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格無しさん
鉄パイプもった男1人vsリクルートスーツ女性5人

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鉄パイプもった男1人vsリクルートスーツ女性5人
15 :格無しさん[]:2010/10/23(土) 00:12:51 ID:rjAb73R7
「うへへへへっへええええ、いやあああっはっはっはっはっはあああ!!!!」

「次のエモノはあいつね。」

「んっぎいひひいいいいひひひひ!!!あああきゃかかかかかk!!!」
男は鉄パイプを振りかざして女に殴り掛かる。
女は軽く身を翻し、その男の横に身を着け、脇腹に肘を打ち込む。
「ゴスゥッ!!」
「んぎいいぃっっ!!??」
男は鉄パイプを取り落とし、体を丸め悶えている。
「さぁ、はじめよっか?」
五人の女はうずくまる男を囲みハイヒールでゴスゴスと蹴り込み始めている。
男は女の一撃で呼吸困難に陥り、涎を垂れ流しながらひいひいと呻いて、体に突き刺さる女の踵に戦いている。
「じゃあユキ、まずは腕、いっちゃおうか。」ユキと呼ばれた女はりょうかーい、と軽く返事をし、男の体に腰を下ろした。
パンツスーツ姿のユキは本能的に頭を庇う男に馬乗りになり、しばらく考え巡らせると、「おじさーん?気持ち悪い顔だね。もっとよく見せてみてよ」と挑発する。
ユキはニヤッと小悪魔的な笑みを浮かべている。男は回転の悪すぎる頭をなんとかゴリゴリと動かして状況を理解した。
そして「うがあああっっ!!」と馬乗りになる女に下から殴り掛かる。ユキは目を細めて憐れむような笑顔を見せて、「ばーか」と小さく罵った。
ユキはその腕をガシッと胸に捕らえ込み、両足で素早く男の腕に巻き付けるように挟み込み、
ふくらはぎか膝の裏あたりで男の頭をガッチリと押さえ付け、グイッと体を横へ逃がし十字固めを極めた。
『ミシィッ!!!』
ユキは腰をグイィッと押し上げ、男の肘を砕かんと締め上げた。『ぎりっ、ギリギリっ!!ギシギシギシっっメキィっ!!!』
「うぎゃあああああああ、、あ、、あ、、あがあああ!???」
鉄パイプもった男1人vsリクルートスーツ女性5人
16 :格無しさん[]:2010/10/23(土) 00:24:27 ID:rjAb73R7
男は自分の腕が爆ぜるような痛みに襲われ、脂汗をじゅぶじゅぶとたらしながらぎゃあぎゃあと哭いた。
ユキは一気に可動不能にした男の腕を両足から解放し、スクッと立ち上がり全く無感動に泣き叫ぶ男を見下ろしている。
女達は一様にニヤニヤとその戦慄が走るような早業を眺めていた。もう慣れたものなのだろうか。
痛みにのたうちまわる男はぐううぐううう、と獣のような声をあげて立ち上がろうとする。
ユキに指示を出した女が今度はスリットの入ったタイトなスカートを穿いたままなんとか立ち上がろうとする男を蹴り倒した。
片腕が使えない男のバランスはもう軽い衝撃で破られてしまう。男は黄色い歯を剥き出して女を睨みつけたまま真横へ倒された。
痛みでぐううぅぅと呻きながらも突き抜けてくる純粋な敵意を剥き出した目線はこの種特有のものだった。
鉄パイプもった男1人vsリクルートスーツ女性5人
17 :格無しさん[]:2010/10/23(土) 00:39:59 ID:rjAb73R7
男を蹴り倒した女はツカツカと男に歩み寄る。
そしてヒールを男の胸に突き立てる。『ガスッ』「ガアアッ!!!」胸にメリ込んだ踵を女はさらにグリグリと踏みにじる。
男は目を見開き、すべての神経が痛みに反応するような鋭い感覚を覚え、しかしそれをそうと認識できる統べもなく、
ただただその極上の痛みに悶え、苦しみ、呼吸も浅く喘いでいる。「あら?痛いの?ナマイキね。」女は男を踏みにじりながらそういって笑った。
男は自分を踏み付ける足を引きはがそうと女の足首をまだ動く方の手で掴み、握り締めた。
「ちょっとぉ、そんな汚い手で触らないでくれるぅ?アイちゃん、なんとかしてよコイツ」
アイと呼ばれた少し小柄な女はオズオズと前にでて「…は、ハイ…。」と男の横へ着けた。
そして引っ込み思案を絵に書いたようなそのアイは胸元からボールペンを取出し、まだ稼動する男の腕、肩口にそのボールペンを振り下ろした。
ごちゅ。という肉にモノが刺さる音がほんの至近距離にのみ響いた。「アギイイイイイいいいい!!!!???」
男は肩に鋭く重たい痛みが広がるのを感じ、女の足首を掴んでいた手に力が入らなくなっているのに気が付いた。
自分の肩に三割ほど刺さり埋もれているボールペンを認識する間もなく、アイは俯いてはにかんだままそのボールペンを上から勢いよく踏み込んだ。
鉄パイプもった男1人vsリクルートスーツ女性5人
18 :格無しさん[]:2010/10/23(土) 00:58:31 ID:rjAb73R7
ボールペンはそのまま肩を少し貫通し、地面と男をつなげてしまった。
「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」
虚空に響き渡る男の悲鳴は女達の鼓膜を響かせる以外に何の作用ももたらさなかった。
「あははっ、超うるさい。」男を踏み付ける女は笑いながらもにじるのをやめず、ズブズブと踵は男の体に食い込められていく。
「じゃあ、次のを見つけにいこっか?」女は回りの四人に聞く。全員が賛成するのを確認すると、一気に踵に体重をかけてヒールで男の心臓を貫いた。
男の目は裏返り白目を剥き出して、口からは血がガバッと溢れだし、醜く響いていた悲鳴を止んだ。
男の体はびくんびくんと幾度か痙攣して完全にその動きを止めた。女は男の足首に刻まれたバーコード情報を採取し、そのデータを本部に送信し個体活動の終了を伝えた。

男をまったく無感情に殺害したまま、五人はまた次の個体を探すためにその場を後にした。

この世界は、もうずいぶん前に終わってしまっていた。
今ある現実は、地獄と呼ぶに相応しいものであると誰もが認識していた。

そしてその地獄は、まだ状況を深刻にする余地を残しているとは彼女らもまだ知る由もなかった。
鉄パイプもった男1人vsリクルートスーツ女性5人
19 :格無しさん[]:2010/10/23(土) 01:00:09 ID:rjAb73R7
えーっと、女子のボロ勝ちでした。スカートスーツ動きにくいと言ってました。


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