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うさマナカの泣く頃に
【ラブプラス】高嶺愛花お芋28個目【ウサギの国】

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【ラブプラス】高嶺愛花お芋28個目【ウサギの国】
491 :うさマナカの泣く頃に[sage]:2011/08/06(土) 21:35:09.21 ID:Ew6gUFMM
夏休み短編

@
照りつける暑い日差しの中でも、子どもたちは元気に走り回っている。
近隣で誘い合って、遊んでいる。

夏の遊びで欠かせないのが、虫取りだ。

「こっちにたくさんいるぞ」

「アブラゼミは触れない〜」

と夢中になっていて、空模様が怪しくなったのに全く気付かなかった。

ゴロゴロ… と言うや否や、大粒の雨が降り注いできた。

「きゃーーーっ」

と言いながら、雨宿りの場所を探す。
幸いに、屋根付きのベンチ)があったので、そこへ子どもたちは駆け込んだ。

そこで、一息ついていると、

「…きゅ も… ゴソゴソ」 「ガサガサ… も… きゅ…」

と音がした。

「ねえ、何か聞こえなかった?」

「え? 何の音?」

「きゅ…とか聞こえたよ」

子どもたちは耳を済ませた。
ザアーーーーーーー。

しかし、聞こえるのは激しい雨音だけ。

「気のせいかな?」

「ひょっとしてお化け?」

「お化けは昼には出ないよ」

「それより早く止まないかな〜」

子どもたちはにわか雨が止むのを心待ちにしていた。
だが、雨が止むのを期待していたのは、他にもいたのだ。
【ラブプラス】高嶺愛花お芋28個目【ウサギの国】
492 :うさマナカの泣く頃に[sage]:2011/08/06(土) 22:08:01.00 ID:Ew6gUFMM
夏休み短編

A

しばらくすると、雨は止み、辺りは日光の白色に照らされ出した。

「やったーーーー」

子どもたちは歓声とともにベンチから飛び出す。
子どもたちが十分に離れたのを見計らって、何者かが屋根付きベンチの斜め後方の
ひまわり花壇に向かって動き出した。

「もきゅ〜〜!」 「もっきゅきゅぅ〜〜」

うさマナカだった。成獣のオスが4匹、少し離れたところに成獣のメスが2匹いた。
オスたちは我先にひまわり花壇へ駆け込んだ。

立派に成長し、花を咲かせているひまわりの根っこに取りつき、揺すったり
押したりしている。

「もっきゅうう!!」 「んもぉぉぉぉ〜〜!」 「もんきゅ、もんきゅ、もんきゅううん!」

どうやらひまわりを根から取ろうとしているらしい。
しかし、オスの成獣とはいえ、所詮は非力なうさマナカ。フルパワーでもなかなか倒れない。

阿呆なうさマナカではあるが、少しでも茎の細いものの方がいいと判断したらしい。
細めの茎をめぐって、オス同士のいさかいが始まった。

「もっきゅきゅ!!」 「もきゅももん!!」 「もんきゅもきゅきゅ!!」

そうこうするうちに、鳴き声がだんだん大きくなり、花壇のひまわりたちが大きく揺れ出した。
ミシミシ… ベリッ!

オスたちのくんずほぐれつの争いのせいで、数本のひまわりが音を立てて倒された。


「もっきゅううぅぅぅぅぅ!!」

倒れたひまわりに向かって、かつての某ビールCMの旅館卓球ver.、
ピンポン玉へダイブするトヨ○ツや○崎努のような必死の形相で
オスどもが跳び付く。

ドテッ! ドサッ! 「ももぎゅう!」 「もんもんぎゅうぃぃ!!」
所有権をめぐってオスたちは一歩も退かない。


これだけの騒ぎに子どもたちが気付かないはずが無い。

「あ〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

「ひまわりが…」

「ひど〜〜い!」

オスたちはいつの間にか辺りが暗くなったのを感じて、醜い争いを同時に止めた。
子どもたちが包囲していたのだ。子どもたちの視線は一様に厳しい。

「もっ!」 「もぎゅい?!」 「っきゅ!」

オスどもはさっきまでの喧騒はどこへやら、一斉に震え始めた。


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