- 好きなマーガリン
811 :隠し味さん[]:2014/05/18(日) 10:17:32.85 ID:o8kmZytH - マーガリンに対する誤解の数々
・マーガリンは食べるプラスチック プラスチックとマーガリンの構造は全然違います。マーガリンと プラスチックの構造を云々するなら、バターだって同じとも言える。 ・マーガリンは腐らない。細菌さえ寄ってこないほどだから危険 そもそも腐敗に関する概念が間違っています。マーガリンは油脂 であり、自由水が極めて少ない。人間が見れば、ベチャベチャでい かにも腐りそうに見えますが、細菌から見れば砂漠の砂みたいなも ので、生きてゆく環境ではありません。ちなみに、バターだって油 脂成分だけ抽出したものは、腐りません。 ・マーガリンのトランス脂肪酸は危険 実はバターにもトランス脂肪酸は2%ほど含まれています。平均 的なマーガリンには6〜7%含まれていますが、これを除去したマ ーガリンは1%以下の含有量になり、バターより安全になります。 ちなみに、バターは自然成分から作るので、除去すると加工品と なってバターと呼べなくなると思います。 ・バ、バターのトランス脂肪酸は天然物だから安全だい! アメリカとオランダで行われた試験では、危険性に差はありませ んでした。そもそも、生物や化学からの分野では、人工物と天然物 ではむしろ天然物の方が微量で生物に影響を及ぼすことの方が多い のです。例えば、人類が生成した最強の毒はダイオキシンですが、 ユッケ食中毒で有名O−157の毒分(ベロ毒素)は、ダイオキシンの 数百倍の強さです。ボツリヌス菌の毒素は、スプーン1杯で60億 の全人類を殺せます。 ・でも、結局マーガリンって合成物質なんでしょ マーガリンの原料は、ちゃんと箱に書いてるように植物性の油脂 です。原料は自然からの収穫物で、天然モノです。ただ、人工的に 液体を固化させているにすぎません。その副産物としてトランス脂 肪酸が発生しますが、これとて反芻動物の胃にいる共生細菌により、 牛乳や牛肉(ヒツジも)にも含まれています。 ちなみに、化学調味料だってあれは無機物から作られている訳じ ゃありません。由来は自然の生物であり、人工的に凝縮・精製して いるというのが実態です。 ・マーガリンはアリも食わない 昆虫が何をエサとして認識するかは、その物体が出す吸引物質に も関係します。マーガリンは人工的に精製されており、昆虫にとっ てエサとして認識されない、というのが正解だと思います。 ・じゃ、マーガリンはどんどん食べても良いにだよね モノには何でも限度、域値というものがあります。今の平均的日 本人の食生活では、マーガリン由来のトランス脂肪酸については、 殆ど問題がありません。成人病予防には、食生活全体のバランスの 方がもっと重要です。欧米人と同じレベルでバターを摂取したら、 かなり問題ですし、同様にマーガリンでも問題になります。
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