- キリスト教議論スレ ００４
579 ：シモン・グノーシス ◆/bVPRrlaFM []：2011/08/28(日) 00:19:05.63 ID:WfkayZfO - カトリックのマリア信仰以前にグノーシスにはピスティス・ソフィアっていう女性原理の神格がいたがな。
このソフィアは至高神の神性流出の最下層に位置する存在だが、知られざる至高の父を知りたいと言うパトス（情動）が
プレーローマから中間界へと女神を零落させた。
この女神は最終的にプレーローマへと引き上げられる、つまり救われるわけだが、同時に彼女はグノーシス神話の
基本テーマである「救済される救済者」であって、自らがグノーシスの啓示者として人間の救済に重要な役割を果たす。
宇宙創成の初めにデーミウルゴスが独占していたプネウマ（神性の光の欠片）を奪還するため、彼を唆し、
「アダムに光を吹き込ませる」ことで、プネウマとデーミウルゴスを分離させたのは彼女とされている。
ちなみに、ソフィアのアーキタイプはグノーシス神話の各書に埋め込まれており、フィリポ福音書でマグダラのマリアが
イエスの伴侶とされるのも、彼女がイエスに救われながら自らが救うグノーシスの啓示者だったから。
マグダラをグノーシスの啓示者として描く、マリア福音書の中では12弟子を凌ぐ秘教がイエスからこのマグダラに直伝され、
それに嫉妬した弟子たちがマリアを疎んじたことが記されている。
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582 ：シモン・グノーシス ◆/bVPRrlaFM []：2011/08/28(日) 00:34:45.02 ID:WfkayZfO -
ソフィア神話はミュートス（神話）に過ぎないが、グノーシスの奥義にかかわる重要な内容を
含んでいる。
つまり、人間はみな裡に「救済するもの」と「救済されるもの」がいて、これは同時に
グノーシスが目指す完全なる人間における男性原理と女性原理に対応する。
この救済は聖なる婚姻（ヒエロスガモス）を象徴とし、救済すなわち人間の内なる婚姻により
人間の本性の統合が行われ、トマス福音書にあるように「二つのものが一つとなり、男でも女でもなくなるとき」
完全なる人間に到達する。
エイレナイオスがヴァレンティノス派の秘教として記録に残した「新婦の部屋」の儀式はこの救済を
象徴的に行う密儀だったとされる。
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- 世界中に愛をワールドメイト本家 164
46 ：神も仏も名無しさん[sage]：2011/08/28(日) 15:57:37.88 ID:WfkayZfO - ●深見先生がいかに勉強熱心であるか
深見先生が、いかに勉強熱心であるかという話を、
以前、同時通訳の神様といわれる国弘正雄先生が、何かの講演会でおっしゃっていました。
國弘先生は、
「深見さんの学問を修得しようという意気込みはふつうじゃないですね。
まるで、受験生のように必死にノートに書き込んでいて、こちらが驚かされました。
あれだけ熱心に勉強する大人は見たことありませんよ。」
というような主旨でお話をされていたと思います。
なにか、勉強会か講演会かで、隣の席に座って、
ものすごく真剣な眼差しで、ノートを取られる深見先生をご覧になって、非常に感心されたということでした。
あのような勉強を日々されているからこそ、あれだけの重厚な内容の講義をされ、
私達はメルマガで読ませていただけるのだと思います。
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601 ：シモン・グノーシス ◆/bVPRrlaFM []：2011/08/28(日) 18:17:26.05 ID:WfkayZfO -
正統派の神話ってのはつまらんわな。
正統派的に、アダム以来、聖書学の年代算定では6000年くらい経ってるらしいが、
人類は70億に達し、聖書時代には考えられないほど膨大な数になっている。
①この厖大な数の人間は、なぜ必要だったのか。
これがまず疑問だわ。神の恵みによる救いならば、堕落したアダムのすぐ後にキリストが降誕して、
福音を述べ伝え、すぐに終末をもたらして、救うべき人類を選定すればよかった。
70億の人類、さらに過去歴史における死者を含めれば砂の数のような人類を、
あえて生み出す必要はどこにあったのか？
これは人間存在の究極的な問いとなる。そもそも神の恣意により人類を無駄に増殖させ、
終末に神の基準でいっせいに間引くと言う発想自体が理解できない。
そんな人間存在に何の意味があるのか？望んでもないのに無駄に増やしておいて、
神の恵みで救ってあげまっせ、と言われても人類に何の有難味が沸くと言うのかw？
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602 ：シモン・グノーシス ◆/bVPRrlaFM []：2011/08/28(日) 18:22:58.82 ID:WfkayZfO -
人口爆発は正統派神学を揺るがすだろう。
人類はアダム以来、原罪を負い、単独では善をなしえず、ただひたすら
神の恵みにより救われるべき存在として生まれ来る、というのが正統神学だ。
で、あればそのような存在を無駄に増殖させることは、神の我侭以外の何ものでもない。
永遠の地獄で焼かれる人間をも不必要に増殖させ、罪を持って生まれ来たった人間を
神の恵みで救ってやる、神の愛に感謝しましょうね、などと虫唾が走るw
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603 ：シモン・グノーシス ◆/bVPRrlaFM []：2011/08/28(日) 18:30:24.33 ID:WfkayZfO -
これなら、霊魂不滅や復活を認めず、ただ地上での限られた生を神の恵みで
生きようと言う古代ユダヤ教の考えの方が共感が持てるわ。
神は空を飛ぶ鳥、海を泳ぐ魚をただ、「そのようなものとして創造し、養って下さっている」
という神学ね。古代ユダヤ教の人間観もそうだ。鳥や魚のように神に与えられた命に感謝をして
精一杯生きよう、この発想自体は清々しい。
だが、復活思想が生まれてユダヤ教は変わった。死後の生があり、人類は終末に復活し、
善悪に従って審判を受け、永遠の誉れか永遠の罰を受けるという。
これにより、「個々の人類」が神にとって他の動物とは違う特別な存在となった。
人間存在について深く洞察しなければならなくなった。
現在を背負い、神の恵みなくして永遠の滅びを受ける存在、そんなものの増殖を神が望むだろうか？
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604 ：シモン・グノーシス ◆/bVPRrlaFM []：2011/08/28(日) 18:43:09.57 ID:WfkayZfO -
ちなみに、グノーシス的に言えば、人類の増加には何の意味もない。
むろん、人間の本性にとっては、という意味でだが。
肉体は牢獄であり、その増殖は神の光の欠片（霊＝プネウマ）を「拡散」させる
ことに過ぎず（プネウマは増殖しない）、光の奪還を阻止しようとする造物主の
益にはなっても、人類にとっては何の意味もない。
これは現象界を客観的に観察して俺が抱く感想と完全に符合するね。
貧しい地域ほど避妊も出来ず、働き手や売買のための人身が生み出され、世界の邪悪と穢れに
深く傷つき、多くが幼くして死ぬ。それが、無限とも言えるほど繰り返されている。
このことには何の意味もない。
正統派は彼らは「来世」で救われると説くのだろうか？俺に言わせれば、そんな教えだからこそ、
彼らをこの世に生まれさせたことには何の意味もない。
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606 ：シモン・グノーシス ◆/bVPRrlaFM []：2011/08/28(日) 18:52:38.35 ID:WfkayZfO -
確か、大洪水のエノシュの時代には人類は神を呼び求め始めた、という記述があったはず。
大洪水で滅ぼすくらいなら、とっと最後の審判しろやw
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608 ：シモン・グノーシス ◆/bVPRrlaFM []：2011/08/28(日) 19:08:48.38 ID:WfkayZfO -
だから無駄に人類増やしてから滅ぼすなら、早く最後の審判しとけw
あと、ネフィリムは大昔の名高い英雄たちとある通り、古代世界にありがちな
半神半人の神話的存在（ギルカメシュ、ヘラクレス、テーセウス）で、
それが悪魔的存在に解釈されたのはヘレニズム時代のエノク書やヨベル書の中だけだから。
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610 ：シモン・グノーシス ◆/bVPRrlaFM []：2011/08/28(日) 19:28:33.63 ID:WfkayZfO -
ヨシュア記とかで先兵体が報告した「あいつらネフィリムだべ！！」のことなら、
先住してるカナアン人があまりに屈強なガタイしてたんで、伝説の神人（ギルガメシュ、ヘラクレスとかも
巨躯として描かれる）と勘違いしてパニくっただけ。
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612 ：シモン・グノーシス ◆/bVPRrlaFM []：2011/08/28(日) 19:33:20.52 ID:WfkayZfO -
日本語でお願いします。
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614 ：シモン・グノーシス ◆/bVPRrlaFM []：2011/08/28(日) 19:37:18.80 ID:WfkayZfO -
カトリックの人に聞きたいんだけど、ほんとにこの「自我」や「思考」を
永遠に存続させたいと思うの？永遠だよ？
いずれ気が狂うと思うんだが。人間のような不完全な存在に永遠性なんて与えたら、絶対精神が持たんよ。
グノーシスみたいに自我など棄てて、神の本質と合流し神の裡に一つになるならともかく。
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