- 食肉の闇 ―タブーを斬る―
476 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2014/05/15(木) 17:13:35.75 ID:w8KJvOLe0 - 【映画】「ある精肉店のはなし」 問いかける「食」の本質
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/bunka/list/201404/CK2014041902000191.html 「暗くて、重く冷たいとイメージを持っていたと畜場を初めて見たとき、そんな悲愴(ひそう)感は全くないのに驚いた。 すごい熱気にあふれていて、いつか映画にしたいと思い続けていた」 機会が巡ってきたのは二〇一一年。「知人に『大阪にすごい肉屋があるんやで』と知らされて」。 大阪府貝塚市で七代続く北出精肉店。自分たちが肥育した牛を家族で手さばきし、食肉とし小売りする。 「と畜場は半年後の閉鎖が決まっていたから、まず技術を記録させてほしい」と撮影が始まった。 牛の解体が始まる場面は息をのむ。機械化が全盛の中、ナイフ一本での解体作業。 繁忙期には家族が総出で行う食肉の出荷作業。 同時に差別の中でどのように精肉店を営んできたか、地域の盆踊りがいかに楽しみだったか、 家族の結婚、太鼓づくりとだんじり。それら家族と地域の日常が語られていく。 日常を撮るには家族と地域の人々との交わりが不可欠。ただ被差別地域でも 「匿名にしたり、モザイクをかけるようなことはしたくなかった」。映画として公開するのは簡単ではない。 「地域の部落解放同盟の人たちから『私たちが撮影されることにどれだけ覚悟が必要なのか分かっていますか。 映画になるのは地域全体がカミングアウトするのと同じ。子や孫の人生にもかかわる。 あなたにはそれに対する覚悟がありますか』と問われた」 「責任を負えるかを考えても答えは見つからない。けれど『絶対に逃げません、自分自身全身でぶつかります』と。 最後は『お互い、何かあれば一番に駆けつける。そんな思いでやりましょう』と言ってもらえた」 「『命をいただく』という言葉が使われるが、本当に分かっているんだろうかと、北出さん家族を見ていて思わされた。 食のオートメーション化を告発する映画をきっかけにベジタリアンになったという大学生から 『映画を見て肉が食べたくなりました』と言ってもらえたのがうれしかった」
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