- 創造論と創造科学とID論と進化論Part102
27 :神も仏も名無しさん[]:2017/10/18(水) 16:03:04.69 ID:MIpCMq+d - 分子進化の中立説というのは
a. 表現型に顕れないこと、 b. 表現型に顕れてもそれが対立遺伝子同士で適応上の利得の差がないこと、 つまり中立であること、 を前提としたものでしょ。 一方、ダーウィンの自然選択説というのは a. 表現型に顕れること、 b. 表現型に顕れた対立遺伝子の間に適応上に利得の差があること、 つまり中立でないこと、 が大前提になっている。 だから、一目瞭然、中立説は自然選択説と争うところがない。 ネット上でもよく書かれているように、 中立説を自然選択説それ自体への「反証」として例示するのは正しくない。
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29 :神も仏も名無しさん[]:2017/10/18(水) 16:32:18.68 ID:MIpCMq+d - 例えば、頭髪が薄くなっている男性とフサフサの男性がいたとして、
どちらの男性も繁殖率に差がなければ、その形質差は中立なので 自然淘汰は働かない。当たり前だよね。 そしてそもそも形質として遺伝子が発現していなければ自然淘汰が働かない。 これもすぐにわかることだよね。 分子レベルではこういう遺伝子がたくさんあるのかどうかが争点になったとしても、 自然選択説が正しいか正しくないかが争点になったわけじゃない。
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30 :神も仏も名無しさん[]:2017/10/18(水) 16:51:15.65 ID:MIpCMq+d - 要するに、中立説というのは自然選択理論の中に
すでにして組み込まれていたと考えるべき。 自然選択理論は「中立な形質がない」なんて言っていない! 環境に対する利得関数が等しい形質がないなんて言っていないはずだし、 形質として顕れない遺伝子、例えばメンデルの法則にいうところの劣性遺伝子 にまで自然淘汰が働くはずだとも主張していなかったはず。
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34 :神も仏も名無しさん[]:2017/10/18(水) 17:37:10.15 ID:MIpCMq+d - ただし現代のネオダーウィニストの理論においては
遺伝子プールの集団の大きさも前提条件に加味されている。
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36 :神も仏も名無しさん[]:2017/10/18(水) 17:44:17.98 ID:MIpCMq+d - 進化そのもの(生物の形質が代を経てどんどん変化すること)は、
形質に影響を及ぼす遺伝子の変異とその蓄積だけで説明できるから、 そもそも自然選択理論はいらない。 進化そのものの説明には自然選択も神の設計もいらない。 生物は自分の完璧なコピーを遺せるほど精密にできないってことだけで 説明できちゃう。 自然選択理論が必要になるのは適応進化について。 典型的には例えば昆虫の擬態のような形質を説明するには ダーウィンの理論が必要。
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37 :神も仏も名無しさん[]:2017/10/18(水) 17:50:18.46 ID:MIpCMq+d - 「反証」ってのはそれが対象とする理論(仮説)を「真」でなく「偽」だ
と説明できるようなものでないとその資格がない。 つまり「自然選択理論は偽だ」と言い切ることができるかどうかが反証可能性。 ずるずる生き延びらせるようじゃ反証可能性じゃない。
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40 :神も仏も名無しさん[]:2017/10/18(水) 17:55:52.85 ID:MIpCMq+d - 「神は実在する」と主張する人に対して、
「私は神に毎日お祈りしていますが、不幸と災難に遭いましたよ」 という証拠を提示すれば、反証になる? なるならば神の実在説は反証可能性がじゅうぶんにあることにならない?
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42 :神も仏も名無しさん[]:2017/10/18(水) 18:05:50.04 ID:MIpCMq+d - 根こそぎ否定できないなら反証不可能。
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47 :神も仏も名無しさん[]:2017/10/18(水) 21:06:52.33 ID:MIpCMq+d - >>45
そう。だから>>40では完全な反証にならない。 完全に「偽だ」と言える反証命題が立てられない命題は反証可能じゃない。
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