- 原発あるいは核融合発電所を新しくつくるためのスレ [無断転載禁止]©2ch.net
4 :名無しに影響はない(大阪府)[sage]:2017/03/07(火) 00:36:06.44 ID:qM/WgdFc - http://blogos.com/article/211815/
電機の名門東芝の屋台骨を揺さぶる原発事業の大損失は一企業の失敗に留まらないでしょう。 次代の原子力を担う新型炉への幻想が崩れ、やはり新型の欧州加圧水型炉も高コストで苦戦する中、 原子力の未来は暗いのです。東芝・ウエスチングハウスの新型炉「AP1000」と仏アレバの欧州加圧水型炉「EPR」だけが 「第3世代プラス」の次世代炉ではなく、韓国の「APR1400」もあってアラブ首長国連邦(UAE)に輸出され建設も順調だと「エコノミスト」誌は持ち上げています。 しかし、欧米に比べて韓国の規制当局の眼が節穴である点は第498回「来年は中韓で危うい新大型原発の運開ラッシュ」 で紹介した窒素ガス漏れ警報機不備による死亡事故で明確になっています。建設順調は規制が緩いだけであり、 出来上がった原発は「伏魔殿」である可能性が高いと申し上げておきます。 ATOMICAサイトの《AP600及びAP1000 (02-08-03-04)》から引用した「AP1000の受動的炉心冷却システム」の図です。 高い位置に燃料取替用水タンクを置いて、電源喪失時や冷却系の故障時でも弁が開いて炉心に注水され 崩壊熱除去は運転員が何もしなくても3日間は大丈夫となっています。 福島原発事故で海水炉心注入に苦労した事態を思い起こして下さい 。安全への取り組みが軽減されて《ポンプ、弁、配管、電線等の減少が著しい。すべてのポンプ類と ディーゼル発電機が非安全系となったことも単純化に寄与している》とされ、コスト低減、工期短縮に威力発揮のはずでした。 ところが、7000億円以上の巨額損失が米国での原発4基建設の遅れから発生してしまいました 。中国でも4基が建設中で、ウォールストリートジャーナルの《東芝の苦境を物語る中国原発事業の誤算》はこう報じています。 《三門1号機の建設は遅れに遅れている。例えば、冷却システムの基幹部品に問題があり、 作業が2年余りも遅延した。しかも、ウエスチングハウスが三門1号機の設計作業を完了するまでに何年もかかったため、 建設はさらに遅れ、顧客である中国国家核電技術公司の怒りを買った。三門1号機の建設は当初の計画から少なくとも3年の遅れが生じている》
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