- リチャード ブローティガン
146 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/04/07(木) 23:11:56.16 ID:ns6pv5WY - 自我をすっぽかす小説 P.77
英語で本が読めるようになり、その延長でブローティガンとヴォネガットに出会ったんです。それは大きな体験だったですよね。ブローティガン、ヴォネガットの自我のすっぽかし方というのは、ものすごいものだったからね。 ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』では、「アメリカの鱒釣り」というコンセプト自体が主人公になっているわけでしょう。こんな話、それまではあり得ないですよね。小説というものの常識を完全にひっくり返してしまった。 さっきも話したように、ヴォネガットとブローティガンを知ったことで、こういう小説もありなんだと思って、それはたとえば『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』にはかなり影響を及ぼしていると思う。ヴォネガットとブローティガンがいなければ、
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