- ばあちゃるカプ妄想総合スレ part10 [無断転載禁止]©bbspink.com
660 :ほのぼのえっちさん[]:2020/06/20(土) 00:02:32.71 ID:+SmCCAVF0 - 『…何しに来たのですか、こんなところまで?」
「ええ、ちょっと運命の人を取り返しに…ね」 そこは下水道、という名目で作られた隠し通路 非常時の逃走経路ゆえに秘匿性を重視されており、その存在を知る者はごく僅か、司令官たる“彼”と最高戦力である絆、そして… 『で、なぜここがわかったのですか?』 “シスター”の中に存在する戦闘用人格“DOGMA”だけである。 「…当たり前でしょう?あまり認めたくはないのですが----」 対し、そう言うは“DOGMA”と同じ表情である彼女。 「----“貴女”と“私”は同じ存在なのですよ?」 シスターの妹にして、神の代行者、神の傀儡になれなかった少女…DOGMAだった。 『…本当に認めたくないものですね…人間である自分を』 「私だって認めたくないですよ、身も心も堕ちた自分なんて」 お互い軽蔑の眼差しを隠さぬまま口を開く。当然だ、この二人は【彼のことが好き】【姉を敬愛している】以外は全く異なっている。 「神に祈る者」と『神を呪う者』 「人を救う者」と『人を殺す者』 「全てに無関心だった者」と『全てが憎かった者』 そして 「機械になりたかった人間」と『人間になりたかった機械』 彼女らは何もかもが違っていた。 わかりあえるはずがない、それも敵同士なら尚更だった。 「----そこをどいてください」 『もちろん、いやです。貴女のほうがここから消えてくださいよ』 「いやです、私はあの人を連れて帰るまで消えることも、退くこともありません」 決して譲らず、退かず、交わらずの平行線な二人。 目の光はとっくの昔に消え失せ、空気は深海の重みを超えていた。 『なら---仕方ないですね』 「ええ、仕方ないことです…」 交渉は不成立、現状維持など愚策、和解なんて論外だ。 ならば、選択肢など一つしか無いだろう。
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661 :ほのぼのえっちさん[]:2020/06/20(土) 00:03:45.99 ID:+SmCCAVF0 - 『では…さようなら“私”』
「はい、さよならですよ“わたし”」 ----始まりは静かだった。 《全システム起動開始、対象DOGMAの破壊を優先事項に入力完了》 <術式起動・魔力炉:出力最大・肉体強化を開始> お互い持ちうる力の全てを開放していく。目の前の存在を抹消するために、と 《特殊武装“七つの大罪[The seven deadly sins]”の封印解除、武装を展開します》 <肉体強化終了・回路:撃鉄接続・対魔族用概念武装“神の裁き[Wrath of God]”起動> 戦う前の二人が浮かべている表情は怒りや哀れみなどではなく、ただただ笑顔だった。 悟りきったような穏やかな笑顔、本能むき出しにしたことへの生理反応か、それとも一番許せない存在を自らの手で無くせることへの喜びか、それは二人にもわからない。 《起動完了“DOGMA”、対象の抹殺を開始してください》 <全工程終了・DOGMA・神の名の下に救済を実行せよ> ----どうせ、どうでもいいことなのだから 『「“あの人は渡さない”』」 二人だけの負けられない戦争が始まった。
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671 :ほのぼのえっちさん[]:2020/06/20(土) 19:00:38.27 ID:+SmCCAVF0 - シスターが枕するって聞いたらDOGMAちゃんが黙っているわけがないから、シスターに入れ替わってDOGMAちゃんがホテルで待機してる概念
相手を殺すわけにもいかないので黙って抱かれようと思っていたら、昔の恩師である馬が来てビックリしつつもシスターのフリして奉仕しようとしたら秒でバレて、 「ど、どちらにしても私を抱くしか道は無いんですよっ!?」 と、珍しく顔を赤くしながら馬に詰め寄るんだ…
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