- ウルトラマンA 13スレは君だ!
246 :どこの誰かは知らないけれど[sage]:2011/01/01(土) 22:11:56 ID:w/Y7QUG3 - >>244
http://6115.teacup.com/u_saku/bbsよりコピペ 悪質改訂してまでアンチ乙 ☆今年の年末番組は、収穫が多いです。 「鉄コン筋クリート」を放映してくれたMXに感謝。 ○「鉄コン筋クリート」('06年度・劇場作品) こんな傑作だとはついぞ知らず。不徳の致す限り。 年末映画は'76年版「犬神家の一族」でも録画して、病院から帰ったらコッチ流し観でもするか…と 罰当たりな計画を立てておりました。とんでもない。 呼吸するのを忘れた。終劇と同時にぜーッぜーッと 息を荒げている自分の呼吸が耳に入った。無音の 部屋の中、自分の荒い息だけが耳に木霊していた。 ムロン、DVDは即注文完了。BDが出てないのが残念…。 アカデミーやベルリン、様々な賞にノミネートされ、それでも受賞を逃しているのは「万人が納得する」 決着が付いてない映画だからでしょう。アクション映画だと思ってはいけません。そんなチンケな作品 ではありません。ラブドラマです。いや、監督がアメリカ人なので、一種の宗教映画かも知れません。 心を映す鏡です。 本作を観て私は今、自分自身が相当に荒んでいるのを発見しま した。ムロン、「俺妹」みたいな下痢糞と、ソレ にたかる客層が横行しているためです。 本作を観ながら、クロがイタチと会う直前…遊園地"子供の城"で、2体の殺人者に飛び掛かるシーンは 「頬に噛み付いて、瞼と共に喰いちぎっちまえ。敵も、目玉と歯茎剥き出しの顔のままクロに肉薄しろ。 そこで眼窩に手突っ込んで脳みそ引き摺り出しちまえ!切り刻め!肉塊にしちまえ!」…とクロを応援 しておりました。言うまでも無いスがこの時、私が脳内で"敵"として 投影していたのは「俺妹」信者です。ハッキリ言って私はそれ程 彼等を軽蔑しています。 何故そんな投影が可能なのかといえば、本作がこうして「滅びに瀕しているアニメ界」の現状に即して 現れてくれたからですね。しかし、4年も前にコレを完成させていた、ッてのはスゲエなあ…。 …でも、本作はラブドラマでした。悪人どもを退治するでもなく、街に居座る腐敗が払拭されるでも なく、その憤懣遣る方ない欲求不満はすべてホイッ、と観客に投げ渡され「各々が片付けるべき問題」 として未解決のまま終わってゆきます。「委ねられる」映画です。凶暴で残虐で情け容赦ない暴力の中、 "愛"を描いています。「BLACK LAGOON」は、もう観なくてイイや。アレは子供の遊び。片淵監督は文字 通り「子供の遊び」として、あの作品を撮られたのでしょう。こちらは、オトナの観るべき映画です。 アメリカではR-18だそうで。そりゃあそうだよなぁ(笑)。 "純愛"をテーマに描かれたバイオレンス映画ですが、アタシは↑上記の通り、ココんトコの押井守監督 作品と同様に「今の若年層の精神的欠落と、それに業界が巻き込まれた現状」をメタ視線で含んでいる、 と見る事も出来る作品です。ちゅーかアタシにゃ↑希望の白い鳩がカラスの大群に追われる場面でモハヤ そーとしか見えなくなった(笑)。また観返せば、別の感想になるかも知れませんが。
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