- 煽り合って精神を鍛えるスレ194
180 ：近藤さん＠オロナイン[]：2014/08/05(火) 11:32:57.48 ID:n1toL/b10 - １２２
「でも、ごめんなさいね、ぼうしとマフラー。
せっかく私のために編んでくれたのに私は大きくなれなかった
私に似合うように、愛情を込めて編んでくれたのにだからあなたは知らないの私の顔を知らないの」
同じ言葉を、反響させるみたいに。あるいは、言い聞かせるみたいに
「それでも、あなたはそのぼうしとマフラーを未練他らしげにもっていた。本来なら、本当は、それはできない
だからあなたは私を、私はあなたを。すれ違うみたいに。
思い出したり、忘れたりするみたいにずっと老い続けた」女の子の歩調が急に止まる。
女の子は透明なのに、なぜか哀しい表情をしているのがわかった
女の子が座り込む。そこらに落ちていた枝を使って絵を描き出す
私は覗きこんだ私とよく似た男女が口喧嘩をしている互いに叫び合っている
不満を、あるいは憎しみを。その周りでは鳥が飛びまっている
鳥はどんどん増えていく、男女は鳥に隠されて見えなくなる・いっせいに鳥が飛んだ
その茶色い地面の上には、ポニーテールをしたつり目の少女私だけが、残っていた
女の子がまたしゃべり出す
「小さなころは何もわからない。だから親に聞いたり、考えたりする
大きくなると自立して、自分で調べたりするのネットをt下って。体で覚えて。」
ほら、あなたも、わからないこと。
たくさんあるでしょう？全部、世界が教えてくれる。
生まれてきたから。
でも。私はそれができないこの手を引いて、たくさん歩いて教えてくれるつもりだったんでしょう？」
女の子が私のてをつかんだ
その瞬間、視界にはカラフルな世界が広がった。雲の上から突き出るようにある赤いブロック
その上に私と、女の子。二人がいた
「全部想像、たったまま見る夢なの、あなたはどこにも行けないの
行けなかったの、ねえ、なんで知らない振りをするの」知らない不利をする限りどこへ行っても無
現状維持しかできないの。何もかも無駄なの
遠いまま、哀しいまま、、」
|