- 意味不明ポエム11
222 :名前はいらない[sage]:2013/11/24(日) 09:03:45.59 ID:2FVnle3J - 率直とその裏
なぜ私は君を好きになったのか なぜ私には確信があったのか それはまるで野生の嗅覚で頭で考えるものでさえなかった 後付けの理由は屁理屈に過ぎないのなら あえて考えないほうが良いのかもしれない どうしたって君に振り回される自分に これは依存などというものとは断固異質なものであると 言い切れるかというと本当は難しい もういっそ君の中に一緒に消えていけるなら それはそれで良いような気がしてしまう自分に いつもどこかで歯止めをかける ただの空気になる 自分が完全に消えそうになるかのような不安な感覚と隣り合わせ まるで本当は完全に吸収されて自分を失いきってしまいたいような 浮遊感にも似た想像上の幸福感 でもそれじゃやっぱり駄目なんだと どこかでその感覚にも確信を持ちながら理性とのバランスを取る なによりも私はこれを無に帰したくない 究極的にはそれだけかもしれないほどに 自分の心の中の世界だけでいえばそれは当然起こりえないことで 薄れて消えてしまえばいいとは思えないし 消そうとしたところで消えそうな気がしない 何かそんな決意にも似たものが自分の中にある 痛みはできれば感じたくない できれば甘いほうがいい できれば一時でも甘いほうがいいしできれば一時で終わらないでほしい 許されるならずっと好きでいたい 許されないなら我慢はするけど人知れず想うことは どうかほんの少しでも許してほしい もっと自分に自信があったり状況が良かったらもっと 堂々と身の程知らずなほど図々しいほどに 自分の言いたいように自分の要望を言えたのかなとか 図々しい 誰かを好きになるなんてこと自体が図々しい 許してほしいなんて言うことはさらに図々しい そんな図々しいものはせめて隠しておけ 隠しても隠しても尻尾だけ出てしまったなら そこについては仕方なく出て行き弁解して 弁解しつつよきように功徳 なんて器用なことができたら詩なんか書いてないんだ
|
|