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166 :名前はいらない[sage]:2019/05/16(木) 12:32:27.58 ID:Ajv0Es3Z - 主人公か…映画ならマイノリティレポートがあるけどあのSF作品が関係してるかと問われると…、まぁそりゃこじつけで何だって言えるが…
以下、映画のネタバレになるので注意 映画のあらすじは、まずSFによくある国民管理システムのようなものがあってそのシステムによって殺人事件数0%(0.…%のコンマ以下の分、何人かは死んでる)を達成している世の中 主人公は初めはそのシステムを完璧なものだと、ただ従っていれば良いんだと盲信していた (こぼれるの歌詞で言えば「捉われていた」の辺り) 主人公は過去に息子を殺害されていた。それ故に、そのような殺害事件を未然に防ぐことができるこのシステムを彼は盲信しているのだ (歌詞で言えば「いたって短い、きみ(=息子)と過ごした時間」の辺り) 主人公には時々システムから(息子殺害の件ではなく)様々な過去の事件映像を勝手に見せられることがある。気になってその見せられた過去の事件の再調査を始める 主人公に過去映像を見せていたのは、システムには絶対になくてはならない人物・アガサだった。彼女と過去映像送受信のやり取りをしつつ、再調査を進めていると、システムの不完全性が示唆されていく (歌詞で言えば「見つけてしまう影(=過去の事件映像、そしてシステムへの疑い)だらけ」の辺りから「僕らは何度も交わし合い(=過去映像の送受信)」の辺り) システムに疑いを持つ者は主人公の職場では彼だけであり孤立は免れないが、それはわかっていた事だし、システムを病的に盲信していた頃から、薬物にまで手を出しながら無理に維持していた居場所だったのだ (歌詞で言えば「居場所がない」の辺り)
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167 :名前はいらない[sage]:2019/05/16(木) 12:33:00.29 ID:Ajv0Es3Z - ネタバレの続き
終盤、システムの不完全性は確定的と判明。主人公は黒幕たるシステムの責任者を倒す。その後、システムは廃止され、システムに縛られて身動きすらとれていなかったアガサたちも解放される。終 (歌詞では主人公がシステムを確定的に否定する場面までと思われる。「きみ(息子の一件)が満たしたグラス(システムへの盲信)は全てこぼれてしまう(盲信の破綻)」の辺り) ちなみに、アガサが主人公に過去映像を送信していた理由は、彼女を取り返しにきていた母親が殺害されたから (「keep a place for me」の解釈は迷うが、アガサからの「システムの一部から解放され、安心して暮らし続けられる居場所が欲しい」という願いか?現に彼女は映画のラストで人里離れた土地で静かに暮らしている) 歌詞冒頭の「消されたメッセージ」の辺りはシステムの不完全性の根拠、「“マイノリティレポート(詳しくは映画で)”が無視されていること」とそれに関わる主人公の行動についてだと解釈できる
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168 :名前はいらない[sage]:2019/05/16(木) 13:06:31.25 ID:Ajv0Es3Z - まぁここまで書いてはみたが、マイノリティリポートはほぼ無関係だろう(笑)
普通にLGBTとかの少数派側の立場に立って書いた、って意味かと。 歌詞の内容は、自分が少数派であることをカミングアウトできていない状態から、カミングアウトしてしまうまでの過程かな? 今まで「カミングアウトしてしまえ」という自分の声を押し殺して、そうせずに頑張って耐えてきた 逆に「カミングアウトするな」と、そんな事したら現状がガラっと変わってしまうんだぞ「keep a place」現状の立場を維持しろ、と言ってくる自分もいるんだ けどもう我慢の限界、限界を越えたのでこぼれます、カミングアウトします、って内容かなぁ? 「きみ」は「カミングアウトするかどうかという迷い、つまりカミングアウトしろと言う自分と、するなと言う自分(どちらも自分なので個人、単数形)」なのかなと。
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