- 真・潜水艦すれ 2
16 ：零 ◆zUQDd8GEeLUR [sage]：2020/09/16(水) 19:03:02.62 ID:PNFZXvh7 - 「地下室の通信機」
光の届かない場所から
時間の流れを辿ってきた
永遠にも思える少し先の未来を
明確に語ることをせずに
地下はどこまでも深く
それでもどこかへ通じていると思えた
その時に感じていたかすかな希望が
今、地上へと繋がる
ずっと息苦しかったんだと
今になって気づいた
それでも僕にはたくさんの
味方がいるから
笑っていられた
通信機を通して聞こえる声
どれだけたくさんの感情が
僕の中で生まれただろうか
地下と言う制約の中にあっても
心は自由だと改めて知った
ありがとう
しっかり届いていたよ
暗闇の中で聞こえる声を頼りに
ここまで来た
光差す場所まで歩いて来た
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