トップページ > 詩・ポエム > 2018年02月14日 > C0qVpMPE

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名無しさん
名前はいらない
【自由】ポエム自由帳【チラ裏】2 [無断転載禁止]©2ch.net

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505 :名無しさん[]:2018/02/14(水) 02:23:08.58 ID:C0qVpMPE
頬つたう軽やかさ
僕の緩みは見えない痛みさ

左目の涙が落ちたのが早いのは
抱えた半分の幸せさ きっと

心を伝う重さ
君の痛みは見えない緩みさ


右目の涙が落ちたのが遅いのは
足りない君への渇きさ すっと


それは

ただ

顎で混ざって落ちたよ
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506 :名前はいらない[]:2018/02/14(水) 03:23:20.41 ID:C0qVpMPE
鮮明な青空だった

うっすら赤みがかる青の情け
もう覚めない夕は静寂に隠り闇に籠る

夕より先に夢みてたよ
去りすぎし君の足跡

繋いだ手の隙間から愛しさ 悲しさ
離し際の風通し 溢れ出てゆく


いつか見た

あの耀き空に返す


ありがとう
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510 :名前はいらない[]:2018/02/14(水) 16:16:21.75 ID:C0qVpMPE
淡く燃えた夏の恋は虹色に輝く
その橋渡ってみたら


朽ち果てた夏の残骸が
冬の結晶の輝きに震えてた


目が霞んだ虹の橋から
すっぽり冬の夢に落ちたよ

長い冬眠の末

綺麗事のように綺麗すぎた雪化粧
いつしか2人もうまく染められ

一秒と一千秒の間に
降り募る想いがさまよっていた


億千秒と酩酊の夏の間に燃ゆる
塵となり灰となる僕は抜け殻


凍った骨の成分は君でできてた
唯一それだけは残った


遺骨は君の胸に溶けた
春の雫がそっと
ひとひらの一輪花を揺らした
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511 :名前はいらない[]:2018/02/14(水) 17:15:05.52 ID:C0qVpMPE
通勤ラッシュのサラリーマンや学生達
今日も社会のモノクロに飲み込まれる


満員電車に揺られ窓からの
走馬灯な景色は引き裂かれる


影が朝日を呼吸をする
吐いた風が街の隅々まで
寂しく虚ろになびいてる


ぽっかりと空いた胸が
社会の盲目さに散らばる落とし穴


それを拾い集める朝の光は
日没と方角に不条理に滑り落ちてゆく


唯一日の終わりに
光と闇で僕はできていた
それが形づくる社会
世界のすべて
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513 :名前はいらない[]:2018/02/14(水) 18:23:19.93 ID:C0qVpMPE
朝目が覚めると夢が寝た
夜眠りにつくと夢が起きた

夢をみたんじゃない
夢が僕を見たんだ

眠りの淵の輪郭に連れてってよ夢
この境い目が一番深い僕だと知る

現実の呪縛の手の上で
転がされるくらいなら
一回ここを出てしまおう

遠くからみたら案外小さかった世界だ
その先は永遠に広がった

また朝、目が覚めると
僕は隣にいた夢を起こした

おはよう


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