- 【尼崎】角田美代子【ブラックモンスター】
212 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/13(日) 18:41:51.59 ID:aHkW+UDQP - >>209 嘘つき
(略 昨年11月)彼らは一堂に集まってこう誓い合った。 「自分達も逮捕されて罰を受けるが、全員が刑期を終えても一緒に暮らそう」 この期に及んでも美代子の築いた「角田家」の絆を確認しあった。 裏を返せば、彼らはそこから離れて生きることが想像できなかったのだ。 そして11月7日、彼らは彼らは死体遺棄容疑で逮捕、連行された。 兵庫県警によって容疑者は別々に身柄を拘束され、取調べを受けた。 新聞やテレビは盛んに「美代子とは決別」「洗脳が解けた」などと報じた。 県警が故意にそういう情報をリークしていたのかもしれない。 県警本部の留置場にいた美代子にもこのことは伝わっていた。 刑事からも「仲間に裏切られたぞ」と言われていただろう。 取り調べから帰ると「おかしい、おかしい」とつぶやいていた。 美代子には自分が「角田家」を築き上げ、落伍者達を養ってきたという自負があった。 美代子にとって彼らに裏切られることは、六十四年の人生を否定されることに等しい。 やがて彼女は弁護士に対して、「死にたい、どうやったら死ねるか」と漏らすようになった。 自殺は、十二月十二日の早朝だった。 前夜、美代子は弁護士から差し入れてもらったLLサイズの黒地の長袖Tシャツを枕元に置いて横になっていた。 三人部屋の一番端。十分おきに警官が鉄格子の間から監視してくる。 彼女はその足音をどんな気持ちで聞いていたのだろう。 週刊ポスト1/25号175ページより転載
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