- 【勝新太郎 版】座頭市シリーズ総合スレ ★2
636 :独り言\(^o^)/ ◆rI5oCip.d6 [sage]:2021/02/21(日) 01:12:39.71 ID:oLIhTDD6 - ふと大映版の座頭市を観たくなり取り敢えず田中徳三監督『座頭市兇状旅』63を観たが、
やはり往年の大映京都映画はロケ・美術・撮影、、後年の日本映画やTV映画とは風格が全然 違うなあ、、 現場は勝やメインスタッフの牧浦地志(撮影)・太田誠一(美術)のアイデアも大きいの だろうが、監督の田中徳三も過小評価されている様には思った。 田中は70年代以降はほぼTV映画専門になってしまったからな、、たぶん性格的に主演スターや 企画・シナリオの意図が優先の人で作家的なクセを刻印するのが余り好きではない監督 なのだろうけど、、その辺が三隈研次などとは違う。 勝プロのTV版座頭市はTV映画としては有り得ない予算・スケジュールで作ってはいるが、 やはり大映映画版に比べると見劣りする。 勝プロのTV映画はロクなネガも残っていないので今は画質の粗いマスターでしか観られない 事もあるが、、代わりに勝新が(特に自分の監督回で)やりたい放題で凄まじい実験作の オンパレードにはなってる。終盤の勅使河原宏の監督回などもう滅茶苦茶。 89年の勝新監督の映画『座頭市』は壮大な勝の自主映画だよね。冒頭からラストまで 勝の観たい画だけで繋いでる。だからシナリオはデタラメ。 映画の体は為していない。まあそれを言ったら勝の監督した映画・TV映画はみなそうだがw 北野武版はただのゴミ。武は所詮は勝新のエピゴーネンにもなれてない。 阪本順治の『座頭市 THE LAST』は香取慎吾の殺陣は凄いらしいが(目隠しで 杖を使う訓練でホンモノの盲人並に動ける様になったと)、映画はたぶんゴミくさい。 わざわざ「怖いモノ」を観る気はしないm(__)m
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