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名無しさん@お腹いっぱい。
スーパーロボット大戦OGで萌えるスレ その278

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スーパーロボット大戦OGで萌えるスレ その278
287 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/06/12(日) 20:12:44.59 ID:tDQZqFNy
ウザいじゃなくてうるさいだな

カズマ「お前に解ってたまるかよ! 
     当番制とは言え掃除洗濯料理は家族全員分、手を抜けば当然待ってるのは姉さんの説教。
     しかも食事の場合はチィ姉のマヨ地獄もあるし、ミヒロはまだ料理できねぇから俺が手伝わないといけないし、
     部屋を掃除されたら、隠してたはずのエロ本を全部机の上に並べられる。運が悪けりゃ黒歴史暴露会だぞ暴露界!
     あの時なんてひどかったなぁ。捨てたはずのポエムをゴミ箱から拾われた挙句、姉さんたちに回し読みされた時は泣きそうでしたよええ。
     仕事も何かと大変なのばかり押し付けられて、ちょっと文句言えば「カズマちゃんならできるって信じてるわ」の一点張り。
     いくらなんでもヴァルホークでアインスト1部隊を片付けるなんて無謀ですよいやマジで。でも開眼されたんですよ。死にかけましたよ。
     休日も気付けばミヒロが隣にいるんだよ。男友達とつるんでどっか行こうにしても、妹同伴でどこ行けってんですか。
     「お兄ちゃんと一緒ならラブホテルだってOKだよ!」なんて大声で言っちゃいけません。俺がどんな目で見られてるか気付いてますか妹
     (以下カズマの苦労が500文字ぐらい切々に語られてますが自分の脳みそではこれが限界です)」
スーパーロボット大戦OGで萌えるスレ その278
291 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/06/12(日) 21:17:08.82 ID:tDQZqFNy
>>288の展開から何となく

「『いい気味だ、ざまぁ見ろ』」
 アカネやミヒロに引きずられていくカズマを見おくる統夜に、声がかけられた。
「そう言いたそうな顔ね」
 声の主はシホミだった。同じように引きずられていくカズマを見つめる目は、統夜とは違ってとても優しい。
「そんな事思ってませんよ。ただ、俺が持ってないのをこれ見よがしに見せつけるから、イライラするだけです」
「すねちゃったのね」
 統夜の答えに対して、シホミはさらりと返す。
 自分の心を勝手に見透かされたと思った統夜はきっとシホミをにらむが、ヴァルストークファミリー社長代理はその程度でひるむような女性ではなかった。
「確かに貴方には家族はいないわ。でも、本当に一人と言うわけじゃない。気付けばシャナちゃん達がいる」
「……」
「カティアちゃん達だって、貴方にたくさん迷惑をかけているけど、貴方を大事に想ってる。それが解らないくらい、子供じゃないわよね?」
「いったい何が言いたいんです」
 イライラも限度を超え、シホミに噛みつく統夜。目の前にいるのが年上の女性でなければ、パンチでもお見舞いしてやりたいくらいだ。
 だが、彼女はそんな統夜の言葉に決して動じず、さっきと同じようにさらりと言う。
「最初に言ったわ。貴方は一人じゃないって」
 シホミの表情は変わらない。
「本当に一人で何でもできる人なんていないわ。貴方は『全部自分一人でやってきた、自分には何もなかった』って言いたいみたいだけど、本当にそうかしら?
 過去を振り返れば、助けてくれた人はたくさんいる。貴方はそれを全部無視して、つっぱっているだけよ」
 ……返す言葉がなかった。
スーパーロボット大戦OGで萌えるスレ その278
292 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/06/12(日) 21:18:07.12 ID:tDQZqFNy
 いや、正確には「そんな事あるわけない」と返そうとしたのだが、言い返せなくなったのだ。
 母が死に、父がいなくなった後、自分は本当にすべて一人でやってこれたのか?
 本当に誰にも頼らず、一人で生きてきたと言えるのか? 答えはNOだ。
 一人ぼっちになった時、親類は「自分たちの所に来い」としょっちゅう気にかけてくれたし、近所の人たちもいろいろ手伝ってくれた。
 だが、いつしかそれらが全部苦痛になり、ひねた目で見るようになった。一人なら楽だと思い込み、「全部一人でやってきた」と言うポーズを取るようになった。
 そのくせ、家族がいないと言うのを盾にして、家族がいる者に対して反発してきた。周りを見る事なく、他人をやっかむようになってしまっていた。
「……でも、家族がいないってのは変わりませんよ」
「作る努力をすれば、あっという間に出来るものよ」
 血の繋がりが全てじゃないわ、と語るシホミの目は、自分ではない誰かを見ていた。きっと、もう一つのアーディガンを見ているのだろう。
 あの一家も、最初は何もなかった。だが、様々な出来事を得て、かけがえのない家族となっていったのだ。
 なら、自分にもできる。そうシホミは言いたいのだろう。
「受け入れられれば、色んなことが許せるようになるわ。カズマちゃんだって、解ってて愚痴ってるんだし」
 本当にそうかなぁ、と統夜は思った。あのカズマの目は、家族の横暴に苦労しているからこその目だ。
 だがそれを言うのはやめておいた。言ったら言ったで本人は否定するだろうし、カズマの苦労をますます増やすだけだ。
 友人に余計な苦労はかけさせまい。
 さすがにそこまで気を配れないほど、統夜は人付き合いがダメなわけではなかった。


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