/index.html
※これ以下はクニマスが高級魚だったことが書かれていますが省略。このサイトはURLを
削ってもディレクトリが出てくるだけでどこのかわかりませんが、活字資料が基になっている
はず。
【生物】絶滅した魚クニマスを山梨県の西湖で発見/京大
492 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 15:12:52 ID:3tAi2IkS
>>489-491によると、明治大正からクニマスの孵化を試みて、採卵と孵化までは
うまくいったが育て方がわからず、孵化した稚魚をそのまま湖に放して勝手に
成長させるという方法だったんですね。それでも採卵は事業化していたから
各地に卵を送ることができたのが幸い。
【生物】絶滅した魚クニマスを山梨県の西湖で発見/京大
495 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 16:52:04 ID:3tAi2IkS
とりあえず戦前のやり方を復活させて、西湖の湖畔に孵化場を造り、稚魚を孵して
そのまま放流するのも個体数を増やす意味ではいいかもしれません。
稚魚を全部放流するのではなく、一部は残して飼育を試みるうちに飼い方が分かって
くるかもしれないし。
【脳科学】ウルバッハ・ビーテ病で扁桃体を破壊され恐怖をまったく感じない女性 PTSD治療にヒントか
148 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 18:33:15 ID:3tAi2IkS
>>146
昆虫を食うのは異常でも何でもないよ。常食にするには集めるのが大変だが。
【材料】レアメタルそっくり、京大が新合金精製に成功
117 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 18:40:35 ID:3tAi2IkS
未来には全ての元素の人工合成(他の元素から工業的規模で変換)が可能になると
思うが、あと何百年かかるか?
【宇宙】ビッグバン以前の宇宙の存在に新説
104 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 18:45:09 ID:3tAi2IkS
>>99
ニーチェの永劫回帰だね。
【進化】アフリカゾウは1種ではなく2種、遺伝子研究で判明、マンモスとアジアゾウほど遠い/米研究
85 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 18:56:29 ID:3tAi2IkS
>>84
ハンニバルとポエニ戦争のことを説明しないと普通の人にはわからんぞw
【材料】レアメタルそっくり、京大が新合金精製に成功
120 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 19:26:20 ID:3tAi2IkS
>>118
それは承知の上で。
【進化】アフリカゾウは1種ではなく2種、遺伝子研究で判明、マンモスとアジアゾウほど遠い/米研究
88 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 19:41:45 ID:3tAi2IkS
>>86
アフリカゾウを古代ローマ人が使役していたとか、インドゾウがカルタゴ付近にいたという
根拠があるのならともかく、そうでないならマルミミゾウと考えるのが妥当では?
【生物】絶滅した魚クニマスを山梨県の西湖で発見/京大
499 :名無しのひみつ[sage]:2010/12/30(木) 19:54:16 ID:3tAi2IkS
天皇の会見では中坊教授がまもなく(再発見についての)論文を出すとのことでしたが、
英語の論文でしょう。
クニマス発見は中坊さんがマスコミに最初に発表したのだろうし、そこでさかなクンの
名前も出したわけで親しいのだから、論文に再発見の経緯を詳しく書くならさかなクンの
名前も当然出すと思います。論文の共著者でもいいぐらいだと思いますが。

さて英語で何と書くか。

1 本名
2 Sakana-kun
3 Mr.Fish


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