- 社会福祉公社技術部さくら板支所 第3分室
781 :CC名無したん[sage]:2012/08/30(木) 02:17:10.47 ID:WF/Pmcu30 - 僕の銃を前にして、彼女はこう言った。
「私の手の大きさでは扱えません」 それは彼女が「子供」である事をもう一度僕に思い出させた。 彼女は忠実な義体。 「ロボット兵士」とまで言われるほど、感情を削ぎ落とした状態。 それなのに、なぜ、こんな僕の心をかき乱すような台詞を言うのだろう。 「子供を道具に改造した」 「事件の被害者に殺人させている」 そんな罪悪感を忘れるため、努力を積んだのに。 愛そうとしたのに。 どうして彼女は簡単に全てを崩してしまうのだろう。 小さな、白い手。
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