- 魔法少女まどか☆マギカinCCさくら板
213 :CC名無したん[]:2012/01/11(水) 20:38:23.44 ID:VWQCciwa0 - まどか☆マギカif...(21)
一方、まどかとさやかは放課後になって校門の前でマミと落ち合った。 「実は友達の仁美っていう子が昨日から行方不明らしいんです・・・。」 まどかは思い切ってマミに打ち明けた。 「どうでしょう、マミさんのお力で仁美を探してやってはいただけませんか?」 さやかも懇願する。 「家出なら警察の仕事でしょ、って言いたいところだけど・・・最近街中で使い魔らしい者に 追われた事件も多いし・・。いいわ、お友達探しを手伝ってあげる。」 マミは少し躊躇したが、2人の申し出を受け入れてくれた。 そして3人は街に出て、昨晩の仁美の足取りをなぞる。 以前、まどかは彼女の通う茶道教室の場所を教えて貰った事があり、そこと仁美の家を結ぶ道の どこかに現在の居場所を示す有力な手掛かりがあるのではないかと考えたのだ。 やがて繁華街の一角、雑居ビルが立ち並ぶ区域まで来た時、道路の片隅に見慣れたスクールバッグが 置かれているのを、さやかが発見した。 「これ、仁美のやつだ!!」 バッグの名札を見た、さやかが叫ぶ。 「バッグだけ置いてどこかへ行くなんて不自然だよね?きっと何かあったんだよ!」 まどかが続ける。 「ちょっと、いいかしら?」 マミはソウルジェムをバッグに近づけ何かの反応を見ていた。 そしてジェムを掌に載せて周囲のビルに向けてかざすと、ある方向を向いた時だけ明滅する。 「これはやっぱり魔法使い絡みの事件だわ・・・このビルの隙間の奥に結界があるみたい。」 マミは先頭を切って仁美が引き込まれた結界へ向い、さやかはまどかの手を引いて後に続く。 人一人通れる程度の隙間の奥には奇妙に現実離れしたデザインのドアがあった。 (22)へ続く
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