- 昔スターで後年没落した人物だけを語ろう 29
861 :この子の名無しのお祝いに[sage]:2019/12/14(土) 16:44:51.62 ID:6muaJmtx - 次世代のスターともてはやされていた梅宮さんは、新人俳優の岡崎を大いに歓迎した。
「いきなりソープランドに連れて行かれた。そんな先輩はいなかった」 梅宮さんは「スターとはどういう人間か」を岡崎に教え込んだ。 「お前、新宿二丁目で飲んでるらしいな。それじゃ三流の俳優だ。銀座で飲め!」と説教された。「新人で稼ぎがないのにどうやってあそこで飲むんですか?」 と尻込みすると「そういうこと言ってるからダメなんだ。いいか!スターというのはカネのことは気にしちゃダメだ。誰かが払ってくれるから」とニヤリと笑ったという。 「お前、電車に乗ってんの? スポーツカーに乗れよ。飽きたら『違う車よこせ!』と言えばいいんだよ。ったく、しょうがねぇな」とぶつくさ言って、 スポンサーやディーラーに電話をしてみせた。映画俳優は業者から「これに乗って現場に行ってください!」と懇願される、そんな時代だった。 当時の映画会社は、専属俳優に「年間でだいたい映画20本弱くらいの出演料を出してくれた」という。 「梅宮さんは1本50万円ほどだったと思う。それを月2回くらい。今の時代でいえば1本500万円くらいか。ラーメン1杯で35円、 500万円あれば都内に土地付きの2階建て一軒家が買えた時代だった」。それに加え、月給とボーナスも支給された。当然、女性からも人気だった。 「東映では梅宮さんが一番モテた。しかも、いわゆるプロ、つまり水商売の子たちに。男をたぶらかすオンナが、梅宮さんにたぶらかされた」 つまるところ、梅宮さんのスターの帝王学は「“世話になりました”じゃない。“付き合ってやった”だ。スターはスターらしくして、憧れを抱いてもらわないと。こうしたいと言えばいい。向こうが用意してくれるから」だったという。
| - 【松方】東映実録路線やくざ映画を語る【深作】
827 :この子の名無しのお祝いに[sage]:2019/12/14(土) 16:52:08.07 ID:6muaJmtx - 次世代のスターともてはやされていた梅宮さんは、新人俳優の岡崎を大いに歓迎した。
「いきなりソープランドに連れて行かれた。そんな先輩はいなかった」 梅宮さんは「スターとはどういう人間か」を岡崎に教え込んだ。 「お前、新宿二丁目で飲んでるらしいな。それじゃ三流の俳優だ。銀座で飲め!」と説教された。「新人で稼ぎがないのにどうやってあそこで飲むんですか?」 と尻込みすると「そういうこと言ってるからダメなんだ。いいか!スターというのはカネのことは気にしちゃダメだ。誰かが払ってくれるから」とニヤリと笑ったという。 「お前、電車に乗ってんの? スポーツカーに乗れよ。飽きたら『違う車よこせ!』と言えばいいんだよ。ったく、しょうがねぇな」とぶつくさ言って、 スポンサーやディーラーに電話をしてみせた。映画俳優は業者から「これに乗って現場に行ってください!」と懇願される、そんな時代だった。 当時の映画会社は、専属俳優に「年間でだいたい映画20本弱くらいの出演料を出してくれた」という。 「梅宮さんは1本50万円ほどだったと思う。それを月2回くらい。今の時代でいえば1本500万円くらいか。ラーメン1杯で35円、 500万円あれば都内に土地付きの2階建て一軒家が買えた時代だった」。それに加え、月給とボーナスも支給された。当然、女性からも人気だった。 「東映では梅宮さんが一番モテた。しかも、いわゆるプロ、つまり水商売の子たちに。男をたぶらかすオンナが、梅宮さんにたぶらかされた」 つまるところ、梅宮さんのスターの帝王学は「“世話になりました”じゃない。“付き合ってやった”だ。スターはスターらしくして、憧れを抱いてもらわないと。こうしたいと言えばいい。向こうが用意してくれるから」だったという。
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